この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

4月の予定。

2019-04-30 23:20:17 | 日常
 3月はアホみたいに忙しかったですが、4月もそれに負けないぐらいに忙しそうです。
 平安な日々が訪れるのはいつの日か…。


 4/12は『ハロウィン』と『マロ―ボーン家の掟』の公開日。前者はムビチケ購入済みですが、後者は未購入。さて、どうやって観ようかな…。

 4/13は佐賀市文化会館で手嶌葵のコンサート。信じられないぐらいステージから離れた席で観てきます…。

 4/19は『シャザム』の公開日。ムビチケ購入予定。

 4/26は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開日。ムビチケ購入予定。

 4/28は折紙探偵団九州友の会の例会であると同時に岡山旅行の出発日でもあります。
 忙しい一日になることは間違いないね。


 充実した一ヶ月になりますよーに!!
コメント (4)
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岡山旅行記、その2。

2019-04-29 23:35:30 | 旅行
 夜景観賞クルーズ終了後、ちょっと遅めの夕飯を食べに関門トンネルを通り(No関門橋!)山口の山陽小野田市にある【ドライブインみちしお】に向かいました。

 どーでもいい小ネタなんですが、小野田市ではないんですよね、山陽小野田市なんです。
 山陽小野田市があるなら山陰小野田市があるかというと当然そんなものはありません。
 2005年に山陽町と小野田市が合併したことにより誕生しました。
 この理屈でいう都市や町が合併するたびに市名は長くなりそうなものですが、漢字五文字の市名は現在日本で山陽小野田市だけだそうです。
 以上、どーでもいい小ネタでした。

 さて、ドライブインみちしおですよ。
 巷のドライブインが縮小、閉鎖の方向にあるのに対し(国道沿いの閉鎖されたドライブインって本当に多いですよね)、ここドライブインみちしおは独自の進化を遂げ、唯一無二の存在となっています。
 ドライブインでありながら温泉施設が併設されているのです。
 最初ドライブインに温泉施設が併設されていると聞いて、ショボい温泉をイメージしていたのですが、実際入浴してみるととんでもない、立派な温泉センターでしたよ(入浴料800円也)。

 入浴後、本家のドライブインの方へ。
 ドライブインの中は昔ながらのドライブインって感じでしたが、驚いたのは各テーブルに(回転ずしなどではよく見かける)入力用のタッチパネルがあることですね。
 へぇ、ドライブインも進化したものだなぁと感心しつつ、貝汁の小と焼き飯を注文。
 しばし待ちました。
 しばし待ちました。
 しばし待ちました。
 一向に来ない!!!
 それどころか明らかに後から入ったお客さんの方に料理が先に提供されている!!
 店のおばちゃんに間違いなく注文になっているかと尋ねたところ、間違いないとのこと。
 タッチパネルで注文した料理の確認をしたいと言ったら、それは出来ないと言われました。
 え?タッチパネルで注文するのに、その確認がタッチパネルで出来ないの?
 さらに質問しようとした自分におばちゃんは煩わしそうに「お客さんのホルモンうどんは間違いなく注文になってますから!!」と言いました。
 その注文が間違っとるっちゅーねん!!!
 結局お店側のミスでした。
 何だかんだあってやってきた貝汁の小がこちらです。


   

 サービスで大盛りにしてくれたみたいで、あさりが38個も入ってました。笑。

 食後、今夜の宿を取るために今度は周南市にある【道の駅ソレーネ周南】に向かいました。
 ちなみにソレーネ周南、去年お騒がせした樋田淳也容疑者が逮捕された道の駅だそうです。
 はい、どーでもいい小ネタその2です。

 夜中の2時過ぎぐらいだったのでもう寝ようと思ったんですよ。
 身体はくたくたに疲れていたので簡単に寝付けるかと思いきやなぜか眠れない!!
 どうせ眠れないんだったら移動じゃ!!ってことで、結局この日は岩国にある【道の駅ピュアラインにしき】まで行って、そこで一夜を過ごしました。


                                         続く。
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岡山旅行記、その1。

2019-04-28 23:01:58 | 旅行
 ゴールデンウィークは岡山に行ってきました。
 岡山ってあれでしょ、日本三名園である後楽園があるところでしょ、と思ったそこのあなた!
 いやいやいや、自分がたかが庭園を見るために岡山に行くわけがないでしょ!(庭園マニアの方、ゴメンなさい)
 では何があるのかというと、、、それは追々説明していきますね(もったいぶるなよ)。

 出発は4月28日の10:00、向かったのは北九州、、、ではなく、真反対の佐賀でした。
 この日は佐賀で折紙探偵団九州友の会の例会があって、例会前半の講習会の講師がKさんだったので、どうしても出席しておきたかったんですよね。

 講習会が15:00に終わり、例会後半の情報交換会はぶっちぎり、今度こそ北九州に向かいました。
 19:00までに門司港に着かなければならなかったので、仕方なく高速道路を使うことにしました。
 今度の旅では出来るだけ高速道路は使いたくなかったんだけどなぁ。
 まぁお陰で18:00前には門司港に到着したのですが、高速代が3,100円もかかりましたよ。高速代ってやっぱり高いですね…。

 19:00まで少し時間があったので門司港をしばし散策。
 昔懐かしの紙芝居を観ていくことにしました。


   

 この紙芝居屋のおっちゃん、新しい観光客が通りかかるたびに声をかけ、その観光客が紙芝居を観ることになると一からやり直すので一向に話が進まない!!
 挙句の果てに黄金バットと怪人ナゾーの決着が次回へと持ち越し(!)になりました。
 う~~~ん、バットとナゾー、どっちが勝ったんだ…。
 誰か結末を教えてください(聞かなくてもだいたいわかるだろ!)。

 18:00すぎ、連絡船の発着場に向かいました。
 そう、この日は【夜景観賞クルーズ】に乗ることにしていたのです。
 無事チケットを購入、時間までもうちょっとあったので何をしようかと思案していたところ何と!
 バラエティ番組のロケに来ていた千鳥の大悟と平成ノブシコブシの吉村に遭遇しました。


   

 テレビのロケに来ている芸能人に遭遇するのは初めてだったのでビックリしました。
 まぁ別段サインをもらったとか、話しかけることが出来たとか、そういうわけではないんですが、やっぱり(嫌いではない)芸能人に会うとラッキー🎵って気分になれますね。

 19:00になり、クルーズ船が発着場を出発しました。
 夜景観賞クルーズなのでクルーズ船と書きましたが、「クルーズ船」という言葉の響きの豪華さはありません。
 どう見てもただの連絡船でした。


   

 小雨が降っていて、波も高く、夜景観賞にはあまり向いていない天候でした。それでも工場夜景が見れたらすべて帳消しなのですが、見えたのはこんな感じ。


   

 自分が想像していたような、ライトアップされ、煌々と輝いている工場群、というようなものは観れなかったですね。
 ガイドのおばちゃん曰く、去年の12月ごろからライトアップを止めてしまったそう。
 メインの工場夜景なしでクルーズ代が2,500円というのは正直高いと思いました。


                                          続く。
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動物カフェに行ってきました。

2019-04-27 23:23:36 | 街で見かけた・・・。
 今日は映画を観る前に天神の大名にある動物カフェに行ってきました。
 お店の名前は【コツメイト】
 「コツメイト」という名前からもわかる通りコツメカワウソと触れ合えるお店です(いや、わからんがな)。

 このお店、ネットで知ったわけではなくて、先日大名の裏通りを歩いていたらたまたま見つけたんですよね。
 やっぱり裏通りを散策するのって、それだけで楽しいですよね。

 さて、コツメイトですが、コツメカワウソの他にハリネズミとフクロモモンガとも触れ合えます。


   

   

 残念ながらハリネズミもフクロモモンガもシャッターチャンスには恵まれませんでした。
 まぁ動物だとそういうものだよね。。。
 でも写真の100倍ぐらいは可愛かったですよ。

 ハリネズミもフクロモモンガも大概可愛いと思いましたが、それを上回って可愛かったのがコツメカワウソですね。


   

