西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~災害対応について⑤~

2008-09-02 13:20:07 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

首相の辞任には、びっくり。
とは言うものの、無所属の市会議員な私としては、
一国民としての興味以上のものは持ちようがありません。
今後、どうなっていくんですかねえ。

一方で、昨日の全く予想もしていなかった方に続き、本日は現市長が行った、
今秋の市長選挙への出馬表明は、リアルに私自身の仕事に関わってきます。
新聞報道等によると、なにやら、他にもいろいろと動きはあるようで。
こちらも、現時点では、どうなっていくものやら想像もつきませんが、
 〇現状の西宮市の課題とは、なんなのか?
 〇それを改善するために、どういった取り組みを行っていくのか?
 〇私たちが暮らす西宮の、あるべき・目標とする姿とは、どういったものなのか?
 〇そのまちの形を実現するために、どういった政策・施策が必要なのか?
今秋の市長選挙が、こういった点についての、きちんとした議論がなされる、
より良い西宮のまちづくりを実現することにつなげる、そんな得がたい機会となることを
切に願うものです。

さてさて、一般質問の続きです。
個別の質問と、それに対する答弁については、前回までの日記で
詳細に書いてきましたが、この仕事の主担当である防災安全局からは、
全体を総括して、↓こうした答え↓をいただきました。

災害時要援護者支援問題は、平成16年に発生した新潟県中越地震以降
重要な課題とされながら、3年後の新潟県中越沖地震時においても
先の地震の教訓が生かされていないことが大きな問題となりました。
本市においてもこの問題は、対象者数が膨大で災害の規模等によって
対応力にも大きく影響することや、基本データの収集整理についても
問題が山積しております。
今後も、健康福祉局や消防局をはじめ関係部局と引き続き、
密接な連絡を図りながら、要援護者全体の実情把握に努めるとともに、
災害時要援護者支援体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

私がいいたかったことは、↑ここ↑に、ほぼ集約されておりまして。
災害弱者と一口に言いますが、その対象は高齢者・心身障害者・妊産婦・乳幼児など
多岐にわたりますし、当然、役所の関係部署も、ずいぶん多くなります。
問題点を明確にすることなしに、漫然と時を過ごしていたのでは、
きっちりと組織的に対応できる体制を整えることなどできません。
こうした問題に取り組むため、設立されたはずの「防災安全局」が、
今のところ、そうした機能を果たせていないのは、非常に大きな問題です。
(蛇足ですが、「組織を立ち上げたら、それだけで満足しがち」という、
 ここらへんの構図は、「収納対策本部」にも見られたものです。
 現在の西宮市役所の、非常に性質の悪い癖としか言いようがありません。)

質問後の8月末から、地域防災計画の見直し作業も開始されました。
今回の一般質問でとりあげたような、ごく初歩段階の災害対応は勿論のこと、
さらに幅広い分野について、
 〇しっかりとした議論を行うことによって、問題点を明らかにし
 〇問題解決のための具体的で有効な手法を考え出し
 〇問題解決策の実現に向けた取り組みを進める
こういう当り前の取り組みを進めていかなければなりません。
(これも蛇足ですが、今回の質問で取り上げた内容とは別の施策として、
 学校施設や、大規模災害発生の際の最前線拠点である消防局のような、
 防災・減災という観点から、高い重要性を持つ公的施設の耐震化は、
 他のあらゆる事業に増して、最優先で進めていくべきだと考えています。)

「安心・安全のまち」が単なるお題目に終わってしまっては、絶対にダメなのです。
きちんとした対策を進め、あるべき都市の姿を実現していかなければならない。
そう考えています。