この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【ゴールデンスランバー】、巨大な敵からなりふり構わず逃げる男のカッコよさ。

2010-01-31 21:06:38 | 新作映画
 伊坂幸太郎原作、中村義洋監督、堺雅人主演、【ゴールデンスランバー】(139分)、1/30、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年7本目。


 もし長谷川穂積とガチでボクシングをすることになり、三分間ダウンせずに逃げ延びることが出来たら、それは勝利にも等しい「逃げ」ではないだろうか?

 もしくは、羽生善治と平手で将棋をして、百手まで粘ることが出来たら、その「粘り」はやはり勝利にも等しいといえるのではないだろうか?

 映画【ゴールデンスランバー】は、なりふり構わずひたすら逃げる男のカッコよさを描いた作品だ。
 っていうか、原作がそうなんだけど。

 主役の青柳雅春を堺雅人が演じると聞いたとき、正直(イメージが)違うな、と思った。
 原作の青柳は捉えどころのないという点では通じるところもあるかもしれないけれど、堺のように終始にこやかにしているキャラクターじゃない。
 ミスキャストじゃないのか?と思わずにはいられなかった。

 にも関わらず映画そのもののイメージはまるきり原作のそれそのものだった。
 中村監督と伊坂作品の相性のよさをつくづく感じた。

 とはいえ、映画は単なる小説の忠実な映像化ではない。
 ところどころ改変が為され、それがまた一々よかった。
 映画での改変は改悪に終わることが多いのだけれど、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』と同様、『ゴールデンスランバー』での改変も納得の出来るものだった。
 そのすべてを挙げはしないが、花火の発射口がマンホールになっていたのはなるほど、と思わされた。
 発射口がマンホールだからこその映画的な面白さが、そこにはあるので。まぁぶっ飛びすぎだろ、とは思うけれど。笑。

 巨大な敵からなりふり構わず逃げる男のカッコよさを描いた本作は、原作ファンはもちろん、そうでない方も充分楽しめる作品になっています。お薦め。

 お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (8)
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【ラブリーボーン】、癒し系映画としては一級、しかし・・・。

2010-01-30 23:24:49 | 新作映画
 ピーター・ジャクソン監督、【ラブリーボーン】(135分)、1/30、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年6本目。


 想像ではあるが、この映画が作られた(そして原作小説が書かれた)目的は、愛する者を喪った遺族の魂の救済にあるのではないだろうか。
 亡き恋人が、子供が、父が、母が、映画で描かれているような天国から自分たちのことを見守っていてくれている、そう思うことによって、残された人たちはきっと救われるに違いない。
 そういった意味では本作は癒し系映画としては一級であるといえるだろう。
 
 しかし、映画【ラブリーボーン】のもう一つの側面、サスペンス映画として観ると、本作はお世辞にも褒められたものではない。
 サスペンスとして盛り上げるための展開があまりにも無理矢理すぎて、リアリティに欠けること甚だしいのだ。
 (以下ネタバレ)
 例えば、殺されたスージーの妹が殺人鬼の家に忍び込むシーンがある。
 忍び込むこと自体はいい。
 だが、彼女が忍び込むことを思いつくのは、クラブのランニングの途中、たまたま殺人鬼が出かけるのを見かけたからなのだ。
 思いつきで行動するのも程々にしろ、といいたくなる。
 忍び込むのであれば、事前にちゃんと計画を立てて、最低でも誰かに見張り役を頼んでからするべきだろう。

 お約束というか、案の定というか、殺人鬼は彼女が家の中を物色している最中に帰ってくるのだが、彼女は都合のいいことにスージーが殺されたことの決定的な証拠となるメモ帳を見つけ出し、ギリギリのところで逃げ出すのだ。ご都合主義バンザイ!!

