この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

唐津に行ってきました、その8。

2021-11-20 21:19:58 | 旅行
 長くなりましたが、唐津旅行記も今日で最後です、たぶん(?)。
 
 凪の音に戻ったのは3時半ぐらいでした。
 もうちょっと早く戻ればよかったかな。

 凪の音ではお風呂に入りました。
 ただ、温泉に入ったわけではないのです。
 どういうことなのかというと凪の音にあるには温泉ではなく、汐湯なんですよね。
 汐湯というのは文字通り、海水を濾過して加温した入浴(施設)のことで、自分は以前大分の佐伯で汐湯には入ったことがあり(こちら)、その時は汐湯なんてここしかないんじゃないか、と思ったのですが、実際には唐津にもありました。笑。
 汐湯、全国にはどれぐらいあるんだろう…。

 汐湯には不思議に思うことがあります。
 海水浴のときに海水に浸かると身体がべとつくじゃないですか。
 でも汐湯に入ってもそういうべとつきは感じられないのです。
 これって海水がべとつくのは海水に含まれる不純物のせいなのかなぁ。
 それとも海水はべとつくものだという思い込みなのか。
 教えて、誰か頭のいい人!

 汐湯から上がった後は帰路に着きました。
 行きは九州自動車道長崎線を通ったのですが、帰りは都市高速環状線を通ったので(カーナビの指示による)、分岐が複雑、かつ交通量がハンパなく多く、運転しながらかなり怖い思いをしました。
 次に唐津に行くことがあったら、行きも帰りも長崎線を利用したいと思います。

 最後に凪の音で注文したお弁当の写真を貼っておきますね。

   

 季節のちらし寿司、900円也。
 これで900円なら安くないですか?
 天ぷらは冷えていても美味しかったですよ。

 唐津旅行記は以上です。
 唐津は子どもの頃からこれまで数え切れないぐらい行っているのですが、ただこれまで行ったことがあるのは夏の唐津だけだったんですよね。
 秋の唐津も思っていた以上に楽しめました。
 お袋も満足してくれたようなので行ってよかったです。

 今年の旅行はとりあえず泊りがけのものはこれにて終了です。
 さて、来年はどこに行こうかな…。
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唐津に行ってきました、その7。

2021-11-19 20:12:36 | 旅行
 凪の音でランチとは別に頂いたもの、それはお風呂と夕食用のお弁当でした。
 旅行から帰ってすぐにお風呂や夕食の準備をするのはきついだろうと思い、事前に予約していたのです。
 たださすがにランチを食べてすぐにはお風呂に入れないので、お弁当の引き取りは4時にして、その前にお風呂に入ることにしました。
 とすると、あと一ヶ所、観光する時間があるので、【ポンポコ村ベゴニアガーデン】に行ってみることにしました。
 ポンポコ村ベゴニアガーデンはその名の通りベゴニアに特化した植物園で、現在1200種類以上のベゴニアを保有しているとのことです。
 ベゴニアって特に意識したことはなかったんですけど、花ではなく、葉を愛でる植物なのだそうです(と案内してくれたおばちゃんが言ってました)。

   

 へぇ、世の中にはいろいろな植物の愛で方があるものなんですねぇ…。
 
 ポンポコ村は上述の通り基本的に植物園であり、メインの展示物はベゴニアを始めとする熱帯の植物なのですが、その他、温室を利用して様々な生物が飼育されていました。
 例えばこんなの。

   

 コバルトヤドクガエル。
 元々三匹いたのが二匹逃げ出して、現在一匹しかいないそうです。
 へぇ、二匹逃げちゃったのかぁ、、、ってヤドクガエルが逃げ出して大丈夫なのかよ!
 と思いましたが、人工繁殖のヤドクガエルは毒性がないので逃げ出しても特に問題はないとのことです(おばちゃん談)。
 毒がある、ないにかかわらず(っていう言い方も変ですが)、飼育している動物は逃げ出さないように飼うのが飼い主としての最低限のマナーなんじゃないかなぁ。
 ヤドクガエルのことはさておき、この他ポンポコ村では珍しいクワガタやカミツキガメ、それにボールパイソンなどを観ることが出来ますよ(動物によっては触ることも可)。
 ポンポコ村、動物好きな人にはパラダイスかもしれません。

                                 続く。
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唐津に行ってきました、その6。

2021-11-18 20:24:57 | 旅行
 イカ丸を下船した後、【呼子大橋】へと向かいました。
 観光名所となっている橋といえば山口の角島大橋が有名ですが、呼子大橋からの眺めもよかったですよ!
 といっても車で通ったので呼子大橋からの眺望の写真はないのですが。汗。

