この週末に予定していた夏のシーカヤック教室での島渡りが、施設側の都合で急遽延期となってしまった。 『いやあ、どうしよう? まいったなあ』
思い掛けずも直前でフリーとなってしまい、久し振りに訪れたのは、困った時にはここで決まりの、お気に入りの『生名島』
この島がお気に入りになってから、もう何年経つのだろうか?
『初めてこの島に来た時』 は、キャンプ場の景色が素晴らしく、そして親切な管理人さんにもお世話になり、生名島のファンになってしまった。 ここは、岩城や弓削を巡るには最適なベースキャンプであり、瀬戸内らしい箱庭的な景色を楽しめ、陸でも『おせったい』など島ならではの文化や、レモン豚や魚介類、芋菓子などなど、おいしいB級グルメも楽しめる瀬戸内の楽園。
クルマにカヤックとMTBを積んで年に何度も通うこの島だが、いつ来ても『今回はどんな景色に出会えるのだろうか』とワクワクしながら、片道ほんの数分という短い航路のフェリーに乗り込む。
今日は雨の予報だったのだが、キャンプ場に到着すると晴れ間が覗く。
雨だったら、フェスパでゆっくり温泉に浸かり、雨の景色を眺めながらビールを独り楽しもうと思っていたのだが、この天気なら漕げそうだ。
さっそくシーカヤックを浜に降ろす。
『今日は岩城島一周だな』 iphoneで潮をチェックし、反時計回りで決定。
8月は、島のシーカヤック教室でしか漕がなかったので、久し振りのツーリング。 楽しみだ!
岩城造船では、貨物船への給油作業中。
少し暑いが、青空に恵まれ、最高のツーリング日和である。
今朝は少し湿度が高いようで、漕いでいると汗が噴き出してくる。 まだまだ夏の雰囲気。
それでも風もなく海は穏やかで、時おりトビエイがバシャリと跳ねるのを眺めながら、手に馴染んだ大切なアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎ漕ぎ進んでいく。
暑くはあるが、空は秋を感じさせる雲。
うん、なかなか良いじゃないか。
***
1時間ちょっとで、岩城島の浜へ。
いつもの浜にシーカヤックを引き揚げ、お昼ご飯を食べるために『よし正』さんへと向かう。
ガソリンスタンドには、『10円引き』の張り紙が。 離島では運搬費が追加されるためガソリン大が高いのだが、期間限定の補助金で値引きしている模様。
11時過ぎ。 よし正さんへ入り、『定食(よし正定食)お願いします。 ご飯少なめで』
店の若女将さんが私を見て、『あ、今日もカヌーですか?』 『ええ、そうなんですよ。 雨が降らなかったんで良かったです』
『予報は雨でしたもんね。 晴れて良かったですね』 『はい』
よし正定食が運ばれてきた。 いつもながら、650円とは思えない充実ぶり。 『いただきます』
ここの定食は、一品一品しっかり作られており、本当においしいのである。 『ごちそうさまでした』
午前中の漕ぎでは、あまりの暑さと久し振りのツーリングで、少し消耗していたのだが、これで元気は回復。
ターミナルへ行き、妻へのお土産として芋菓子を購入。 『じゃあ生名島へ戻るとするか』
午後からは、少し空気が変わったようで、午前中ほどの蒸し暑さは感じない。
秋の気配が漂い始めた空と海の景色を楽しみながら、キャンプ場の浜へ。
***
シーカヤックを引き揚げ、カヤックと道具の潮抜きをし、洗い物を干してシャワーを浴びると、買い出しへ。
弓削島に渡ってみると、Aコープが新しくなっていてビックリ。
惣菜とビールを買い出し、キャンプ場に戻る。 キャンプの手続きをして、管理人さんとしばし四方山話。
『じゃあ、今回もお世話になります』
しまなみの夕暮れ時。 徐々に暗くなっていく景色を眺めながら飲むビールは格別である。
『グビッ、グビッ、グビリ』 『プハーッ。 いやあ、ほんまに旨い!』
***
朝起きると、ストームクッカーでお湯を沸かし、まずは目覚めのコーヒー。
今朝も晴れ間が覗いており、これなら自転車も楽しめそうだ。
朝食は、三原駅近くのパン屋さんで仕入れてきたおいしいパンと、インスタントのスープ。
食後は再びコーヒー。 キャンプの朝に飲むコーヒーは、キャンプツーリグの楽しみの一つ。
8時には弓削島でMTBを降ろし、自転車ツーリングの準備は完了。
今日のお供は、スペシャライズドのMTB。 これを買ったのはもう15年くらい前だが、まだまだ充分ツーリングには使える状態。
今回は、以前走って気に入った、弓削島反時計回り一周コースである。
アップダウンがそこそこあり厳しいが、クルマも少なく、瀬戸内の景色を堪能できるルートなのだ。
最初は登りから。
途中、アップダウンを繰り返しながら、このコースのピーク地点へと徐々に近付く。
長くて急な最後の坂。 一番低いギアにして、一漕ぎ一漕ぎ高さを稼いでいく。
登りはキツいが、何も考える事なくマシンと化してひたすら漕ぎ進むこの瞬間瞬間が、なんとも気持ち良い。
そして、前回登坂したときよりは、体が楽である。 先日のしまなみ縦断もそうだが、最近では折りをみて自転車を漕ぐようにしているので、少しは漕ぐ筋肉がつきつつあるようだ。 うれしいな。
ここからは、爽快なダウンヒル。 瀬戸内の景色を眺めながら、風を感じて漕ぎ降りていく。 『あー、気持ち良い!』
今朝は、弓削島一周約1時間弱のお散歩ツーリングを楽しむことができた。 しまなみ海道、生名島をベースにしたカヤック&バイクの旅。
いやあ、良い週末だった!