 もちろん現実の世界でも思いつきの行動がよい結果を生むことはままある。
 だが、だからといって映画の中でも登場人物に思いつきで行動させて、それがギリギリのタイミングで結果オーライだったら、ご都合主義が鼻につくといわれても仕方ないだろう。

 また、リアリティのなさはこの後の殺人鬼の行動についてもいえる。
 スージーの妹に決定的な証拠を奪われた彼は、この期に及んでスージーの死体の入った金庫を処分しようとするのだ。
 今ごろになって何故???
 この段階で死体を処分しても意味があるとは思えない。
 それより何よりさっさと逃げることを最優先にするべきだろう。
 だいたい、その金庫は見た目200キロはあろうかというシロモノで(大の男が二人でようやく転がせる)、警察が来るまでの短時間に、そんな重いものをどうやって彼は地下室から持ち出し、車の荷台に載せたというのか?重機でもなければ到底不可能だろう。
 このときの殺人鬼の行動は心理的にも不可解だし、現実的には不可能である。
 リアリティがないといわれてもやはり仕方ない。

 ご都合主義が鼻について、リアリティが感じられなければ、これはもうサスペンス映画としては二級としかいえまい。
 癒し系映画として観に行く分には構わないけれど、サスペンス映画として期待して観に行くと本作は期待外れもいいところだろう。
 やはりピーター・ジャクソンが本領を発揮出来るのは、ファンタジー映画であり、アクション映画であるということを本作を鑑賞して再確認した。

 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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マイ・テレビ・ライフ。

2010-01-29 22:58:24 | テレビ
 パソコンを始めてからというもの、すっかりテレビを見なくなってしまいました。
 テレビを見てるとパソコンに集中できない、、、っていうか、自室のテレビとパソコンが丁度真向かいに置かれているから、パソコンをやってるとテレビが見れないのです。

 とはいえ、別にテレビを見るのが嫌いになったというわけではないので、夕食時には必ずテレビをつけています(見れるときはね)。
 今日は夕食時に自分が見ているテレビ番組について一言コメントしたいと思います。

 月曜日、【ネプリーグ】。
 この番組、ネプチューンチームとゲストチームがいつも最後まで接戦を繰り広げるんですけど、その割にはサードステージの最終問題が終わって両チーム同点、っていうシチュエーションを見たことないんですよね(スペシャルで過去に一回あったかなぁ)。
 フツーに考えたら四回か五回に一回ぐらいは同点で終わりそうなものだけど。
 個人的にテレビ業界の七不思議のひとつだと思ってます。

 火曜日、うわ、何を見ているか、さっぱりわからんぞ。テレビつけてるんだけどなぁ。

 水曜日、【クイズ!!ヘキサゴン2】。
 これ見ている最中、思いつく限りの罵詈雑言を吐き出しています。
 人間、バカなのは仕方ないけど、バカさ加減を競い合うというのは見ていてムカツクばかりなので。
 そんな自分にお袋はいい顔はしないのですが、だったら【ナニコレ珍百景】を見せてくれよ、と思います。

 木曜日、【VS嵐】。
 いまだにこれを見ていると、関口宏がいないことに違和感を覚えます。
 それって自分だけですかね?

 金曜日、【ペケポン】。
 密かに我が家で流行中なのがこの【ペケポン】です。特に川柳コーナーがお気に入り。
 で、この川柳コーナー、ペケポンチーム、ゲストチーム、両チームとも座布団に正座なのですが、ゲストチームに女子アナが出るときはたいがい丈の短いスカートなんですよね。
 サービス良すぎだろって思います。
 あ、でも、だから好きってワケではないですよ?

 土曜日、あれ、何見てるんだろう・・・。

 日曜日、【熱血!平成教育学院】。
 実は今放映しているテレビ番組の中ではこの【熱血!平成教育学院】が一番好きですね。
 ユースケ・サンタマリアのハイテンションな司会と、高島アナの冷静なツッコミが絶妙だと思います。
 この番組で一番つまんないのがビートたけしだよなぁ・・・。

 そんな感じで一週間を過ごしています。
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画期的な連鶴を思いつく。

2010-01-28 23:56:50 | 折り紙・ペーパークラフト
 画期的な連鶴を思いつきました。
 といっても何がどう画期的なのかはある程度連鶴に通じていないとわからないんですが。


   


   


 この二つの作品に用いられているテクニックを応用するとこれまでにない連鶴が生み出せるのです。
 といっても、これまでの連鶴っていうのがどんなもんか、フツーの人は知らないわけですが。笑。
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水曜日、風邪を引く。

2010-01-27 23:59:10 | 日常
 朝から寒い一日だとそれなりに防寒対策もするので寒さにも耐えられるんですが、朝方はそうでもなくて、午後から冷え込むような日だといけませんね。
 水曜日がそんな日で、簡単に風邪を引いちゃいました。

