この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

十月は神のいない月。

2011-10-31 21:26:14 | 日常
 十月は神のいない月でした。
 ブログを開設して以来、もっとも親しくしていた友人から絶交されてしまいました。
 原因は自分がミクシィで自暴自棄なつぶやきをしてしまったから、そしてそのあとの対応がまずかったから、です。

 でも自分も、好きで自暴自棄になったんじゃないんですよ。
 自分が自暴自棄になったのは、親しいと思っていた、そして大切に思っていた友人から、「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」と言われたからです。

 大切な人から、「私はあなたをただの知り合いとしか思っていない」と言われるのはショックですが、「あなたは私をただの知り合いとしか思っていない」と言われるのも同じぐらいショックですよね。
 だって、大切な人自身から、その人への想いを全否定されるようなものですから。

 その人とは絶交される前に、何通かメールのやり取りをしました。
 自分は何とかその人と関係を修復したかった。
 でも、修復するとしても、その人には件の発言を取り下げてもらわないといけなかった。
 「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」と決めつける相手と、この先どう付き合っていけばいいか、わからないから。
 いや、「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」と決めつける相手とは付き合えないから。
 だから、どうしても前言は撤回してもらわないといけなかった。

 でもダメでした。
 その人との間にできた溝はどうにも埋めがたく、取りつく島もありませんでした。

 一ヶ月も前のことをなぜ今更蒸し返しているのかというと、それは未だにこの問題が自分の中で決着がついていないからです。

 「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」と言われて傷つく自分は間違っているのか。

 「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」と言われたら、どう対応するのが正しいのか。

 「あなたは私のことをただの知り合いとしか思っていない」という仮定は間違っているとどう証明すればいいのか。

 どの疑問にも答えを出せず、気がつくと神のいない月も終わっていました。
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『ステキな金縛り』、、、う~~~ん、ツライ。。。

2011-10-30 22:15:42 | 新作映画
 三谷幸喜監督、深津絵里主演、『ステキな金縛り』、10/29、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2011年38本目。


 初めに断わっておきますが、自分は三谷幸喜の(それなりに)熱心なファンです。
 これまで公開された監督作は全作劇場で鑑賞してるのはもちろんのこと、著作もほとんど持っていますし(戯曲集と小説の『経費では落ちない戦争』は持ってない)、連続ドラマも『今夜、宇宙の片隅で』以外は見ています(『今夜~』は主役の石橋貴明と飯島直子が嫌いなので…。)。
 そんな三谷ファンなので、めちゃめちゃ心苦しいんですが、思い切って言っちゃうと『ステキな金縛り』、かなりツライものがあります。

 本作は幽霊に裁判で証言させるという「そんなんありえんやろ!!」と言いたくなる大嘘が根幹にある映画です。
 根幹が大嘘だからこそ、細かい枝葉にはリアリティを持たせて欲しかったですね。
 
 例えば、冒頭で行われる裁判に、深津絵里扮するヒロインのエミは遅刻してしまいます。
 でもエミには同棲している恋人がいて、彼はフンフンと鼻歌を歌いながらのん気に朝食を作ってるんです。
 彼が、エミにとって裁判がどれぐらい重要なのか、また裁判にエミが遅れることでどれぐらい周りの人に迷惑をかけるのか、知らないはずはないから、エミを起こさずにのん気に朝食を作っている、というのは明らかにおかしい。

 他にも(エミが担当する)殺人事件の容疑者が泊まった旅館のおかみが、見回りの際、たまたま男が部屋にいなかったことを見ているという設定なのですが、戸田恵子扮するおかみが夜中に見回りをするとはとても思えません。
 挙げていけば切りがないですが、何より幽霊が見えるようになる三条件の一つが「シナモンが好き」っていうのは、、、ちょっと苦しすぎるように思えます。

 本作は言うまでもなくコメディなのですが、(個人的にですが)笑えるシーンも少なかったです。
 本作で一番笑えるネタはタクシーの運転手に扮する生瀬勝久の髪型がまんま落ち武者のそれだった、だと思いますが、雨に濡れたわけでもないのに普段から落ち武者みたいな髪型にしている人はいませんよね。
 まして生瀬勝久の髪型は『トリック』で散々ネタにされてますから、今さらって感じです。

 エミが遅刻した裁判で、彼女が唐突にバナナを持ち出すのも笑えませんでした。あれは元ネタを知っていてこそ笑えると思うんだけど、映画を観に行った人の中でどれぐらいの人が元ネタを知ってるんだろう?

