この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

1月の予定。

2018-01-31 17:53:34 | 日常
 1月もこれといった予定はありません。
 困ったもんだ。。。


 1/5は映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』の公開日。ムビチケ購入済み。

 1/13は福岡市民会館で手嶌葵のコンサート。チケット購入済み。

 1/20は映画『ガーディアンズ』の公開日。前売り券購入済み。

 1/27は映画『ジュピターズ・ムーン』の公開日。前売り券購入済み。


 こんなところです…。

 


 

 
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ともかく素晴らしかった『パディントン2』。

2018-01-30 21:52:44 | 新作映画
 ポール・キング監督、『パディントン2』、1/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2018年3本目。


 この日は映画を2本観ました。
 ただ、元々は2本観るつもりはなかったのです。
 なぜ2本観ることにしたかというと、今年になって観た『キングスマン:ゴールデンサークル』と『ガーディアンズ』がどちらもイマイチだったんですよね。
 新しい年になって観た映画が3本続けてイマイチだったら、たぶん心が折れるなと思って(折れやすい心だな!)、急遽、3本目に他の映画を観ることにしました。
 まぁつまり元々観る予定だった映画には期待できなかったってことですね。笑。

 さて、何を観るかですが、これには悩みました、、、と言いたいところですが、ほとんど選択肢はないに等しかったです。
 yahoo映画で評判がよく、なおかつ割引券が使えるユナイテッドシネマキャナルシティ13で上映時間が都合のいい作品は『パディントン2』ぐらいしかありませんでした。

 自分は比較的yahoo映画を信用しているので、そこでの評価が4.5点を越える『パディントン2』は間違いなく面白いのだろうなとは思っていたのですが(まぁ『鋼の錬金術師』も4点を越えてますが。笑。)、一つ問題があるとすれば、1作目を見ていないことでしょうか。
 まぁパート1を見らずにいきなりパート2を観るのはすでに『バーフバリ 王の凱旋』で経験済みだったので、問題ないと言えば問題なかったんですけどね。

 そんなわけでそれなりに面白ければいいと思って観に行った『パディントン2』なのですが、これがまた、めちゃめちゃ面白かったです。
 2018年に何本映画を観るか、もちろん確定していませんが、ベスト3に入ることは間違いないですね。
 それどころか、オールタイムでもベストテンに入ろうかというぐらいの面白さでした。

 本当にケチのつけようのない傑作でしたよ。
 まず何といっても脚本が素晴らしかった!起承転結がきっちりとしていて、なおかつその時点では大した意味を持たないように思えたことが後々になって伏線として回収されて、観ていてとても気持ちよかったです。

 アクションもよかったなぁ。
 自転車に乗った泥棒をパディントンがどうやって追っかけるかというと何と犬に乗って!ぶっちゃけ『キングスマン:ゴールデンサークル』の冒頭のカーチェイスの10倍ぐらいは手に汗握りましたよ。

 クライマックスの列車チェイスも素晴らしいの一言でした。
 列車チェイスといって思い出すのが『ローン・レンジャー』で、あの映画を観たとき「映画史に残る列車チェイスではないか」と思ったのですが、それに勝るとも劣らない素晴らしさでした。

 この映画の面白さを伝えられない自分の貧弱なボキャブラリーが恨めしくなりますが、ともかく、面白くて、可愛くて、じんわり泣けて、最後の最後は感動する、素晴らしい映画です。
 今何を観ようか迷っている人がいたら是非この『パディントン2』を観てください!
 本当にハッピーになれますよ。


 お気に入り度★★★★★、お薦め度★★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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第67期王将戦七番勝負第2局の大盤解説会に行ってきました。

2018-01-29 21:00:05 | ゲーム
 日曜日は第67期王将戦七番勝負第2局の大盤解説会に行ってきました。
 場所は吉野ヶ里温泉卑弥呼の湯の2階大広間です。
 大広間というと少しはカッコつくかもしれませんが、ここだけの話、ただの宴会場です。笑。

 大盤解説会って何?って思われる方のために説明すると、タイトル戦の番勝負をプロ棋士の解説を聞きながらみんなで楽しもうという会のことです。
 この説明でわかったかなぁ、う~む。

