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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

「24時間サバイバルキャンプ 2025」に参加しました、その4。

2025-08-06 23:24:13 | 旅行
 翌朝は5時ぐらいに起きました。
 気持ちよく朝を迎えられました、と言いたいところですが、目覚めは最悪でした。
 まさかこれほどまでにテント泊が寝にくいものだとは!
 これまで数えきれないぐらい車中泊をしてきて、車の中ってどうも気持ちよく眠れないなと思ってきたのですが、テント泊の寝にくさはその比ではなかったです。
 下に敷くマットが小さすぎたのか?
 おまけに今回のキャンプ用に買ったテント、2980円とかなりリーズナブルだったのですが、入口のところに隙間があって蚊が入ってくる…。
 暑くて、寝心地が悪くて、おまけにテントの中には蚊がいて、これでまともに眠れるわけがないです。
 世の中キャンプブームのようですが、世のキャンパーの人たちはテントの中でこんなに眠りにくい夜を過ごしているのでしょうか?(そんなわけないか)
 テント泊は二度とごめんだと思いました。

 朝食は磯で獲ってきた岩ガニの味噌汁と素揚げでした。

   

 野趣に富む味で美味しかったですよ。

 食後、みんなで海岸を散歩しました。

   

 写真は「おしり岩」(本当にそういう名称の岩がある)でポーズをとるRyoさん。
 「おしり岩」には「登らないでください」といった注意書きは見当たらなかったのですが、それはおそらく管理者がまさか「おしり岩」を登る人がいるとは思わなかったから、かもしれません。
 来年は「登頂禁止」の看板が出来たりして。笑。

 散歩から戻り、荷物をまとめ、名も知らぬキャンプ場を後にしました。
 次の目的地はどこかというと別府競輪でした。
 別府競輪で何をするのかというと投票券の購入、、、もそうなのですが、その前に温泉に入りました。
 別府競輪には温泉があるのです。
 入浴料は何と驚異の110円!
 温泉地別府でも破格の安さですね(別府には無料で入れる野湯もありますが)。
 温泉でさっぱりしてから投票券を買いに行きました。
 実は自分は公営ギャンブルをするのがこれが初めて!
 これまで興味がなかったのでしたことがなかったのですが、実際やってみたらもしかしたらハマるかも?ということもなく、競輪の面白さはさっぱりわかりませんでした。
 
 別府競輪を後にし、近くの展望レストランでりゅうきゅう丼を食べました。
 りゅうきゅう丼というのは要は海鮮丼のことなのですが、なぜ醤油に漬け込んだ刺身のことを「りゅうきゅう」というのか、よくわかっていないそうです。
 う~ん、佐賀の名物「シシリアンライス」と一緒だなぁ。

 食後、レストランの駐車場で「24時間サバイバルキャンプ 2025」はお開きになりました。
 ハードではありましたが、楽しいキャンプでした。
 来年も参加するかどうかは不明ですが…。

                                 終わり。
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「24時間サバイバルキャンプ 2025」に参加しました、その2。

2025-08-04 22:10:30 | 旅行
 後ろからついてくれば大丈夫でしょ、というだけあって、Ryoさんの車は跡を追いやすかったです。
 などということはまったくなく、Ryoさんの車にはあっという間に引き離されました。
 だって交差点でこっちが赤で止まるタイミングなのにさっさと行っちゃうんだもんな。
 おそらくRyoさんの車と二台だけだったら、目的地にたどり着けなかったでしょう。
 幸い別の参加メンバーの方が先導してくれて何とか目的地である羽田海岸の海水浴場にたどり着くことが出来ました。

   

 駐車場に車を停め、Ryoさんたちはいろいろと準備を始めました。
 海水浴でいろいろと準備?
 そうなんですよ、このキャンプでは単に海水浴を楽しむだけでなく、どちらかというとSUP(スタンドアップパドルボード)がメインで、ボードを膨らませるのに時間がかかるんです。
 知らなかったんですが、SUPのボードって浮き輪と同じように空気を入れて膨らませるんですね。
 ウレタン素材の一枚板なのかと思っていました。
 
