湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

途中下車で伝説を喰らう

2010-03-15 19:10:29 | B食の道


そこには理想的な豚バラ肉が踊っていたのだ。
昨日、プーマカップ決勝戦前の腹ごしらえに品川駅で途中下車、『伝説のすた丼屋品川店』にやってきた。京急のガード下を利用したラーメン(7店舗)と丼もの(7店舗)のお店を集めたアーケード街『品達』の中の1店である。
まだ11時過ぎだというのに、席は7割がた埋まっていた。いや、駅寄りに並ぶラーメン屋さんもかなり入っているようだ。オープンしてからかなり経っているが、人気が続いているんですね。
さて、表で「すた丼」(620円)の「肉増し」(+150円)の食券を購入すると、カウンター席へ案内された。厨房では男性一人が鍋をふるい、若い女性たちがそのサポートとホールを担当。元気でテキパキとした仕事ぶりが、とても気持ちいい。
ほどなく、強火で調理された肉がどっさり盛られた大きな丼が目の前に現れた。なかなかの迫力だ。付け合わせの小さな卵を載せると、もう心を揺さぶるアートです(笑)。美し過ぎる。罪です。
スタミナ丼というだけあって、いきなりニンニクが臭い立つ。もう我慢できない!
お箸でガバッとすくっても、まだご飯まで届かないほどの肉のボリュームだ。そして一口目が、かなりショッパイ。でも、イケる。どんどんイケる。ぜんぜん止まらない。ボリュームもあるから、このおいしさをたっぷり楽しめるのも嬉しい。おなかいっぱいだ。ん~、早い時間から混んでいる理由がよくわかるね。
次々と入るオーダーを聞いていると「肉増し増し」「ねぎ増し」「タマチュー」などと言っている。もしかしたら聞き違いかもしれないが、「肉増し増し」は「肉増し」の倍、「ねぎ増し」はねぎが倍、「タマチュー」は卵が普通サイズなのでは?と勝手に想像しているが、どうだろう。「肉増し増し」はともかく、たっぷりのねぎや卵はぜひ挑戦したいなぁ。

淋しい準優勝

2010-03-14 20:05:05 | 湘南ベルマーレ


結局、最後までイゴール選手という壁を越えることはできなかった。
Fリーグ24節 に続き、今日のプーマカップ2010(第15回全日本フットサル選手権大会)決勝でも勝てず。
しかも、昨日は3-0、今日は4-0と完敗で凹んだ(笑)。ミスからの失点はあったものの、今日だって一生懸命やっていての結果だからね。
とはいっても、Fリーグ8位のチームが準優勝したのだから、今回の健闘は大いに讃えたい。
しかし、讃えようにもあのサポーターの人数ではいささか淋しい(他のクラブに比べれば圧倒的に多いけれど)。
だって、日本一がかかったゲームですよ。サッカーでいえば天皇杯の元旦の国立と一緒。『湘南ベルマーレ』という同じ名前のチームが晴れがましい舞台で闘うというのに、集まりが悪いじゃあないですか!
水戸の時のように、代々木のバックスタンドを緑と青で染め上げたかった。そして、ホームのような雰囲気を作り出して選手を後押ししたかった。Jクラブはたくさんあるけれど、こんなステキなことができるのは、ベルマーレのサポーターだけなんだよね。あぁとっても残念。入場料も1500円とリーズナブルなのに。
「小田原アリーナを満員にしたい」のが夢の阿久津選手の、最後の最後の花道も飾ってあげたかった(伊藤選手のように現役復帰がないとも限らないけど)。
それにしても大阪は、Fリーグ発足当初はどちらかといえば組みやすしという相手だったのに、特にゴレイロがイゴール選手になってからは見違えるような強豪に成長した。優勝にふさわしいチームだったと思う。おめでとうございます。失点が2だとは!
湘南にも、やはり別格ともいえるボラ選手がいるのだから、うまく機能させて強豪にステップアップしてほしいところだ。