 あと、作中唐突に登場人物の一人が亡くなるんですよ。
 本作ではそれをギャグとして扱ってるんですよね。あ、亡くなっちゃった、みたいな感じで。ヒロインのエミも当然まったく悲しがっている様子はない。
 いくら幽霊を題材にした映画であってもこれはちょっといただけません。
 ゾンビが出てくるホラーコメディでばったばったと人が死ぬのとはわけが違いますから。

 三谷幸喜の映画は『THE有頂天ホテル』までは一作ごとに進歩が見られて、特に『THE有頂天ホテル』では、よくこれだけ多くの人間を登場させ、そして一人一人に見せ場を作れるものだと感心したんですけど、続く『ザ・マジックアワー』で、あれ?と思って、そして本作ではほとんど笑えなかったなぁ。
 ラストの、とってつけたような○○との再会シーンも、正直、これで感動しろといわれても無理!!としかいいようのないものでしたしね。

 まぁ同日観に行った『ミッション:8ミニッツ』が傑作であったために、余計に評価が低くなってしまうのかもしれません。
 でも、だからといって自分が三谷幸喜のファンを止めるつもりはまったくないですけどね。


 お気に入り度は★★、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『ミッション:8ミニッツ』、人生で残された時間があと8分しかなかったら?

2011-10-29 21:13:43 | 新作映画
 ダンカン・ジョーンズ監督、ジェイク・ギレンホール主演、『ミッション:8ミニッツ』、10/29、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2011年37本目。


 土曜日はTOHOシネマズトリアス久山まで『ミッション:8ミニッツ』と『ステキな金縛り』を観に行きました。
 なぜ全国どこの映画館でも上映してそうな二本を(実際に全国どこの映画館でも上映しているかどうかは知らないが、家から直近のシネコンであるTジョイ久留米とワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野では上映している)、わざわざ遠く車で一時間以上もかかるTOHOシネマズトリアス久山まで観に行ったかというと、TOHOシネマズでしか使えない前売り券を事前に金券ショップで購入していて、それで『ステキな~』を観ようと思ったからです。


   


 十五作品どれでも鑑賞可能だったんですが、観てもいいかなと思える作品は結局一つしかありませんでした。
 やっぱり劇場指定の鑑賞券って使えませんね。
 TOHOシネマズトリアス久山でしか上映していない作品以外は観に行くのはやめにしておきます。
 帰りとかめちゃめちゃきつかったので(ま、二本も観ればね。笑。)。

 さて、どうでもいいような余談はさておき、『ミッション:8ミニッツ』の感想ですが、、、傑作でした。
 それも、年間ベスト3というレベルではなく、オールタイムでベスト5にランクインするぐらいの傑作でした。
 DVDになったら、廉価版などといったケチなことは言わず、新作で発売日に購入したいと思います(過去に新作DVDを購入したのは『ボーン・アルティメイタム』のみ)。
 このブログを、どれぐらいの人がこれから観に行く映画の参考にされているかわかりませんが、もし一人でもいらっしゃるなら、その人には是非この映画を観に行って欲しいです。
 絶対に損はさせませんよ!!!!!

 どういった映画なのか、あまり事前に予備知識を与えたくないので、あえて内容には触れませんが(どう解説したところで陳腐なことしか言えそうにない)、一言で説明するとすれば、タイトルにもあるように、人生で残された時間があと8分しかなかったら、あなたは何をしますか?と問いかける映画なのです。
 その答えは一人一人違うのでしょう(案外同じなのかも?)。

