各地で撮り貯めた写真を掲載。人との出会い・写真・デジカメ等について持論を語ります。掲載写真の無断転用は禁止します。
きむさんのフォトノート
友禅菊
去る2日 雨上がりの曇り空を狙って、京都 北山へ 友禅菊を見に 出掛けました。
勝手が判らず、最初は 間違えて 別の路に入ってしまいました。
路沿いには ずっと柵が有り おまけに菊の畑が路から離れていて、随分遠景でしか撮れず
これでは何が何やら はっきりしません。
早々に引き返して 正しい路に入り、暫く進んで行くと …
本来の
友禅菊の里
に 無事到着。
これ位の広さの畑が 数枚あって …
その殆どが満開状態、大変見事な 花園です。
ここも 畑の周囲に電気柵は有るものの、兎に角 路の目の前が畑 なので
柵の間から超接近して アップで狙えます。
花畑の中には 白く縮んだ花が混じっているので、
初めは それは枯れかけの花だ と思っていたのですが …
この株を良く見てみると どうも違う様です。
蕾(7時方向)が開くと 白くて管状に細く巻いた花びらが先ず開いて(1時方向)
次に 管状の花びらが平に展開して(10時方向)、最後に 花びらがピンと張って(中央)
花色が濃く シベも大きくなる … という事の様です。
折角 茅葺きの民家が有るので、見事な友禅菊 と一緒に収めました。
花畑は広いので 柵の上から覗き込めば、一面花だけ というシーンも狙えます。
雲が少しだけ薄くなったのか 極淡い光が差して来ると、花色が急に 華やかになりました。
形も色もシンプルで 決して 華麗という訳では無いのですが、見れば見るほど美しい 色と形です。
この淡い紫色が お盆を過ぎる頃には 次第にピンク色っぽくなって行く …
と 聞いた事があるのですが、それがもし本当なら やはり この時期の色の方が 小生は好きです。
写真5・6・9共、雨上がりで 狙い通り小さな水滴が未だ残っていた。
写真6、レンズから手前の花まで10cm程に迄超接近しての撮影。ピントが合う限界なのでピンボケには気を遣う。
被写界深度を深くしたいので 普段はしないf22迄絞り込んだ。
写真7・8共、人によるだろうが小生は 写真7の少し沈んだ感じの薄紫色の方が 写真8のピンクっぽいのよりも
この花には似つかわしく思える。
写真9、花の美しい形を捉える為に 並びが良い部分を丹念に探し、なるべく真上から覗き込む様にして撮影。
隣の花と花びらが入り組んでしまっている様子も 良く見ると美しい。
写真1
絞り優先AE f11(1/200sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=450mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 50D
写真2
f5.6(1/400sec) 露出補正=0EV 焦点距離=90mm ISO=400 5DMk3
写真3
(1/250sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=25mm ISO=400 5DMk3
写真4
(1/125sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=20mm ISO=400 5DMk3
写真5
f8(1/640sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=40mm ISO=400 5DMk3
写真6
f22(1/125sec) 露出補正=+5/6EV 焦点距離=20mm 5DMk3
写真7
f16(1/160sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=25mm 5DMk3
写真8
(1/320sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=20mm ISO=400 5DMk3
写真9
f5.6(1/800sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=120mm ISO=400 5DMk3 他は同じ