この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

6月の予定♪

2013-06-30 21:44:13 | 日常
 6月の予定です♪   


    


 6/1 この日は高良大社で行われるへこかき祭りに行く予定、、、ではなく、映画サービスデーなので映画のハシゴをするつもり。一応前売り券を買っている『オブリビオン』をメインに『ポゼッション』か『グランドマスター』あたりを観るつもりだけど、逆に前売り券を買っている『オブリビオン』を別の日に観るかもしんない。


 6/6  辻村深月『島はぼくらと』発売。ここしばらく辻村深月作品は(大きく)ハズレが続いてるんだけど、さて購入しようかするまいか。


 6/8 超久しぶりに劇団ショーマンシップの本公演を観に行こうかなぁ。。。


 6/18 『神のみぞ知るセカイ』二十二巻発売。さすがに¥3000もする特装版は買わないっつーの。


 6/21 映画『アフターアース』公開日。この映画、何がビックリするって公式サイトや予告編のどこを見ても監督の名前が載せられてない!もしかしたらスタッフロールにも載ってなかったりして。笑。


 6/28 映画『ハングオーバー!!!最後の反省会』の公開日。このシリーズ第一作はめっちゃツボでハマって、つづく第二作ははイマイチ、さて最終三作目はどーなんかいな?


 う~~~ん、どうも六月は何だか暇っぽい。。。誰か構ってくれ~~~!!!
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『ハングオーバー!!!最後の反省会』、取ってつけた感のあるシリーズ最終作。

2013-06-29 21:59:26 | 新作映画
 トッド・フィリップス監督、ブラッドリー・クーパー主演、『ハングオーバー!!!最後の反省会』、6/29、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2013年29本目。


 前作(での出来事)がなかったことになっている続編が嫌いです。
 例えば『ダイ・ハード』シリーズ。一作目と二作目であれほど夫婦愛を確かめ合ったジョン・マクレーンと妻のホリーが三作目ではあっさりと離婚しちゃってます。何のためにジョンは命懸けでテロリストたちと戦ったんだ、、、と思わずにはいられません。
 『ターミネーター』シリーズも同じく、ですね。
 前二作のストーリーと設定を思いっきり無視した、ジョナサン・モストゥがメガホンを取った三作目は未だに許しがたいです。
 映画会社、及び映画監督には、ドル箱シリーズの続編を作る際には、前作に対しリスペクトを忘れず、またストーリー的に矛盾した内容にしてくれるな、と言いたいです。

 さて、『ハングオーバー』シリーズ第一作目である『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は傑作でした。
 コメディとしても良い出来だったと思いますが、「花ムコはどこに消えたのか?」という謎を追ったミステリーとして優れていました。
 コメディは矛盾や疑問点を含んだ緩い作りになりがちです。まぁこれはコメディに限らず、アクション映画やホラー映画もそうですよね。
 でもそれで構わないとも思います。
 なぜならコメディにおいて重要なのは笑いであるからです(同様にアクション映画で大切なのは切れの良いアクションであり、ホラー映画においては恐怖)。
 である以上、コメディは必ずしも緻密な作りである必要はない。

 けれどミステリーではそういうわけにはいかないですよね。
 矛盾や疑問点を孕んだミステリーってありえないですから。
 だから、コメディとして傑作であり、ミステリーとしても優れているシリーズ第一作目を自分はとても高く評価しています。

 しかし自分が第一作目で一番好きなのは、歯医者のステュが子持ちのストリッパーのジェイドに自分の気持ちを伝えるシーンなんですよね。
 女性運に恵まれないステュがシングルマザーのジェイドと結ばれるというラストを自分は素直にいいな、と思ったのです。

 が、驚いたことにシリーズ第二作目『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』では、二人が結ばれたことなどなかったかのようになっていて、ステュは中国人の花嫁を迎え入れるんです。
 ステュとジェイドはお似合いの二人だなと思った自分はそれはないだろうと言いたくなりましたよ。
 無理矢理続編を作るために製作者から二人は別れさせられたかのように感じられました。
 なので、ほとんど構成的には一作目と変わらないにもかかわらず、二作目に対する自分の評価はとても低いです。