湘南のうまい棒

2010-03-13 19:44:00 | 湘南ベルマーレ


「ベルマーレ可哀想だなぁ、ファンになってあげようかなぁ」
新横浜駅前近くまで戻ってきて信号待ちをしていると、後ろからこんな声が聞こえてきた。中村俊輔選手を観にきた大学生のようだ。
第三者から見てもそんなふうに思えた今日のゲーム。僕たち以上に、ピッチで翻弄され続けた選手たちは力の差を実感したのではなかったろうか。
決して手を抜いていたわけでもなく、いやいつも以上にハードワークしていた。しかし、セカンドボールがまったく拾えない。短いパスが通らない。やっとカットしたボールも奪い返される。チャンスが少ないからバイタルエリアへ侵入することすらままならない。誰がいいとか悪いとかの問題ではないのだ。1枚も2枚も上だった横浜の前に、「湘南の暴れん坊」はすっかり影を潜めてしまった。
やっぱり相手はバルセロナだった。ヘタフェが勝つのは、いったいいつになるのやら…。
でも、そんな悠長なことを言っているヒマがないのがJ1だ。昨シーズンのように、あと49試合残っているわけではないのだから。降格なんて、きっとあっという間に決まってしまう。残留というハードルがいかに高いかということがよくわかった。
でも、高いからこそ乗り越えた時の喜びが大きいことは僕たち自身が体験的に知っている。だから、逆にやる気が出てきたぞ。現実問題として、次節以降も厳しい戦いになることは必至。でも、だからこそ僕たちは声を張り上げていこうではないか。
今日の応援は間違いなく選手にも伝わっていはず。そして、試合を終えて挨拶に来た選手たちがフィールドから消えていく最後の最後までエールを送り続けたサポーター。
冒頭の「ファンになってあげようかな」も、あの応援の輪に加わりたいという心理が働いていたのでは?と僕は密かに思っている。


こちらは試合前のシーン。かなりの数が湘南から押し寄せてうねった。

さて、みなさん。明日は代々木です。名古屋が不在とはいえ、決勝まできましたよ。今日のような応援ができたらいいですね。みんなでイゴールという壁をブチ破りましょう!

【B食の道】餃子

2010-03-12 21:17:29 | 【B食の道】餃子


来らっせ・松本楼・雅秀殿・宇都宮餃子館・さつき(宇都宮)
バーミヤン(平塚店)
喜楽(釜石市鵜住居)
丸嶋(新松田)
昇龍門(アメ横)
餃子の王将(平塚)
餃子の郷(大船)
日栄楼(小田原)
餃子屋(小田原)
日の出製麺所(伊勢原)
神田餃子屋(神保町)
だるま食堂(茅ヶ崎)
昇龍園&華昌(平塚)
わんたんや(熱海)
開楽(池袋)
丸登食堂(鴨宮)
歓迎(蒲田)
藤井屋(水道橋)
大島や(本郷)
三幸園(神保町)
真砂市場(春日)
川純(平塚)
天龍(八重洲)
亀戸ぎょうざ(両国)
スヰーートポーヅ

関連本
絶品餃子ナビ

ふしぎ食堂の夜

2010-03-12 20:14:56 | 湘南ライナーで読む


「足もとにからみつき、行こうとする私をしきりにはばむものがあった」
それは、町の十字路にある食堂の店先に巻き起こる「つむじ風だった」
その食堂に集う人たちの物語『つむじ風食堂の夜』(吉田篤弘著 ちくま文庫 580円+税)だ。暖簾も白く店名がないこの店を、誰もが「つむじ風食堂」と呼ぶようになったという。
読んでみると、どうも大衆食堂というよりは懐かしい洋食屋さんという風情。なにしろ「コロッケ」は「クロケット」、「豚の生姜焼き」は「ポーク・ジンジャー」とメニューに書かれているくらいだ。
出てくる商店街、町並み、人々もすべてがセピア色に見える。確かに懐かしいとして描かれているのだが、日本の古い風景というより、どこか遠い外国の小さな町の話のようにも思えてくる。そのあたりが不思議な感覚で、とても心地いい。
余計なことを考えず、その町に、その食堂にすーっと入っていくことができる。そして、つむじ風に巻かれてしまうのだ。
鞄に入れておいてちょっと時間ができたとき、コーヒーでも飲みながらふわりと読むのにぴったりの文庫本だった。

おや、いま見たら映画化されていたんですね。

こういうの、いいですね。
できれば、明日着ていきたかった!

