この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

さよなら、LB。

2007-03-31 23:20:29 | 日常
 LBが閉鎖されるそうです。
 LBといってもほとんどの人にとっては何のこっちゃら?って感じでしょうね。
 LBというのは小島小鳥さんというレビュアーの方がたった一人で運営されていた、ネット小説の紹介サイトのことです。
 大学生だった小島さんが就職をされて何かと忙しくなり、更新が滞っていたのですが、このたび思うところあって完全に閉鎖されるとのこと、、、とても残念に思います。
 更新こそ滞っていましたが、この手の紹介サイトでは未だに一番充実したサイトだったんですけどね。
 拙作『空のない街』も紹介してもらいました。あの時は本当に嬉しかったなぁ・・・。
この作品が今までにどれぐらいの人に読まれたかは知る由もありませんが、おそらく最も高く評価していただいたのが小島さんです。過分なお褒めの言葉を頂きました。
 完全にデータを消去されるとのことなので、拙作について書かれてある記事をここにコピーします。純粋に自分が読み返して楽しむためなので、興味のない方が読む必要はありません。

 『空のない街』①
 鼻息荒く紹介します。すごい物を発見しました。
 長編のサスペンスです。本格的です。本物です。コレをネット上でタダで読んでもいいのですか?と確認をとりたくなるほど完成度が高いです。
 たったひとりの大切な肉親、妹のエミリーを殺された少年・ジョシュア。彼の心は妹の死と共に凍りつき、ただ復讐のためだけに燃えたぎる……。
 文章力はもちろんのこと、用意周到に組み立てられた構成力にただただ脱帽です。大きな波が次々と寄せる荒れ狂った海に身を任せて漂うような、そんな心地がします。1章1章進むごとに心拍数が上がる、読む者の胸倉を掴んで離さないパワーを感じました。場面が映像となって鮮やかに脳裏に浮かぶ卓越された描写の数々……もう、秀逸です。
 とにかくせつない、とにかくやるせない、絶望と孤独と憎悪の中でもがき、生きることの意味を手探りしながら疾走するジョシュアがいとおしい。


 『空のない街』②
 出版されている物でも「これは自分好みだ!」というものになかなか出会いにくいものですが、ネットという大海原でこれほど自分のツボにハマるミステリーを読めたのは感動でした。

 『美食家』
 はっきり言って「発掘」ページ直行級の作品ですが、せぷ様の作品はすでに「空のない街」を紹介済みですので何気にコチラで語ります。上手いんです、これも。
 まず一行目が秀逸。あの一行目があることによって、読む者をオチまでその裏切りの世界に導引することができます。短編のミステリーでここまでのスリル、中盤の盛り上がり、華麗なまでのオチが付いたものはなかなか稀なんじゃないでしょうか。


 小島さん、今まで本当にありがとうございました。いつかまた小島さんの名前をネットのどこかでお目に掛かれるのを心から楽しみにしています。それまでどうぞお体をご自愛ください。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気村とヤマメ。

2007-03-30 23:44:28 | 旅行
 古湯温泉からの帰り、『元気村』という廃校を利用して作られた、学校を模したテーマパーク(ってほどのものでもないけど)に寄ってみました。自家製パンや産直野菜、民芸品などを販売していたのでテーマパークというより道の駅といった方がいいかもしれません。
 入場料を取られるわけでもなし、古湯温泉に行った際はこちらに寄っても損はないと思います。
 で、そこではヤマメの直販もしていたんですよね。いけすで泳いでいるヤツが何とたった一匹¥250という安値で!!
 よく川魚は生臭いから食べないっていう人がいるんですけど、あれって何なんでしょうね。魚って川魚、海魚に関わらず、古くなれば生臭くなるものだと思うんですけどね。
 海魚は食べるけれど川魚は食べないっていうのが自分にはよくわかりません。
 この日買ったヤマメも超新鮮で、帰りの車の中でもしばらくは(販売所で捌いてもらったにも関わらず)ぴちぴちと跳ねていました。
 家に帰ってから夕食で塩焼きにして食べさせてもらいました。非常に美味でした。
 やっぱり川魚を食べないっていう人の考えはわからんなぁって思いました。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古湯温泉。

