湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

停電なんて恐くない

2011-03-21 23:07:41 | あんな話こんな話


もう10年以上経つので寿命と言えば寿命なんだろうけど、遂に我が家の冷蔵庫が逝ってしまった。
さっそく家電店に行くと、店員さんが言う。
「やっぱり停電ですか」 と。
なんでも間断なく動き続けていたものが、久しぶりに消えたり点いたりすると調子が悪くなるケースが多いらしい。実際、ここのところ冷蔵庫がよく売れているという。
ほかの家電は少々ガタがきても我慢できるけど、冷蔵庫だけはすぐにでも必要なので困る。何しろこいつがないと、買いだめもできないからね(笑)。
いやいや、そんな冗談を言っている場合ではなかった。
「ガソリンの件で1日の配送軒数が制限されているので、お届けは最短で木曜です」
我が家は冷蔵庫なし生活が始まった。
計画停電なんて関係ないぞ(笑)。

写真は、古いアメリカのコメディードラマの看板。僕が生まれる前だけど、たぶん大型の冷蔵庫が登場していたはず。

ローリングストロベリー

2011-03-20 20:42:11 | 自分四季報


昨年末から高値で推移していたイチゴも、このところ値崩れしているという。
もちろん原因は震災から始まった消費者の買い占め行動である。パン、米、カップラーメン、トイレットペーパー、ガソリンなどに必要以上にお金が注ぎ込まれ、果物のようなプラスアルファのアイテムは後回しになっているらしい。
おまけにハウスを温める油の価格も高騰し、さらに計画停電で右往左往…イチゴ農家にもいろいろな影響が出ている。
それでも、今日も摂氏30度でポカポカのハウスの中で、イチゴは後から後から真っ赤に色づき出荷はゴールデンウイークまで続く。


今日も受粉に頑張る。

すべて計画通り

2011-03-19 22:00:04 | あんな話こんな話


第5グループのエリアにある会社では、これまでに計画停電が2回実施された。
一度は昼下がりだったが、ご覧のように暗くて仕事にならず。電気が戻ってからパソコン打って1時間後に帰宅すると、今度は我が家が真っ暗(笑)。

ヌ~っと暗がりから現れた息子が言う。
「9時過ぎに起きたら停電になって1時に復帰。次が5時前から始まって8時半までだから、今日は4時間弱しか電気が来てないよ。別にいいけどね」
まあそうだな、こんな時だから少しぐらいの不便は受け入れようではないか。

そのご褒美か、今日は計画停電は中止に。ロウソクの灯りで夕飯かと覚悟していたので、ちょっとだけホッとした。

ところが、その夕飯時に第2グループの実家から電話があり、聞けば「ウチはまだ1回も停電してない」というではないか!

おいおい、いったいどうなっているのだろう、この計画って(笑)。

おいしさはすでに満開

2011-03-18 21:16:35 | B食の道


久しぶりに八重咲アパートメントカフェへ。
頼んだのは『ハンバーガー』(580円)に「きのこ」(100円)をトッピングしてもらった。
包み紙が大きいせいかちょっと可愛らしく見えたが、厚み(高さ)は、なかなかのもの。色も鮮やかで、なんだかおいしそうにみえるなぁ。
実際、なかなかおいしかった。バンズが同じ硬くても、もうちょっとフカフカしてたら、尚ヨシ。
結局、食べ終わる頃にはお腹がいっぱい。これで680円なら、へたな定食よりもよっぽど幸せになれる。

それから、ここはジンジャエールを頼むと「甘いのと辛いの、どちらにしますか」と聞かれて「辛いの」というと出てくるのが、「ウィルキンソンジンジャエール」(300円)。ホントに辛くておいしい。コーヒー飲みにきてるのに、ついついこっちにしてしまうのだ。

野菜痛め定食

2011-03-17 22:48:26 | B食の道


自分史上最小の「野菜炒め」である。
それぞれの具材が小さく切られ、おまけにたっぷりの油で炒められているためにボリュームがなくなってしまったようだ。
ただ、味は悪くないし、しっかりした豚肉だって結構入っていた。
南口の『もとよし飲食店』である。昨日たまたま通りかかって見つけた小料理屋風。駅からスグだが、ちょいとわかりづらい場所にある。表にある見本が並んだショーケースが懐かしい。今日改めて訪問してみた。

勇気を出して暖簾をくぐろうとすると、グウィーンと勢いよく引戸が開いた。今どき珍しい踏み板式の自動ドアだったのだ。
カウンターとテーブルが一つ、小上がりにも二つテーブルがある。カウンター越しに頭しかのぞかない小さなおばあちゃんが一人で切り盛りしているようだ。
料理は、トントントンと野菜を刻むところから始まった。そして、たっぷり時間をかけて出てきたのがかわいい「野菜炒め」だったというわけだ。
ただし、これには丼めしと味噌汁の他に「シメサバ」「高野豆腐とこんにゃくの煮物」「お新香」が付いてきたのである。「野菜炒め」のマイナス分を完全に取り返しているぞ。
カウンター越しに頭しか見えないおばあちゃんと停電の話をしていると、さらに小鉢が出てきた。夏みかんだか八朔を剥いてくれたのだ。鮮やかな黄色に、真っ白な砂糖がかかっている。子供のころ、こうやって食べたのを思い出して嬉しくなった。
あと数分で停電するはずだと告げると、「でも、ここはまだ止まったことないから」と笑う。いつも肩透かしをくらうので、やるんだったら計画通りちゃんとやってよねとおばあちゃんが言ったとたんに、プツッと電気が消えた。テレビの声も止んで静かになった。
じゃあそろそろ帰りますと席を立ち、出ようとするとドアが開かない。
「あっ、そうだ!」
おばあさんと顔を見合わせて大笑いしてしまった。