 風邪を引いて、体調が悪いことを家族のものに、つまり自分の場合お袋ですが、素直に言えれば何も問題ないんですが、水曜日に具合が悪いなんてことを言おうものなら、常識的に土曜日の外出は止められるわけです。ま、当然ですが。
 それはそれで嫌だったので、何といっても給料をもらって最初の週末なのだし、具合が悪いことをお袋にはひた隠しにしてその日は過ごしました。

 頭は痛いし、寒気はするし、吐き気はするし、でも気力の全てを振り絞って何事もないような振りをしましたよ。
 食欲がないね?という言葉にも、ちょっとねー、と作り笑いを浮かべましたよ。
 洗面所で吐いて心配されても困るので、二階の自分の部屋でゴミ箱の中に吐きました。
 あ、一応断っておくとゴミ箱にはレジ袋がかぶせてあるので、吐いたからといってゴミ箱が汚れることはありません。
 そんなこんなで水曜日は早く寝て、木曜日も同じようなものでした。

 早めに床に着いて思ったのは、人間の価値は気分が悪いときに、「今日気分が悪いんで早く寝る」ってメールを送れる、そして「早く寝ろ!」って返信してくれるヤツがどれぐらいいるかで決まるんじゃないかってことです。
 自分にも以前はそういうメル友がいたんですけど、今はいません。
 というわけで今の自分に価値はないのです。
 早く価値のある人間になりたいよ。 
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2010年2月以降に公開される注目作。

2010-01-26 23:38:57 | 新作映画
 今月号の映画秘宝は2009年度ベスト&トホホ10でした。
 ベストの一位に『イングロリアス・バスターズ』が選ばれることはまったくもって映画秘宝らしいと思うし(『ローデッド・ウエポン』の一位もこれじゃないでしょうか?笑。)、一位から十位までの作品に異存も異論もないけれど、個人的に2009年の一位だった『マーターズ』が、ここでも三十位という低順位だったのにはちょっとガッカリ。
 映画秘宝ではもっと高く評価されると思ってたんだけどなぁ。

 何度目かわからないけれど、『マーターズ』について語らせてもらうと、この映画の素晴らしいところはまず脚本に隙がないってこと。
 フツー、ホラー映画ってストーリーの整合性は二の次、三の次で、怖けりゃそれでいいじゃん、みたいな開き直りが見られるのだけれど、この映画は全てのシーンにムダがなく、全てのシーンに意味があるんだよね。ミスリードの巧みさにも舌を巻く。
 そして何よりこの映画が恐ろしいのは、人は、自らが信じる正義のためであれば、どれほど残虐なことであってもそれを平然と為し得るってことを正面から描いているから。
 こんな素晴らしくも恐ろしい映画は観たことないんだけど、映画秘宝でも評価されず。残念。

 と絶賛しているけど、ホラー映画に耐性のない人は絶対に見ちゃいけません。笑。

 さて、今月号の映画秘宝では、2010年に公開される注目作も紹介されていたので、備忘録も兼ねて、いくつか取り上げてみたいと思います。

 まずは2/5に公開されるクリント・イーストウッド監督の『インビクタス/負けざる者たち』
 それにしてもすごいなぁ、イーストウッドは。去年は『チェンジリング』と『グラン・トリノ』を立て続けに公開して、今年も年明け早々この『インビクタス』を公開しちゃいますか。
 話に聞くところによるとさらに今年はこのあと公開作が控えているというし(マット・デイモン主演の『ヒアアフター』)、すごすぎるとしか言えないよね。

 2/19には史上最強のストップモーションアニメ『コララインとボタンの魔女3D』が公開されます。
 ある意味ジェームズ・キャメロンの『アバター』と対極にある作品です。

 4/9にはマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演、『シャッター・アイランド』がよーやくよーやくよーやく公開。笑。
 聞くところによると本作は何でも字幕版と日本語吹き替え版で公開されるとのこと、、、何だ、それって感じですよね。
 ところで本作の前売り券を買うとついてくるパズル、どなたか解かれました?
 あれ、道具なしに解けるもんなんですかねぇ・・・。 

 ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』が4/17公開されます。
 この映画、前売り券はとっくに発売されてるんですけど、まだ未購入です。
 なぜかというとストラップが特典でついてくる第三弾の前売り券を買うつもりなので(3/6発売)。買い忘れないようにしないといけないなぁ。

