痛い！～～～男児用水着のインナー生地を確認しましょう！

独立行政法人国民生活センター発行　「くらしの危険」No.３６７より

男児用水着のインナー生地を確認しましょう
～陰茎部の皮膚が挟まり、取れなくなることも～

男児用水着の中にはインナーにメッシュ生地を用いたものがありますが、
「水着のインナーのメッシュ生地に、陰茎部の皮膚が挟まり取れなくなり病院へ搬送されてた」と
言った事例が寄せられており、2020年にも事故が発生しました。

事例１
　海水パンツのインナーのメッシュ生地に陰茎部の皮膚が挟まり、
　海水パンツがぬげなくなってしまった。　6歳

事例２
　3歳男児の水着を脱がそうとした際、
　陰茎部の皮膚がインナーのメッシュ生地に挟まりけがをした。　3歳

事例３　
　 水着を水着を着用してアスレチックで遊んだ。
　　数時間後、水着が脱げず、よく見ると陰茎部の皮膚が水着に挟まっていた。　5歳

事例４　
　海水パンツを脱がそうとしたら痛みを訴え、陰茎部の皮膚の先が挟まって陰茎から出血していた。　3歳


消費者へのアドバイス
〇インナー生地を確認しましょう
　保護者は、インナーにメッシュ生地を使用した水着を子どもに着用させないようにしましょう。
　水着を購入するときや親族・友人から水着を譲り受けるときは、インナー生地を確認し、
　メッシュ生地の場合は、少なくとも穴が開いていることがすぐにわかるものは避けましょう。

〇皮膚が挟まってしまった場合は、無理に取ろうとせず医療機関を受診しましょう
　水着のインナーのメッシュ生地に陰茎部の皮膚が挟み込まれると、幹部が痛みを伴って膨れ、腫れあがる症状が出ます。
　無理に引っ張ると痛みが増やしたり、幹部付近のメッシュ生地を刃物などで切り離そうとすると、
　新たなけがをするおそれがあり危険です。
　患部のまわりを広く切り取り、挟まっているところを残したまま、速やかに小児科、救急科などの医療機関を受診しましょう。

　　20年以上にわたり、同種の事故が発生しているのは、
　　水着の裏地に穴があいているとすぐにわかるほど目の粗いメッシュが使用され続けているからです。
　　子どもたちは何も悪いことをしていないのに痛い思いをしています。
　　大人が様々な工夫を継続し、子どもの事故を防がなくてはいけません。


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この注意喚起をみたとき、「何？」と思いました。
男児用水着のインナー生地がメッシュになっていることがよくあります。
それがこのような事故を起こしていたなんて！

柔らかい皮膚が密着しているメッシュの穴の部分からはみ出し
圧迫を受けて血流が止まり、はみだしたところが腫れてはさまるようです。
1998年頃から症例報告があるそうなのですが、
そんなことがあることを知りませんでした。

みなさん、男児用の水着を買うときは是非裏側も確認してください！
痛い思いをするのは大事な子どもたちです😢

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