 忘れてました、そういえば、呼子大橋を渡る前に橋のたもとにある弁天遊歩道を歩いたのでした。

   

 弁天島という小さな島に渡れる遊歩道なのですが、潮風のせいか、鉄製の欄干が所々錆びついていて、寄りかかったりしたら欄干ごと海に落ちそうでちょっと怖かったです。

 呼子大橋を渡った先の加部島にある【風の見える丘公園】に行ってみました。
 
   

 眺めはよかったのですが、残念ながら風は見えなかったかな(当たり前だ)。

 お昼は唐津に戻り、【網元の宿 汐湯凪の音】でランチを頂きました。
 ここはミシュランガイドで紹介されるような唐津でも指折りの高級旅館なのですが、お昼のランチはかなりリーズナブルなんですよね。

   

 「伊万里牛しゃぶしゃぶ御膳」を注文しました。
 写真の伊万里牛の他に、鮮魚お造り、茶碗蒸し、白飯、お味噌汁、香の物の六品で1800円というのは相当お得なのではないでしょうか。
 お袋も気に入ったみたいで、ここでの食事が一番美味しかったと言ってました(イカの活き作りが負けた!)。
 
 実は、って断るほどのことでもないのですが、凪の音で頂いたのはランチだけではありませんでした。

                                  続く。
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唐津に行ってきました、その5。

2021-11-17 20:41:05 | 旅行
 日曜日はいつもより早く目が覚めてしまいました。
 というか、この日はあまり眠れていませんでした。
 自分はこれまで枕が変わると眠れない、というようなデリケートなタイプではないと思っていたのですが、どうやら枕の高さが変わると安眠出来ないっぽいことに今さらながら気づきました。

 7時に朝食を取り、8時前にチェックアウトをして、日本三大朝市の一つである「呼子朝市」に行ってみました(三大朝市といっても残り二つは知らないんですが。汗。)。
 三大朝市というだけあって呼子朝市、活気がありましたよ。
 と言いたいところなのですが…。

   

 8時過ぎの時点ではやはりコロナの影響か、閑散としてましたね。
 もちろん二年前はこんなことはなかったそうです。
 通りの雑貨屋のおばさんは犬を散歩させるのも大変だったと言っていました。
 呼子の活気が戻るのはいつの日か…。

 とはいえ、出店がまったくなかったわけでもないので、お袋はご近所に配るアジの干物などを買いまくっていました。笑。
 あと、農家の方が米を売りに来ていたので5キロ買いました。
 持ち歩くのは当然自分ですが…。
 駐車場に戻るまでがめっちゃきつかったです。

 朝市を散策した後はそのままマリンパル呼子から七ツ釜遊覧船の「イカ丸」に乗りました。
 七ツ釜は玄界灘の波涛の侵食によって出来た海蝕洞窟で、大小七つの釜を並べたように見えることからその名が来ているのですが、何と言っても奇岩である「柱状節理」で有名です。

   

 「柱状節理」というのは火山岩の露頭にしばしば見られる柱状の割れ目のことで、、、言葉で説明してもよくわかんないですよね。
 写真をどうぞ♪

   

 柱状節理自体はそこまで珍しいものではないんですよ。
 全国のあちこちにあって、九州では福岡の糸島や宮崎の高千穂峡で観ることが出来ます。
 ただ、柱状節理を真下から見上げることが出来るのって七ツ釜ぐらいのものじゃないのかなぁ、たぶんですけどね。
 イカ丸が思っていた以上に洞窟に近づいてくれたのでド迫力のパノラマを目にすることが出来ました。
 唐津に来ることがあったら是非七ツ釜の柱状節理をその目で直接ご覧になって下さい。
 圧倒されること必至だと思います。

                                    続く。
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唐津に行ってきました、その4。

2021-11-16 20:51:52 | 旅行
 宿に向かう途中、一軒だけ寄り道をしました。

   

 寄ったのは『ナニコレ珍百景』で紹介されていた、面白ステッカーを売っている【山口茶屋】です。
 ステッカー目当てだったのですが、肝心のステッカーは「これだ!」というデザインが見当たらず、購入には至りませんでした。ゴメンなさい。
 ちなみにステッカーはこのお店で作っているというわけでなく、近くの業者から委託販売されているものだそうです。
 個人的にステッカーよりも目を引いたのが店内に所狭しと置かれているペーパークラフトでした。