 さらに重要なのはこのキャンプでは夕食の食材は海で獲れた魚だけ(!)というルールなんですよ。
 そりゃまぁ準備も念入りになりますよね。

 準備を済ませ、いざ海へ!
 何年ぶりの海だろう?
 一人で遊園地に行く自分でもさすがに一人では海には行かないのです。
 海に一歩足をつけて、「え?」と思いました。
 めちゃくちゃぬるい…。
 間違いなく今まで入った海の中で一番のぬるさでした。
 ほぼ温水プールのそれでしたね。
 まぁ冷たすぎるのよりかはマシかもしれませんが、こんなにぬるくて魚がいるのだろうかって思いましたね。
 さらに泳ごうとして「げげ」となりました。
 めちゃくちゃクラゲがいる…。

   

 海中のクラゲの写真は撮れませんでしたが、波打ち際にも大量のクラゲが打ち上げられていました。
 Ryoさんいわく、刺さないクラゲらしいのですが、それが本当なのか試してみる気にはなりませんでした(本当のようです。ついでに言うと食べられるらしいです。食べなかったけど。)。

 SUPにも挑戦しました。
 実はSUPに乗るのはこれで四回目なのです。
 しかも短時間ではありますが、SUP教室にも参加したことも二回あります。
 当然華麗に乗りこなせるはず!
 ダメでした。笑。
 ボードの上に立つことまでは出来ても、すぐに転倒してしまってまともに進めませんでした。
 過去二回のSUP教室は何だったのか…。

 時間はあっという間に過ぎて、16時ごろ撤収することになりました。
 果たして魚は獲れたのか?
 これが獲れたんですよ。

   

 魚の種類には詳しくありませんが、クロダイなんかか獲れたようです。
 もちろん自分は一匹も獲っていませんが…。

 荷物を片付け、この日のキャンプ場へと移動しました。

                                   続く。
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「24時間サバイバルキャンプ 2025」に参加しました、その1。

2025-08-03 23:07:05 | 旅行
 駐車場を出て向かったのは自宅がある鳥栖ではなく、湯布院でした。
 3日、4日に開催される「24時間サバイバルキャンプ 2025」に参加するために、【湯布院カントリーロードユースホステル】に前泊しなければならなかったのです。

 いつもだったら湯布院ぐらいまでだったら、国道で行くのですが、この日は出発が18時半過ぎだったので久しぶりに高速道を利用して湯布院に向かいました。
 やっぱり高速道を使うと早いですね。
 いつもは三時間かかる道のりを一時間半で着いちゃいましたよ。

 ホステルに到着後、チェックインを済ませ、荷物を運びこみ、温泉に入り、それからこの日の夕食を食べることにしました。
 この日の夕食は何かというと車に常備していたカップラーメンでした。
 食事を提供するサービスエリアもなく、夕食がカップラーメンというのも仕方なかったのですが、観光地で一人カップラーメンをすするのはやはり一抹の侘しさはありました。

 20時過ぎ、夜市に行っていたオーナーのRyoさんたちが戻り、キャンプに参加するメンバーとちょっとしたカードゲーム大会が始まりました。
 カードゲーム自体はそれなりに面白かったのですが、自分には他にやりたいことがありました。
 それは自分が最も面白いと思うトランプゲームである「ドボン」を布教すること。
 こういった機会でもなければトランプゲームの布教なんて出来ないですからね。
 しかし残念ながらこの日はカードゲームだけでお開きになりました。
 まぁいっか、トランプはキャンプの夜でも、とこの時は思いました。

 23時過ぎに就寝したのですが、翌朝は5時前には目が覚めました。
 イベントの時はいつもこんな感じですね。
 我ながら遠足の朝の小学生か、と思わずにはいられません。

 7時過ぎに朝食を取り、9:30の出発までキャンプの準備をしたり、昨日のカードゲームの続きをしたりして時間をつぶしました。
 ユースホステルから国東半島にある海水浴場まで、キャンプの参加者は車四台に分乗していったのですが、キャンプ初参加である自分は目的地である海水浴場がどこにあるか、それどころか海水浴場の名前すら知りません。
 不安だったので、どなたか(はぐれた時のために)電話番号を教えてくださいとお願いしたのですが、まぁ(後ろをついてくれば)大丈夫でしょ、というRyoさんの一声でそのまま出発することになりました。

