コの字カウンターのある店内は、厚木あたりのバス通り際に建つ、焼きそばやたい焼き、ソフトクリームなんかも置いてある地元のファストフード屋さんという趣き(どんな趣きよ)。
でも、メニューを見ると間違いなく町の中華屋さんだった。
店の名も『味楽』と、いかにも中華。ところが、僕が頼んだ「地しらすチャーハンランチ」(830円)の見た目は、まるでカフェめしのよう。味わいもとってもふんわりサラリと、中華らしくなかったのである。
すでにしらすがご飯の中に見えていたが、深い緑の大葉を崩すと、その下にはさらに大量のしらすが隠れていたのだ。これは嬉しい。崩した瞬間に、海の匂いがパーッと広がったのである。そのせいか脂っこさもないので、ばくばくイケた。いや、厨房で中華鍋をふるっているのが、お母さんだからかな。これなら、他のメニューにも期待大だ。
実は、鎌倉文学館近くの通りに面した場所だけに観光客狙いのお店だと思い、あまり期待せずに入ったけど、いい意味で裏切られた。まだまだあるなぁ、もっと歩きたいなぁ、鎌倉。
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