 萌え死ぬがよい。笑。
 
 カワウソってどんなふうに鳴くか、知ってます?
 ミィミィって鳴くんですよ(個体によって鳴き方は違うそうですが)。
 
 この日は映画の時間もあって30分しかいられなかったのですが、めっちゃ可愛かったので、また行こうと思いました。

 行ってみたいと思った方へ簡単なアドバイスをさせてもらうと、まず、汚れてもいい格好で行った方がよいってことですね。
 なぜかというと、、、言わなくてもわかりますね。
 動物たちが粗相をするからです。
 特にフクロモモンガは所構わずって感じでした(そういえば『動物のお医者さん』でそういうネタがありましたね)。

 あと、料金はそれほどお安くないです。
 一時間2600円です。
 動物に触れ合えれば何でもいいというのであれば猫カフェに行く方がよいでしょう。半額以下なんじゃないかな。

 まぁでも一度は行ってみる価値はあると思うので、天神にお越しの際はぜひ行ってみて下さい!
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岡山旅行の旅のしおり、1日目。

2019-04-26 18:40:33 | 旅行
 岡山旅行の旅のしおりです。
 っていうか、大まかなスケジュール表です。
 さらすほどのことでもないのだけど、備忘録的な意味も込めて書いておきます。

 
4/28 10:00       鳥栖出発

 本来であれば鳥栖からそのまま岡山に向かいたいのですが、この日は折紙探偵団九州友の会の例会があり、前半の講習会だけでも出席したいんですよね。

     13:00~15:00 佐賀アバンセにおいて折紙探偵団九州友の会例会

  おかげで4時間で佐賀から門司港に行きつかねばならず、この旅で唯一高速道の利用が確定しています。

     19:00~20:30 門司港より夜景観賞定期クルーズ

 夜景観賞、何てロマンチックな響きでしょう。
 まぁこっちは一人ぼっちなんですが。

     22:00       【ドライブインみちしお】にて入浴、食事、休憩

 このドライブインでは食事休憩だけのつもりですが、当日の体調によってはそのまま車中泊をすることになるかも。

     26:00       【ソレーネ周南】(もしくは【ピュアライン錦】)にて車中泊
 
 ソレーネ周南か、ピュアライン錦で車中泊の予定。それにしてもどちらも道の駅とは思えない名前だなぁ。

4/29 10:00~11:30 錦川鉄道とことこトレイン乗車

 トレインなのに「とことこ」っていうのが反則気味にカワユスですね。今どきカワユスっていうのかどうか知らないけど。

     14:00       【五日市 八冒】にて昼食

 希望は八冒なんだけど、人気店なので難しいかも。その場合はお好み焼きならどこでもいいや…。

     20:00       【道の駅かよう】にて車中泊

 一応この旅は岡山への旅なのですが、今さらながら岡山にたどり着くだけでも大変なんじゃないかって気がしてきました。
 まぁ何とかなるでしょう。笑。  





     
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生きて帰ることがハッピーエンドとは限らない。

2019-04-25 22:16:53 | 旧作映画
 当ブログでは映画『ガタカ』に対する考察記事が、これでもか!というぐらい書いてあります。
 すべての記事ではないですが、中にはコメントのついたものもあり、【『ガタカ』の嘘。】という記事の、「Question」さんの書いたコメントは当ブログ史上最長で、この先これ以上長いコメントがつくことはないだろう、そう思いました。

 が、先日それを超える長さのコメントが寄せられました。
 長いですが、一読の価値はあると思うので、以下転載します。


初めまして。いきなりの超長文を投稿してしまい申し訳ございません。
主さんに負けじとジェロームが自殺に至った理由を私なりに考察してみました。
またなぜ多くの人がジェロームが死んでしまったことに疑問を持っているかの理由も説明したいと思います。
まずはジェロームの人物背景から
・金メダルを取るべくして生まれた優秀な遺伝子をもつ。
・銀メダルしか取れない自分に絶望し車の前に飛び出し自殺しようとしている。
・下半身付随になり飲んだくれている。