                                       続く。
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そろそろ来年の旅行の計画を立てようか、その2。

2025-08-01 21:47:58 | 旅行
 来年の6月に姫路に行き、8月に富士山に登るつもりだということはすでに書きました(こちら)。
 姫路旅行の計画を立てるのは簡単なんですよ。
 姫路で泊まるホテルを決めればいいだけなので。
 大阪での社員総会の日時が確定していないので(予定では2026年6月の第四土曜日)予約はしていませんが、どこのホテルにしようか候補を検討中です。
 条件としてはJR姫路駅にほど近く、朝食が美味しくて、一泊の宿泊代が1万円以下といったところなのですが、果たして条件に見合うホテルがあるのかどうか。
 特に宿泊代は一日ズレれば大きく変動するので実際総会の日時が決まるまでホテルは決めようがないんですけどね。
 それでも姫路にどんなホテルがあるのか、いろいろ調べるだけでもそれなりに楽しいです。

 色々決めなければならないのは富士登山の方です。
 まず一番最初に決めなければならないのはどこの山小屋に泊まるか、ですね。
 こちらの条件は八合目以上にある個室の山小屋というものです。
 コロナ禍以降、以前のような雑魚寝スタイルはさすがに無くなったようなのですが、だからといってすべての山小屋が完全に個室スタイルに移行したかというとそういうわけでもないらしく、個室に違いないと思って非個室の山小屋を予約する愚は避けたいものです。
 
 去年富士山に登った時泊まった山小屋は【太子館】でした。
 そして【太子館】はすべての条件を満たしています。
 であれば、【太子館】を第一候補にしてもよさそうなものなのですが、一つだけ【太子館】を第一候補に選ぶのを躊躇する理由があります。
 去年、八合目の岩場で一歩も動けない自分に富士登山ツアーのガイドの方がどちらを選ぶのか選択を迫りました。
 この日の宿はここから歩いて一時間の距離にある予約していた山小屋にするか、それとも歩いて5分の距離にある、予約していない山小屋にするか、というものでした。
 予約していない山小屋に泊まるとなると、別途料金が発生するのですが、自分は迷わず後者を選択しました。
 とても一時間歩ける状態にはなかったからです。
 その予約していなかった山小屋というのが【太子館】なのです。
 その選択に悔いはないのですが、今でも自分は本来どこの山小屋に泊まるはずだったのだろうかと疑問に思うことがあります。
 来年の富士登山が去年のリベンジの意味合いが大きいのであれば、泊まる山小屋も本来泊まるはずだった山小屋にするべきではないか、と思ったりもするのですが、その山小屋がどこなのかは聞いてないんですよね(ガイドの方は言ったのかもしれないが、自分は聞いていなかった、というか、聞けるような状態ではなかった)。
 本来どこの山小屋に泊まるはずだったのか、旅行会社に訪ねれば教えてくれるのか、わざわざ尋ねなくても【太子館】から歩いて一時間のところにある山小屋はどこなのか調べればわかることなのか、仮に件の山小屋がわかったとしても、そこが全室個室でなかったらどうすればいいのか、いろいろ考える要素が多くて…。
 まぁ時間があるのでゆっくり考えるつもりなのですが。
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そろそろ来年の旅行の計画を立てようか。

2025-07-24 21:34:00 | 旅行
 来月の3日、4日は大分の国東半島で【湯布院カントリーロードユースホステル】主催の「24時間サバイバルキャンプ 2025」に参加します。
 10日は「麻雀最弱王決定戦」で、11日はまささんと日帰りで西海市に遊びに行きます。
 しかしながら現在決まっているイベントや旅行はこれだけ。
 9月以降は何も予定が決まっていません。
 う~~む、困ったもんだ。
 何か予定を考えねば…。

