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結局、時間になっても駅周辺の5グループは停電にならず。
この時間をうまく使おうと仕事の計画を立てていたのに、拍子抜けである(笑)。
しかし、1グループの我が家は計画通り夕方4時から停電が始まったという。
1号線の海側はいつも通りの夜景で、山側は真っ暗という今まで見たこともない風景の中、自転車をこいで帰宅。
よく事故が起こる大きな交差点の信号機が消えている。でも、警察官の姿もない。おまけに帰宅を急ぐ車がいつもよりスピードを上げているようにも見える。歩行者は安全に渡れる…というか、そもそも渡ることができるのだろうか。
駅の方も、川向こうの茅ヶ崎も、北側の町並みも明るい。このあたりだけが闇に包まれているようにも見える。
家に上がると、テーブルの上でロウソクの赤い炎が揺れていた。
それを見ていると、なんだか時間までゆっくり流れているように思えてくる。そして、気がつくと実に静か。まるでみんな、電気が来るまで息を潜めているようだ。我が家でも7時になるまで、小声で話をした。
電気が来ないだけで、こんなにも暗くて、こんなにも静かになるとは驚きだ。逆に、ロウソクの灯りがこんなに暖かかったことも発見だった。
ただ、被災地ではロウソクの炎では暖まらない。
そう思うと、1日にたった3時間か6時間の不便なんて、たいしたことないじゃないか。静かに時を過ごしていれば、電池もパンもいらない(笑)。静かに、僕たちの子供たちの未来をじっくり考えてみるいい機会かもしれない。
写真は、ようやく始まったガラスの修理。金曜日の地震でヒビが入っていた。