goo

行く秋 (その2)



肝心の山門は 8時開門 と書かれているので、門の前で待ちながら
他にする事が有る訳も無く 足元の 石畳などを撮りながら ウロウロ時間を潰していますが
8時を過ぎても 門は開きません。 どうなっているんだろう… 。

その内に 地元の方らしき 身軽な格好の観光客も 数名やって来られ、
「住職 寝坊しとるんとちゃうか?」 などと 不謹慎な事を言いながら 更に待つ事暫し… 。

8時15分になって ようやく 門の向こうで 人の気配がして、ギーッと開きました。 ヤレヤレ。



ところが 開けてくれたのは 境内を掃除する仕事のオジサンで、その後ろには エンジンブロワー
(空気を吹き出して ブオーーーッ と 枯れ葉を吹き飛ばす アレ)が。

「踏まれたら張り付いて 取れん様になるさかい、通路だけ飛ばさせて貰うな。 ご免な、堪忍やで」
だって! エライコッチャ!

掃除のオジサンと競争で 大急ぎで撮り切らないとダメ! という事になってしまいました。
初めての訪問で 何処がポイントなのかも判らず、取り急ぎ… という感じで 小走りに撮って廻ります。



こんな
  見事な散り紅葉
                      を 飛ばしてしまうの?! そりゃ無いよなぁ… 。

あ~忙しい! あたふた パシャ、あたふた パシャ… 。



余り忙しく撮って廻るのも その内にバカらしくなって、ゆっくり 見て廻る事にしました。

散り紅葉と 未だ残っている彩りの良い紅葉とが 丁度半々くらい というか
正にベストタイミング の訪問だった様です。



境内は 決して広い訳では無いのですが、傾斜地を巧く使った 立体的な造りがされていて
小さな割に なかなか見所の多いお寺だ と感じました。



二重の塔と 紅葉の組み合わせ…



定番的とは言え 絵になる構図です。



深紅と言える程の 実に濃い色の紅葉から 少し浅い紅色 黄色、加えて 未だ緑の枝も有って
実に様々な彩りの楓の 見事な共演です。


写真2、この時は撮り損なったが この石段を左下からも撮っておくべきだった。後で気付いたが散り紅葉は既に掃除されていた。
写真3、此処の頭上の楓は これまで見た中で最も濃い深紅だと思う程の 見事な彩りだった。
    それがシットリと濡れているのだから堪らない。この時刻 カメラマンは小生1人で、嬉しいやら申し訳ないやら。
写真全て、上手く言葉で説明できないが、日本人の心に触れてくる様な 気持ちの落ち着く形と色 に思える。
写真1
 絞り優先AE f8(1/80sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=90mm ISO=1600
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 7DMk2
写真2
 f16(1/60sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=30mm ISO=3200 5DMk3
写真3
 f16(1/50sec) 焦点距離=25mm ISO=3200 5Mk3
写真4
 f11(1/40sec) 焦点距離=40mm
写真5
 f11(1/60sec) 露出補正=-7/6EV
写真6
 f11(1/60sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=40mm
写真7
 f11(1/200sec) 焦点距離=60mm
写真8
 f16(1/40sec) 露出補正=-3/2EV 焦点距離=40mm ISO=3200 5DMk3      他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )