湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ポニーソテー

2010-09-06 21:01:10 | B食の道


関内で用事を済ませ、ちょっと遅いランチを。
『山田ホームレストラン』『ぷらむ』『セントラルグリル』など魅力的な店が多い中、『レストラン ポニー』の扉を開けた。
1時をとっくに回っているというのに、中年以上のおじさんたちが、かなりいる。ほとんどがお一人様のようで、店内は静か。テレビの音だけが響いていた。
厨房には、お歳を召した男女二名ずつがこちらをうかがっている。「しょうが焼きライス」(850円)を頼むと、一斉に作業にとりかかった。
ほどなくいい匂いが漂いはじめ、皆さんの手際よい流れでお皿が動いて、ホール係のお母さんの手に託され、いよいよそれは僕の前に運ばれてきた。

そこには「しょうが焼き」というよりも「ポークソテー」のようなシッカリとした豚肉が二枚、さらにマカロニサラダとキャベツが。そして、お皿に「PONY」のロゴ。これぞ古き良き洋食屋さんの一皿である。
濃い目のタレが、白いご飯を、マカロニサラダを、キャベツを呼ぶのだ。これらを、あくまでもナイフとフォークで食べなさいというところも古き正しき洋食屋さんである。なんか、こう、豚肉を一口大に切って口に運ぶ作業が嬉しい。決して分厚い牛ステーキじゃないところが、「B食の道」を行く者にとっての至福である(笑)。

「メンチカツライス2つ、味噌汁つきで」
後から入ってきた二人連れが頼む。
「ここに来たらメンチを食わないとね」
と言っている。
なるほど、そういうことは先に言っておくれよ(笑)。
まあ、しょうが焼きもおいしいからいいんですけどね。
それから、味噌汁は別注なのかぁ。さっきから何か足りないと思ってたんだよね。なるほど、「みそ汁一〇〇円」と書いてある。
でも、やっぱり味噌汁もあくまでもナイフとフォークですするわけですね(笑)。


この奥、厨房のみなさんがいつもホールを気にして見ている(笑)。もちろん「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声もみなさんで投げかける。


ショーウインドウにはサンプルが。古き素晴らしき洋食屋さんだ。