湘南ベルマーレフットサルクラブ、決勝トーナメント1回戦突破!
明日は町田を破った府中と。日曜日は決勝へ!


おうちでグルメバーガー

2010-03-11 19:42:57 | 湘南夕日食堂


下から、バンズ、レタス、パテ、チーズ、トマト、ベイクドオニオン、きのこのソテー、そしてこちらもソテーしたパイナップルである。
こんなボリューム満点ですてきなハンバーガーを食べさせてくれるのは、またしても『湘南夕日食堂』。そう、昨夜のハンバーグを使った自家製ランチである(笑)。
前回の「トマトがあれば…」という息子のアドバイスで、ハンバーグの材料と一緒に昨日のうちに購入済み。ついでに、冷蔵庫にあった舞茸もバターでソテーして載せる。なかなかゴージャスなグルメハンバーガー風に仕上がった。
娘は小さな口を一生懸命あけてガブリ。寝起きで(どんだけ朝寝坊?)いつもは少食の息子も、ペロリと2個を平らげる。
「おいしいね」「あ~、うまかった」
ありがとうございます。え~、1個1150円ですので3個で3450円のところですが、その一言をいただいたので、今日のところはプライスレスということで。


さて、こちらは人形町の『マカロニ食堂』(笑)。再放送中のフジテレビ『ランチの女王』の舞台になった建物。実際には本郷、東大前の路地に建つ。

すてきな午後

2010-03-10 22:42:12 | 無職透明な日々


お米や野菜、それにイチゴをいただきに妻の実家へ。
いや、いただいてばかりではいけないので、今日はイチゴの出荷用の箱作りを。
作業場に持ち込まれていた束を、娘と一緒に全部組み立ててしまった。“働いた~”ってカンジ(笑)。
数日中には、今日作った箱に入れられた真っ赤なイチゴたちがどこかの店先に並ぶ。そう思うと、ちょっと嬉しい。
帰り道の銀河大橋から、赤紫の背景に富士山のシルエットが見事に浮かび上がっているのが見える。いつのまにか、日がのびていた。

牛丼のような牛丼

2010-03-09 19:26:34 | 湘南夕日食堂


昨晩の残りの牛コマ切れあり。台所をのぞくとタマネギも。
こうなれば、牛丼しかありません(笑)。
さっそくネットで「牛丼の作り方」を検索。なかなか二人前のものが見つからない。
そこで、調味料とおおよその作り方だけ読んで、後はいつもの通り“勘”に任せて取りかかる(笑)。
白ワインがないので料理酒を多めに投入。ただ、生姜やニンニクなどはさっき読んだレシピ通りに、「炒めた後に取り出す」という念の入れよう。
「水:ワンカップ」の「ワンカップ」っていったい何ccですか。まったくわからないので、まあ煮物なんだから具材がひたひたになるくらいでいいだろうと(笑)。
砂糖と醤油を注ぐと、おぉ一気に牛丼ののような香りが漂う。吉野家の扉を開けたときの幸せな気分だ。いいぞ、いいぞ。色もいい感じ。これなら味見しなくてもいいだろう。妙な自信(笑)。
オンザライスにして完成だ。結局水分が多かったので、強制的に「つゆだく」で(笑)。

「あぁ、牛丼の匂いだ」
湘南夕日食堂の常連である息子がやってきた。
そして、一口食べた感想は…

「牛丼の味がする」
どれどれと自分も一口。
「おぉ、ホントだ、牛丼だ」
残念ながら、吉野家のような独特の旨味はないけどね。

「言っとくけど、今日も素なんて使ってないよ」と念を押しておいた。
なにしろ、昨日のカルボナーラはチルドかインスタントの素を使ったのだと思いこんでいたらしいのだ。
「何も使わなくても、ちゃんとそれらしくできるんだ」
と感心されてしまった。
それらしくというか、一応そのものを作ってるんですけどね(笑)。