   

   

 弥勒菩薩像もウルトラマンも(その他宇宙戦艦ヤマトやら何やら)みーんなペーパークラフトなんですよ。
 店主の趣味なのだそうです(と応対してくれた奥さんが言ってました)。
 一から設計して作ったわけではないにしてもこれだけたくさんのペーパークラフトを作るのはすごい!と思いました。

 今回お世話になる【漁師民宿 大慶】の駐車場に車を停めたのは5時前くらいだったかな。
 ただ、肝心の宿が見当たらず、うろうろしました。
 宿はちょっとした、、、いや、かなりの傾斜の坂の途中にあり、疲れ切った体で重い荷物を持って上るのは一苦労 でした。
 部屋で人心地ついてから、お風呂に入りました。
 風呂場はリフォームされたばかりなのか、とても綺麗でしたよ。
 夕方の6時半になり、この日の夕食♪

   

 呼子といえばイカですよね。
 夕食ではイカの活き作りを頂きました。
 呼子といえばイカ、と言いました。
 しかし実際には近年温暖化の影響か、呼子ではイカが取れなくなっているのだそうです(こちら)。
 この日もイカを提供できるのか、ギリギリまでわからなかったと宿の方は言っていました。
 でもおかげで頂いたイカはこれ以上ないというぐらい新鮮で、甘みがあって美味しかったです。
 この他、煮魚やカツオのたたきなど、食べ切れない量の海の幸が振舞われました。
 ご馳走様でした。

                                    続く。
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唐津に行ってきました、その3。

2021-11-15 23:23:12 | 旅行
 「高島」と聞いてもあまりにありふれた名前でピンと来ないかもしれませんが、【宝当神社】だと「あぁ、あそこか」と思い至る人も多いかもしれませんね。
 唐津湾中部にある「高島」という有人の島には宝当神社という縁起の良い名前の神社があり、全国各地から多くの人が宝くじの当選祈願のためにこの神社に詣でています。
 
 高島に行くには手段が二つあります。
 一つは片道の乗船料が220円の定期便です。
 ただ、定期便はそこまで便数が多くないんですよね。
 自分たちが行った時は出港まで30分以上あったのでもう一つの渡航手段である海上タクシーを利用することにしました。
 乗船料が倍の500円だったのですが、時間が惜しいですしね。
 しかし、海上タクシーの船主から「出発までしばらく待つことになるよ(二人では出港できない)」と言われました。
 待つのが嫌だから海上タクシーで行こうと思ったのに!
 結局定期便で行くことにしたのですが、定期便で高島に行って戻ってくる間、海上タクシーが動いている様子はありませんでした。
 いつ客を乗せているんだ、海上タクシー。

 10分ほどの短い船旅を経て高島に到着。
 高島到着後の正直な感想は、さびれている、でした。
 本当に宝当神社にご利益があるなら、その宝当神社がある高島がこんなにさびれているのはおかしい、と思いました。
 元々信仰心が乏しい自分ではあるのですが、宝当神社に対する信頼は限りなくゼロに近かったです。
 が、一緒に行ったお袋はそうでないらしく、何とこの日の為に宝くじまで購入していました。
 どういうことなのかというと、宝当神社で祈願してから宝くじを買うよりも、宝くじを買ってから宝当神社で祈願した方がご利益が大きいそうで…。
 信じるものが救われたらいいんですけどね。笑。

 宝くじの結果がどうだったのかは後日こちらで報告したいと思います。
 一等が当選した暁には大盤振る舞いをする予定なので期待して下さい!(信じてないんじゃないんかい!)

 宝当神社には特に何も思うことはなかったのですが、定期便が高島を出港する際、島の子どもたちが見送りに現れたのには柄にもなくジーンとくるものがありました。

   

 といっても子どもたちと何らかの交流があったとか、そういうわけでは全然ないのですが。
 ベタなシチュエーションに胸が熱くなるものがあったのでしょう。

 駐車場に戻ると休憩を取り、それからこの日お世話になる宿へと向かいました。

                                続く。
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唐津に行ってきました、その2。

2021-11-14 22:16:18 | 旅行
 九州で蕎麦どころと言えば小国や佐賀のそば街道が有名ですが、ここ唐津も決して負けてはいません。
 『マツコの知らない世界』で紹介された「蕎麦の神様」が営む蕎麦屋や、一日一組限定、予約が取れるのは三年後という蕎麦屋など、唐津には蕎麦の名店が少なからずあるのです。
 ただ、今回の旅行では蕎麦を食べるために一時間待つというような時間的な余裕はなかったため、ネットでの評価がそこそこよかった【そば処 田なか】に行くことにしました。