まだありそうです。かなり省略しました。
ここから彼の自殺に至るまでの心理描写の考察となります。
ヴィンセントに出会うまでの彼の心境ですが簡単に説明すれば「生きることに否定的であるが、死ぬつもりはない」です。
もともと銀メダルしか取れないことに絶望し、自殺未遂した彼が今は車椅子で生活して、そして生きていることに不自然さは感じなかったでしょうか?
銀メダルしか取れないという境遇に加え、下半身付随というハンディキャップをおってしまった彼が自殺を行わないことに私は違和感を感じました。死ぬ理由を見つけていたのかもしれません。もちろん彼自身どう考えていたかはわからないですが、少なくともすぐに自殺する意思はないようです。しかし生きることに積極的になっているわけではありません。「自殺なんて馬鹿なことはもうやめてこれからは生きていこう!」とはもちろん考えていません。酒浸りの生活をしていることからそれがわかります。
ですので彼の心境を説明すると上記のようになると思います。そして彼の心境に変化が起こります。ヴィンセントとの出会いです。そして結果自殺します。多くの方が自殺したことに疑問を持つ理由は「ヴィンセントに出会ってジェロームが生きることに前向きになって自殺を思いとどまる」と考えているからこの結果に疑問を持つのです。本当は逆です。「ヴィンセントと出会ったことにより死ぬ理由が見つかったから死んだのです。」では彼がどのように心情が変化して自殺に至ったかを考察していきます。色々な説があると思うので候補をあげながら考えていきたいと思います。

説①銀メダルしか取れない上に下半身付随になった自分の境遇を思いつめていたため。
説②ヴィンセントとともにいる生活が当たり前になり、彼と一緒にいられなくなることに絶望したため。
説③目標を達成しその結果に満足したため。