 4月には一部ではすでに評判のSF大作『第9地区』も公開されます。
 普段は邦題についてとやかくいう方じゃないんだけど、この邦題はダサいよなぁ。原題の『DISTRICT9』でいいじゃんねぇ。
 確かに「DISTRICT」って日本人には馴染みのない単語かもしれないけど、馴染みがない=クールというふうには配給会社の人は考えられんかったんかいな。
 『DISTRICT9』を『第9地区』という邦題で公開するのは、キャメロンの『アバター』を『分身』という邦題で公開するようなもんだよ。

 さらにちょっと先になるけど、『アイアンマン2』(6/11)、ピクサー最新作『トイ・ストーリー3』(7月)、M・ナイト・シャマラン監督最新作『エアベンダー』(今夏)などが公開を控えています。
 2010年も注目作が目白押しで、映画に関していえば充実した一年になりそうです。
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究極のプラネタリウム、感想。

2010-01-25 23:30:38 | 日常
本日のオークション情報:ときどき、自分が以前競り落としたDVDのオークション情報をチェックすることがあるんですが(だって他の人がどれくらいの金額で落札してるか、気になるんだもん。笑。)、近ごろ【運命じゃない人+WEEKEND BLUES ツインパック】がやたらと一円で出品されています。まぁ実際に一円で落札出来るってことはないでしょうけれど、四千円以下で競り落とせるようだったら即買いだと思いますよ(自分は四千五百円で落札しました)。こちら。


 さて、究極の(ピンホール式の)プラネタリウムの感想です。

 と、その前に。
 自分は恐ろしくロマンのない男です。
 
 よく、ジュゴンが人魚のモデルっていう話を聞くじゃないですか。昔の船乗りがジュゴンを人と見間違えた、云々。
 そういう話を聞くとフツーの人は、船乗りってロマンチックだな~って思うんでしょうけれど、自分の場合、あんな海獣を人と見間違えるなんて、昔の船乗りはどんだけ目が悪かったんだ、もしくは、どんだけ航海中女に飢えてたんだ、って思いますもん。笑。

 星座についても同様で、星と星とをどう結びつけたって、小熊にゃ見えないし、乙女にも見えませんね。昔の人はどんだけ想像力がたくましかったんだ、って思います。

 そんなロマンの欠片もない自分が見た究極のプラネタリウムの感想なのですが。

 う~ん、究極のプラネタリウムというより、家庭用のミラーボールって感じかなぁ(うわぁ、本当にロマンの欠片もねぇ!!)。

 などと身も蓋もない感想を述べちゃったりしちゃいますが、これは自分の感性に問題があると思うので、もし恋人に、もしくはお子さんに、何かよいプレゼントはないかと思案されている方がいたら、このプラネタリウムはチョーお薦めですよ。
 まぁ家庭用のミラーボールなんてことを言ってる自分が薦めても説得力ないかもしれませんが。。。
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究極のプラネタリウム、完成♪

2010-01-24 21:45:13 | 日常
 究極の(ピンホール式)プラネタリウム、完成しました。


   


 元々ペーパークラフトとかは好きな方なので、組み立てている間はすごく楽しかったです。
 そういったことが苦手な人でも出来るぐらいに、組み立て方の解説は懇切丁寧でした。

 なんですが、完成品のそばには何故か余ったビスが1本・・・。
 おかしいなぁ、解説通りに組み立てたはずなんだけど?
 改めて解説を読み直しても何故余ったのかがよくわからない。笑。
 ま、予備のビスなんだよね、きっと。ドンマイ♪

 あと、組み立てに必要なものとして、ハサミや単三電池はともかく、軸径が三ミリのプラスドライバー(#0)っていうのは、解説にではなく、表紙の目立つところに書いておいて欲しかったかな。
 家中ドライバーを探して、結局その大きさのものは見つかんなかったもんだから、組み立ててる途中で100円ショップまで買いに行ったよ。
 表紙に書いてあれば、本品と一緒に買って帰ったのに。
 でも、もしかして、ドライバーが各種揃えていない家ってうちぐらいなもので、どこの家にでもドライバーはもちろん、大工道具や自動車の整備道具が置いてあるもんなのかいな?(だとしたら『グラン・トリノ』だよ。。。)

 で、肝心の点灯式(?)は、パソコンのモニターの灯りが邪魔なので、パソコンの電源を落としてからの予定(古いパソコンなので起動させるのが面倒なんです)。
 今から楽しみです♪
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Dr.パルナサスの鏡。