 さてシリーズ三作目である本作にもジェイドが登場します。
 そして彼女はステュのある頼みごとを聞き入れます。
 なぜ二人が結ばれなかったのか、そういったことがシリーズの中では一切説明されないので、ジェイドがステュの頼みごとを聞き入れること、というかそれ以前に何事もなかったかのように再会することが自分にはとても不自然に感じられました。
 フツーだったら、アンタの顔なんて見たくもない!ぐらい言いそうなものですけどねぇ。

 そんなわけで、自分の中でシリーズ一作目と三作目が繋がってないんですよね。
 そうである以上、二作目同様三作目も高く評価することは出来ません。

 他にも高く評価出来ない理由がいくつかあって、例えば本作はコメディにしてはちょっと血生臭いんですよねぇ。
 単純に笑えるコメディで人がバンバン死んでいくのは正直引いてしまいます。
 あとエンドロール後の大オチが感心しませんでした。
 ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、さすがにあれは(いろんな意味で)ないと思いました。
 
 それから映画本作とは関係ないのですが、映画評論家の町山智浩氏の、映画秘宝のトッド・フィリップ監督へのインタビュー記事がほとんどテレビブロスの記事の使い回しだったのは感心しませんでした(若干映画秘宝の記事の方が長い。動物に関するネタは映画秘宝のみ。)。
 自分は使い回しの記事を読むために映画秘宝を買ってるわけじゃないんだけどなぁ…。


 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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フルーチェを凍らせてみた。

2013-06-28 20:46:31 | グルメ・おやつ
 夏のおやつの定番といったら何といってもフルーチェですよね。
 冷蔵庫で冷たく冷やしたフルーチェは最高ではござらぬか!!

 異論は認めます。
 まぁ自分自身フルーチェ以外に給食ムースやらアイスクリンやら食べてますからね。
 でもとにかくフルーチェが大好きなんですよ。

 冷たく冷やしたフルーチェがこんなに美味であるなら、凍らせたフルーチェはもっと美味ではないだろうかと思って、冷凍庫で凍らしてみました。


   


 見よ、これがアイス・フルーチェだ!!

 早速食べてみました。感想は、、、ん~~~、微妙。
 何でもそうなんですけど、凍らせたら甘さが控えめになっちゃうんですよね。
 逆にいうと常温では「甘すぎる!」ぐらいのものじゃないと凍らせたとき甘くないのです。
 理屈ではわかっていたことだけど、フルーチェなら理屈の壁をぶち破るのではないかと勝手に期待してました。笑。

 今年の夏も大人しく冷えたフルーチェを食べることにしよーっと。


ps.『アイスフルーチェ』なる商品があることは知っています。でも自分はフツーのフルーチェを凍らせて食べてみたかったんです。。。
 
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ダンシング・クライマー。

2013-06-27 20:37:37 | 折り紙・ペーパークラフト
 どこの家の浴室にもある(よね?)吸盤フック。


   


 それだけだと面白くないのでこんなのくっつけてみました。


   


 険しい岩肌を登るロッククライマーをイメージして作ってみたけど、シルエットだけだと酒飲んで酔っぱらって変な踊りを踊っているオッサンにしか見えないので、ダンシング・クライマーと名付けました。

 行け、ダンシング・クライマー!

 
   


 車のドアにも登れるよ。


   


 お菓子の空き缶も楽勝さ♪


   


 でも木のドアは無理でした。ダンシング・クライマー、高所より落下して死亡。

 君の勇姿は忘れない、いつの日かまた会おう、ダンシング・クライマー!!
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ここまでワケがわからないと逆にスゴイと思う、映画『ブラッディ・スクール』。

2013-06-26 20:43:31 | 旧作映画
 オーストラリアのピーター&マイケル・スペリエッグ兄弟が監督した『アンデッド』というホラー映画は本当にワケがわかりません。
 『アンデッド』というタイトル通り、始まりはフツーのゾンビ映画なのですが、ふと気がつくといつの間にか『未知との遭遇』(っぽい映画)になってるのです。
 ほんと、あれ?いつの間に?って感じなのですが、それをわざわざ巻き戻して確認するほど面白い映画ってわけではありません。笑。

 ストーリーはマジでワケがわからないんですが、スペリエッグ兄弟がなぜこういう映画を撮ったのかは何となくわかります。
 二人はゾンビ映画をこよなく愛していた。でもそれと同じぐらい『未知との遭遇』も好きだった。
 そして生涯初めて長編映画を作ることになって、どちらに主題を置いた作品にするか決めきれなかった。
 だから、始まりがゾンビ映画で、終わりが『未知との遭遇』っぽい映画になったのでは、と推測します(たぶん間違ってない)。

 さて、ジョセフ・カーン監督の『ブラッディ・スクール』というホラー映画をDVDで見て、自分はそのワケのわからなさに『アンデッド』を思い出しました。
 この作品は『ブラッディ・スクール』という邦題が示す通り、一人の女子高生が殺人鬼に殺されるシーンから始まります。
 そうか、この映画は『スクリーム』のような、正体不明の殺人鬼とヒロインが対決するお話なんだ、そう思うじゃないですか。
 が、そうじゃないんです。
 殺人鬼とヒロインの対決が、一応物語の本筋ではあるんですけど、次から次へと別のエピソードが挿入され、気がつくと、いつの間にやらタイムトラベルものになっているという、ワケのわからなさっぷりでは『アンデッド』すら凌ぐといってもいいですね。
 『アンデッド』はまだしもストーリーそのものは理解不能でも、製作意図は何とか掴めたのですが、『ブラッディ・スクール』はそれすら不可能でしたね。
 この監督、何を考えてるんだろうと思いましたが、同時にここまでワケがわからないものを見せられると、自分はスゴイものを見たのかもしれない、とも思いました。
 たぶん、勘違いだと思いますけどね。笑。

 ともかく「『ボルケーノ』以来の大傑作」というキャッチコピーに偽りはなかったです。
 このキャッチコピーにピンとくるものがあったら見て損はないと思います。
コメント (2)
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飼ってみたいと思わないでもない。

2013-06-25 20:20:02 | 日常
 毎年この時期になると現れるアイツが今年も我が家にやってきましたよ。


   


 ヤモリです。
 少し前に書いたスズメのヒナをレスキューした記事の中で、鳥のヒナは大概可愛いと書きましたが、爬虫類も案外(見た目だけは)可愛いと思います。目がくるくるっとしていて、愛嬌があるところとかね。

 飼いたいなと思わないでもないですが、爬虫類って鳥に輪をかけて飼いにくいですよねぇ。
 生餌なんてとても与えきれないし。
 あ、でもベジタリアンの爬虫類もいるって聞くし、そういうのはどうなんでしょうね?

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飛んでみたいと思わないでもない。

2013-06-24 21:15:08 | 日常
 この写真で見えるかどうかわかりませんが、パラグライダー(?)が曇天の空を飛んでいます。


   


 飛んでみたいと思わないでもないのですが、このパラグライダー、明らかに住宅地の上を飛んでるんですよねぇ。交通量の多い道路も、電線も、すぐそばにあります。
 パラグライダーって広く拓けた山裾などで飛んでるイメージがあるんですけど、どこで飛んでもいいんですかね???
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フツーに面白かった、『アフター・アース』。

2013-06-23 20:44:09 | 新作映画
 M・ナイト・シャマラン監督、ジェイデン・スミス主演、『アフター・アース』、6/23、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2013年28本目。


 M・ナイト・シャマラン監督最新作、『アフター・アース』を観てきました。
 この映画、何がすごいかといって、監督であるシャマランの名前が公式サイト、予告編、チラシ、それらのどこにも見当たらないこと!(少なくとも自分には見つけられませんでした。パンフレットにはさすがに載ってるんですよね?)
 配給会社もシャマランの名前を伏せた方が観客動員数は伸びると判断したからでしょうけれど、当のシャマランはそういう扱いで納得したんでしょうか。
 っていうか、アメリカ本国でもそうなんですかね?

