この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

観たらあなたも火炎放射器が欲しくなる!『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。

2019-09-01 09:13:24 | 新作映画
 クエンティン・タランティーノ監督、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット主演、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、8/31、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年34本目。


 8月の予定にもちらっと書きましたが、自分はタランティーノ作品とはあまり相性がよくありません。
 これまで見た作品で積極的に「面白い!」と思ったものはないんですよね(彼の作品をすべて見たというわけではありませんが)。
 強いて言えばデビュー作である『レザボア・ドッグス』が一番面白かったかなぁ。
 といった感じなのですが、それでも絶対に観ないと決めているわけでもないので、タイミングが合えば本作のように劇場まで観に行くこともあります。

 始まって二時間、眠たくて仕方なかったです。
 っていうか、何度もうとうとしましたね。
 タランティーノの創作したリック・ダルトンなる落ち目の映画スターとその親友であるスタントマン、クリフ・ブースの友情を軸に物語は進むのですが、それがもう恐ろしく退屈なんですよ。
 というか、いつものタランティーノ節炸裂でどーでもいい会話が延々と続いて、このダラダラ感が好きという人にはたまらないのかもしれませんが、自分はいい加減にしてくれと言いたくなりました。

 しかしクライマックスの13分間は度肝を抜かれたというか、これ以上ないってぐらい目が冴えました。
 この13分間のためにそれまでの二時間があったのかと思うと感心すらしちゃいましたよ。
 詳しくは言えませんが、自分は火炎放射器が欲しくなりましたね。笑。

 誰にでもお薦めというわけではありませんが、これまでタランティーノ作品を見て、一作でも面白かったという人は観て損はないと思います。

 ところで映画とは直接関係ないことなのですが、自分は本作をTジョイ久留米のシアター6で観ました。
 シアター6はTジョイ久留米の10あるシアターの中でも5番目の客席数のシアターです。
 ハリウッドの大作である『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がどうしてそんな客席数のシアターで上映されるのか、不思議でなりません。
 ちなみに同時間帯、Tジョイ久留米の一番の客席数であるシアター1で上映されていたのは『天気の子』でした。
 う~~ん、未だにそんなに観に行く人が多いのか、『天気の子』は、と思わないでもないですが、よくよく考えれば今年観た中でぶっちぎりのワーストである『イソップの思うツボ』はシアター1で観たんですよね(観客は自分を含め二名だけでした。朝一の上映なのに。)。
 Tジョイ久留米ではどういう基準でシアターが割り振られているのか、やっぱり不思議でなりませんね。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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二つの映画祭。

2019-08-30 22:53:35 | 新作映画
 現在、福岡市科学館6階サイエンスホールにて【福岡インディペンデント映画祭2019】が開催中です(9/1まで)。
 ツイッターのタイムラインを見る限りではかなり盛り上がっている様子。
 朝一の飛行機でやってきて参加するという猛者もいるみたいですから。

 自分はというと今のところ参加する予定は無し(おぃ)。
 今週末は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観に行かないといけないし、来週、再来週と遠出が続くので今は体力を温存しておきたい、というのもあります。

 でも真のの映画好きであればこういうときぐだぐだ参加しない理由を述べずにさっさと参加するんでしょうねぇ。
 自分が真の映画好きなのではなく、そこそこの映画好きだということがよくわかります。
 そこそこの映画好きで何が悪い!!(逆切れすんな)

 どうしよっかなぁ、残り少ない体力を振り絞って、日曜日、行ってみようかなぁ。
 ちょっとだけ悩み中。。。


 一方、不参加に全く迷いがないのが佐賀の富士町で行われる【第36回古湯映画祭】ですね(9/14~16開催)。
 なぜ迷いがないのかというと、14、15日に【第26回北九州将棋フェスティバル】に参加する予定だからです。
 14、15日に北九州に行って、16日に佐賀の富士町に行くというのはちょっと強行軍すぎますからね。
 まぁでもぶっちゃけて言ってしまうとゲスト次第では映画祭に行く可能性も無きにしも非ず、でした。

 前年に開催日が決まっていたイベントを除いて、古湯映画祭は開催日の発表が最も早いイベントではなかったか、って思っています。
 何しろ新年の挨拶で、「今年は9月14~16日にやります!」って開催日を発表していましたからね。
 そのことに気づいた時は、「おぉ、気合入っているな!」と感心したものでした。
 同時にこれはさぞかし豪華なゲストが来るのだろうとも思いました。