2010-01-23 23:25:08 | 新作映画
 テリー・ギリアム監督、ヒース・レジャー主演、『Dr.パルナサスの鏡』、1/23、Tジョイ久留米にて鑑賞。2010年5本目。


 おそらく、世間的にはヒース・レジャーの遺作として知られている本作ですが、俳優で作品を選ぶということがあまりない自分としてはよーやくテリー・ギリアムが帰ってきた!って感が強いですね。前作『ブラザーズ・グリム』(『ローズ・イン・タイドランド』を含めれば前々作)が正直パッとしなかったもので。

 一言で言えば「いかがわしくも魅惑的な見世物小屋」って感じでしょうか。
 イマジネーションの限界に挑戦するような作品は、やっぱり無条件に好きなんですよね。基本的に自分は脚本を重視する人間なんですが。

 一応そちらの方にも言及しておくと、ぶっちゃけストーリーはよくわかんなかったです。
 悪魔は何ゆえDr.パルナサスに永遠の命を与えたんでしたっけ?
 トニーって何故首を吊っていたの?自ら自殺するようなタイプには見えないし、ロシア人たちに無理矢理首を吊らされたのであれば、そのあと彼らがトニーを追っかけるのはおかしいと思うんだけど。
 あと、トニーのパイプって結局何の意味があったの?トニーがパルナサスからパイプを奪い返していたら、何が起こっていたの?
 別に寝ていたわけではないんですが、本作は観ていてもよくわからないことが多かったですね。
 まぁヴィジュアルには充分満足したから、それでいいっていえばいいんだけど。

 本作に満足された方は、是非DVDで『ミラーマスク』という作品もご覧になってみてください。
 こちらもイマジネーションの限界に挑戦した、ストーリー的にはワケのわからない作品となっています。笑。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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マイ・コレクション。

2010-01-22 23:01:23 | 日常
 ブログ仲間の雫石鉄也さんが、以前使い終わった鉛筆の先っちょのコレクションを披露されていたことがありました。鉛筆の先っちょ自体には興味はなかったんですけど、他人には価値の見出せないものを自分なりのこだわりを持って集めることはいいな、って思えて、いつか自分も何か他人が集めないものを収集したいな、って思ってました。

 で、今集めているのがこれ。


   


 300mlの広口キャップタイプのアルミ缶です。
 プルトップのジュース缶って、飲み終わったらもう捨てるしかないじゃないですか。二次利用するというのもなかなか難しい。
 でもこの手のアルミ缶って案外使い道があるんですよ。

 元々は前使っていた貯金箱がいい加減古くなったんで、何しろ小学校の頃から使っていたヤツだったので、新しいのが欲しいなって思ったんです。
 でも、貯金箱を買うために大金をはたくっていうのは何だか本末転倒のような気がして、何かいいものはないかと探していて見つけたのがこのアルミ缶でした。

 まさに貯金箱にはピッタリなのです。
 口の大きさが五百円玉よりほんのちょっとだけ大きいんですよね。まるで五百円玉を測って大きさを決めたんじゃないかって思えるぐらい。
 如何にも貯金箱って感じがしないところが貯金箱にはうってつけだと思います。

 それから、ジュースに限らず、飲料水ってたいがい缶よりもペットボトル入りの、例えば2.0lのものが割安じゃないですか。
 でもそういった大き目のペットボトルって持ち運びに不便ですよね。
 そういうときアルミ缶に小分けするといいですよ。
 うちは年末に2.0lのアクエリアスを近所の方からもらったんですけど、ポカリスエットのアルミ缶に入れ直して飲んでます。笑。

 あと、自分は車の中に水を入れたアルミ缶を常備しています。
 何かと便利なんです。ちょっと埃を拭き取りたいなってときに、ティッシュを湿らしたりして。
 二階の自室にも水を入れたアルミ缶は置いています。

 一つ気をつけなければいけないのは、一度アクエリアスと間違って、水を思いっきり口に含んじゃったことがありますけどね。
 飲んでも問題はないんですけど、そのときはブハッと吹き出しちゃいましたよ。笑。

 まぁ気をつけなければいけないことはそれぐらいかな。
 中にはデザイン的に凝ったものや可愛いものもあるので、300mlのアルミ缶、集めてみるのも悪くないと思いますよ。
 もしかしたら、あなた独自の使い道が見つかるかも知れません、、、ってことはないでしょうけれど。笑。  
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