西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「市民のボランタリーな活動を後押しする市役所」を目指すんですよね?ならば、イベント時の移動式トイレを廃止するのは矛盾するのでは?と思うわけで。

2024-08-21 17:04:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日のブログで、
-----
厳しい財政状況の中、市民サービスを削減することには熱心。
であれば、せめて知恵をしぼって、収入の確保にも努めるべきなのに、そこは至ってテキトー。
-----
という個人的感想を書きました。
なので今日は、そんな流れの中で感じることのあった話について。

同じく昨日の民生常任委員会で、「移動便所貸出事業の廃止について」という報告がありました。
内容は
-----
●学校園・自治会等が市民文化の向上、健康増進を図るための行事を公衆便所のない公園、河川敷等で行う場合、市が所有する移動便所(仮設トイレ)を無償で貸し出している
→これを令和6年度末でやめる
-----
という話。
毎年(コロナの時期は除く)、コンスタントに数百台の貸出があり、一定の需要があると思われる事業なんですけどね…
 ↓



ちなみに以前、取り上げた「し尿には一切、触りもしないのに支給されている特殊勤務手当」の話も、ここに関係してきます。
以下、ご参考まで。
 ↓
【ご参照】
実務はすべて民間委託されていて、市職員が行うのは指導監督だけ。なのに特殊勤務手当を支給するとかおかしいでしょ!? @2023年8月のブログ

市が示した、やめる理由は
-----
①近隣で、同様の事業を実施している事例はほとんどない
②来場者用トイレの確保は、主催者が自己責任で、開催経費の中で賄うべき
③当該事業を自治体が実施することは、仮設トイレのレンタル業者にとっては民業圧迫
-----
の3点でした。
①については、「そう言われてしまうとなあ…」と。
でも②については、「地域のお祭りで借りたりもしてる側として、こういう言われ方ってなあ…」と思うわけですよ。
んで③については、「普段、民業圧迫なんて気にしてませんやん…」と思うわけで。

私自身、「厳しい財政状況の中、事業の見直しを進めていくしかない!」というスタンスに立っています。
なので、この見直しについても、やむを得んわな...という思いは持っています。
一方で、市長が、施政方針演説で「市民社会を支える、市民のボランタリーな活動を後押しする市役所を目指してまいります」と言ってたことなんかを考えると、こんなところに手を入れるのってどうなん???と思うわけですよ。
 ↓
【ご参照】
「市民のボランタリーな活動」って、なんじゃらほい?シチズンシップとかリライアブルとか、なにかと横文字が出てくるよな...@2024年5月のブログ

私も、様々な形で地域活動に参加しています。
その中でのリアルな感覚として、自治会をはじめとした各種団体が中心となって開催されるお祭りなんかは、それこそ、そうした団体が活動を続けていく上での中核であり、やりがいに繋がっている面が強いと思うわけで。

「市民サービスの削減にも取り組まざるを得ません。ただし、それは市職員も痛みを分かち合うのが前提です!」という話であれば、ここまで違和感を感じないだろうと思うんですよね、個人的には。
が、市の姿勢は、それとは大きく異なる。
それでは、市民の理解と納得は得られないと思うのですよ、私は。
つくづくと「日本一高い!」とまで言われる給与水準の見直しは必須だと思うわけで。
 ↓
【ご参照】
財政難の中、職員の賃上げを実施することに疑問あり。私と所属会派は反対しましたが、賛成多数で可決されてしまいました...@2024年3月のブログ
祝!?職員給与日本一。・・・西宮って、近いうちに予算が組めなくなるかもしれないくらいの財政危機なんじゃありませんでしたっけ???@2024年8月のブログ

昨日の委員会では、もう一つ、甚だモヤモヤする話があったので、そちらについても後日、報告させて頂きたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。