 過去の古湯映画祭には、『男はつらいよ』の山田洋二監督や『ゴジラ』の本多猪四郎監督、『転校生』の大林宣彦監督がゲストとして来たことがあります。
 俳優では哀川翔や藤原紀香、香川照之、役所広司などが来ました。
 ローカルな映画祭によくこんなゲストが来るな、と思えるほどの豪華さですよね。

 開催日の発表が尋常じゃなく早かったので、当然ゲストには期待しましたよ。
 しかしそのゲストの発表が尋常じゃなく遅くて・・・。
 7月になっても発表されず、8月になっても発表されず、開催日一ヶ月前になっても発表されず(!)、しかし逆にこれはよほど大物のゲストが来るのか、って思いもしましたね。

 そして20日過ぎによーやく今年の映画祭のゲストがホームページで発表されました。
 松村克弥、井手麻渡、緒方明、尾上克郎、松尾諭、成島出の計6人です(敬称略)。
 本当にゴメンなさい、そこそこの映画ファンを自負する自分でも、(ほぼ)「誰?」状態でした。

 これだけ準備期間があって有名どころを引っ張って来れなかったということは、何かしらのアクシデントがあったってことなのでしょうね(好意的に考えれば、ね)。
 しかし上映作品を見ても『STAND BY MEドラえもん』や『鉄道員』、それに『シン・ゴジラ』など今更感漂う作品ばかりです。
 いっそのこと知られざる傑作を上映してくれた方がまだありがたいのに、、、参加する気のない自分が注文つけても意味ないかもしれませんが。笑。

 まぁでもプロの映画監督の生の声を聴くチャンスなんてそうそうないことなので、お時間がある方は行ってみても良いのではないでしょうか。
 自分は将棋フェスティバルに行きますけどね。笑。
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観るのがかなりつらかった『イソップの思うツボ』。

2019-08-20 21:13:41 | 新作映画
 上田慎一郎共同監督、石川瑠華主演、『イソップの思うツボ』、8/18、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年33本目。


 別府から帰ってきて以来、どうも体調が思わしくなかったのですが(たぶん熱中症)、このまま寝てばっかりではもったいない!ってことで、お盆休みの最終日、映画を観に行ってきました。

 映画を観に行くのはいいんですが、今年のお盆休みはなぜか大した作品が公開されないんですよねぇ。
 9月になったらやたらと面白そうな映画ばかりが公開されるんですけれど。
 どーしてその一本をお盆休みに公開しなかった?って配給会社の人に問い詰めたいです。笑。

 で、何を観たかというと『イソップの思うツボ』です。
 昨年大ヒットした『カメラを止めるな!』のスタッフが再結集して製作したというのが本作のウリだったりします。
 上田監督も次回作の重要性は十分理解しているだろうから、そんなにスカを掴まされることもないだろうと思って観に行ったのですが、いやぁ、清々しいくらいにスカでしたね。
 間違いなく2019年のワースト5に入るであろう一作でした。

 (『カメラを止めるな!』のスタッフが作っただけあって)ドンデン返し系の映画なんですよ。
 中盤、「え?」と驚くような展開があります。
 確かにその展開は読めなかったんですけど、その展開を成立させるためには相当な力技が必要なんですよ。
 例えば一人の男を娘と母親が同時に夢中になる、とか。
 そういうのって狙って出来ることなの?
 仮に娘が男に惹かれなかったらその場合はどうなったの?
 その場合のシナリオも用意してあったってこと?
 だとしたらそのシナリオを用意したのって神様だよね、きっと。

 もうねー、本当に次から次へと力技がさく裂しまくりで、観るのがかなりつらかったです。

 タイトルもよくわかんなかったですね。
 『イソップの思うツボ』というタイトルで、ヒロインの名前が亀田で、旧友の名前が兎草だったら、当然この作品はイソップ童話の『ウサギと亀』を何かしら意識しているんだろうなって思うじゃないですか。
 しかしこれ以上ないってぐらい関連性が感じられないんですよね。
 『ウサギと亀』のお話って、「格下だからといって舐めてはいけない」とか、「コツコツやることが大事」みたいな教訓が得られると思うのですが、本作は別段そういうお話ではないんですよね、ただの復讐譚なので。
 復讐譚といっても何のこっちゃかわからない復讐譚なんですけどね。

