あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: とびしま海道_屋外食事会、車中泊でカヤック&バイク

2019年02月17日 | 旅するシーカヤック
2019年2月16日(土) 今日は、夏のシーカヤック教室でお世話になっている施設の、冬の食事会にお誘いいただいたので、参加させていただいた。

午前中に施設に伺い、施設に関わっておられる様々な招待客の一人として、子供達や職員の方々と一緒に食事を作り、昼からはそれぞれの班で作ったバラエティーに富んだメニューをいただく。
少し寒くはあったが、久しぶりの子供達やシーカヤック部の職員さんたちとの会話を楽しむ。

その中では、今年のプランに関する話もいただいて、またまた新たなアクティビティのプランに心トキメクひと時。
『それなら、初めての旅だし、安全を考えると俺はこういうプランがいいんじゃないかと思っているので、提案するよ』

しばし意見交換。
『じゃあ、また連絡待ってるよ』

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施設を辞すと、いつもの商店へ買い出しへ。
ここでビールと焼酎を購入し、近くのJAでパンとうどんの麺、水を購入して、いつもの場所へと向かう。

ここは、俺のお気に入りのパラダイス・スポット。

眺めが良く、それほど多くの人が来ることもなく、『とびしま海道』の絶景を独り占めにして、静かな雰囲気の中でビールを楽しむことができるのである。

今日は曇天で寒いのであるが、曇天だからこそ、時折射す日差しが、美しい景色を演出してくれる。




しっかりと着込んで寒さ対策をして、冬でも冷えたビールを飲み、光の演出を楽しむ。




これぞ、至福のひと時。

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夕方になると、コッフェルとカセットコンロを取り出し、晩御飯の準備を始める。

今日は、家に残っていたカレーと粕汁を、パックに詰めて持参してきた。

徐々に暮れなずんでいく景色を眺め、多少の肌寒ささえも、冬のアウトドアの雰囲気の一つとして楽しみながら、ビールをゴクリ!

やっぱり週末の外遊びは、日帰りではなく、泊まってなんぼやなあ、と改めて実感する。

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朝起きると、6時。
外はまだ暗いが、日の出は7時前のはず。
ラジオを聞きながら、暖かいシュラフに包まり、冬の朝の逡巡を楽しむ。

徐々に明るくなってきたので、ようやくシュラフから抜け出し、展望台へと登ってみる。

もうすぐ日の出。

アウトドア用のストーブに火を入れ、お湯を沸かしてコーヒーを淹れて、朝のキリリと透き通った空気の中で、絶景を眺めながら、コーヒーをゴクリ。


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朝ごはんは、昨日少し残しておいた粕汁に少し水を足し、うどんを投入。
白い粕汁がグツグツと煮え立つと、うどんも食べ頃。

フーフー、ズルリ。
ズズーっ、うん、美味い!

冬のキャンプの朝は、なんと言っても温かいうどんに限る。

手間もかからず、体も温まる。
何より今朝は、粕汁うどん。
底に沈んでいたシャケの切り身が、最高に美味い。
大根も、しっかり身が残りつつも味が沁みており、なんとも言えない滋味。

『いやあ、なんで鍋の残りってこんなに美味いのだろうか?』
すべての具材から出た出汁のエッセンスが凝縮した、まさに至福の一杯!

明日も休みなら、このまま焼酎を飲みたいくらいの美味しい朝ごはんであった。
『ご馳走様でした』

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荷物を片付け、ゴミを整理して車に積み込むと、浜へと向かう。
今日は、朝から風が上がる予報なのだが、南西の風なので、上手くいけば、とびしま海道の北岸なら漕げるはず。

浜についてみると、少し風と波はあるものの、これくらいなら全く問題ないレベル。

シーカヤックを浜に降ろし、ウエアリングを調整し、コーヒーを入れたポットを積み込むと準備完了。

今日は、たまにしか使わない出艇地なので、久しぶりの風景が新鮮である。

少しざわつく海を、手に馴染んだアークティックウインドで漕ぎ進み、冬の海の散歩を楽しむ。

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日が差す場所では、少し暖かく、

日陰では、少し体の芯が冷えるような、冬のパドリング。

この辺りでは、時々見かける石積み。

冬のパドリングには、この手袋がお気に入り。

少しゴツいが、完全防水で、俺のデジカメなら十分操作できる。

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芸予諸島でも珍しい、このエリア特有の細い水路を漕ぎ進み、

橋の下をくぐる。

こんな楽しみも、芸予諸島のシーカヤッキングならでは。

水路を超えると、この囲まれたエリアは風も通らず、穏やかな絶好の散策スポット。


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この辺りを漕いでいると、よく柑橘類が流れている。

『プカプカ、プカリ』

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Uターンして、近くにある無人島へ。

潮止まりも近いので、流れも穏やか。

これまで何度かこのエリアは漕いでいるのだが、初めて見つけた小さな祠。

シーカヤック旅の安全を祈願して、手を合わせる。


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シーカヤックを引き上げ、カートップすると、しばし休憩して岡村島へと戻る。
今度は、自転車の時間。

軽く、岡村島を一周しようというプランである。

島の道路では、ひじきが干してある。
橋の下を漕ぎ抜け、

クロックワイズで島を一周。

少し風が出てきたが、快適な朝のお散歩ペダリングを楽しむことができた。

***

地元のとびしま海道で、屋外食事会にお招きいただき、今年のシーカヤック部活動について提案をいただき、お気に入りの絶景スポットでビールを飲み、シーカヤック&バイクを楽しむことができた、最高の週末。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
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