 そんな本作なんですが、自分にはフツーに面白かったです。
 まぁいろいろ気になるところがないでもないんですけどね、一千年の間放棄・隔離している割にはフツーに人類が住めそうな地球とか、異星人の聖地になっている惑星を侵略する地球人とか、何で主人公のキタイは手袋をはめないんだろうとか、最強の敵であるアーサって光線銃の類いを使えば自分でも倒せるんじゃなかろうかとか、そういうことを疑問に思ったのですが、面白さを損ねるということはなかったです。

 フツーに面白かったって書きましたが、逆にいえばシャマランっぽさは感じられなかったかな。
 シャマランっぽさって何?って聞かれてもあまり上手くは答えられないんですけど、強いて言えば、感情移入を拒絶する登場人物とか、無理矢理な展開とか、そんな終わり方でいいの?と言いたくなるエンディングとか、そういったことです。
 それらを感じられなかったのは脚本がシャマラン本人の手によるものじゃないからかもしれませんが、ともかく事前に知っていなかったら、シャマランの監督作だと思わなかったでしょう。
 はっきりいって、日本で同時期に公開され、同じように廃棄された地球を舞台にした『オブリビオン』の方が自分の目から見たらシャマランっぽい作品でしたよ。
 などとシャマラン論を展開してもそもそも自分は熱烈なシャマランファンでも何でもないのですが(それどころかシャマランの作品を全部見てるってわけでもない)。
 
 何だか褒めてるのか貶してるのかわかんないレビューになりましたが、個人的には『オブリビオン』よりよほど楽しめたし、こちらを押します。
 でもアメリカ本国での興行収入は『オブリビオン』の圧勝だったようで、、、この作品が最後のシャマラン監督作にならないといいですけどね。


 お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ぼた餅を食べ比べてみた。

2013-06-22 20:42:49 | グルメ・おやつ
 県道31号線を鳥栖から佐賀に至る途中にある綾部はぼた餅が名物として有名です。うちのお袋も好物で、近くを通るときは買って帰るようによく頼まれます。
 元々綾部神社のお祭りの時にだけ販売される季節もののお菓子だったようですが、今では一年中、時を問わず売られています。

 綾部神社の傍には二軒のぼた餅屋があります。
 一軒は橋本屋といい、もう一軒は喜久屋といいます。


   


   


 店構えが立派なのは明らかには喜久屋の方なのですが、なぜかお客は橋本屋にしか入りません。お袋が買ってきてくれと頼むのも橋本屋のぼた餅です。
 自分はぼた餅がそれほど好きというわけではないのですが、いつか橋本屋と喜久屋のぼた餅を同時に食べ比べてみたいものだと思っていたので、今日たまたま近くを通りかかった際、橋本屋のぼた餅を買うついでに喜久屋のぼた餅を買ってみました。

 これが橋本屋のぼた餅。


   


 何だこりゃ!これが餅かよ!って感じですが、一面のこし餡の中に餅が埋もれているのですな。

 で、こっちが喜久屋のぼた餅。試し買いだったので一個だけ。


   


 食べ比べての感想ですが、違いはまったくなかった、、、というようなことはなく、喜久屋のぼた餅の方が若干餡が水っぽく、橋本屋のぼた餅の餅の方が歯ごたえがあるような気がしました。
 別段、喜久屋のぼた餅が不味かった、というわけではないので、違いはごくわずかだと思うのですが、そのわずかな違いが結局大きな客足の差を生むのでしょうね。

 同じようなことは大宰府の梅が枝餅にもあるなぁと思いました。
 梅が枝餅なんて大宰府ならどこでも売ってそうなものですが、行列が出来ているのは一部の店だけですからね。
 いつか梅が枝餅も行列が出来る店と出来ない店のものを食べ比べてみたいものです。
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映画『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』、タイトルについて考える。

2013-06-21 23:52:22 | 旧作映画
 初めに断わっておくと、映画『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』はなかなか面白いですよ。


 かつては優秀な教師として表彰されたこともある生物教師スコットも今ではやる気ゼロのダメ教師。経営難を理由に音楽科の廃止を知らされた彼は馬の合わない校長との反発心から資金集めを宣言してしまう。八方ふさがりになった彼は多額のファイトマネーに惹かれて、総合格闘技のリングに上ることを決意する…。