   

 蕎麦って見ただけで美味しいかどうかわかると思うんですよね。
 美味しい蕎麦は宝石のようにキラキラと輝いている、そんな気がします。
 残念ながらそば処 田なかの蕎麦は輝きは見て取れませんでした。
 そこそこの蕎麦でしたね。
 ちょっと酷評になってしまったかもしれないけれど、そばサラダ、十割そば、そばがき、そば寿司、そば湯、コーヒー、そばくずのセットで1500円というのはかなりコスパは良いと思います。

   

 写真はデザートのそばくず。これが一番美味しかったかな。

 それからどーでもいいことなのですが、唐津には【そば処 田なか】の他に【そば処 たなか】もあるみたいです。
 最初同じ店かと思っていたのですが、住所も電話番号も違うので違う店っぽい…。
 後から出来た店がどちらかは知りませんが、こんな似通った屋号のお店が市内に二店あったらお客さんが戸惑うかもしれない、とは思わなかったんですかね?

 蕎麦で腹を満たした後は高島に行くために唐津城東の駐車場に向かいました。
 

                                続く。
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唐津に行ってきました、その1。

2021-11-13 20:09:38 | 旅行
 先月末に大分に行ったばかりですが、13、14日に唐津に行ってきました。
 唐津は本来8月の13、14日のお盆休みに盟友のまささんと行く予定でした。
 が、台風の直撃で旅行は当日になって中止になってしまいました。
 旅行があっけなく中止になってしまったことに納得が行かなかった自分は、テレビで見た【環境芸術の森】に行ってみたいとお袋が言っていたのを思い出し、お袋を誘って唐津に行くことにしました。
 日程は最初の旅行の予定日からちょうど三ヶ月後である11月の13、14日です。
 11月に来れるなら来てみやがれ台風!って感じですかね。笑。

 13日は8時前に家を出て、九州自動車道長崎線を多久ICで降り、9時前には【環境芸術の森】に着きました。
 環境芸術の森というのは唐津市厳木町作礼山南西斜面に位置する約30haの私有林です(「厳木町」って読めます?)
 人が手を加えた人工的な森なのですが、その美しさが近年話題になっています。

   

   

   

 特に三枚目の、逆さ富士ならぬ逆さ紅葉はアイディアの勝利ですね。
 評判になるのも頷けます。
 森の中を30分ほど散策し、自然と人工の調和の取れた森の美しさを堪能しました。

 環境芸術の森を後にして最初に向かったのが【唐津うまかもん市場】でした。
 ここではお袋がこれでもか!というぐらい日頃お世話になっているご近所さんへのお土産を買いまくっていました。
 まぁお世話になっている人には感謝の気持ちを伝えないとね。

 次に唐津で評判の洋菓子店【ポトラッチ】に行きました。
 ここではイチゴのショートケーキを買ったのですが、そのショートケーキの小ささにびっくりしました。
 といっても小さい分値段も安かったので(近頃は500円越えのものも珍しくない中、300円でした)、決してコスパが悪いというわけではなく、むしろ良心的なお店と言えるかもしれません。
 三時のおやつで頂きましたが美味しかったですよ。

 この後、お昼を食べにとあるお蕎麦屋さんへと向かいました。

                              続く。
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『ハロウィンKILLS』、本当にイライラさせられたのは…?

2021-11-12 22:11:39 | 新作映画
 デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ジェイミー・リー・カーティス主演、『ハロウィンKILLS』、11/6、中洲大洋劇場にて鑑賞。2021年52本目。

 『ハロウィンKILLS』をハロウィンから一週間遅れで観てきました。
 そう、『ハロウィンKILLS』はハロウィンのシーズンに合わせて公開されたのです。
 何当たり前のことを言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、個人的に今年一番のお気に入り映画である『クリスマス・ウォーズ』は10月の公開でした。
 何でやねん、と思わないでもないですが、確かに『クリスマス・ウォーズ』はクリスマスシーズンに客を呼べるような映画ではなかったですけどね。
 それはさておき、ホラー映画を公開週に観損ねると、このまま観れずに公開が終了してしまうんじゃないかって思ってしまいます。
 実際『ハロウィンKILLS』を観に行った時、劇場内には自分の他に客は一人しかいませんでしたから。