 自分がアホみたいに予定をひねり出そうとするのには理由があります。
 単純に、生きていて楽しくないからです。
 そりゃ生きているだけで楽しいという人はあえて楽しいことを考える必要はないでしょう。
 でも自分みたいに親しい友人はいない、恋人もいない、家族は年老いた母親だけ、というような人間は楽しいことを考えなければ生きていけないのです。
 なのでどーにかこーにか楽しいこと、楽しそうなことを考えているのですが、9月以降は何もないのです。
 9月以降、自分は何を心の支えとして生きていけばいいのか…。

 などとネガティブな発言をしてしまいましたが、心配はご無用♪
 今年の9月から12月まで「これ!」といって楽しいことがないなら、来年の楽しいことを考えればいいんじゃない♪と昔の偉い人も言ったので(誰が?)、来年の楽しいことを考えるようにします。

 とりあえず、来年のお盆休みは(今年のお盆休みもまだですが)、富士山に登るつもりです。
 富士山には去年も登ったばかりなのですが、去年は八合目で体力が尽きてリタイヤしてしまったんですよね。
 来年こそは富士山頂でご来光を望みたいです。
 問題があるとすれば来年はソロで登るつもりだということでしょうか。
 去年は旅行会社のツアーで登ったのですが、恥ずかしながら、そのツアーの速さについていけなかったのです。
 その点ソロなら自分のペースで登れるはず、、、まぁわからないですけどね。笑。

 来年の6月は姫路に行きます。
 姫路に何をしに行くのかというと、もちろん姫路観光!
 ではなく、目的は【姫路セントラルパーク】です。
 今年は大阪での社員総会の翌日に【ナガシマスパーランド】に行ったのですが、それをそっくりそのまま【姫路セントラルパーク】に置き換えてやるつもりです。
 それにしても【姫路セントラルパーク】のチケット代の高さと言ったら!
 何気に【ナガシマスパーランド】のそれより高いんですよね。
 まぁ【姫路セントラルパーク】の場合、サファリパークの入園料も込みなので高いのですが、世の中サファリパークの大して興味のない人間もいるってことをパークの関係者には知っておいてほしいです。

 とりあえず、来年の6月と8月の予定をひねり出しました。
 今年の9月以降はしばらくそれらを心の支えとして生きていくつもりです。
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「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その6。

2025-07-10 22:10:48 | 旅行
 この日、【湯布院カントリーロードユースホステル】はいつになくお客さんが少なかったです。
 オーナーの奥さんのともみさんによると、例の7月5日に関する予言の影響ではないかとのこと。
 それが本当だとしたら、世の中アホな人が多いですね。
 仮に7月5日に大地震が起きて日本が壊滅するとしても(件の予言については興味がないのでよく知らない)、それが遊びに行かない理由にはならないと思うんだけどな。
 むしろ、7月5日に日本が壊滅するなら、その日は何としても遊びに行かないと、って自分なら思っちゃうけど。
 え?
 そんなふうに考える、お前の方がアホだ、ですって?
 う~む、否定出来ない。笑。

 7月6日の朝は6時ぐらいに目を覚ましました。
 身支度を整え、朝食を取り、オーナーのRyoさんの車で【由布川峡谷】の猿渡入口へと向かいました。
 実はこの「由布川峡谷探検ツアー」に参加するのは三回目。
 自分はホステル主催のイベントに限らず、どのイベントも一回参加すればいいや、ぐらいに考えているのですが例外もあって、この「由布川峡谷探検ツアー」もその一つです。
 涼しくて、楽しくて、スリルがあって、とにかく最高なんです。
 けれど、自分が最高だと考えるツアーの一般参加者は自分の他に大分のご夫婦だけでした。
 あとは引率として、RyoさんとRyoさんの娘さんがいて、ツアーは総勢で5名。
 5名というのはちょっと寂しいなぁ。
 よく、連休中はどこも人が多いので出かけない、なんて言ってる人がいますが、人が多いのは人が多いところに出かけているからだよ、と自分は言いたいです。
 前日の【鹿嵐山】も自分の他に一人だけでしたしね。

 今回のツアーでやりたいことがあって、それは何かというとIphoneでの撮影でした。
 以前から100円ショップで買った防水ケースは持っていたんですけど、100円ショップで買った防水ケースを信用してよいのか、自信がなかったのです。
 結果はどうだったかというと、、、問題なく撮影出来ました。