 上田監督はすでに10月には次回作の公開が控えているそうです。
 その次回作の『スペシャルアクターズ』は世間の評判をしっかり確かめてから観に行こうと思います。


 お気に入り度★、お薦め度★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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逆算して作られた傑作『アルキメデスの大戦』。

2019-08-02 22:02:38 | 新作映画
 山崎貴監督、菅田将暉主演、『アルキメデスの大戦』、8/2、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年32本目。


 山崎貴監督作品を劇場に観に行くことは決してあるまいと思っていました。
 元々百田尚樹が大っ嫌いなんですよね(理由は長くなるので割愛)。
 その百田尚樹の代表作を二作も映画化しているのですから、原作に思い入れがある『寄生獣』を除いて、観たいと思うことすらないだろう、そんなふうに思っていたのです。
 フィルモグラフィーを見ても『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『SPACE BATTLESHIP ヤマト』など、まったく見る気が起こらない作品ばかりでしたからね。
 この先もきっとそうなんだろう、そう考えていました。

 そんなアンチ山崎貴と言ってよい自分ですが、この『アルキメデスの大戦』には食指が動きました。
 劇場で観るべき映画なのではないか、そう思ったのです。
 そして実際に観て、傑作だと思いました。

 戦艦大和は1941年に就役し、1945年に沈没しています。
 それは史実です。
 そして映画『アルキメデスの大戦』はその史実から逆算して作られています。
 どういうことなのかというと、現実にはその船が沈むことがわかっていて、あえて建造する人間はいません。
 しかしもしすべてわかった上で、なお建造する人間がいたとしたら、その人物にはどんな大義名分が考えられるというのか、という逆算です。
 実際にはあり得ないのですが、作品の中ではその大義名分は充分説得力を持っていたと思います。

 冒頭の大和沈没のシーンも、二転、三転する展開も、ラストの出撃する大和を見て主人公が涙を流すシーンも、よく計算されていて、とても感心しました。

 山崎監督はとても良い仕事をしたと思います。
 次回作も是非頑張って欲しいところなのですが、『アルキメデスの大戦』の次回作が『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』なんですよね。笑。
 やっぱりしばらくは山崎監督の作品を劇場で観ることはなさそうです。

 
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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予想していたよりはるかに面白かった『ポラロイド』。

2019-07-28 22:57:38 | 新作映画
 ラース・クレヴバーグ監督、キャスリン・プレスコット主演、『ポラロイド』、7/28、中洲大洋劇場にて鑑賞。2019年31本目。


 中洲大洋劇場で公開されるホラー映画は出来るだけ観に行くようにしています。
 まぁはっきりいって福岡市内、いや、福岡県内でB級ホラー映画を上映してくれそうな映画館ってもうここしかないですからね。
 福岡のB級ホラー映画、最後の砦というわけです。

 といいつつ、結構観逃がしている作品も多いんですけれど。笑。
 出来るだけといってもあくまで無理のない範囲での「出来るだけ」ってわけですね。
 なので本作もそこまで期待してはいなかったのですが、いやいや、予想していたよりはるかに面白かったですよ。

 いわくつきのポラロイドカメラで撮影された人間が次々と殺されていくという、どこかで聞いたことがあるような、ないような、そんなお話なのですが、でもいろいろ細かいところまで考えられていて感心しました。

 何に一番感心したかというと、カメラの怪物との決着のつけ方ですね。
 この怪物が神出鬼没で(鍵の掛けられた部屋にも現れることが出来る)、不死身なんですよ(拳銃で撃たれてもへっちゃら)。
 そんな怪物をどうやって倒すというのか?

 ホラー映画に出てくる怪物はたいがい神出鬼没で不死身なのですが、まぁ最終的には主人公に倒される運命にあります。
 でもその倒され方が必ずしも納得出来るものじゃなくて…。
 例えば(これはホラー映画ではないですが)『アラジン』に出てくるジャファーは無敵の力を手に入れたにもかかわらず、アラジンの口車にうかうか乗ってしまい、封印されてしまいます。
 自分はどうもあのやり方に納得が行かないんですよね。
 だって二つ目の願いを叶えた段階でどう考えてもジャファーは人類最強で、それ以上の力を望む必要はないように思えるのです。

 その点、本作の主人公のバードは「なるほど!」と思えるやり方でカメラの怪物を打ち倒すのです。
 甚く感心してしまいました。

 本作はyahoo映画のユーザーレビューでは結構酷評の嵐です。
 殺人事件の証拠品のカメラが中古品として市場に出回るのがおかしいとか、なぜポラロイドカメラを破壊しないとか、なぜ電気をつけないとか、そういったツッコミが多く見受けられました。

 自分はそこら辺は気にならなかったかなぁ。
 あのカメラ自体に意思があるように描かれていたので、警察の保管室から逃げ出すぐらい造作ないように思えたし、呪いの連鎖が断ち切れないうちはカメラを壊すことが出来ないのは当然だし、電気の件は、、、ホラー映画でこういう時電気がつかないのはお約束だしね。

 自分が気になったのはヒロインを演じた女優さんがやけに老けていたことかな。笑。
 調べたら1991年生まれで、現在28才でした。
 道理でティーンエイジャーには見えないわけだ。
 ハリウッドではティーンエイジャーの役をティーンエイジャーに演じさせてはいけないという決まりでもあるのかなぁ。
 ハリウッドの俳優事情に詳しい人、教えてください。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のムビチケを買いました。

2019-07-22 22:02:44 | 新作映画
 予告通り『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のムビチケを買いました。
 自分は基本的に一度口にしたことは必ず守るようにしています。出来る限り。

 ムビチケを買った後に初めて気づいたのですが、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ってことはテレビシリーズがあったってことですよね。
 それすらも知らなかった。。。
 映画を観に行く前にテレビシリーズを予習しといた方がいいのかな、やっぱり。

 という以前に果たして『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』って本当に来年の1月に公開されるんでしょうか。
 来年1月公開の映画が7月の時点で完成しているとはとても思えないし、未完成の作品を仕上げることが今の京都アニメーションに出来るとも思えない…。
 まぁこの作品に限っては公開が延期になったとしても誰も腹を立てることはないでしょうから、じっくりと時間をかけてクオリティの高い作品に仕上げて欲しいものです。

 ついでに、ってわけではないですけど、この日は4枚もムビチケを買っちゃいました。
 以前に買っていたものと一緒に大公開♪


   

 時計回りに、『記憶にございません!』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、『US』、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『JOKER』、『ヘルボーイ』のムビチケで、真ん中のは『ポラロイド』の前売り券です。

 自分は昼間にポイントカードサービスのないTジョイ久留米で観ることが多いのでムビチケを買うのですが、映画のお茶会の参加メンバーでは主催のumeumeさんも含め、ムビチケを買うって人はほとんどいませんでした。
 自分にとって当たり前のことが他の人にはそうじゃないってことを知るのは面白いです。
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これはこれでアリだと思った『天気の子』。

2019-07-20 20:32:03 | 新作映画
 新海誠監督、醍醐虎汰朗主演、『天気の子』、7/20、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年30本目。


 まぁこう見えても(どう見えても?)自称「晴れ男」ですから、『天気の子』という、お天気をモチーフにした作品は見ないではいられないのです、などということもなく、正直見る気はほとんどなくて、前売り券も購入していなかったのですが、この日は映画のお茶会があって外出しなければならなかったので、どーせ外出するならついでに何か映画を観るかと思って『天気の子』を観ることにしました。
 ぶっちゃけ『天気の子』と『チャイルド・プレイ』の二択だったのですが、前者が勝利したわけですね。笑。

 というような他人から見ればきわめてどーでもいい理由で観た『天気の子』でしたが、よかったですよ。
 ネットでは賛否両論激しいようですが、自分はこれはこれでアリだと思いました。

 ただ、この作品に否定的な人の考えもわからないではないかな。
 何といってもおっそろしくツッコミどころが多々ありましたからね。
 某ハンバーガーチェーンだってバイトを雇う際年齢確認ぐらいはするだろうとか、保護者が亡くなって部屋を貸し続ける大家はいないだろうとか、完全に水没しているのに都市機能が消失していない東京とか(人々はどうやって移動しているんだろう?水上バイク?)、本当にツッコミどころだらけなんですよ。

 中でも自分が一番びっくりしたのは主人公の少年ですね。彼は家出少年なんですよ。東京で悲惨な目に合っても決して生まれ育った島には帰ろうとはしません。
 そういう姿を見ていたら、島には帰りたくなくなる、よっぽどの理由、よっぽどの事情があるんだなって思うじゃないですか。
 しかしこれが何と、最後まで一切それについての説明がないのです。
 それどころか、島でフツーに暮らしていてもそれなりに充実した生活を送れてたんじゃないの?と思えるシーンまであって、、、これにはびっくりしましたね。

 でも、脚本的にどれほど粗があったとしても、やはりいいところもあって、それはまず映像の美しさですね。
 どのシーンも美しいのですが、とりわけ雨の降るシーンの美しさは白眉でした。
 この作品にどれだけ否定的な人であっても、それは認めるところではないでしょうか。

 そして自分が一番良いと思ったのは、(ネタバレになりますが)物語の終盤、少年が世界を採るか、少女をを採るか、選択をするシーンがあるんです。
 そのシーンで少年は迷わず少女を採るのです。
 結果世界は、というか東京は、壊滅的な打撃を受けることになります。

 これまでの映画でもそのような二択はあったかもしれませんが、少女を選んでも結局世界は救われる、みたいなオチが多かったと思います。
 そこを逃げずに東京を壊滅させた新海監督は凄いなと思いましたよ(まぁ前述の通り都市機能は失われてないわけですが)。

 前作の『君の名は。』のようにカタルシスを得るところまではいかないにしても、観て損ってことはないと思います。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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否定意見もわからないではない『トイストーリー4』。

2019-07-13 22:23:53 | 新作映画
 ジョシュ・クーリー監督、『トイストーリー4』、7/13、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年29本目。


 『トイストーリー4』をTジョイ久留米のT-LEXで観てきました。
 T-LEXというのはTジョイオリジナル規格のプレミアムシアターのことで、スクリーンもそこそこデカいのですが、大阪でIMAXレーザー/GTテクノロジーを観た後はそこまでスクリーンがデカいとは思えなかったなぁ、、、っていうか、中洲大洋劇場のスクリーン1よりも小さい気がするなぁ。
 具体的なスクリーンの大きさが発表されてないのではっきりとしたことはわからないんですけどね。

 さて、『トイストーリー4』ですが、現在ネットでの評価が賛否両論、大きく二分していることが話題になっているようです。
 ちなみにyahoo映画での評価は2.91点、ピクサー、及びディズニーの新作映画としてはちょっと考えられない低評価です。
 そして低評価をした人のレビューを見ると「前作を否定する内容だった」というものが目に付きます。

 これまでの『トイストーリー』シリーズでは主人公であるアンディの立ち位置はご主人様第一でした。
 おもちゃというものは人間の子供に寄り添ってこそのもの、という考えがすべてだったといっても過言ではないでしょう。

 それに対し本作のアンディはご主人様第一ではなく、自分自身の幸せを追求するのです。
 その変心を裏切りと捉え、許しがたいと思う人がいたとしても不思議ではないと思います。

 ただ、自分はそうじゃないかな。
 自分も子供のころから数えきれないぐらいのおもちゃで遊んできました。
 しかしそれらのおもちゃの99.99%は今現在手元にありません。
 人にあげたものもありますが、そのほとんどはいつの間にか無くなりました。
 たぶん、古くなったとか壊れたとかいう理由で親が捨てたんだと思います。

 しかし、それらのいつの間にか無くなったおもちゃが、捨てられたのではなく、自主的に人間の元を去り、アンディたちのように自立してコロニーを作り、自分たちだけで暮らしているとしたら、そう考えたら、少しだけ気持ちが楽になりました。

 『トイストーリー4』を称して駄作だと決めつける人も多いようです。
 また、さらなる続編が作られるに違いないと思っている人もまた多いみたいです。
 自分はどちらの考えにも賛同しないですね。
 
 確かに綺麗ごとだけで済ませるのであれば『トイストーリー』は『トイストーリー3』で終わらせるべきです。
 ご主人様が代替わりして、おもちゃたちの幸せは永遠に続く、そう考えた方がハッピーエンドではあります。
 しかし現実はそうではない。
 現実の世界ではおもちゃたちは古くなり、壊れ、まさに「ゴミ」として捨てられる運命にあります。
 その現実に目を向けられるのかどうかで『トイストーリー4』の評価は大きく変わるのではないでしょうか。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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祝!『ゴーストランドの惨劇』九州公開。

2019-07-12 21:50:45 | 新作映画
 さて、先日の記事で今年公開される映画で特に楽しみにしている映画が二本あると書きました(こちら)。
 そのうちの一本である『ヒックとドラゴン3』についてはさほど心配してないんですよ。
 おそらく全国のシネコンで上映されると思っているので。
 問題はもう一本の『ゴーストランドの惨劇』の方ですね。
 『ゴーストランドの惨劇』は自分がホラー映画の到達点だと考える『マーターズ』の監督のパスカル・ロジェ監督の新作なのですが、やはり『マーターズ』のようなキワモノホラーの監督の新作はなかなか上映館も少なくて…。
 毎日のように公式サイトの上映館のページを覗いていたのですが、このたびよーやく『ゴーストランドの惨劇』の九州上映が決定しました。
 その上映館とは何と沖縄のミハマ7プレックスです!!
 ・・・・・・・・。
 遠いな、おぃ。
 海の向こうじゃん。
 それはいくら何でも観に行けないよ…。

 ミハマ7プレックスを除くと一番近場の上映館は岡山のシネ・クレールという映画館で、そこもやっぱり遠い。。。
 沖縄や岡山の映画館では上映されるというのに、何ゆえ福岡の映画館では上映されないのか…。
 まぁ福岡の映画館といっても福岡で上映してくれそうなところって中洲大洋劇場ぐらいしかないんですけどね。

 それでダメ元で九州内の映画館の公式サイトを調べてみたんですよ。
 本当にダメ元で、何といっても公式サイトの上映館リストに載ってないんだから、調べるだけ無駄だと思ったのですが、何と!!近日上映作品リストに『ゴーストランドの惨劇』の名がある映画館を見つけました!
 その映画館とは、、、別府ブルーバード劇場です。

 別府、、、遠いな。
 遠いけど、沖縄や岡山なんかに比べたら全然ありです。
 別府、実は来月遊びに行く予定なのですが、9月にも行くことになりそうです。
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いろいろと感心した『アラジン』。

2019-07-08 21:19:02 | 新作映画
 メナ・マスード主演、ガイ・リッチー監督、『アラジン』、7/6、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年28本目。


 大ヒット上映中の『アラジン』を公開5週目にしてよーやく観に行きました。
 なぜこんなに観に行くのが遅くなったかというと、6月は大阪旅行やら何やらで忙しかったというのもあるし、ある程度波が引いてから観に行こうかな、と思ったのもあります。

 読めていなかったのは、公開5週目に至っても、波は全然引いてなかったってことですね。
 上映開始一時間半前で、自分たちが観ようと思った回はほぼ満席でした。
 『アラジン』の人気ぶりにはびっくりです。

 さて、今回の実写版『アラジン』はアニメ版『アラジン』のストーリーをおおむね踏襲しています。
 ただ、いくつか変更点があって、自分はなかなか気が利いているなと感心しました。

 アニメ版の『アラジン』では語り部は謎の行商人です。
 この行商人の正体は最後まで謎のままで、なぜ彼がこれほど「アラジン」について詳しいのか、その理由はわかりません。
 一方実写版の『アラジン』の語り部は船乗りです。
 なぜただの船乗りが「アラジン」について詳しいのかというとそれにはちゃんと理由があって、、、
 こういう変更点はいいですね。

 またアニメ版の『アラジン』では最終的に王位を継承するのは誰か、アラジンなのか、ジャスミンなのか、はたまた別の誰かなのか、はっきりしませんでした。
 一方実写版の『アラジン』では王位継承者はジャスミンだと宣言されています。
 この変更は現実の世界ではありえないと思いつつも、だからこそよいですね。
 『アラジン』はアラビアの世界を舞台にしたお話ですが、実写版の『アラジン』をアラビアの王族の人が見たら卒倒することでしょう。笑。

 実写版の『アラジン』でもう一つ触れておきたいのは、今年の2月ぐらいに初めて実写版『アラジン』の予告編が公開されたときのことですね。
 今となっては信じがたいことですが、ウィル・スミスの青いジーニーがやたらバッシングされていました(こちら)。
 今検索してもあまりきついバッシングは見つからないんですが、2月の時点では相当叩かれていた記憶があるんですけどね。
 似たようなことは結構あるのです。
 〇〇というキャラクターの声をお笑い芸人がするのは許せないとか何とか。
 観てから言えよ、と言いたくなりますね。
 ウィル・スミスのジーニー役をバッシングしていた人たちって実際に実写版『アラジン』を観てどんな感想を抱いたのか、知りたいところです。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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