 大盤解説会がある以上当然タイトル戦の番勝負があっているわけですが、それは同じ建物ではなく、車で15分ほどの距離にある大幸園という創作料理屋で行われました。

 最初大幸園でタイトル戦の番勝負があると聞いたとき、正直何かの間違いだろうと思いました。
 なぜかというとタイトル戦の番勝負って格式のある建物か、老舗の旅館などで行われるイメージがあったからです。
 その点大幸園って一度行ったことがあるけれど、眺めがいいだけでそんなに格式も歴史もないような、、、おっと失言失言。聞かなかったことにしてください。笑。

 午前中はいろいろ用事があったので、会場に着いたのは2時過ぎでした。
 当然いい席が空いているはずもなく、大盤解説会なのにその大盤が小さくてよく見えない!大盤ってそんなに小さいの?って思いました。


   

 この日の解説である北浜健介八段と聞き手の武富礼衣女流3級。
 ぶっちゃけ北浜八段はトークは軽妙でしたが、差し手の予想はかなり外してました。笑。

 対局はタイトルホルダーである久保王将が上手く差し回し、挑戦者である豊島八段に一度もリードさせることなく、夕方5時過ぎ豊島八段の投了で決着しました。


   

 写真は投了図。
 豊島八段はここで投了したのですが、正直将棋素人である自分にはなぜ先手がここで投了しなければならないのかさっぱりわかりませんでした。
 北浜八段は「豊島八段はここでこう差したいはずです」としきりに▲8三歩成りを推奨していましたが、それはほとんど一手パスに近い緩手ですよね。
 自分なら▲8二銀で王手をします。
 当然後手の玉将は逃げるしかないから△6二玉の一手。
 先手は飛車を取りつつ▲3二竜の王手。
 それに対し後手は合い駒をするか、角で取るしかないわけですが、とりあえず角で取るとして、△3二同角。
 先手は▲4二飛車の王手角取り。△5二飛車。▲3二飛車成り。△3二同飛車。
 ここまで行くと逆転とまではいかずとも、乱戦模様にはなったと思うんだけどなぁ。

 どなたか将棋の詳しい方!
 なぜ豊島八段が105手目で▲8二銀としなかったのか、理由を教えてください♪
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天神激安駐車場情報、その2♪

2018-01-28 22:15:36 | 街で見かけた・・・。
 昨日は天神にあるよく利用する駐車場を紹介しました。
 今日は利用したことのない、今後も利用することがないであろう駐車場を紹介したいと思います。

 まずは春吉2丁目リバーサイドハーキング。


   

 通常料金が100分100円という、もはや本当に天神にある駐車場なのか?と疑いたくなるほと安い駐車場です。
 しかしこの駐車場は一方通行の途中にあり、ここまで行ってここの駐車場が空いていなかったらどうしようもないという状況に陥るので、実際利用したことは一度もないです。

 次は那珂川パーキング。


   

 ここはキャナルシティの道一本挟んだ向かいにある駐車場で、当然キャナルシティから一番近い駐車場の一つです。
 シネコンの近くにある駐車場の割には当日最大800円というのは結構安いじゃないか、と思った方は要注意!
 よく見ればわかりますが、当日最大800円なのは平日限定のサービスなのです。
 映画を観て、食事をして、買い物をして、そんなふうにのんびりしていたら、週末だとあっという間に2000円コース突入!
 まぁ実際利用している人はあまりいないですけどね。

 次は博多駅にほど近い得するチュー車場(本当にそれが正式名称なのかどうかは知りません)。


   

 一見すると最大料金が800円と博多駅に近い割にはかなり良心的な価格設定の駐車場です。
 しかし気をつけなければいけないのが営業時間!
 この駐車場、営業時間が7:00~23:00までで、それ以外の時間だと車を取り出せない!
 この駐車場に車を停めて、テキトーに遊んでいて、あちゃー、遅くなったなー、と思って車を取りに行っても、23:00以降だと車を出せない!
 自動的に博多に一泊決定♪
 恐ろしい駐車場だと思いました。

 さて、話は変わりますが、写真を撮った日に利用したのが最大料金が500円で、通常料金が30分100円の三井リパーク春吉1丁目第2でした。
 駐車場に戻ったのが21:30過ぎでした。
 料金を精算しようとしたら精算機に1000円と表示されました。
 通常料金が30分100円で追加されるのでこれぐらいの金額になるのです。
 まぁ1000円なら別に文句はないのです。天神ならそんなものでしょう。
 さて支払うかと思って財布を覗いてみたところ、ありゃ、1万円札しかない…。
 精算機の表示を確認したところ、お札で使えるのは千円札のみで、2千円札、5千円札、1万円札は不可とあります。
 一番近いコンビニは歩いて5分ぐらいのところにあります、、、ありますが、1日歩き続けていたのでもうこれ以上歩きたくない…。
 最後の手段で、財布の中と車の中から小銭を何とか1千円分かき集めて事なきを得ました。
 
 皆さんもコインパーキングを利用するときは千円札を切らさないように注意しましょう。
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天神激安駐車場情報、その1♪

2018-01-27 21:29:08 | 街で見かけた・・・。
 福岡の天神まで車で行くことが多いです。
 そのことを人に言うと結構な頻度で「車で天神まで行ったら、駐車場が高いんじゃないですか?」と聞かれます。
 いえいえ、そんなことはないですよ。
 もちろん天神にある駐車場がすべて安いって言ってるわけじゃないですが、でも安いところは安いです。
 今日は自分が普段利用する天神の駐車場と利用しないいくつかの駐車場を紹介したいと思います。

 まずはここ、タイムパーク春吉YM。


   

 終日60分毎100円というのも安いと思いますが、それより目を引くのは入庫後12時間以内の最大料金が600円ってことです。
 一般的に何時から何時までで最大料金がいくら、と設定されている駐車場が多いのでこれはありがたいです。
 一つ難を言うと、駐車場全体はどちらかというと狭いので、【空車】の表示が出ていても、奥のスペースしか空いてなくて、めちゃめちゃ停めにくいことがあるってことでしょうか。
 まぁそれは運転手の技量でどうにでもなることで、自分もバックで入庫して、ささっと停めちゃいますけどね(嘘。何度も切り返しました。)。

 次はタイムパーク春吉YMの向かいにある駐車場(正式名は知らず)。


   

 60分100円というのはタイムパーク春吉YMと同じですが、注意したいのは8:00~20:00で最大700円ってところですね。
 13:00から停めていたら20:00で700円になり、以後追加料金が発生するってことです。
 それだけ書くとかなり条件が悪いようですが、この駐車場の良いところは、マンションの一階部分にあるので雨の日などに乗り降りしやすいってことですね。もちろん夏の暑い日にも停めやすいのは言うまでもありません。
 実際よく利用しています。

 次はDパーキング春吉一丁目第2。


   

 タイムパーク春吉YMも相当安いのですが、こちらはそれを上回ってさらに安いです。何と24時間600円。
 24時間停めていたら1時間当たり25円ってことですね。一月でも1万8千円、、、これってフツーの月極め駐車場の料金じゃないですかね?
 しかもこの駐車場は最近オープンしたばかりで駐車場全体も整地されていて、広く、停めやすいです。
 ただ、あまりに条件が整い過ぎていて、満車であることが多いのが難点でしょうか。
 60分200円というのは気にしないでいいと思います。

 次は三井リパーク春吉1丁目第2。


   

 天神の駐車場で最大料金が一番安いのはここでしょうね。7:00~19:00までの最大料金が500円。格安です。
 しかし気をつけたいのは通常料金30分100円というところ。
 この日はここの駐車場に停めてあとで痛い思いをしました…。

 長くなったので続きは明日にします。
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映画秘宝3月号のベスト&とほほ10に物申す!

2018-01-26 20:32:31 | 映画秘宝
 映画秘宝2018年3月号が発売されました。
 毎年3月号では前年に公開された映画のベスト&トホホ10が発表されます(詳しくはこちら)。
 映画ファンならばまずは必読、必買の一冊だと言っていいでしょう。

 自分はこのランキングに一つだけ言いたいことがあるのです。
 それは、ベスト&トホホ、どちらも1位が『ブレードランナー2049』だったこと!
 ではありません。
 どちらかというと、ベスト&トホホの1位が同じ作品だったというのは、如何にも映画秘宝らしいことではないかと思います。

 では言いたいことは何かというと、自分の2017年のベストムービーである『女神の見えざる手』をほとんどの選者が観ていないこと!
 でもありません。
 まぁ『女神の見えざる手』は間違っても映画秘宝向きの作品ではなかったので、選者の中で観てない人が多かったとしてもそれは不思議ではないです。

 自分が本当にそれはどうかと思ったのは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が(ついでに言えば『バーフバリ 王の凱旋』も)ベスト30に入っていないことです。
 『女神の見えざる手』を観てない人が多かったとしてもそれは納得できないことではないですが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はそうじゃないですよね?

 理由はまぁわからないでもないのです。
 単純に、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が締め切り間際の年末(12/15)に公開されたからでしょう。『バーフバリ 王の凱旋』が選出されなかったのも同様の理由でしょうね。

 しかし、ごくわずかですが『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を選出した人もいるんですよ(自分が数えたところ160名を越える選者のうち2人)。
 1人でもいる以上、それが出来ないということはないはずですから。

 それとも『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、及び『バーフバリ 王の凱旋』が、30位の『アシュラ』、及び『ハードコア』以下の得票しか得られない作品だったってことでしょうか。
 そんなことはないはずですが。

 映画秘宝ベスト10のルール1にこうあります。
「2017年に観た映画のうち、心を奪われた映画10本を選出する」と。
 あくまで対象は“2017年”に観た作品であって、2017年の年末に観た作品は除外する、などとは書かれていません。

 2017年に公開されたにもかかわらず、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、及び『バーフバリ 王の凱旋』がランキング外だった、その理由を、選者一人一人が説明するのが難しくとも、せめて編集部は一言断わりがあってもいいのではないかって思いますね。
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映画『ガタカ』のラストシーンについての考察、その補足2。

2018-01-25 21:50:26 | 旧作映画
 今日も今日とて『ガタカ』についての考察です。笑。
 本当は昨日で止めとこうと思ったんですが、いい機会だから人様の書いた『ガタカ』の考察を読ませてもらったら、あらやだ、ビンセントが死んだって思っているの、(読ませてもらった限りでは)自分だけじゃん。わぎゃん。
 そっかー、みんな、ビンセントが努力(と気合)で心臓の疾患を治したって思ってるのか…。
 自分的には心臓の疾患を持つ者が努力でそれを治すのって、生まれつき片手のない者が努力したら片手が生えたっていうのと同じぐらいあり得ないと思うんだけれど。う~む。

 自分の『ガタカ』考察については自信があります。
 でもその自信も『残り全部バケーション』や『マーターズ』の時に比べたら弱い気がします。80%ぐらいかな~(弱気)。

 それでも読ませてもらった考察の中は、それは絶対にない、と思うものもありましたよ。
 例えばこんなの。

>でなければ、ビンセントが生涯、困らないようにと、大量の生体サンプルを残していく必要はありませんからね。

 yahoo知恵袋の『ガタカ』についての質問の中の、ある回答者のコメントの一文です。
 このコメントを書いた人は、ビンセントが地球に戻ったとき、「ジェローム」として生きるのに困らないようにジェロームが大量の生体サンプルを残した、と考えているようです。
 いやいやいや、それはない。
 この人は果たしてビンセントがいつぐらいに地球に戻ってくるって考えているんでしょうね(自分はそもそも生還しないと考えていますが)。
 タイタンの探査ですよ?東京出張とはワケが違います。
 劇中では具体的な期間は示されませんが、一週間やそこらってことはないでしょう。それこそ、五年、六年といった長期に渡るミッションであることは間違いないです。
 切りのいいところでミッションの期間を五年ということにしましょう。
 その五年の間、ずっと冷蔵庫の中に保管していたとしても、尿や血液といった生体サンプルは確実に劣化、変質、腐敗するでしょう。
 そんな腐った生体サンプルが検査で役に立つわけがない。
 だから、仮にジェロームが生体サンプルを冷蔵庫にしまったとしても、それはビンセントのためではなかったと考えるのが妥当というものです。

 ジェロームがビンセントのために生体サンプルを残したのだという考えは、自分的に、一年間冷蔵庫に入れっぱなしだった牛乳を飲め!と言われるのと同じぐらい受け入れがたいです。
 しかし、そう考える人は件の回答者だけではないようなんですよね、、、というかどちらかというと主流といってもいいぐらいで、、、そんなにみんな一年間冷蔵庫に入れっぱなしだった牛乳を平気で飲めるの?って言いたくなります。

 といった感じで、ある作品に対する考察が他人のそれと大きく異なるという経験は初めてではないのですが、でもまさか『ガタカ』の考察でそれがあるとは思ってもみませんでした。

 自分は『ガタカ』を非常に高く評価しています。
 しかしそれもラストシーンでビンセントが死んだという前提での評価です。
 仮にビンセントが努力によって心臓の障害を克服し、見事宇宙飛行士となって困難なミッションをやり遂げた、というご都合主義にも程があるエンディングだったら、自分の『ガタカ』に対する評価はそれこそガタカたと落ちますね、ってシャレを言っている場合か。

 まぁでも誰でも同じように考えているだろうと思っていたことが、どうもそう考えているのは自分だけだったと知ることは、多少心臓に悪くても、面白いことではありますね。
 と言ってる余裕はないので、出来れば世間一般と同じ思考回路を持ちたいです(無理)。
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映画『ガタカ』のラストシーンについての考察、その補足。

2018-01-24 21:48:19 | 旧作映画
 昨日の記事の補足です。続きと言ってもいいかな。

 昨日の記事、自分ではおおよそ間違ったことは言ってないつもりではあるのですが、まとめ方がイマイチでしたね。
 人間賛歌って何やねん!
 言いたかったのは、自分の考察通りであれば、『ガタカ』という映画は、主人公は自ら死地に赴き、その友人は自ら命を絶つという、鬱なことこの上ない結末になるのですが、自分はこの『ガタカ』を悲劇だとは考えていないってことです。
 主人公とその友人がラストで死ぬのに悲劇ではない?
 そうです、そう思います。

 一般的に自殺者は望んで死ぬわけではありません。
 絶望し、苦悩し、その結果死を選択します。
 それは悲劇以外の何ものでもない。
 
 翻って『ガタカ』のビンセントとジェロームはどうでしょう?
 命という代償を払うことになりましたが、ビンセントは「宇宙飛行士になる」という子どものころからの夢を叶えることが出来ました。
 亡くなる瞬間、彼はきっと至福だったに違いありません。
 ですから彼の死は悲劇ではない。

 一方ジェロームはどうでしょう?
 ビンセントが宇宙飛行士になることは彼にとっても夢でした。
 ビンセントが宇宙に旅立ち、彼は充たされた気分であったでしょう。
 彼自身が命を絶つ選択をしたときもそれは変わりなかったと思います。
 彼の死もやはり悲劇ではない。

 彼ら二人の死によって、この映画は、生きるとはどういうことなのか、命とは、夢とは、友情とは、そういったことを示してくれるのだと思います。

 何だかまたまとまりが無くなってきてしまいました。笑。

 本当はまだ語りたいことがあったんですけれど、それはまた別の機会に回したいと思います。
 
 
 
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映画『ガタカ』のラストシーンについての考察。

2018-01-23 21:31:25 | 旧作映画
 ネットの友人が『ガタカ』を見たというのでその感想を聞きました。
 感想は割愛しますが、友人は『ガタカ』を見てとても感動したそうです。
 ただ、ラストシーンで主人公の友人であるジェロームがなぜ自ら命を絶ったのか、それが最初よくわからなかったとのこと。

 『ガタカ』は遺伝子の優劣がすべてを決める近未来で、劣性遺伝子を持つ主人公ビンセントが宇宙飛行士を目指すお話です。
 ジェロームは事故によって下半身不随となった優性遺伝子の持ち主ですが、ビンセントが宇宙飛行士になるためにあらゆるサポートをします。

 『ガタカ』はネットでも非常に評価の高い作品ですが、友人同様、なぜジェロームが命を絶ったのか、理由がわからないという人が多くいるようです。
 
 自分はといえば、なぜジェロームが命を絶ったのか、疑問に思ったことは一度もありません。
 今日はそのことについて自分なりの考えを述べたいと思います。

 ただ、一つだけ先に断わっておきたいことがあります。
 自分は『ガタカ』は大好きな作品で、繰り返し見てはいますが、最後に見たのはずいぶんと前のことで、さらに事情があって今手元に『ガタカ』のDVDがないのですべては記憶を頼りに書くことになります。
 なので、記憶違いや思い違いもあるかもしれません。
 もしそういったものがある場合はやさ~しく間違いを指摘してください。
 よろしくお願いします。

 先に結論を書いておくと、ジェロームが命を絶った理由、それはビンセントが死ぬからです。
 「え?」と思われる方もいるかもしれません。ビンセントが死ぬシーンは作中ないですらね。
 しかし根拠もなくそう言っているわけではありません。

 まず、ビンセントが見事任務を全うし、地球に無事帰還したとしましょう。
 彼はそこで自分が宇宙飛行士としては不適であるから、今後は清掃員として生きていく、などと打ち明けるでしょうか?
 するわけがないですよね。
 『ガタカ』の世界においてDNAの詐称は重罪ですから、ビンセントはこの先も宇宙飛行士として生きていくしかないわけです。
 ビンセントが宇宙飛行士として生きていくにはジェロームの協力は不可欠で、ジェロームは協力を惜しまないでしょう。
 ビンセントが宇宙飛行士になるまで協力したのに、宇宙飛行士になったら協力しない、というのは理屈に合わないです。
 逆に言えば、ビンセントが宇宙飛行士であり続ける限り、ジェロームは必ず彼に協力するだろう、そう言ってよいと思います。

 しかし実際にはジェロームはビンセントが宇宙に旅立って間もなく、焼身自殺をして命を絶ちます。
 おかしいですよね?
 ジェロームが死んだら、ビンセントが地球に帰還した時、適性者のふりをすることが出来ないですから。
 にもかかわらずなぜジェロームは命を絶ったのか?
 答えは一つしかないと思います。
 ジェロームはビンセントが生きて地球に帰ることはないと知っていた、だから命を絶ったのです。

 多くの人が忘れているかもしれませんが、ビンセントは心臓に障害を持つ一級の障害者です。
 タイタンの探査という過酷なミッションをクリアできる身体ではなかったのです。

 ちょっと待て、ビンセントは努力によって病気に打ち勝ったのだ、弟のアントンとの遠泳勝負に勝ったではないか、あのシーンを忘れたのか、そういう人もいるかもしれません。
 もちろん覚えていますよ。作中屈指の名シーンですよね。
 ただ、忘れてならないのは、アントンは決して体力の限界がきたから泳ぐのを止めたのではない、ということです。アントンは自分の意思で泳ぐのを止めました。
 ですから、あのシーンをもって、ビンセントが障害を克服したのだ、常人以上の体力を手にしたのだ、というふうには判断出来ないのです。

 言うまでもなく、『ガタカ』はSF映画です。
 何かしら外科的な手術を受けたわけでもなく、ただ単に努力をしたというだけで心臓の障害を克服したとすれば、それはもうSFではなく、ファンタジーの範疇です。
 繰り返しますが、『ガタカ』はSF映画です。
 ですからビンセントは障害を克服出来なかった、そう考えるべきです。
 彼は30歳で死ぬ運命だったのです。

 今回、ネットの『ガタカ』の考察をいくつか拝読させてもらいました。
 こう言っては失礼かもしれませんが『ガタカ』という作品の本質を捉え損ねているのではないかと思う人を多く見受けられました。
 その人たちは『ガタカ』という作品を、翼を持たぬ者が努力することによって翼を得て、大空を飛び回れるようになった、そんなふうに受け止めているように思えました。
 自分の見方は違います。
 『ガタカ』は、翼を持たぬ者が、翼を持つ者しか立つことが許されぬ高みから翼を持たぬまま飛び降りる、そんな映画だと自分は思うのです。