2007-03-29 23:48:59 | 日常
 しばらく前のことなんですが、佐賀の古湯温泉にある鶴霊泉に行ってきました。
 ここだけの話、自分は佐賀県民なのですが、その自覚がありません。
 というのも自分の住んでいる鳥栖市というのが久留米市と福岡市に挟まれていて、佐賀県の割には結構開けているんですよね。
 例えていうならば東京ディズニーランドの近辺に住んでいる千葉県民の方が自分のことを東京都民だと勘違いするのと一緒でしょうか。あ、勘違いしてませんか、そうですか、すみません。
 ま、ともかくいいたいのは鳥栖市は案外都会だってことです。あくまで佐賀県の割には、ですけどね。
 で、古湯温泉に行って思いました。うわぁ、佐賀県だなぁ、ここは、って。笑。
 ともかく田舎っていう言葉のイメージのまんまなんですよ。
 鄙びてて、空気が美味しくて、緑も多い。
 めっちゃいいですよ、古湯温泉。
 その古湯温泉の中の鶴霊泉っていう旅館に行ってきました。自分は普段温泉に入っても泉質とか特にこだわる方じゃないんですけど、ここのお湯は違う!って思いました。
 いや~、気持ちよかったです。
 設備が充実しているとか、眺めが絶景だとかそんなのはないんですけど、とにかくお湯に浸かっているのが心地いいんですよ。いつまでも浸かっていたい、まさに極楽って感じでした。
 佐賀に来ることがあれば是非寄ってみてください。お薦めです。
 久しぶりに佐賀県人たる自覚を取り戻しました。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンクの象が、、、

2007-03-28 22:50:53 | UFOキャッチャー
 ただ今熱を計ると37,4℃、微熱です。
 そのせいでしょうか、幻覚が現われては消えます。
 今も目の前に・・・、
 ピンクの象が、、、
 ピンクの象が、、、
 ピンクの象が、、、
 ぱおぉおおおおおおおおん!!

 

 なかなか可愛いヤツですよ♪
コメント (46)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私信です。その二。

2007-03-27 23:50:31 | 日常
 今度の日曜日、4/1が何の日かご存じですか?
 そう、この日はエイプリル・フール、みんなで馬鹿さ加減を競う日ですよね。
 この日ばかりは馬鹿であればあるほど褒められる、そんな変な日です。
 よ~し、馬鹿なことなら負けないゾ♪などといったりしちゃったりして。
 ま、冗談ですけどね。
 4/1はエイプリル・フールであると同時に映画の日(映画サービスデー)です。
 普段は大人¥1800する映画料金が毎月一日は¥1000、その一日に土日が重なることはそうそうないですから、土日が映画の日の場合は映画のハシゴをするようにしています。もちろん4/1もそのつもり。
 今日になってようやく自分が観に行くつもりの地元のシネコンの4/1の上映スケジュールが更新されたんですが、それを見て、よっしゃ!って小さくガッツポーズしました。
 というのも『ゴーストライダー』がまだ上映作品には入っていたからです。
 この作品、前々から気にはなっていたんですが、映画の日も近いことだし、そのとき観ればいいかと思ってのんびり構えていたんですよ。
 ところが一週間前のスケジュールではすでに一日一回の上映、下手すりゃ打ち切られてるかも、と気を揉んでいたんです。タイトルを見つけてホッとしましたね。
 で、他に何を観るかというと、『ゴーストライダー』を軸に鑑賞スケジュールを組むとなると、その前に『蟲師』は決まりかな、じゃ、あと一本、、、これが難しい。
 『デジャブ』と『ナイトミュージアム』は観たし、『ホリディ』や『蒼き狼』は趣味じゃないし、『ドリーム・ガールズ』は時間帯が被って観れないし、そうするとム『パフューム』か、、、まぁ時間がやたらと空いちゃうけどそれにしようかとも思ったのですが。
 でもどうせなら少し足を伸ばして別のシネコンにも行ってみようか、という気にもなっています。
 二番目に近いシネコンで『ジョジョの奇妙な冒険』が上映されてるんですよね。
 根っからのジョジョファンっていうわけでもないですけど、それなりに好きではあるし。
 というわけで4/1にどの映画を観るかは現在調整中です。楽しみ♪

 あ、そうそう誰への私信かというというまでもなく、shit_headさんへの、です。笑。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近買った漫画。