思い掛けずも直前でフリーとなってしまい、久し振りに訪れたのは、困った時にはここで決まりの、お気に入りの『生名島』
この島がお気に入りになってから、もう何年経つのだろうか?
『初めてこの島に来た時』 は、キャンプ場の景色が素晴らしく、そして親切な管理人さんにもお世話になり、生名島のファンになってしまった。 ここは、岩城や弓削を巡るには最適なベースキャンプであり、瀬戸内らしい箱庭的な景色を楽しめ、陸でも『おせったい』など島ならではの文化や、レモン豚や魚介類、芋菓子などなど、おいしいB級グルメも楽しめる瀬戸内の楽園。
クルマにカヤックとMTBを積んで年に何度も通うこの島だが、いつ来ても『今回はどんな景色に出会えるのだろうか』とワクワクしながら、片道ほんの数分という短い航路のフェリーに乗り込む。
今日は雨の予報だったのだが、キャンプ場に到着すると晴れ間が覗く。
雨だったら、フェスパでゆっくり温泉に浸かり、雨の景色を眺めながらビールを独り楽しもうと思っていたのだが、この天気なら漕げそうだ。
さっそくシーカヤックを浜に降ろす。
『今日は岩城島一周だな』 iphoneで潮をチェックし、反時計回りで決定。
8月は、島のシーカヤック教室でしか漕がなかったので、久し振りのツーリング。 楽しみだ!
岩城造船では、貨物船への給油作業中。
少し暑いが、青空に恵まれ、最高のツーリング日和である。
今朝は少し湿度が高いようで、漕いでいると汗が噴き出してくる。 まだまだ夏の雰囲気。
それでも風もなく海は穏やかで、時おりトビエイがバシャリと跳ねるのを眺めながら、手に馴染んだ大切なアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎ漕ぎ進んでいく。
暑くはあるが、空は秋を感じさせる雲。
うん、なかなか良いじゃないか。
***
1時間ちょっとで、岩城島の浜へ。
いつもの浜にシーカヤックを引き揚げ、お昼ご飯を食べるために『よし正』さんへと向かう。
ガソリンスタンドには、『10円引き』の張り紙が。 離島では運搬費が追加されるためガソリン大が高いのだが、期間限定の補助金で値引きしている模様。
11時過ぎ。 よし正さんへ入り、『定食(よし正定食)お願いします。 ご飯少なめで』
店の若女将さんが私を見て、『あ、今日もカヌーですか?』 『ええ、そうなんですよ。 雨が降らなかったんで良かったです』
『予報は雨でしたもんね。 晴れて良かったですね』 『はい』
よし正定食が運ばれてきた。 いつもながら、650円とは思えない充実ぶり。 『いただきます』
ここの定食は、一品一品しっかり作られており、本当においしいのである。 『ごちそうさまでした』
午前中の漕ぎでは、あまりの暑さと久し振りのツーリングで、少し消耗していたのだが、これで元気は回復。
ターミナルへ行き、妻へのお土産として芋菓子を購入。 『じゃあ生名島へ戻るとするか』
午後からは、少し空気が変わったようで、午前中ほどの蒸し暑さは感じない。
秋の気配が漂い始めた空と海の景色を楽しみながら、キャンプ場の浜へ。
***
シーカヤックを引き揚げ、カヤックと道具の潮抜きをし、洗い物を干してシャワーを浴びると、買い出しへ。
弓削島に渡ってみると、Aコープが新しくなっていてビックリ。
惣菜とビールを買い出し、キャンプ場に戻る。 キャンプの手続きをして、管理人さんとしばし四方山話。
『じゃあ、今回もお世話になります』
しまなみの夕暮れ時。 徐々に暗くなっていく景色を眺めながら飲むビールは格別である。
『グビッ、グビッ、グビリ』 『プハーッ。 いやあ、ほんまに旨い!』
***
朝起きると、ストームクッカーでお湯を沸かし、まずは目覚めのコーヒー。
今朝も晴れ間が覗いており、これなら自転車も楽しめそうだ。
朝食は、三原駅近くのパン屋さんで仕入れてきたおいしいパンと、インスタントのスープ。
食後は再びコーヒー。 キャンプの朝に飲むコーヒーは、キャンプツーリグの楽しみの一つ。
8時には弓削島でMTBを降ろし、自転車ツーリングの準備は完了。
今日のお供は、スペシャライズドのMTB。 これを買ったのはもう15年くらい前だが、まだまだ充分ツーリングには使える状態。
今回は、以前走って気に入った、弓削島反時計回り一周コースである。
アップダウンがそこそこあり厳しいが、クルマも少なく、瀬戸内の景色を堪能できるルートなのだ。
最初は登りから。
途中、アップダウンを繰り返しながら、このコースのピーク地点へと徐々に近付く。
長くて急な最後の坂。 一番低いギアにして、一漕ぎ一漕ぎ高さを稼いでいく。
登りはキツいが、何も考える事なくマシンと化してひたすら漕ぎ進むこの瞬間瞬間が、なんとも気持ち良い。
そして、前回登坂したときよりは、体が楽である。 先日のしまなみ縦断もそうだが、最近では折りをみて自転車を漕ぐようにしているので、少しは漕ぐ筋肉がつきつつあるようだ。 うれしいな。
ここからは、爽快なダウンヒル。 瀬戸内の景色を眺めながら、風を感じて漕ぎ降りていく。 『あー、気持ち良い!』
今朝は、弓削島一周約1時間弱のお散歩ツーリングを楽しむことができた。 しまなみ海道、生名島をベースにしたカヤック&バイクの旅。
いやあ、良い週末だった!