西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ちょっと脱線@アサヒビール跡地の話から、つらつらと。

2012-03-16 17:12:06 | 市政全般に関連すること

西宮市職員労働組合(以下、市職労)は言わずと知れた(?)、
市職員による、いわゆる労働団体です。
なので、表に出てくる考え方を見る限り、私と先方では、
とりわけ市職員の給与・人事制度等に対する考え方が、
ほぼ真っ向から対立します。
でも、これ、ある意味、当然のことですよね。
先方にとっては、組合員である市職員の人事・給与に関する、
言わば既得権を守ることは、重大な存在意義の一つです。
一方で、私にとっては、市職員の人事・給与制度の中の
不合理と思われる部分を見直すことは、期待されている役割を
果たす上で不可欠なことなのですから。

ところで、面白いことに、この部分を外すと、
市職労が示す考えの中には、私にとって、
市が示す考え方よりも、よっぽど共感できる部分があるのですよ。
で、そんな中の一つが、市職労が、不定期発行している「市職労ニュース」に
最近掲載された、↓この記事。↓

はじめに 「買取りありき」の拙速を避け、充分な吟昧が必要な 「アサヒビール跡地問題」

 当局が、病院や消防署など建替えが必要な時期にきている公共施設の移転を前提にアサヒビール跡地のうち4.5ヘクタールを買い取る 「基本構想」をまとめています。その計画の中には防災公園の整備も含まれています。市民二一ズに合わせて、公共施設を計画的に更新していくことは必要であり、防災公園も直ちに全面否定できるものではありません。
 しかし、現在の基本構想には、①アサヒビール側との交渉がまったく進んでいないにもかかわらず、行政の側の意思としての跡地の買取りが不動の前提条件となっていること、②整備する公共施設の優先順位や移転、新設の必要性が充分吟味されていないこと、③国庫補助金等がほとんど期待できず、今後の自主財源の見通しも不透明な中で、財政的裏づけが極めて脆弱であること、④阪神淡路大震災後の経験をふまえた庁内的議論が積み上げられたとはいえないこと、⑤パブリックコメントは実施したものの、事業規模の大きさに見合った市民的議論がなされたとはいえないこと、という5つの問題点があります。労働組合としても、大いに議論してこの問題に対する意見集約が必要ですが、少なくとも現時点で、① 「はじめに跡地買取りありき」の拙速な方針を改めること、②建替え・新設が必要な公共施設については、現地建替えと現在保有している市有地の活用を真剣に検討すること、③充分な財政の裏づけなき事業には絶対に着手しないこと、を要求する必要があります。

この内容、ほとんどの部分について強く賛同します。
いっそ、共闘できんもんやろか???と思うくらい。

あくまで個人的意見ですが。
保守とか革新とかいうのは思想の問題です。
国政においては、あるいは、そここそが重要なのかもしれませんが。
現場に根ざした活動が中心となる地方自治の現場において、
思想のみによって左右されることなど、ほとんどありません。
現場で起きている目の前の事象をまともに見、
誠実に具体的に、その問題に対する対処法を考え、
状況を改善しようと考えるなら、右も左もないはずです。
根が実務屋な私にとって、だからこそ、地方自治・地方政治の現場は
とても魅力的なわけで。

思想的な問題なんか関係なく、まともに考えるなら、
上に引用したような内容について、きちんと誠実に答えていくことこそが
市のなすべきことだと思うのですよ。
そういう姿勢をもつこともないまま、しゃにむに突っ走るなら、
将来の西宮市政に大きすぎる負の遺産を残すのは確実です。
もっと、まともに考えようぜと思いつつ。
それでは失礼致します。

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