2007-03-26 23:44:25 | 漫画・アニメ
 最近買った漫画。

 荒川弘作、『鋼の錬金術師』十六巻。
 今さら説明不要の大人気ファンタジー漫画。
 自分が一巻を購入したころはマイナー漫画もいいところだったけれど。
 ちなみに自分が持ってる一巻は初版だよ~、などとワケのわからない自慢をしてみる。笑。
 それにしても本当に壮大な物語で本当に感心する。作者は連載前にどれぐらいお話を考えていたんだろう。聞くところによれば作者の頭の中ではすでに最終話まで完成しているとのこと、、、くれぐれも荒川弘には不慮の事故には気をつけて欲しい。健康にもね。

 菊地直恵作、『鉄子の旅』六巻。
 何となく日本に鉄道がある限り永遠に連載され続けるんじゃないだろうかと思っていた鉄道漫画だけど、唐突に最終巻。
 まぁある程度人気があるうちに最終巻を迎える方がその漫画にとっても幸せなことなのかもしれないね。

 柳沼行作、『ふたつのスピカ』十二巻。
 泣いた。
 漫画が小説や映画よりも劣った表現媒体だと思っている人には是非読んでもらいたいです。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私信です。

2007-03-25 20:29:27 | 日常
 私信です。
 つーか、毎日の記事も私信みたいなものですけど。
 今日駅前にあるショッピングセンターに行ったら移動動物園が来てたんですよね。
 ロバとか、犬とか、ウサギとかに混じって、アレがいましたよ、アレが!!
 アレとは他でもない、カ・エ・ル♪しかも片手には乗んねーだろってぐらいすんげーデカいヤツが!!よくわかんないけど日本在来種ではなかったっぽいです。
 とりあえず写真に撮ってきましたけど、大きさが伝わるかなぁ?
 だってさ~、ヤツがなかなかこっちを向いてくれないんだよね~、まぁ自分の撮り方が下手っつーのもあるけどね。
 


    

 あ、ちなみに誰への私信かというというまでもなくYUMIKAさんへの、ですから。笑。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近読んだ本について。

2007-03-24 23:14:05 | 読書
 最近読んだ本について。
 
 米澤穂信著、『さよなら妖精』&『ボトルネック』。
 『春期限定いちごタルト事件』&『夏期限定トロピカルパフェ事件』がそれなりに面白かったので続けて図書館で借りてみました。
 う~ん、、、両作品とも何ともネガティブな主人公だなぁ。
 基本的に自分がネガティブな性格なので、ネガティブな主人公の小説って嫌いです。
 同病相憐れむならぬ、同病相嫌う?っていうところですかね。
 加えて両作品とも作者が何を言いたいのか、メッセージが伝わってこなかったです。
 『ボトルネック』でも最後に主人公が笑った理由がさっぱりわかりませんでした。
 なんでメールを見てうっすらと笑ったんですか?
 教えて、おじいさん!教えてアルムの樅の木よ!って感じです。

 石持浅海著、『アイルランドの薔薇』&『水の迷宮』。
 『扉は閉ざされたまま』がそれなりに感心したので続けて図書館で借りてみました。
 まず作者のデビュー作である『アイルランドの薔薇』ですけど、ぶっちゃけて言わせてもらうと文章が下手。おまけに人称が確定しないので非常に読みにくかったです。これと同レヴェルの作品であればネット上にはいくらでもありそうな・・・?
 『水の迷宮』の方もやっぱり文章が下手、、、とはいえ『アイルランドの薔薇』で感じたほどではないかな。っていうか『扉は閉ざされたまま』を読んだ時は文章が下手だとは思わなかったので、作者は一作ごとに文章が上達している、文章力がアップしているっていえるのかもしれません。
 まぁどちらもミステリとしてはまぁまぁかなといったところ。

 両氏の作品ともそこまではまるっていうことはなかったです。新作が出ても本屋で買うっていうことはないでしょう。
 しばらくは、ラノベ、いわゆるライトノベルなどの文庫本を中心に読んでいこうかなって思ってます。やっぱり文庫本っていうだけで魅力的です。
 などといいつつ、今読んでいるのは浅田次郎の『中原の虹』だったりするわけですけど。笑。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語が不自由でも就ける職業。