 翼を持たぬまま高みから飛び降りれば、待ち受けるのは「死」です。
 しかし死ぬ前に高みから見た眺めはどれだけ素晴らしかったでしょう。
 翼を持たぬ者が足掻いて、足掻いて、なおも足掻いて、「死」が待ち受ける高みに立つのです。
 その恐怖たるや想像することも出来ません。

 その生き方を愚かだ、という人もいるでしょう。
 30年と寿命が決まっているのであれば、1日でも命を長らえるように生きるべきだ、という考えを否定しません。
 しかし自分は限られた時間の中で、一つの目標に向かって足掻いて生きる、その生き方が命を粗末にするものだとは考えません。
 人の命の価値は、ただ単に長さによって決まるのではなく、どれほど必死になって生きたかによって決まると自分は思うのです。

 『ガタカ』は優れたSF映画であると同時に人間賛歌だと自分は思います。


*映画『ガタカ』の考察はあらためてまとめ直しました。こちらをご覧ください。

*長い考察文なんて読む気がしないという方はこちらをお読みください。
コメント (36)
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二話で神ドラマを認定していいと思った『アンナチュラル』。

2018-01-22 22:06:40 | テレビ
 毎クール、一本か、二本、テレビドラマを見るようにしています。
 録画していたテレビドラマって時間が空いたときに見るのにちょうどいいんですよね。

 逆に三本以上は見ないようにしています。
 あまり多くテレビドラマを見ると、それだけで身動きが取れなくなるというか、他のやりたいことが出来なくなってしまうので。

 どのドラマを見るのか、基準のようなものはありません。いつも何となく見ますね。
 ただ、そのクールで一番人気のありそうなドラマを見ることはまずないです
 このクールでいえば『99.9 刑事専門弁護士』かな。人気があるんだから面白いだろうなとは思うけど、何で見ないのかな?捻くれ者だから?笑。

 あと恋愛ものを見ることもまずないですが、亀梨和也主演の『ボク、運命の人です。』は見ていました。視聴率はイマイチで、周りに見ていたって人もいなかったけど、面白かったですよ。

 今クールはどのドラマを見るか、ちょっと迷いました。毛色の変わったドラマが何だか多いんですよね。

 山田諒介主演の『もみ消して冬 我が家の問題なかったことに』はエリート刑事が我が家に起きたあれやこれやの不祥事を体を張ってもみ消していくというプロットだけ聞いても面白そうですよね。

 『トドメの接吻』や『FINAL CUT』もそれなりに面白そうです。

 その中で石原さとみ主演の『アンナチュラル』を見始めたのは本当に理由がないです。
 そんなに石原さとみのファンってわけでもないですしね。
 まぁ「付き合ってください!」って告白されたら付き合ってやってもいいかな、くらいです(なぜ上から目線なんだ)。
 しかし理由もなく何となく一話目を見てた『アンナチュラル』に超ハマってしまいました。

 『アンナチュラル』は不自然死究明研究所を舞台にした人間ドラマで、石原さとみ演じる三澄ミコトは法医解剖医です。
 第一話では原因不明の死を遂げた若い男の死因を探るのですが、恋人の死にも顔色一つ変えない美女が怪しいのでは、と思わせといて、そこから展開が二転三転します。
 結末はまったく予期できぬものでしたよ。

 一話目が相当面白かったので、二話目がそれを越えることはあるまいと思っていたのですが、いやいや失礼しました、神回と言っていいぐらい面白かったです。
 集団練炭自殺の真相を探るのですが、4人の遺体のうち、1人の死因が何と凍死!そこからドラマが転がるころがる。
 途中ちょっとツッコミどころもありましたが、そんなことも気にならなくなるぐらいハラハラドキドキの展開で目が離せませんでした。
 オチもすごくよかったなぁ。
 ただ自堕落に生きてきた少女が「私、いつか白夜を観に行きます」と涙を浮かべながら決意を述べるシーンにはこちらの涙腺も刺激されましたよ。

 よくテレビドラマは映画以下とか、地上波のドラマは見ない、見るのはネット発のドラマだけ、みたいなことを言う人を見かけますが、『アンナチュラル』を見ればそんなことは言わせないと思いますよ。

 とここまで大見得を切って三話目がつまらなかったらどーしよ。。。
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