   

   

   

 三枚目の写真の上に見える岩と岩に挟まれた岩が「チョックストーン」。
 落ちそうで落ちない岩なので、受験生の方にはご利益があるかも(ないかも)。
 猿渡入口からここまで一時間かかりません。
 さらに奥に進むと、巨石に脚立が立てかけてあってそこから水面にダイブすることが出来ました。
 チョー楽しかったです。

 何だか余裕こいて書いていますが、前日の登山のせいで全身筋肉痛で「ジジィか!」ってぐらいトボトボとしか歩けませんでした…。
 まぁでも楽しかったですよ。
 来年もまた他に予定がなければ参加すると思います。

 「由布川峡谷探検ツアー」、楽しそう!って思った方に朗報です。
 【湯布院カントリーロードユースホステル】では9月7日にも同様のツアーを開催するとのことです。
 興味がある方は問い合わせされては如何でしょうか。
 残暑を乗り切るにはぴったりのツアーだと思いますよ!

 「由布川峡谷探検ツアー」については以上です。
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「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その4。

2025-07-08 21:51:19 | 旅行
 自分の登山計画の誤算、一つ目は雌岳の山頂に着いたら後はほとんど下りなので楽に違いないと考えたことです。
 いやぁ、もう全然楽じゃなかったですね。
 特に雄岳まで残り100メートルの急登はほとんど45度の坂を登っているかのようでした。
 しかし一番の計算違いは、二本目のマグボトルが気がつくと中身が半分ぐらい漏れていたことですね。
 何が原因なのか、はっきりとはわかりません。
 自分がちゃんと閉めていなかったのか、それともパッキンが馬鹿だったのか、ともかく車を出るときには一杯に入れていたお茶が半分ぐらいしか入っていないのです。
 ヤバいと思いましたよ。
 由布岳の時に比べて2.5倍飲み物を持ってきているつもりが、実際には2倍弱しか飲み物がないんですから。
 それからは出来るだけ節約してお茶は飲みました。
 二口飲んでいたのを一口だけ飲むようにしたのですが、それでもこの日は猛暑日で飲まずにはいられません。
 第二登山口近くに【鹿嵐山】の一番の絶景ポイントがあるのですが、そこまで回ったら確実に飲み物が無くなると思い、絶景ポイントに行くのは断念しました。
 それでも脱水症状が進み、手足がしびれてきました。
 もしここで倒れたり、意識を失ったりしたら、まず間違いなく自分は死にます。
 今この山に自分以外の人間はいません。
 当然自分を助けてくれる誰かはいません。
 この日は昼前に中央登山口から登ってきた男性と遭遇しただけです。
 何とか第二登山口まではたどり着きました。
 これで助かった、ってわけではないんですよ。
 第二登山口から自分が車を停めた駐車場がある第一登山口まで1.8キロあるんです。
 この頃には飲み物は完全に無くなっていました。
 日差しを遮るものもない中、熱せられたアスファルトの道を1.8キロ歩くのは本当に地獄でした。
 靴紐がほどけても、それを結び直す気力は当然ありません。
 一歩、一歩、ふらつきながらも進み、どうにか駐車場まで戻ることが出来ました。
 車のドアを開け、運転席に倒れ込み、エンジンをかけるとクーラーをガンガンに効かせました。
 クーラーボックスで冷やしていたスポーツドリンクを一気飲みしました。
 この頃になるとようやく人心地ついていました。

 この日自分は【鹿嵐山】で死にかけたわけですが、だからといって【鹿嵐山】が取り立てて危険な山だというわけではありません。
 どんな山であれ、登山初心者が一人で登るのは常に危険が伴うということですね。
 とはいえ、自分も好き好んでソロ登山を繰り返しているわけではないのですが…。

 運転できる状態になってから、前夜車中泊をした【道の駅いんない】へと車を走らせました。

                                続く。
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「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その3。