 最初は嫌々リングに上がっていたスコットもいつしか注目を浴びるようになり、そのことで彼自身も戦うことに本気になっていく。クライマックスで彼は総合格闘技の最高峰「UFC」のリングで戦うことになります。
 いくらなんでもそれは話が上手く行き過ぎではないか、と思わないでもないですが、そこは目をつぶり、素直に話を楽しむ方が正しい見方というものでしょう。
 老若男女にお薦めできる、王道的な感動ストーリーだと思います。

 さて、本作はその出来の良さに反して、『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』という邦題のひどさが話題になっているようです。
 今日は本作を始め、邦題がダメだとされた作品をいくつか挙げながら、邦題について考えてみたいと思います。

 本来は原題をそのまま邦題にするのが望ましいんですよね。それが製作者の意図を一番反映しているのでしょうから。
 ただ、それが問題になるのは、原題に日本人になじみのない単語が含まれてるから、要は日本人の英語力の低さが原因です(まぁ英語力以前に英語圏の映画でない場合もありますが)。
 『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』の原題は『HERE COMES the BOOM』と言います。難しい単語こそないものの、直訳すると「ここにブームはやってくる」となり、ほとんど日本人には意味不明です。たぶん、英語圏の方にしかわからないニュアンスがあるのでしょう。
 まぁ邦題を原題とは別のものにしたのはわからないではないです。

 さて、ここでよい邦題であるための条件を三つほど挙げてみたいと思います。

1.内容に即している。
 タイトルが内容に即しているなんて当たり前のように思えますが、内容に合ってない邦題の映画も結構あるんですよね。リリース時に一時的に人目を引けばよい、とでも考えたのでしょう。
 その代表例が『バス男』ですね。主人公がバス通学であるという理由だけでつけられたタイトルですが、バス通学のシーンが繰り返されるわけでも、重要だというわけでもありません。
 同時期に日本で『電車男』が話題になったからつけられたんでしょうけれど、これは原題の『ナポレオン・ダイナマイト』をそのまま流用すればよかったんじゃないかと思います。

2.検索しやすい。
 これも重要な条件だと思いますが、一口に「検索しやすい」といっても案外難しいです。
 まず、ありがちなタイトルはそれだけでダメだと思います。
 例えば主人公が何かのコレクターだから、タイトルがそのまま『コレクター』であるのは感心しません。
 【映画 コレクター】で検索しても同名のタイトルがいくらでもヒットしますからね。
 また、ありがちでなければそれでいいかというとそういうわけでもなく、やたら長かったり、もしくはインパクトがなさ過ぎたりといった覚えにくいタイトルもダメです。
 自分が『ワナオトコ』というタイトルが秀逸だと思うのはこの条件をクリアしているからです。

3.センスがある。
 実はこれが一番厄介な条件ですね。センスがあるかどうかというのは完全に主観ですから(内容に即しているかどうか、検索しやすいかどうかもある程度は主観ですが)。
 自分はマーク・ウォルバーグ主演のカーアクション映画『ミニミニ大作戦』はなかなかいいタイトルではないかと思っているのですが、アマゾンのレビューなどを拝見するとダサいタイトルだと思っている人も多いようです。

 この三つの条件に照らし合わせてみると『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』という邦題は、条件1はまぁギリギリクリアしてるかな、と思います。
 条件2は【闘魂先生】で検索すれば確実に本作がヒットするでしょうから、クリアでしょう。
 問題は条件3なのですが、、、『ミニミニ大作戦』ですら悪くないんじゃないかと思う自分もこの『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』というタイトルはちょっと、、、ダサいかなぁと思うので、完全にアウトじゃないでしょうか。

 総合すると、三つの条件のうち、二つがクリア、一つがアウトなので、『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ』というタイトルはギリギリ及第点は与えても良いかな、と思います。

 まぁ本作に限らず、洋画の邦題は、こんなタイトルはダメだ!とダメ出しする際に、自分だったらこういうタイトルにする、という代案を挙げるべきじゃないでしょうか。
 ダメ出しするだけなら何事も簡単ですからね。
 それが出来ないのであれば、どんなダサいタイトルであっても受け入れるべきではないか、自分はそう考えます。
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