 前作のラストで「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズを屋敷の地下室に閉じ込めることに成功したローリーですが、直後、屋敷に火を放ちます。
 マイケルを焼き殺そうとしたわけですが、正直「アホか!」と思いましたね。
 マイケルは火に弱いという弱点があるならともかく、そうではない以上、閉じ込めるのに成功したのなら、そのまま閉じ込めておけばよかったのに…。
 絶対次回作ではオープニングで炎の中からマイケルが復活するんだろうな、と思っていたら、案の定でした。

 火を放ったローリーは「アホか!」と思いましたが、ホラー映画を観ていると(それがお約束であっても)登場人物の行動にはしばしばイライラさせられます。
 例えば、屋敷の中に殺人鬼がいるということがわかっているにもかかわらず、何故か別行動を取る二人組、とかですね。
 何で一人になるんだよ、とツッコミを入れずにはいられません。
 本作ではそういうシーンが少なくとも二回はありました。

 ただ、本作を観ていて一番イラついたのは、そういう不自然な行動を取る登場人物ではなく、他でもない劇場内にいたもう一人の観客でした。

   

 写真でわかりますかね(普段上映中に写真を撮ることはありません)、前の席のヘッドレストに足を乗せているのが。
 それだけでも腹立たしいことなのに、その足がスクリーンにちらちら映るんです。
 これでイライラせずにいられましょうか。

 突然ですがここで問題です。
 このような場合、どういう行動を取るのが正しいでしょうか。
 次の三つのうちから選びなさい。
 1.一旦離席して劇場の外にいるスタッフに事情を話して、スタッフに注意してもらう。
 2.自分でその客のそばに行って直接注意する。
 3.世の中何が起きるかわからないので黙ってひたすら我慢する。

 この選択肢の中から選ぶとしたら、1.でしょうね。
 我慢するのは精神衛生上よろしくないし、かといって自分で直接注意して、危険な目に合うのも馬鹿々々しいですし。 
 
 しかし自分は賢くないので2.を選んじゃいました。笑。
 上映中堪忍袋の緒が切れた自分は無言のまま立ち上がり、男の座席の前の列に回ると、そのまま睨みつけてやりました。
 言葉を発するよりその方が効果があるかと思って…。
 実際男はヘッドレストから足を下ろしましたよ。
 そのことを確認してから元の席に戻りました。
 それから先は男の方からやってくるのではないかと戦々恐々となりながら映画を最後まで観ました。
 エンドロールが流れ出すとさっさと劇場を後にしました。

 というわけで、ホラー映画を観に行って、ホラー映画並みに怖い体験を(自ら望んで)してしまいました。笑。
 良い子の皆さんは決してマネしないでくださいね。

 お気に入り度★★☆、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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これは傑作だと思った『アンテベラム』。

2021-11-11 20:51:19 | 新作映画
 ジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツ監督、ジャネール・モネイ主演、『アンテベラム』、11/6、キノシネマ天神にて鑑賞。2021年51本目。

 念願だったキノシネマ天神によーやく映画を観に行きました。
 こんなところに映画館があったとは!
 ちょっとした驚きです。
 一応会員にもなったのでこれからはそれなりの頻度で行くことになるでしょう。
 会費の元は取らないとね!

 『アンテベラム』、傑作だと思いました。
 ただ、何がどう傑作なのか、説明するのは難しい作品ですね。
 ネタバレ厳禁な映画なんですよ(ネタバレ厳禁な映画を「ネタバレ厳禁な映画です」と紹介するのもネタバレになりますが、そこはご勘弁を)。
 出来るだけ前情報は仕入れないで観に行った方がよいです。
 予告編も見ない方がいい、、、っていうか、予告編は作品の肝であるオチも明かしているように思えるのだけど…?
 
 まぁ前情報は仕入れるな、予告編は見るなではさすがに不親切すぎると思うので、最低限知っておかなければいけないことを書くと、南北戦争時代、アメリカでは白人によって黒人奴隷が迫害されていたということ、そして黒人差別は今もまだ続いているってことですかね。
 やべ、これだけでも何か書きすぎたような気がする…。

 ネットでは本作を指して、とある作品との共通点が指摘されています。
 確かに2作には構造的な共通点があるとは思います。
 ただ、「アンテベラム」はその作品を模倣しただけの作品というわけではないんですよね。
 プラスアルファの部分がちゃんとあって、そこが素晴らしいのです。

 上映館が少ないようですが、お近くの映画館で上映されているようだったら是非観に行って下さい。
 これぞ映画だ!と思える体験が出来ると思います。

 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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