湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

湘南のうまい棒

2010-03-13 19:44:00 | 湘南ベルマーレ


「ベルマーレ可哀想だなぁ、ファンになってあげようかなぁ」
新横浜駅前近くまで戻ってきて信号待ちをしていると、後ろからこんな声が聞こえてきた。中村俊輔選手を観にきた大学生のようだ。
第三者から見てもそんなふうに思えた今日のゲーム。僕たち以上に、ピッチで翻弄され続けた選手たちは力の差を実感したのではなかったろうか。
決して手を抜いていたわけでもなく、いやいつも以上にハードワークしていた。しかし、セカンドボールがまったく拾えない。短いパスが通らない。やっとカットしたボールも奪い返される。チャンスが少ないからバイタルエリアへ侵入することすらままならない。誰がいいとか悪いとかの問題ではないのだ。1枚も2枚も上だった横浜の前に、「湘南の暴れん坊」はすっかり影を潜めてしまった。
やっぱり相手はバルセロナだった。ヘタフェが勝つのは、いったいいつになるのやら…。
でも、そんな悠長なことを言っているヒマがないのがJ1だ。昨シーズンのように、あと49試合残っているわけではないのだから。降格なんて、きっとあっという間に決まってしまう。残留というハードルがいかに高いかということがよくわかった。
でも、高いからこそ乗り越えた時の喜びが大きいことは僕たち自身が体験的に知っている。だから、逆にやる気が出てきたぞ。現実問題として、次節以降も厳しい戦いになることは必至。でも、だからこそ僕たちは声を張り上げていこうではないか。
今日の応援は間違いなく選手にも伝わっていはず。そして、試合を終えて挨拶に来た選手たちがフィールドから消えていく最後の最後までエールを送り続けたサポーター。
冒頭の「ファンになってあげようかな」も、あの応援の輪に加わりたいという心理が働いていたのでは?と僕は密かに思っている。


こちらは試合前のシーン。かなりの数が湘南から押し寄せてうねった。

さて、みなさん。明日は代々木です。名古屋が不在とはいえ、決勝まできましたよ。今日のような応援ができたらいいですね。みんなでイゴールという壁をブチ破りましょう!