 映画自体は上述のように傑作でしたが、チラシや公式サイトに書かれているキャッチコピーの「このラスト、映画通ほどダマされる」というような作品ではありませんでした。
 このキャッチコピーだと、超絶的なドンデン返しが用意されているような印象を受けますよね?
 ダマすとか、意表を突くとか、ラストにドンデン返しがあるとか、そういう映画ではないのです。
 『猿の惑星:創世記』でもそうでしたが、どうして配給会社って映画にそぐわない宣伝文句で観客を煽ろうとするんでしょうね。

 ともかく、傑作です。
 これから年末にかけて、話題作、評判作が目白押しですが、『ミッション:8ミニッツ』、これだけは押さえておいてください。
 絶対的お薦めです。


 お気に入り度は★★★★★、お薦め度は★★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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右の靴の靴紐だけがほどける不思議…。

2011-10-28 22:32:31 | 日常
 最近、不思議なことがあるんですよ。

 それは何かというと、気がつくと右の靴の靴紐だけがほどけてるんです。

 まぁこれが右と左で別の靴を履いてるとか、右の靴と左の靴で靴紐が違うとか、右と左で靴紐の結び方が違うとかいうならわかるんですけど、もちろんそんなことはなく、右と左で靴も靴紐も靴紐の結び方も同じです。

 なのに、右の靴の靴紐だけがほどけるんです。

 ずっと不思議でした。

 今日その原因がわかりました。

 トイレで小用を足しているとき、ふと足元を見たら、全長五センチぐらいでしょうか、緑色をした小人が、不気味な笑いを浮かべながら、右の靴の靴紐の結び目を必死にほどこうとしてるんです!!

 思わず、ぎゃあああ!!と叫びそうになりました。

 自分に気づかれたことを知った小人は、一瞬だけこちらに目を合わせてニヤリと笑うと、そのままどこかに煙のように消えてしまいました…。

 そっか、あれが噂に聞く妖怪“結び目ほどき”だったんですねぇ。

 自分は初めて目にしましたよ。

 というのはですが。

 でも、気がつくといつの間にか右の靴の靴紐がほどけている、というのは本当です。

 あれはどうしてなのかなぁ。

 やっぱり妖怪“結び目ほどき”の仕業なのでしょうか…。

 皆さんも妖怪“結び目ほどき”にはお気をつけください。。。
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2011年秋ドラマ初回レビュー。

2011-10-27 22:21:19 | テレビ
 気がつくといつの間にかテレビドラマを見なくなっちゃってました。
 別に、テレビドラマなんてくだらない!!映画に比べるとクオリティは完全に下!!見る価値なし!!とか思ってるわけじゃないんですけどね。
 コンスタンスに見てるのは『相棒』ぐらいかな。
 あと、しばらく前にテレ東で放映してた『鈴木先生』は好きで見てましたけどね。最近ではそれぐらいですね。

 でも今シーズンは面白そうな新ドラマが多くて、いつになくテレビドラマを大量に見ています。
 今日は新ドラマの初回のレビューをざっと書いてみたいと思います(2回目のものもあります)。

 まずは今シーズン最大の話題作、キムタク主演の『南極大陸』!!
 は未見です。
 ん~~~、なぜだろう、どんなに面白そうなドラマでも、キムタク主演っていうだけで見る気がなくなっちゃうんですよねぇ。
 これぞ、(逆)キムタクマジック!!

 今度は本当に見ています、『相棒』。
 シーズン10というだけあって、さすが安定した面白さです。
 でもよくよく考えると、殺人事件の真犯人が冤罪を生んだという理由で検事を脅迫するのって何だかおかしいような???ま、見てる間はそれを疑問に思わせないのが演出の妙なのでしょうね。笑。

 ネットでも評判がいいみたいなのが『妖怪人間ベム』。
 これがテレビドラマ化されると聞いたときは、冗談だろ、と思ったものですが、結構真面目に作ってますね。
 でも個人的には怪物ヴァージョンのベムたちの指が三本でなかったのが残念。。。
 あそこまで凝った造形にするなら、それも再現して欲しかったんですが、さすがに無理か。