2025-07-07 22:45:58 | 旅行
 突然ですが、皆さんは山の中で死にかけたこと、もしくは死ぬような思いをしたことはありますか?
 ここだけの話、自分は一度ならずあります。
 4年前のことですが、【湯布院カントリーロードユースホステル】のツアーで津波戸山に登りました(こちら)。
 その時、急斜面を鎖を伝って降りていたんですよね。
 足元を見ると、地面まで50センチほどでした。
 これぐらいの高さならこのまま飛び降りても大丈夫だろうと思って鎖から手を離しました。
 実際大した高さではなかったのですが、二、三歩よろめいたんです。
 そしてよろめいた先が20メートルの崖で、気がつくと20メートルの崖を滑落するところでした。
 この時は自力で這い上がって事なきを得たのですが、もし落ちていたら今ごろ呑気にブログの記事なんて書いてはいなかったでしょう。

 2年前に由布岳に登った時もヤバかったです。
 この時は滑落しかけたとかそういったドラマティックなことがあったわけではなく、持参したマグボトル(600ccぐらい)のお茶を全部飲み尽くし、下山途中で脱水症状を起こしたのです。
 脱水症状があんなにきついものだとは思ってもいませんでした。
 通常は疲れたら体力が回復するまでその場で休めばいいじゃないですか。
 けれど、脱水症状を起こした状態だと、休めば休むほどきつくなっていくんですよ。
 何とか駐車場に停めてあった車に戻った時は浴びるようにジュースやら何やらを飲み干しました。

 この時の轍を踏まぬように、【鹿嵐山】に登る際は、お茶を入れた二本のマグボトルと飲みかけの水が入ったペットボトルをリュックに入れていました。
 正確な数値ではありませんが、由布岳の時の2.5倍は飲み物を持っていたことになります。
 これで飲み物に関しては心配いらないな、と思いました。

 さて、【鹿嵐山】は雄岳と雌岳からなる「双耳峰」の山です。
 「双耳峰」とはピークが二つある山のことで、「双耳峰」という呼び名で充分わかるとは思うのですが、自分は勝手に「M字峰」と呼んでいます。
 【鹿嵐山】の場合、最初の書き出しが第一駐車場で、一つ目のピークが雌岳の山頂、中央の凹んだところが分岐、二つ目のピークが雄岳の山頂、そして書き終わりが第二駐車場になります。
 当然一番きついのは第一駐車場から雌岳の山頂までの上り坂だと思うじゃないですか。
 実際他の方の【鹿嵐山】の登山記でも最初の上り坂が一番きついというようなことがよく書かれています。
 なので自分も雌岳の山頂までの上り坂を一番の難所として登山計画を立てていました。
 登山計画というのは大袈裟ですね、要は飲み物を飲むペースです。
 雌岳の山頂に着くまでにペットボトルの水と一本目のマグボトルのお茶を飲むぐらいのペースでいいだろうと考えたのです。
 それぐらいのペースで飲み物を飲めば、二本目のマグボトルのお茶を飲み終えるころに駐車場に着くというのが自分の計算でした。
 しかしその計算にはいくつかの誤算がありました。

                                    続く。
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「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その2。

2025-07-06 21:35:35 | 旅行
 7月5日の朝は6時ぐらいに目が覚めました。
 熱帯夜で一睡も出来ないかも?と思っていましたが、それは杞憂でした。
 身支度を整え、車の中を片づけ、朝食にカップ麺を食べました。
 本当はコンビニでサンドイッチでも買いたかったのですが、道の駅に着く前の一時間は山の中を走り続けたのでコンビニがなかったのです。

 カップ麺でお腹を満たした後、【鹿嵐山(かならせやま)】の第一駐車場を目指し、車を走らせました。
 【道の駅いんない】から20分ぐらいで着いたと思います。
 【鹿嵐山】には登山口が第一登山口、第二登山口、中央登山口の三つあり(正確には四つあるらしいのですが、四つ目の登山口がどこにあるかは知らない)、三つの登山口のうち、駐車場があるのは第一登山口と第二登山口の二つで、さらにトイレがあるのは第一登山口の駐車場だけです。
 しかしここのトイレが結構怖いんですよ。
 用を足していると外からドンドン!と誰かが急かすような音がして、慌てて外に出ると誰もいないという…。
 たぶん風が扉を叩いたのだと思うのですが、一瞬、ひぇっ!と身がすくみました。

 今、外に出ても誰もいないと言いました。
 そう、誰もいなかったんですよ。
 駐車場には自分の車が一台あるきりでした。
 人生二度目の山の貸し切り(前回の貸し切りはこちら)。
 そんなもの、貸し切りたくなかったよ…。

 【鹿嵐山】、一応「九州百名山」の一つではあるのですが、お世辞にも知名度が高い山とは言い難く、自分の知り合いの登山を趣味とする何人かに訊いても知っている人は皆無でした。
 【鹿嵐山】に何があるのかというと、季節によってはシャクナゲが見事らしいのですが、今はその季節ではなく、あるのは「万里の長城」です。
 「万里の長城」?
 中国にある、人類史上最大の建造物と言われている建造物?
 まぁそうなんですが、【鹿嵐山】から見えるのは、「万里の長城」のように見える奇岩ですね。
 でも自分が写真などで見る限りはまったく「万里の長城」のようには見えなかったんですよね。
 だから実際自分の目で【鹿嵐山】の「万里の長城」が本物の「万里の長城」のように見えるのか、自分の目で確かめてみたかったのです。

 8:20、アタック開始。
 登山道入り口のお地蔵さんに登山の無事を祈願して深く頭を下げました。

   

 しかしこの時は後々になって死ぬような思いをするとは思ってもいませんでした。

                                    続く。
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「由布川峡谷探検ツアー」に参加しました、その1。

2025-07-05 21:27:19 | 旅行
 7月6日は【湯布院カントリーロードユースホステル】主催の「由布川峡谷探検ツアー」でした。
 ホステル主催のイベントは日曜日の午前中から始まることが多いので、イベントに参加する際はホステルに前泊するようにしています(イベントの参加はホステル宿泊が必須というわけではありません)。
 土曜日に由布院に来ていて特に何もしないというのは勿体ないので、由布院・別府周辺で何かしら予定を入れるようにしているのですが、やっぱり山に登ることが多いですね。
 自分は登山が趣味というわけでは決してないのですが、大分は登る山に事欠かないので、土曜日に入れる予定としてはぴったりなのです。
 これまで由布岳の東峰や無動寺耶馬に登りました。

 今回は大分県北部に位置する鹿嵐山(かならせやま)に登ることにしました。
 登ることにしたのはいいのですが、かなり不安がありました。
 自分は旅行をする時、準備に滅茶苦茶時間をかける方です。
 旅行の準備をするのも旅行のうちと考えています。
 旅行先の下調べをするのが楽しいんですよね。
 社員旅行でハワイに行った際はもうこれ以上完璧なスケジュールは組めないというぐらい完璧なスケジュールを組みました。

 しかし今回の鹿嵐山登山は準備不足もいいところでした。
 単純に時間がなかったんですよね。
 何しろ名古屋に行ったのがつい二週間前のことなので、鹿嵐山について調べる時間がなかったのです。
 ほとんどぶっつけ本番という感じでしたね。

 7月4日の20時過ぎに家を出ました。
 山に登るなら朝一から登る方が良いのは言うまでもないので、この日は鹿嵐山近くの道の駅いんないで車中泊をするつもりでした。
 といっても家を出て、そのまま道の駅に向かったわけではありません。
 途中寄り道をして、Tジョイ久留米で『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』を観ました(レビューは後日)。
 映画を観る前にゲームセンターに寄ったら何と!UFOキャッチャーでマンゴーがゲットしました。
 300円でゲット出来たので、我ながら天才か!と思いましたが、まぁただの偶然でしょう。笑。

   

 映画を観終わった後は今度こそひたすら道の駅に向かったのですが、夜中の一時過ぎにかなりの山道を(カーナビに)通らされて結構怖かったです。

   

 道端を白い服装の女性が歩いていたらどうしよう?というどーでもいいことを考えながら運転しました。
 いや、そんな女性、歩いてなかったですけどね。
 深夜2時過ぎ、無事道の駅いんないに到着しました。

                                      続く。
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