今日から12月議会×一般質問開始。
なんですけど、現時点では財政危機自体はさほど取り上げられていない感じですね。
とはいえ出番は最後ですし、まだまだ他の方と内容が重複する可能性もあり。
そうなったら修正しなければなりませんし、しっかりアンテナを張っておかねば...
で、それとは全く別の、少し前に聞いて驚愕した話がありまして。
ザックリまとめると
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●昨年4月、夙川と、その周辺地区を西宮市都市景観条例にもとづく「景観形成推進地区」として指定した
→地区の美しい景観を守るため、自主的に守るよう務めて頂くルールを定めた
→周辺地区にお住まいの方々に夙川周辺の優れた景観の魅力を改めてご認識頂き、景観維持やルール作りへの取組にご理解とご協力をお願いしたい
⇓
そこで40ページ超のオールカラーの冊子(=西宮市景観ガイドライン)を作成、対象地区住民(約6600世帯)へ全戸配布する!
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という内容。
ちなみにかかる費用は約200万円とのこと。
冊子のイメージをつかんで頂くため、冒頭の数ページだけ載せておきますね。
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【表紙】
【目次】
【P1】
【P2】
【P3】
大前提としてですが、夙川周辺の景観を守ることは、とても重要だと思います。
浜脇小学校区で生まれ育った私にとっても、夙川周辺の景観は身近であり、誇るべき大切なもの。
それを多くの方に認識してほしいという気持ちも、ルール作りやルールを守ることに協力してほしいという意識も良く分かります。
でも40ページ超・オールカラーの冊子を作って全戸配布したところで「それを見てくれる方がどのくらいいらっしゃるのか?どのくらいの効果が期待できるのか?」と言えば、甚だ謎だと思うんですよね。
そもそも、ほぼ半数の方が「本は読まない」としているような状況なんですもの。
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●「読書離れ」に書店はどう挑む|NHK
このやりとりの過程でも、しみじみ感じたのが、それぞれの所管では自分達の仕事を大切に思っており、だからこそ、きちんと周知したい、進めていきたい!という思いが強いんやろうな...ということ。
それは仕事をする個々の職員さんにとって、とても重要な意識であり、感覚だと思います。
一方で費用対効果や、コスト意識という点から見たときに、どうにも違和感が拭えない。
財政危機が明らかになった後でさえ、こうした話が出てくるということに、ものすごい根深さを感じるのですよ、私は。
で、この話、ほぼ確定事項として私のところに、やってきたのですよ。
「他のいろんな所に話を通してあるし、今から変えるのは難しい...」的な感じで。
が上の趣旨でやり取りをした結果、冊子を配るのは止めて、Q&AとA3表裏×2つ折りの概要版を配ることに改めてくれました。
その内容はこちら。
うん、つくづく、これで十分すぎるくらいだと思います...
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【表面】
【裏面】
個人的には
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●それさえも必要あるのだろうか?
→自治会等への資料配付と説明&市政ニュース等での広報に留め、詳細は市HPで確認できる形式にすれば良いのでは??
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とも思っています。
が今回については、ほぼ確定段階となっていた状況から見直してくれたことを評価したいと思います。
いろんな場面で、こうした意見を述べ、待ったをかけること、ますます重要になってくるのだろうな...と改めて、痛感しています。
こうした面からも役割を果たすことが出来るよう努めてまいります。
と言うわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。