 初回は見なかったんですけど、何となく二回目は見たのが『謎解きはディナーのあとで』。
 殺人事件の現場に重要な物証を残しながら、それを探そうともしない犯人に唖然。
 そしてその物証を見つけた執事がドヤ顔をしながら直接素手で触るのを見てまた唖然(執事なんだから手袋をはめればいいのに)。
 そっか、このドラマって一見ミステリを装ってるけど、単純に執事とお嬢様の掛け合い漫才を楽しむだけのドラマなんだな。

 それにしてもこの程度のなんちゃってミステリが、本屋大賞とはね…。
 本屋大賞って、知名度は低くても優れたエンターティメント作品に送られる賞だと思ってたんだけど、いや、正確にはそう思いたかったんだけど、単純に売れてる本をさらに売るだけの賞なんだなぁ。
 あらためて本屋大賞が自分には無用な賞だということが分かっただけでも、『謎解き~』を見た甲斐がありました。
 3回目以降を見るかどうかは微妙。

 宮藤官九郎脚本の大家族もの『11人もいる!』はさすがはクドカン!と感心するぐらい面白いです。
 でも、、、大家族ものは苦手だし、ダメおやじとなるとさらに苦手。
 生活力もないのにバンバン子供を作るなよ!!と言っても詮無いことを言いたくなります。
 面白いとは思うけど、続きを見るかどうかは微妙。

 個人的に一番気に入ったのが深田恭子主演の『専業主婦探偵~私はシャドウ』。
 深田恭子扮する、ひたすら旦那にベタ惚れな不思議ちゃん主婦の芹菜がやがて一人立ちしていく探偵物語(だと思う)。
 登場人物の誰もが一癖も二癖もあり、さらにさりげなく謎が散りばめられていて、この先の展開が気になります。

 久しぶりにテレビドラマを見て、テレビドラマってやっぱりいいな、と思いました。
 上に挙げたもの以外に、お薦めのドラマってありますか?
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バウムクーヘン・タワー。

2011-10-26 22:41:05 | グルメ・おやつ
 取引き先のお菓子工場から、バウムクーヘン(の切れ端)をいただきました。
 で、それを重ねてみました(特に意味はない)。


   


 いただいたバウムクーヘンはこんなもんじゃないんですけどね(まだまだ超大量にある)、重ねすぎて倒れたら嫌なので、五段でやめときました。
 しばらくおやつはバウムクーヘンの日が続きそうです。
 美味しいんだけど、、、一週間以上続いたら、もうこれ以上食ぇへん!!って音を上げてしまいそうです。。。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 本文の記事とは関係ないんですが、先日の不思議子ちゃんの写真が好評だったので(好評でしたよね!?)、もう何枚かアップ。


   《海がおいらを呼んでるぜ》


   《鏡の中のあなたと私》


   《手を取り合って》


 以上です。
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『ランゴ』、正統派の西部劇。でもキャラクターは…。

2011-10-25 22:30:11 | 新作映画
 ゴア・ヴァービンスキー監督、ジョニー・デップ主演、『ランゴ』、10/23、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年36本目。


 この日二本目の映画鑑賞にて、二本目も西部劇。
 一本目の『カウボーイ&エイリアン』が、キャラクターに感情移入できないわ、設定は意味不明だわ、ストーリーはテキトーだわで、まっっったく面白くなかったのですが、こちらは素直に楽しめました。
 ストーリーはめちゃめちゃ王道です。

 とある砂漠の町に一人の男が辿りつく。
 男は詐欺師なのだが、デタラメの武勇伝を並べ立てて、まんまと保安官になりおおせてしまう。
 やがて、男の正体がばれて、町から放逐される。
 だが真の勇気に目覚めた男は、町へ舞い戻り、悪事を目論む黒幕と対決するのだった…。

 ね、シンプルでわかりやすいでしょ?
 西部劇はこれぐらい捻りがない方がいいと思います。
 ただ、この作品はシンプルなんですが、キャラクターがかなり捻ってあります。
 主役のランゴは人間ではなく、カメレオンなんですよ。しかもそれなりにリアルな。

 ランゴを始めとするキャラクターたちの造形が、自分的にはアリだな、と思ったのですが、爬虫類が苦手という方はキャラクターたちのヴィジュアルが受け入れがたいかもしれませんね。
 でも作品は、細部にまで工夫が凝らされ、そこに作り手のこだわりが感じられ、自分は非常に好感が持てました。

 とてもよく出来た作品だと思いましたが、だからこそ気になる点もありました。
 先ほども述べましたが、ランゴはカメレオンなのですが、言葉も話すし、服も着ています。つまり、擬人化されたカメレオンなのです。
 でも動物たちの中には擬人化されていないものもいるんですよね。
 物語の序盤でランゴを襲う鷹のレッドテールホーク。
 この鷹は名前こそついていますが、言葉は解さないし、当然服も着ていない。我々がイメージする鷹のまんまです。
 擬人化されている動物とそうでない動物が一つの世界の中で混在しているんです。
 これはちょっといただけないかな。
 カメレオンが言葉を解するのであれば、鷹も同じように言葉を解さないとね。
 この点においては、すべてのおもちゃが実はある程度の知能を有し、心を持っているという設定の『トイ・ストーリー』には及ばないな、と思いました。
 
 まぁでも今挙げた欠点も強いて挙げれば、という程度であり、この世界ではそういうもの!と言われれば納得できないことはないです。

 いい作品だと思うんですけど、一般的な受けはたぶん悪いだろうなぁ。
 下手すると自分が「最低」の烙印を押した『カウボーイ&エイリアン』よりも興行収入は下かもしれないなぁ。
 そういったことはよくあるので、気にしませんけどね、、、って気にするけど。笑。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『カウボーイ&エイリアン』、一見奇抜な組み合わせのようでいて…。

2011-10-24 22:00:04 | 新作映画
 ジョン・ファブロー監督、ダニエル・クレイグ主演、『カウボーイ&エイリアン』、10/23、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年35本目。


 普段、泊まりがけの旅行から帰ってきた次の日は体力回復のための休息日に充てています。翌日が仕事であればなおさらです。
 でも、玖珠旅行から戻ったばかりの日曜日は、映画を観に行きました。しかも二本も!!
 なぜそんな無茶をするかというと、十月の終わりから十一月の頭にかけて、観ようと思っていた映画が立て続けに公開されるんですよね。
 今週末からは『ミッション:8ミニッツ』と『素敵な金縛り』が公開されるので、二十二日公開の『カウボーイ&エイリアン』と『ランゴ』の鑑賞を先延ばしにする、ということが出来ないのです(11/5にはまた別の映画を鑑賞する予定。。。)。
 体力をかなり消耗した状態で観に行ったので、めっちゃきつかったです。
 案の定家に帰ってから気分が悪くなり夕飯を食えませんでした。笑。

 今年は何だかやたら地球に異星人が来襲する年みたいです。
 六月の『スカイライン 征服』に始まって、九月の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』、未見ですが『モンスターズ』って作品もありましたよね?あとは『エイリアン・ビキニの侵略』という韓国映画も東京では公開されたらしいです。
 ジャンル的な共通点はあっても、当然どの作品にもそれぞれ何かしら個性があるわけです。
 例えば『スカイライン 征服』は、一見異星人による侵略ものだと思わせて(というかそうなのですが)、実は異色のヒーローの誕生譚だったりします。
 本作はタイトルからもわかる通り異星人による侵略ものと西部劇のコラボレーションです。

 一見奇抜な組み合わせのように思えますが、それほどインパクトはありません。
 何しろ日本では二十年以上も前に(映画ではなく小説ですが)夢枕獏が『大帝の剣』を発表してますからね。あれは時代劇に宇宙人が出てくるお話でした(確か)。
 だから、西部劇に宇宙人が出てくると聞いても、特別インパクトはなく、ふ~ん、それで面白いの?ぐらいにしか思いませんでした。
 そして残念ながらまーったく面白くありませんでした。

 今年観た映画の中ではそれまで『グリーン・ホーネット』がワースト部門においてぶっちぎりで独走していたのですが、本作はそれに匹敵するぐらいつまらなかったです。
 もう少し正確にいうと『グリーン・ホーネット』は個人的にどうにも受け入れがたい作品だったのに比べ、『カウボーイ&エイリアン』は、受け入れがたいというほどのものは特になく、そのうち面白くなるだろう、そのうち盛り上がるだろう、そのうち見せ場があるだろうと思わせて、そのままエンディングを迎えちゃったよ、というような作品でした。