2007-03-23 23:59:48 | 日常
 ある日のこと、会社に偉そうな車に乗った偉そうな人がやってきました。
 何のことはない、県議会議員のお偉いさんが次期県議会選挙出馬の挨拶に来たってだけなんですけどね。
 それで帰る際にチラシというか小冊子というかパンフレットを置いていったんです。
 そのパンフレットを見るともなしに眺めていたんですが、、、そこに書かれてある挨拶文を読んでプッと吹き出してしまいました。
 以下一文を抜粋します。

私はこの4年間のあいだ、大好きな○○○(地名A)のため××(地名B)のため何をすることが出来たか、郷土のために何かをすることが私はとても好きです。」(←一応地名は伏せておきます。)

 えっと、、、添削をさせてもらうと「何をすることが出来たか」に続く文章が見事にありません。何ていいましょうか、思いっきり意味不明な文章になっています。
 挨拶文の全文がこんな感じで、ツッコミどころ満載というか、読んでいて妙にいらつくというか、笑えるというか。
 しばしば若者の使う言葉の乱れが問題になりますが、仮にも県議会議員たるものがこの程度の日本語能力しか有さないのであれば、それもまた致し方ないところですよね。
 県議会議員って日本語が不自由でも就ける職業なんだな~って思いました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイトミュージアム。

2007-03-22 23:59:20 | 新作映画
 ベン・スティラー主演、『ナイトミュージアム』、3/10、Tジョイ久留米にて鑑賞。

 えっとこの作品、ざっとレビューサイトを見た限りではかなり評判がいいみたいです。
 大人も子供も単純に楽しめるファミリー映画の佳作、みたいな感じ?
 確かにその通りではあるんだけど、、、正直自分はもう一つ楽しめなかったです。
 期するものはそれなりにあったんですよ。ファンタジー映画は嫌いじゃないし、ドタバタコメディも好きだし。
 でも自分は本作を鑑賞していて脚本の荒さばかりが鼻についたかなぁ。
 例えば主人公ラリーの同僚で、伝説的なネイティブアメリカンの女性、サカジャエウァに特別な思い入れがある学芸員の女性がいるんですけどね、彼女は閉館後のサカジャエウァに会わせようというラリーの手を振り切って一度は家に帰っちゃうんですよ。
 その彼女がラリーの言葉が正しかったのを知るのは明け方近く、博物館の展示物がメインストリートへと行進しているのを見かけた、タクシーの中なんです。
 待て待て。
 何故彼女はそんな時間帯にタクシーに乗っていたんでしょうか?
 どこかに向かう途中だったのか、それとも夜中にタクシーに乗って散歩するのが彼女の趣味だったのか、それに関する説明が(確か)ないんですよね。
 他にもラリーの前任の警備員が三人いるんですけどね、本作はラリーが夜警について騒動が始まったというイメージがあります。
 もちろんそんなはずはなく、ラリーが着任する前から展示物は夜になると好き勝手に動いていた(という設定な)のですが、どう考えてもあの三人では騒ぎは収められないだろう、って気がします。
 つまり、ラリーが来る以前の博物館の夜がどうだったか、どうしてもイメージできないんですよね。ルーズベルト大統領(の蝋人形)が前任者三人とどのようなコミュニケーションを取っていたのかもこれまたさっぱりイメージが湧かない。
 ファンタジーっていうのは、他のジャンルでもそうかもしれないですけど、スクリーンに映っている部分はもちろんのこと、その枠に収まらない部分でもその世界の住人たちの息遣いが感じられないとリアリティもまた感じ取れないんですよね。この場合のリアリティっていうのは存在感と言い換えてもいいですけど。
 例えば『ロード・オブ・ザ・リング』ではスクリーンに映し出されてない、その外側にも中つ国に生きるものたちの息遣いが確かに感じ取れたし、ぐっとマイナーな作品になるけれど『ボロワーズ』でもそれは同様でした。
 でも『ナイトミュージアム』ではそれが感じ取れない。
 ラリーが着任する前夜まで毎晩展示物がどんちゃん騒ぎを起こしていたってどうしても思えないんだよなぁ。
 まぁそんな穿った見方をするのは自分ぐらいなものだと思うので、『ナイトミュージアム』、観に行っても損はしないと思いますけどね。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする