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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

2025年6月以降に公開される注目作。

2025-05-27 21:06:19 | 新作映画
 トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』が公開されましたね。
 自分はこの映画が爆発的にヒットするに違いないと思ってました。
 が、ヒットはヒットでも爆発的ヒットではないみたいですね。
 『名探偵コナン 隻眼の残像』にもランキングでは敵わなかったようだし…。
 これからも洋低邦高のトレンドは続くのかもしれません。

 さて、『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』ほどでないにしても6月以降様々な注目作が公開されます。
 今日はその中からいくつかの作品を紹介します。

 まずは6/13公開の『JUNK WORLD』(Tジョイ博多にて鑑賞予定)。
 前作の『JUNK HEAD」がすごかったので、本作も観るのが楽しみです。
 しかし上映館が福岡ではTジョイ博多だけというのはちょっと寂しいですね。

 6/20公開の『28年後…』(イオンシネマ筑紫野にて鑑賞予定)。
 『28日後...』、『28週後...』に続いて『28年後…』が公開されます。
 今から観るのが楽しみな一作ですが、公開週は予定があるので観に行くのが難しそうです。
 旅行先の名古屋で観れないものかと思っているのですが…。

 6/20は『28年後…』の他にも『罪人たち』(ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて公開)や『Mr.ノボカイン』(イオンシネマ筑紫野にて公開)といった面白そうな作品が公開されるのですが、観に行けるかどうか微妙です。

 7/4公開の『ヘルボーイ ザ・クルキッドマン』(ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞予定)。
 自分はギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ』が好きなので、これも観に行くつもりではあります。
 ちなみに2019年版の『ヘルボーイ』のことはまったく記憶に残っていません。

 7/11公開の『スーパーマン』
 ジェームズ・ガン監督作なので公開は当然楽しみですが、自分が一番好きなスーパーマンは『スーパーマン・リターンズ』なんですよね。
 あれを越えるスーパーマンになるのかどうか。

 最後に紹介するのが9/5公開の『ヒックとドラゴン』(イオンシネマ筑紫野にて鑑賞予定)です。
 アニメ版は大好きで、テレビシリーズのDVDを持っているぐらいなので、当然実写版も観に行きますが、正直観るのがちょっと怖い気がします。
 予告編を見る限りはアニメ版のイメージを裏切ってはいないようなのだけれど…。

 とりあえずこんなところかな。 
 2025年も残り7ヶ月、面白い映画を観れますよーに♪
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トム・クルーズはめちゃめちゃ頑張っていた『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』。

2025-05-17 20:50:36 | 新作映画
 トム・クルーズ主演、クリストファー・マッカリー監督、『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円)。2025年27本目。

 トム・クルーズ最新主演作『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』を先行ロードショーで観てきました。
 先行ロードショー!
 何だか久しぶりのような気がします。
 いつぶりぐらいだろう?
 一昔前は大作映画は本上映の一週間前に先行ロードショーがあるのが当たり前だったんですよ。
 何なら先先行ロードショーもあったりしました(ありましたよね?)。
 先行ロードショー自体はお祭り感があって嫌いじゃないのですが、本作の場合告知が足りないんじゃないの?とは思いました。
 先週映画を観に行って、たまたま本作の先行ロードショーのことを知りましたが、観に行ってなければ知らなかったと思います。
 おそらく来週の本上映で観てたんじゃないかなぁ。
 先行ロードショーのことを知らない映画ファンも少なからずいたんじゃないでしょうか。
 とはいえ、本作の先行ロードショーはトム・クルーズが来日したことにより急遽決まった感があるので、告知が足りないのもやむを得ないのかもしれませんが。

 本作は2年前に公開された『ミッション:インポッシブル デッドレコニング』の続編です。
 皆さんは2年前に公開された映画の詳細を覚えていますか。
 申し訳ない、自分は前作のことはざっくりとしか覚えていませんでした。
 なので本作の主人公であるイーサン・ハントの仲間のルーサーが病を得ていることもすっかり忘れていました。
 そのルーサーがどこで治療中なのかというと、ロンドンの地下なんですよ。
 地下街などではなく、地下鉄の廃線か何かを利用した秘密基地みたいな場所でルーサーは治療しているんです。
 彼の病が何なのかは知りませんが、それなりに重そうな病気ではあるので、フツーに病院で治療した方がよいのではと思ったのはさておき、そのルーサーを仇敵のガブリエルが急襲します。
 そのガブリエルの手土産が200キロか、300キロぐらいはありそうな核爆弾(!)なんです。
 あんなデカい核爆弾をガブリエルはどうやってあの場所に持って行ったのか、、、それ自体「ミッション・インポッシブル」じゃないのかって思っちゃいましたね。笑。

 一事が万事この調子で本作の脚本はデタラメ、かつご都合主義で、およそ褒められた出来ではありません。
 とはいえ、本作はアクション映画なのですから、極上のアクションを見せてくれたら、脚本が多少不出来でも気にはなりません。
 が、その肝心のアクションがちょっと、と言いたくなる出来で…。
 いや、本作でトム・クルーズはめちゃめちゃ頑張っていたとは思います。
 もしかしたらシリーズで一番頑張っていたかもしれない。
 でも本作の深海でのミッションとか、さすがに無理過ぎない?
 ほとんどマーベル映画のヒーローがやるようなことを生身の人間であるイーサン・ハントがするのでそりゃ無理だろう感が否めないというか…。

 本作は巷ではシリーズの集大成だと言われているようです。
 前作のこともうろ覚えなので本作がシリーズ集大成かどうかもわかりませんが、過去作のあちこちからキャラやエピソードを引っ張ってきているようです。
 また本作はシリーズ最終作ではないかとも言われていると聞きました。
 それはない!って思いましたよ。
 イーサン・ハントがあんなデカいクリスタルみたいなものを渡されて、それで次回作はありません、なんてことはないでしょ。
 次回作でイーサン・ハントが宇宙空間を宇宙服無しで遊泳したとしても不思議には思いませんね。
 次回作が今から楽しみです(本当かよ)。

 お気にに入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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いくつか気になる点があった『サンダーボルツ*』。

2025-05-14 22:26:11 | 新作映画
 ジェイク・シュライアー監督、フローレンス・ピュー主演、『サンダーボルツ*』、5/10、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケット74④にて。鑑賞料金1000円)。2025年26本目。

 松江旅行で観損ねていた『サンダーボルツ*』を観てきました。
 面白かったですよ。
 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は結構見ていない作品も多い自分ですが(『マーベルズ』と『エターナルズ』を未見)、これは良い、と思いました。
 ただ、いくつか気になる点があったので、そのことについて書きます。

 まず本作にはアベンジャーズが出てこないんですよ。
 まぁアベンジャーズが出てこないことが本作の売りなのでそれはいいんですけどね。
 ただ、2月に公開された『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』と地続きの作品ではあるようなのです。
 あるキャラクターが大統領がどーだこーだ言っていたので。それは間違いないと思います。
 であれば、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の主人公である新キャプテン・アメリカがこちらの作品に登場しないのはおかしくないですか?
 登場しない何らかの理由があるんでしょうけれど、それが本作では一切説明されないので、新キャプテン・アメリカはどうしたんだろうと気になりました。
 いずれすべてのキャラクターが合流するはずなので、その時(新キャプテン・アメリカが登場しなかった)理由が明かされるのかな?

 それからタイトル。
 本作のタイトルは『サンダーボルツ』てはなく、『サンダーボルツ*』なんですよね。
 右側にアスタリスク(*)がつくのです。
 なぜただの『サンダーボルツ』てはなく、アスタリスクがつくのか、自分は映画を観に行けばその理由がわかるものと思っていました。
 が、、、アスタリスクがつく理由、何か説明されましたっけ?
 特に説明はなかったような気がするんだけど…。
 気になったので帰ってから調べたら、ネットニュースには答えがありました(こちら)。
 正直、そんな理由で?と思いましたけどね…。

 あと作品とはほとんど関係ないのですが、自分は本作のヒロインであるエレーナを演じたフローレンス・ピューのことをフローレンス・ビューだとばかり思っていました。
 本作のエンドロールを見て初めて真実を知りました。
 自分と同じように「ピュー」ではなく、「ビュー」だと勘違いしていた人っているのかな?
 何だかいないっぽいですが。笑。
 まぁ「ピュー」だろうが、「ビュー」だろうが、彼女が良い役者であることには間違いないですけどね。
 などと強引にまとめて本記事を締めさせてもらいます…。

 お気にに入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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前作が傑作すぎた『パディントン 消えた黄金郷の秘密』。

2025-05-13 21:12:41 | 新作映画
 ドゥーガル・ウィルソン監督、『パディントン 消えた黄金郷の秘密』、5/10、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケット74③にて。鑑賞料金1000円)。2025年25本目。

 『パディントン2』が好きです。
 どれぐらい好きなのかというと、オールタイムで20位にランクインするぐらいに好きですね。
 20位というとそんなに高くないんじゃないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
 これまで観てきた映画の中で20位以内に入るのですから、相当上位だと思ってもらって構いません。

 ではどこら辺が好きなのか?
 これを説明するのはちょっと難しいですね。
 なぜかというと『パディントン2』って娯楽映画として完璧なんですよ。
 パディントンのモフモフとした可愛らしさ、ほんわかとしたストーリー、滞りなくお話が進むテンポの良さ、丁寧に作り込まれた世界観、押しつけがましくないメッセージ性、本当に何もかもが完璧なんです。
 これだけ完璧な娯楽作ってちょっと他には思い当たりません。
 お子さんと一緒に見る娯楽作として自信を持ってお薦め出来ます。

 ただ、それだけ好きな作品の続編となると観るのが楽しみな半面、怖いような気もします。
 どうしたって期待値を上げずにはいられないですからね。

 さて、実際観賞しての感想はどうかというと、、、『パディントン 消えた黄金郷の秘密』、全然悪くなかったです。
 今年観た映画の中では一、二を争うぐらい出来が良いとも思います。
 ただ、、、前作が傑作すぎましたね。
 本作にはこれといって欠点はないです。
 繰り返しになりますが、よく出来ているんですよ。
 パディントンのモフモフとした可愛らしさは健在で、ほんわかとしたストーリーとテンポの良さも前作を踏襲しています。
 けれど、完璧だった前作に比べるとどうしても見劣りするというか、、、決してつまらないわけではないんですけどね。

 本作を観て面白いと思われた方は是非前作、それに前々作も見ていただきたいです。
 とにかく『パディントン2』は傑作ですから。

 第4作は作られるのかな?
 作られるような終わり方ではありましたよね。 
 でも作られるのであれば本作のように丁寧に作って欲しいものです。
 「粗製乱造」という言葉は『パディントン』の世界には似合わないですからね。

 お気にに入り度★★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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切り口が新鮮だと思った『異端者の家』。

2025-05-06 20:59:55 | 新作映画
 スコット・ベック&ブライアン・ウッズ監督、ヒュー・グラント主演、『異端者の家』、4/26、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケット74②にて。鑑賞料金1000円)。2025年24本目。

 突然ですが、皆さんは「サンタクロース」の存在を信じますか?
 言うまでもなく、 「サンタクロース」というのはクリスマスイブの夜に世界中の恵まれない子どもたちにプレゼントを配って回る奇特なジーサンのことですけどね。
 多くの人が言うのではないでしょうか、「サンタクロース」の存在を信じるのは子どもだけだとか、たった一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配れるわけがないとか何とか。
 はい、それらの「サンタクロース」の存在を否定する意見には同意します。
 自分も「サンタクロース」なんているわけがないと思います。
 一定以上の年齢で「サンタクロース」の存在を信じている人はおそらくいないでしょう。
 もしいたとしたら、その人は周りから、いい年をして「サンタクロース」の存在を信じるなんてとおかしな目で見られるのではないでしょうか。 

 でももう一問、皆さんは「神さま」の存在は信じますか?
 言うまでもなく、「神さま」というのは様々な奇跡をもって人々を導く人間を超越した存在のことです。
 先に断っておくと自分は「神さま」の存在を信じません。
 物理的に不可能なことは「神さま」であっても不可能だと自分は考えます。
 でも「神さま」の存在を信じる人は世の中に多いですよね。
 一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配るのは不可能だと「サンタクロース」の存在を否定する人でも、「神さま」であればあらゆる奇跡を起こすことが可能だと考えるようです。
 自分にはとても不思議です。
 なぜ「サンタクロース」の存在は否定しておいて、「神さま」の存在は肯定できるのか?
 そこに矛盾は感じないのか。
 まぁ感じないから「神さま」の存在を信じられるのだと思いますが。

 自分の考えは本作でヒュー・グラントが演じたミスター・リードの考えに近いものがあります。
 ミスター・リードは古今東西の宗教を研究し、神は存在しない、あらゆる宗教は信じるに値しないと結論付けた人物です。
 違うのは、自分は「神さま」の存在を信じるのも、宗教を信じるのも、その人の勝手、自由であると考えるのに対し、ミスター・リードは神の存在を信じる人の宗教心を打ち砕くことに無上の喜びを見出すということです。
 そんな面倒臭いこと、自分はやってられないですけどね。
 単に映画や小説の解釈についての議論でさえ最終的には不毛な罵り合いになるのですから、「神さま」がいるかどうかについての議論をしたいとは思いません。

 とはいえ、こういった切り口のホラー映画はとても新鮮で、面白く観ることが出来ました。
 ミスター・リードは神の存在と宗教を否定しますが、作中シスター・バーンズがイエス・キリスト同様“復活”したことは興味深かったです。

 お気にに入り度★★★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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プロット自体は悪くないと思った『ミッキー17』。

2025-05-05 20:59:11 | 新作映画
 ポン・ジュノ監督、ロバート・パティンソン主演、『ミッキー17』、4/19、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケットにて。鑑賞料金1000円)。2025年23本目。

 公開時期がハワイ旅行と重なっていたせいで観らずに終わるかと思っていた『ミッキー17』ですが、何とか上映終了前に観に行くことが出来ました。
 鑑賞予定の作品を無事鑑賞出来たのはよかったのです。

 契約によって何度も再生させられることを強いられるミッキーだったが、手違いで17番目のコピー体が生きているのに18番目のコピー体が生成されてしまう、というSF不条理コメディです。
 まぁ何といっても天下のアカデミー賞を受賞したポン・ジュノの監督作ですからまったくの不出来ということはなかったのですが、かといってめちゃめちゃ面白いかというとそんなこともなくていろいろとツッコミどころも多かったですね。

 生命データを記録した生体のコピーが可能だということは受け入れましょう(受け入れないと話が始まらないので)。
 でも新しいコピー体が前のコピー体の死ぬ間際のことまで記憶しているというのはおかしくないないですか?
 記憶があるとすればデータを記録した時点までであって、記録後から死ぬまでの記憶が残るのは変ですよね。
 死ぬまでの記憶もデータとして取り続けた?
 だとしたら、そのコピー体が死んだかどうかの確認をせずに新たにコピー体を生成するのはおかしいです。
 コピー体の心臓が停止したことを確認した後に新たにコピー体を生成すればよいだけの話なのに、それをしない、もしくはそれが出来ないというのはおかしいと思いました。
 自分だったら、異星のクリーチャーが電波を通さない体質で、それに飲み込まれたミッキーの生命反応が確認されず死亡したと誤認される、みたいにしたかな。
 そのようにした方が、単にミッキーの死亡を人の目で確認するよりよっぽどSFっぽいと思うんですけどね。

 生体のコピーが可能で、新旧のコピー体が鉢合わせをするというプロット自体は決して悪くないと思います。
 けれど本作はそこから先の細かな設定が雑で、プロットを活かしきれてないように感じました。
 SF自体は決して嫌いではないので、監督を始めとした製作スタッフにはもう少し細かいところまできちんと設定を考え、丁寧な作品作りを心掛けてほしいものです。
 まぁそれはSFに限ったことではありませんが。

 お気にに入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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作り手の思いは伝わったきた『哭戦 オペレーション・アンデッド』。

2025-05-04 18:04:37 | 新作映画
 コム・コンキアート・コムシリ監督、チャーノン・サンティナトーンクン主演、『哭戦 オペレーション・アンデッド』、4/19、イオンシネマ大野城にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞。2025年22本目。

 島根旅行から帰って来たので、本来であれば島根旅行記を書きたいところなのですが、鑑賞済みの映画レビューもたまっているのでまずはそちらから片づけたいと思います。

 イオンシネマって不思議なシネコンだな、と思うことがあります。
 イオンシネマは文字通りイオンモールにあるシネコンチェーンです。
 イオンモールにあるのですから、主な客層はファミリー層であるはずです。
 なのに時々、こんな映画を上映していいのだろうか、と思うような映画を上映してくれます。
 例えば過去にはイオンシネマ大野城で『人肉村』というホラー映画を観賞したことがありましたし(『人肉村』というタイトルに反し、人肉を食すシーンもなければ、村が舞台というわけでもない)、去年イオンシネマ福岡で観た『他人は地獄だ』も結構きつかったですね。
 そしてこの日観た『哭戦 オペレーション・アンデッド』もそれなりにエグかったです。

 ホラー映画が好きです。
 ホラー映画にはホラー映画でしか味わえない感動や衝撃があると思っています。
 ホラー映画が好きなのですから、その一ジャンルであるゾンビ映画も嫌いではないのですが、ゾンビ映画を観ていると恐怖よりも先に疑問を感じます。
 ゾンビに噛まれた人間がゾンビになるのはゾンビ映画のお約束で、またゾンビは人肉、特に脳みそが大好物というのもほとんどのゾンビ映画で共通する設定です。
 でもゾンビに脳みそを食べられた人間はさすがにゾンビにはならないだろうと思うんですよね。
 まぁ脳みそではなくても、例えば足を食べられた人間はその時点で行動不能でしょうから、ゾンビ化したとしても脅威にはならない気がします。
 ゾンビ映画を見ているとしばしばゾンビが集団で襲ってくるのですが、何でこいつらはゾンビに襲われた時に脳みそや重要な部位を食べられることなく、ちょこっと噛まれただけで終わったんだろうって思ってしまうのです。
 まぁそういうことを疑問に思いながらゾンビ映画は見れないんですけどね。笑。

 『哭戦 オペレーション・アンデッド』も別に完璧なゾンビ映画というわけではなかったです。
 ツッコミどころも多かった気がします。
 でも作り手の、こういうゾンビ映画を作りたいという思いは伝わってきて、そこはよかったかな。
 ゾンビ映画って、ともかくゾンビが出てくればそれで満足でしょ、というような雑な作りの作品も多いので…。

 イオンシネマにはこれからも『哭戦 オペレーション・アンデッド』のような、よくこんな映画を上映しようと思ったな、というような映画を上映して欲しいものです。
 
 お気にに入り度★★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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最終バトルも高石あかりにやって欲しかった『ゴーストキラー』。

2025-04-23 22:40:42 | 新作映画
 園村健介監督、高石あかり主演、『ゴーストキラー』、、4/13、イオンシネマ大野城にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2025年21本目。

 脚本がきちんとした映画が好きです。
 起承転結がはっきりしていて、伏線もちゃんと回収され、結末でカタルシスが得られる、そんな映画が好きです。
 映画ってどんな駄作であっても、製作、公開されるのに何千万ものお金がかかると聞きます。
 何千万ものお金をかけて製作して、こんなテキトーな脚本?と思うこともしばしばです。

 とはいえ、常に脚本が至上と考えているわけではないです。
 時には脚本以外のものを求めて映画を観に行くこともあります。
 例えばアクション映画がそうですね。
 アクション映画は極上のアクションを見せてくれたら脚本がテキトーなものであっても特に文句を言うことはありません。

 『ゴーストキラー』、めっちゃ満足しましたよ。
 お話は現世に未練を残した幽霊が主人公に憑りついて成仏を図るというもの。
 ぶっちゃけ言って2月に観に行った『死に損なった男』とまんま同じです(というか、よくあるお話といっていい)。
 違うのは本作には極上のアクションがあるということです。
 本作のプロットは見た目が華奢な高石あかりに極上のアクションを演じさせるためにあると言っても過言でないと思います。
 なので高石あかり演じるふみかが幽霊である工藤に憑依され、クソみたいな男どもをぶちのめしていく様は観ていて快感でした。

 唯一難を言えば、最終バトルがふみかではなく、三元雅芸演じる工藤によるものだったということでしょうか(設定はあくまでふみかなんですけど戦っているのが工藤になっている)。
 事情はわかるんですよ、わかる。
 それだけバトルがハイレベルなものだった、ってことでしょう。
 でも高石あかりか極上アクションを演じるという本作の売りを否定することでもあると思うのです。
 最終バトルも高石あかりでやって欲しかったと思うのは高望みなのかもしれませんが…。

 お気にに入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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めっちゃツボだった『アマチュア』。

2025-04-22 21:35:43 | 新作映画
 ジェームズ・ホーズ監督、ラミ・マレック主演、『アマチュア』、4/13、イオンシネマ大野城にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2025年20本目。

 昨日の記事ではハワイ旅行記のおまけ的なことを書きますと予告しましたが、旅行記更新中に観た映画のレビューを書かないといい加減映画の内容を忘れそうなので今日と明日は映画レビューを書きます(以前にも同じようなことを言ったような?)。

 ラミ・マレック主演作の『アマチュア』、めっちゃツボでした。 
 これまでのスパイ映画って、『ジェイソン・ボーン』シリーズにしろ、『ミッション・インポッシブル』シリーズにしろ、もしくはその他のスパイ映画にしろ、主人公が鬼のように強いというのが定番でしたが、この『アマチュア』のチャーリーは激弱なんですよ。
 格闘術は習得しておらず、銃の腕前もからっきしダメで、持ち合わせているのは最高の頭脳だけ。
 なるほど、そういうスパイ像がまだあったか、と目からうろこでした。

 まぁ最高の頭脳という割にはチャーリーは結構間抜けで、追ってくるCIAを撹乱するのが遅すぎないかって思いました。
 あんな魔法みたいなこと(監視カメラの映像にフェイクの自分を映し出す)が出来るならもっと早くやればいいのに…。
 まぁそうしちゃうと主人公に危険が訪れなくて映画にならないんですけどね。笑。

 全編自分の好みではあったのですが、唯一難を言うと、女性協力者のインクワラインが死んでしまうところでしょうか(死んだんですよね?)。
 教官であるヘンダーソンが死んだと思わせて生きていたんだから、同様に彼女も死ぬ必要はなかったんじゃないかなぁ。
 重傷を負ったけれど、次のシーンでは病院のベッドで目覚める、っていうふうにすれば文句がなかったんですけど。
 まぁそうなると死んだと思わされたキャラが二人とも生きてることになるので、やはり映画にならないんですが。笑。

 原作は40年以上前(!)の小説だそうです。
 よくそんな昔の作品を映画化しようと思ったものだと感心しました。
 おそらく原作者は亡くなっていると思うのだけれど、著作権とかどうなっているんだろう、、、と思ったら、どっこい原作者は生きてました。
 現在御年90歳だそうです。
 生きていると何が起こるかわからないものですね。笑。

 シリーズ化されるのかな?
 続編ありきというような終わり方ではなかったけれど、続編が作れないというような終わり方でもなかったような?
 すべては本作がヒットするかどうかによると思うのだけれど、、、爆発的なヒットは見込めそうにないので続編はないでしょうね。
 まぁ格闘術を身に着け、射撃の腕も達人レベルになったチャーリーは見たくないのでその方がよいかもしれません。

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実話を基にしているからといってそれでオッケーというわけではないと思った『アンジェントルマン』。

2025-04-13 16:58:09 | 新作映画
 ガイ・リッチー監督、ヘンリー・カビル主演、『アンジェントルマン』、4/6、イオンシネマ福岡にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円)。2025年19本目。

 実話を基にしている映画があまり好きではありません。
 実話を基にしているといってもそれがどの程度忠実なのかもわからないし、また作り手は自分の都合によって当たり前のように史実を改変するし、何より実話を基にしていることが映画の面白さを保証するものではないからです。
 ぶっちゃけ実話を基にした映画でめちゃめちゃ面白かった映画ってあまり記憶にないなぁ(お薦めの実話を基にした映画があれば教えてください)。
 『死霊館』ぐらい?
 まぁあれは実在の人物を主役に据えてはいてもほぼほぼ創作だと思いますけどね。笑。

 さて、第二次世界大戦中に実在した特殊作戦執行部と実際の作戦を基にした本作ですが、申し訳ない、正直そこまで面白いとは思いませんでした。
 ヘンリー・カヴィル演じるガス少佐率いるチームが最初に行うミッションはナチスに捕らえられた、「作戦立案のプロ」と呼ばれるアップルの救出です。
 それほどの切れ者がどうしてナチスに捕らえられたのか、まずそれが謎なんですが(そのことについては作中一切説明されない)、それはさておき、アップル救出後は彼が作戦を立案すると思うじゃないですか。
 でもそういうわけではないんですよ。
 少なくとも、さすがは「作戦立案のプロ」と呼ばれるだけのことはあるな!と感心するような作戦を立案することはないです。
 危険を冒してアップルを救出せずともガス少佐がそのまま作戦を立案すればよかったのでは、と思ったのは自分だけでしょうか。

 ターゲットの補給船の装甲が強化されたから爆弾で沈めることが出来なくなった、というのもよくわからない理屈でした。
 装甲が強化されたといっても船全体の装甲が強化されたわけではあるまいし、装甲が薄いところに爆弾を仕掛ければいいだけのような?
 それも史実だからそうなのだ、ってことなんでしょうか。
 例え史実であったとしても、観客がきちんと理解出来るように作中説明されなければいけないと思うのですが、、、もしかして納得出来なかったのって自分だけなんですかね?

 本作はテキトーに立てた作戦を行き当たりばったりで実行したところ、たまたますべてが上手くいって、特にチームに被害者も出ませんでした(出ましたっけ?)というお話に思えました。
 いや、例えそれが史実通りであったとしても全然リアリティを感じないよ!
 実話を基にしているのだからリアリティなどなくても問題は無いってことはないと思うんだけど。
 実話を基にしている映画が好きではないと述べましたが、ぶっちゃけ自分は実話を基にしているかどうかなどということは本当にどうでもよくて、実話を基にしているのだからリアリティなどなくてもオッケーなのだ、と開き直る映画が好きではないんですよね。
 そういうのって自分だけなのかもしれませんが。

 お気にに入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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