 すべての設定、すべての展開、すべての演出に意味も、説得力も、魅力もなかったです。
 この手の映画を観ていると、どの作品でも異星人がアホとして描かれていて、そういうのには正直飽き飽きしてるんですけど、この作品に出てくる異星人のアホさ加減はなかなか群を抜いていました。
 異星人の武器に対抗できるのが、唯一主人公のカウボーイがはめているブレスレットなのですが、このブレスレットは彼が生体実験のさなかに異星人から奪い取ったものなんですよ。
 今どき携帯電話だってもう少し気の利いた盗難防止対策が施されているっつーの。他人が使えないように、というか、他星人が使えないように認証登録しておけよ、といいたくなります。
 しかもこのブレスレットが宇宙船の起爆装置にもなってるという…。
 いや、もう自分の理解力ではわけがわかりません。
 もしかしたら異星人の目的は自分たちのアホさを証明するために遥か遠く銀河の彼方からやってくるのではないか、とさえ思えてしまいます。

 『スカイライン 征服』や『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を面白いという人がいても、ふ~ん、何を面白く思うかは人それぞれだな、と思ったのですが、『カウボーイ&エイリアン』を面白いと思う人はいないと思います。
 いや、いても別にいいんですが、自分にはそれぐらいつまらなかったということです。


 お気に入り度は★、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
 
 
 
 
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玖珠に行ってきました、その2。

2011-10-23 21:52:43 | 旅行
 不思議子ちゃんの撮影会はJR豊後森駅に隣接する、今では廃墟となった円形機関車庫で行われました。
 行ってみて驚いたのは参加者の多さ!!
 自分以外にもこんなに暇人がいるのか!!と思ったんですが(失礼だな)、よくよく聞いてみたら、イベントには何の関係もない、鉄道オタクの方々でした。
 そっか、ここって鉄道オタクにとって九州の聖地みたいなものだもんな、と妙に納得してしまいました。

 鉄道オタクの聖地で思い出したんですけど、自分が先月試写会で観た『僕達特急』という鉄道オタクを主役にした映画に、ちょうどここ豊後森円形機関車庫を主役の二人が聖地巡礼で訪れるシーンがあるのです。
 なので当然主役を演じた松山ケンイチと瑛太はここに来ているはずなのですが、、、それを匂わす看板やポスターが一切ない!!
 あれは、、、別の場所だったのかなぁ。それともCGによる合成?そういうふうには見えなかったけれど。それとも映画の公開時期が決まるまで二人が訪れたことは他言無用?(まさかね)
 真相をご存知の方は教えてください。

 さて、生まれて初めての撮影会はとても楽しかったです。
 撮影会って、単に女の子を撮影するってだけじゃなくて、女の子をこちらの注文通りポージングさせることが楽しいのですね。
 愁いを帯びた表情でこちらを見てくださいとか、冷たく微笑んでくださいとか、車軸の上でバランスを取ってくださいとか、かなり無茶振りをしましたよ。笑。

 ま、せっかくの撮影会ですから、何枚か写真をアップ。《》内はタイトルでもあり、説明でもあります。


   《電車ごっこ》


   《自分を大切に!!》


   《彼女はこの後六十キロはあろうかという車輪を胸の高さまで持ち上げた》


   《盗撮って素敵♪》


   《ほんとは片足で立たせたかった》


   《メイド頭にこき使われる新米メイド二人》


   《お~い、裏方さ~ん》


 とりあえずこんなところかな。
 まだまだ大量に写真は撮ったんですが、アップできない写真も多いのです(どんな写真だ)。

 撮影会はとても楽しく、次回があればまた参加したいなとは思ったんですが、次回長崎県片島魚雷発射試験場跡地で行われる撮影会は平日の予定だそうです。
 行けるか、そんなの!!
 ・・・・・。
 こっそり会社を休んで行ってみようかな?笑。

 以上、「自分を大切に!!」という名前の撮影会でした。 
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玖珠に行ってきました、その1。

