西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

学校用地の拡大に取り組むべきです。 ①

2013-03-18 15:22:34 | すべての人にやさしいまちを実現するために

色々込みで、「しばらくは伏せとかんと。。。」と思っていた話が、
もうアップしていい状況になったので、解禁。

先日、西宮北口駅前で市政報告を配布していると、
前職時代の同僚に会いました。で、
「澁谷さ~ん、相談したいことがあるんですよ~。
 また連絡します~。」
と言われまして。
その後、彼女からのレクによって知った話が、
 〇瓦林小学校の育成センターで来年度、大量の待機児童が
   発生しかねない
 〇今年は瓦木小学校の育成センターに預かってもらっていたが、
   来年度はそれも無理
 〇そもそも瓦林小学校は実質的にパンク状態であり、
   学校の敷地内に学童を建設することさえ不可能
等、諸々の瓦林小学校の育成センターに関わる悲惨な話でした。
「瓦林小学校の児童が増えすぎて大変や~」
という一般論的な話は聞いていたのですが、
そこまで悲惨な情況やとは知らんかったというのが、正直なところでして。

その後、色々と経過がありましたが、最終的には、
 〇当座の対応として、隣接する瓦木小学校の空き教室を借りて、
   育成センターを設置する
 〇そこで瓦林の育成センターに入れない児童を4月1日から受け入れる
 〇今年度中に、瓦林小学校の近隣市有地に新たに育成センターを
   設置し、隣接校の空き教室に育成センターを設置するという
   イレギュラーな情況を改める
ということが決まりました。
これを受けて、先日、育成センターの保護者の方々に対して、
この内容が正式に伝えられました。
(というわけで、私も、この話をブログにアップできるようになりました。)

これによって、子供達の行き場がなくなるのは避けられたこと。
また、保護者の方々が仕事を続けることができない!という
最悪の情況は避けられたこと。
こういう部分では、この話、とりあえずは良かったのだと思っています。
でも、ほんまに、これで納得していいんかい???と考えると、
やっぱり、そういう話ではないわけで。

これまでにも再三、ブログ等で取り上げていますが、市が、
「学校の情況がどうなっているか?」を判断する材料は基本的に、
「児童・生徒を受け入れるための教室数が物理的に足りているか?」
という物差しだけです。
言い方を変えると、
「なんぼ運動場が狭かろうが、育成センターが足りなかろうが、
 仮設教室も含めて、とにかく、生徒が教室に入りきってさえいれば、
 それでOK!」
というのが市の考え方でして。
・・・しかし、まあ、よう、そんなんで恥ずかしげもなく、
「子育てするなら西宮」とか「文教住宅都市」とか言うな~、と。
「地域最安値に挑戦!」とかでも、言ってるところは、
もっともっと発言責任果たそうとしてまっせ。

今回、瓦林小学校の育成センターの待機児童を、
瓦木小学校の空き教室を使って受け入れてもらえることになったのは、
「瓦木小学校の児童・生徒数が、予測と異なり、
 思ったほど人数が増えなかったため、たまたま空き教室が出た。。。」
という特殊事情があったからです。
正直、この幸運(?)
がなければ、どうなっていたかと思うと、
背筋が寒くなるわけで。

あくまで個人的な感想ではありますが。
この話に関して、担当部署の方々は、
本当に、よくがんばらはったな~、と思っています。
その頑張りがなければ、もっと悲惨な展開になってしまっていた
ことも充分考えられます。
そういう意味で、この点、充分、評価に値することだと思っているのですよ。
ただ、担当部署の方々ができる範囲には、
自ずと限界があるわけで。

今回、瓦林小学校の話を私が知ったのは、
結局のところ、たまたま昔の同僚が私の所に話を持ち込んできたから
ということに尽きます。
逆に言うと、私が知らないだけで、
同様に悲惨な情況になってしまっているところ、
あるいは、なりかねないところが、他にもあっても不思議ではないわけで。
で、これを正すためにするべきことは、
問題が起きる度に、後出し・後出しで小出し・小出しに
小手先の対処を取ることではなく、隣接地の取得をはじめとする、
学校用地の拡大であるべきだと思うのですよ。
そして、それこそが、「文教住宅都市」を名乗るまちとしての
責任だと、私は思うのです。

この話、もう少し続けます。