国も、基金の見直しに意欲を示していると報道される、今日この頃。
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河野行政改革相 数値目標定めていない基金など廃止の方針示す @2023/12/22付・NHK WEBニュース
ただ、どうも西宮市は逆の方向を向いているようなんですよね。
というわけで、今日はそんな話をば。
昨日の民生常任委員会で、「(仮称)西宮市環境まちづくり基金の設置について」が審議されたとのこと。
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これ、ザックリまとめると
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●近年、企業から環境施策に使用して欲しいという趣旨で寄附を受けている(主なものはスーパーのレジ袋代金の寄付)
→が、年度途中にいただくと、計画的に活用することが難しい
●環境施策の財源とする基金を設ければ、計画的に施策を推進するために活用できる
→中核市は62 市中 19 市(30.6%)が同様の基金を設定している
→が、西宮市にはそういう基金がない...
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なので、西宮市でも基金を作りたい!
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という話ですね。
素直な気持ちで聞いていると「なるほど、それはいいですね!」と言ってしまいそうな、この話。
でも、よくよく考えれば、西宮市には「緑化基金」があるんですよね。
だったら、それを受け皿にしてしまえばいいし、「それでは趣旨と異なる...」というなら緑化基金自体の趣旨を変えるなりして、統合改編してしまえばいいのでは???と思うのですよ、私は。
こういうところでも、少しでも業務負荷を減らすよう考えるべきだと思うのですが、どないでしょ?
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「なんとかして、自分の所に自由に使えるお金を持ってきたい、それによって、新たに事業を始めたい!」というのは役所に限らず、組織というものの根本的な習性なんですかね。
でも、いつも言ってることですが「人が足りない、仕事が多い、業務負荷が大変...」等と言うなら、新しく、なにかを始めるときに厳しくチェックする姿勢は、とても重要だと思います。
今やっている仕事や事業を見直すのも、もちろん重要ですが、そこには過去の経緯もあり、スパッと切ることのハードルはかなり高いはず。
それに比べれば、新しく始めようとしていることを厳しくチェックするってのは、まだしもやりやすいと思うんですよね。
そこに対しても、なかなかブレーキがかかりにくいのは辛いなあ。
これだけ厳しい財政状況に追い込まれている以上、尚のこと、そう思います。
なんとか厳しくチェックしていかなければなりませんね。
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【ご参照】
それを全戸配布する必要がありますか?根本的に欠けているコスト意識を一朝一夕に改めることなんてできないんやろうな...と、改めて。@今月初頭のブログ
こういう役割も果たしていくことが出来るよう、いろんな角度から、しっかり目を光らせていきます
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
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担当部署に連絡し、改善を求めたいと思います。
貴重なご意見を頂戴し、ありがとうございました!
人気の都城市とかは素人でもわかりやすい表現をしてくれてるので
選択しようと思えますが、西宮市のは完全にお役所言葉ですよね。
そりゃ選択無しが多いわけだ…。