2011-10-22 21:04:14 | 旅行
 先日の記事で予告した通り、金曜日の夜から大分の玖珠というところに行ってきました。
 福岡から高速で二時間!!と脅されて(?)いたので、下の道(国道)だと鳥栖からどれぐらいかかるんだろうと戦々恐々だったのですが、大したことはなかったです。

 考えてみれば(かなり端折ってます)鳥栖の隣りが久留米で、久留米の先がうきは、うきはの先が日田、そして日田の先が玖珠なので、そんなに遠いってわけではないんですよね。
 九時ぐらいに出発して、夜中の一時ぐらいには玖珠に着いてました。寄り道しなければ三時間ちょっとぐらいで着くんじゃないかな。

 この日の宿泊地は道の駅童話の里くす。
 トイレが綺麗で、車中泊をするには最適でした(トイレが綺麗なことが車中泊をする場所としては必須なのです。車中泊は野宿ではない。)
 明け方、やっぱり寒かったです。
 夜寝る時が暑いぐらいだったんですよね。暖房がしっかり効いていたので。
 それだとあんまり重ね着が出来なくて、、、ここら辺は今後冬場に車中泊をする際の課題ですね。

 七時前に起きて、さて、午前中どこに行こうかと思案しました。
 ぶっちゃけいって玖珠はあんまり観光スポットがないのです。
 道の駅の名前が、単に「道の駅くす」ではなく、「道の駅童話の里くす」になっていることからもわかるように、玖珠は、町を挙げて「童話の里」であることを積極的にアピールしようとしています。町のあちこちで桃太郎や浦島太郎などの看板や像を見かけます。


   《道の駅童話の里くすにある桃太郎一行。このあと鬼を皆殺しにする旅に出る予定。》      

 でも、桃太郎といえば岡山だし、浦島太郎は場所はわからないけど、海を舞台にした昔話ですよね。
 どちらも玖珠とは縁もゆかりもない。
 その縁もゆかりもない桃太郎や浦島太郎で町おこしをしなければいけないほど、玖珠には観光スポットがないのです。
 観光スポットがないなんて実も蓋もないことを言っちゃいましたが、自分は今回の旅行で玖珠がとてもに気に入りましたよ。
 玖珠には確かに観光スポットはないけれど、代わりに温泉があるからです。

 まぁ周辺には黒川温泉や湯布院など、全国的にも著名な温泉地があります。
 でもそれらの温泉地には、おそらく朝の七時から入れる温泉なんてないでしょう(あったらゴメン)。しかも入浴料が今どきたったの百円!!こちら


   《万年の湯(はねのゆ)》


 朝食前に、ゆっくり朝湯に浸からせてもらいました。
 一流旅館の露天風呂とは比べ物にならないかもしれませんが、万年の湯の露天風呂もなかなか風情がありましたよ。自分はとても満足しました。

 風呂から上がってから朝食を取りました。
 車中泊をしたときの朝食のメニューはほぼ決まっています。カップラーメンとコンビニで買ったおにぎりです。
 なぜ決まってるかというと、車中泊をしたときの朝食用に車内で使える湯沸かし器を買って、その湯沸かし器は車中泊の朝食でカップラーメンを食べるときぐらいしか使い道がないからです。
 ・・・・・。
 何だか卵が先か、鶏が先か、みたいな話ですが、それでいいのです。

 朝食後、あてもなく車で玖珠市内を観光周遊。
 スゴイものを見つけましたよ。

 
   


 国道210号線沿いのリサイクルショップの軒先に合った廃材アートのゴジラ。
 1.8メートルぐらいはあったかな?
 さて、ここで問題です。
 一応自分はこのゴジラの値段を尋ねたんですけれど、店の方はいくらと答えたでしょう?
 ヒント1.総重量は一トン近いらしい。
 ヒント2.日本製ではなく、タイからの輸入だそうです。

 リサイクルショップを後にして、ちょうど昼近くになっていたので道の駅の近くにある蕎麦屋で昼食。そばがきが美味でした。

 この後、撮影会が行われるJR久大線の豊後森駅へと向かいました。


                             つづく。
 
 

 
 
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