オフィスに戻ったら予想以上に暗くて驚いたが、僕は一人ホワッと明るかったのである。

傘がない

2011-03-16 20:28:35 | あんな話こんな話


「放射能対策でマスクが品切れです」
ドラッグストアの空になった棚が、夜のニュースで映し出された。
昨日の時点ではたっぷりあったので気にもとめなかったが、都内じゃこんなことになっているとは!
ということは、明日はもうないだろうなぁ。
今日も強風に乗って花粉が大量飛散した。
今、マスクがないと困るのだ。

いま本当に必要な人にこそ、必要なものを!

計画停電の夜に

2011-03-15 21:58:48 | あんな話こんな話


結局、時間になっても駅周辺の5グループは停電にならず。
この時間をうまく使おうと仕事の計画を立てていたのに、拍子抜けである(笑)。

しかし、1グループの我が家は計画通り夕方4時から停電が始まったという。
1号線の海側はいつも通りの夜景で、山側は真っ暗という今まで見たこともない風景の中、自転車をこいで帰宅。
よく事故が起こる大きな交差点の信号機が消えている。でも、警察官の姿もない。おまけに帰宅を急ぐ車がいつもよりスピードを上げているようにも見える。歩行者は安全に渡れる…というか、そもそも渡ることができるのだろうか。

駅の方も、川向こうの茅ヶ崎も、北側の町並みも明るい。このあたりだけが闇に包まれているようにも見える。
家に上がると、テーブルの上でロウソクの赤い炎が揺れていた。
それを見ていると、なんだか時間までゆっくり流れているように思えてくる。そして、気がつくと実に静か。まるでみんな、電気が来るまで息を潜めているようだ。我が家でも7時になるまで、小声で話をした。
電気が来ないだけで、こんなにも暗くて、こんなにも静かになるとは驚きだ。逆に、ロウソクの灯りがこんなに暖かかったことも発見だった。

ただ、被災地ではロウソクの炎では暖まらない。

そう思うと、1日にたった3時間か6時間の不便なんて、たいしたことないじゃないか。静かに時を過ごしていれば、電池もパンもいらない(笑)。静かに、僕たちの子供たちの未来をじっくり考えてみるいい機会かもしれない。

写真は、ようやく始まったガラスの修理。金曜日の地震でヒビが入っていた。

無計画停電と計画出社

2011-03-14 18:26:56 | あんな話こんな話


今日は「自宅待機」とのことだったが、家でやるよりはかどると思い、いつも通りに出社。なにしろオフィスまで自転車で数分なのでね(笑)。
出社できたスタッフは、やはり1割程度か。その中で、さすが責任者はすでにしっかりと陣頭指揮をとっていた。
たしか自宅は横浜では? 東海道線は終日運休なのに…と思い尋ねると
「自転車で」
とのこと。
そういえば、長い廊下の突き当たりに見慣れないママチャリが置いてあった!
朝7時に出てきたそうだ。
結局、5グループの計画停電も実施されず、普通に一日仕事をすることになった。
責任者も自転車で帰って、また明日こいで来るのはたいへんなので「今晩はこっちに泊まる」そうだ(笑)。
帰宅する頃には雨も降り出すかもしれないしね。
そうそう雨といえば、今度の雨は当たったらヤバイらしい(笑)。
そんなチェーンメールが回ったそうだが。こういうのは来るか来ないかで、その人の交友レベルが問われているような気もする。ちなみに、僕の所へはひとつも回って来なかった!いいぞ、いいぞ。
あっ、そもそもメールをくれる友達なんて、ほとんどいないんだった(笑)。

鎌倉度アップ

2011-03-13 19:52:20 | ぶらかま


見慣れた鎌倉。
その風景に和服の女性が入ってくると、ぐっと古都らしくなるのだ。
そこで提案。
観光客を迎える側である住民のみなさん、ちょっとお買い物に出るとき、お散歩のとき、頑張って着物でいかがですか?
特にお年を召した方なら、お宅の箪笥にお着物が眠っているはず。それをお召しになって街を歩くだけで、とっても素敵なおもてなしになると思うのですが。

静かな週末

2011-03-12 23:49:47 | あんな話こんな話


いつもは子供たちの元気な声が聞こえてくる小学校の校庭。
サッカーも、野球も、今日はお休み。
静かすぎて何か普通ではない感じだ。
時折その静寂を破り、海岸には近づかないようにと防災無線の声がこだまする。
余震も続いている。
震源から遠く離れた場所でさえ、こんな体験したことのない週末である。
ヒトゴトではなく、みんなで何とかしていかなければならないと強く思う週末にもなった。

写真は、さっそく見つけたテレフォンカード
と思ったら図書カードだった。