自分がパッと思いつくだけですが三つ考えられますね。
それぞれの説について考えていきましょうか。
説①はヴィンセントに出会う前と後での心情の変化がありません。つまりヴィンセントがいなくても起こりうる結果ということになります。
心情の変化は映画内でいくつもみられますね。例えばお酒を飲むのをやめたこと。(お祝いの時は派手に飲んでますが・・・)他にも検査用のサンプルを一生懸命集める姿。捜査でヴィンセントが疑いにかからないように階段を登るシーンなども心情の変化による行動変容として説明できます。
説①は明らかにおかしいです。
説②ですが、主さんと近い説ですね。主さんは②をさらに飛躍させてヴィンセントが宇宙で死ぬと確信していたためとブログに書いていいますが果たして
どうでしょうか。映画本編から読み取れそうなところを抜粋します。ジェロームからヴィンセントに「僕が宇宙に行っている時はどうするんだい?」と聞かれた時は「本を読んで空想の旅にでる。友達を呼ぶ」と言っています。ヴィンセントはこの時どう感じたのかはわかりませんが、「実際にはどうするんだい?」ともう1度質問しています。2度聴くということは彼の回答に満足していなかったのでしょう。結局ジェロームはその質問に回答しておらず、ごまかしています。このシーンでジェロームはなにを考えていたのでしょうか?色々考えることができますね。「君が得なくなったら寂しいよヴィンセント」とか「君がいなくなる世界なんて考えられない」とか「本当は死ぬつもりだから言えない」とかとか色々あります。このシーンからわかることは彼はヴィンセントに宇宙に行った後のことの自分のことは触れられたくないということですかね。後ろめたい気持ちがあるのかそれとも彼に心配してもらいたくないのか。これはわかりません。このシーンぐらいですかねヴィンセントがいなくなった場合にジェロームがどう考えるかを読み取れるシーンは。主さんにはこのシーンは「君は宇宙で死ぬ運命だ。それなら僕も一緒に死ぬよ。君に心配はかけさせたくないから黙っておくよ。」というふうに見えたのでしょうか?では主さんの説ではその後の彼の行動に矛盾がないか考察していきたいと思います。まず大量のサンプルを用意したことについてです。文字だけで見れば彼が帰ってきても大丈夫なように残したのではないかと考えることもできますし(実際にそうジェロームが言っている)、主さんの主張するように宇宙に行く彼に心配させないためと考えて行動したとしても矛盾はありません。ですが彼が焼却炉を使って自殺したことに関してはどのように考察しているのでしょうか?ヴィンセントと一緒に死のうと考えていた彼が選ぶ手段としては適切でしょうか?まずは焼却炉が作品内でどのような意味合いで描かれていたかを考えてみてください。焼却炉の作品での意味合いは「焼却炉」=DNAを消去する手段です。自分のDNAを消去することこれがヴィンセントが一人で生きて行くために必要だと彼が感じたので自殺の手段に焼却炉を選んだのです。これだけだと意味不明でしょうからわかりやすいように少し例え話をしたいと思います。
例文)仲の良い親子がいるとします。二人は貧乏でしたが幸せに暮らしていました。しかし息子は病気が原因で余命が短いと医師から宣告されています。息子の余命はとっくに過ぎておりいつ死んでもおかしくありません。親は自分に多額の保険金をかけて事故に見せかけて自殺をしてしまいました。なぜ保険金をかけて自殺するという行動に出たのでしょう?主さんの主張に照らし合わせるなら息子が死ぬとわかっていたから自分も死んだ。になります。これだと保険金をかけて死ぬ行動の理由づけがありません。保険金をかけているということは自分が死ねば息子にお金が入ると考えているわけです。お金が入ることが息子にとって幸せかどうか考えているかはわからないですが、余命少ない息子が生きて行くためにお金が必要と考え自殺したのであれば自殺理由として矛盾はありません。ここで残された息子のことを考えたら自殺するなんておかしいと考えるべきでしょうか?息子が自殺死体をみたらトラウマになるからそういうことを考えていなかったのか無責任だ!と考えるべきでしょうか?死ぬ間際まで息子と一緒にいるべきだ!と考えるべきでしょうか?親がそれを必要と考えたためその手段を選んだのであれば文句を言う余地はありません。親が息子は自分がいなくても一人でやっていけると考えていたならなおさらです。本編に戻ります。ジェロームが自殺する理由は後で後述しますが、自殺する手段は焼却炉を利用するという手段でなくてはいけなかったのです。自分のDNAを消去することがジェロームが二人いるという矛盾を解消し、ヴィンセントが今後一人のジェロームモローとして生きて行くために必要だから自殺手段に焼却炉を選んだのです。本編での根拠はジェロームの台詞に「私がいなくなっても大丈夫なように」と言っていることです。彼は自分がいなくなったことを想定してサンプルを残し、焼却炉で自分を抹消したのです。ヴィンセントが今後生きて行くための献身的行動と考えれば本編の内容と矛盾しません。(彼の献身的行動は他にも本編で確認することができます)またジェローム自身はヴィンセントを「お前はすごいよ。ヴィンセント」と言っているように」彼を認めるシーンがあります。例え自分がいなくなったとしてもヴィンセントは生きていける強い人物だと考えている根拠になります。また他の自殺手段はいくらでも考えられると思っていそうなので言っておきますが、常識で考えないでください。作者が焼却炉にどう言う意味づけをしたかったのか考えてください。自分を抹消する方法はいくらでもありますが、本編で出ていた焼却炉を使うことに意味があるのです。作者の意図を考えることが考察においてなによりも大切なことです。自分の感じた主観は入り込む余地はありません。以上のことから主さんの主張では焼却炉を使って自殺するという行動の理由づけがないことに気がつきますね。根拠が本編にないのに考察してはいけません。(妄想を根拠にしてはいけません。同人誌を根拠にしているのと同じですよ)最後に説②が正しいかどうかですが、ジェロームが死ぬ理由としては不適切です。死ぬ間際の行動が全てヴィンセントのために行なっていることが本編からわかります。ヴィンセントと別れるもしくは死別する絶望という感情はヴィンセントのが今後生きて行くために献身的に行動している彼の感情と一致しません。
説③ですがこれが彼が死んだ理由だと思います。本編に全て描かれているので考察するのも面倒臭いです。矛盾があれば返信でお聞かせください。
全て説明してくれとおっしゃるなら全部説明いたします。力尽きてしまいました本当にすいません(泣)この考察についてはご要望があれば後日書き込みたいと思います。

他にも考察する内容として対比表現や作品のテーマなどがあります。作品のテーマは作品の冒頭に示されていますが、本編から読み取れましたでしょうか?テーマの中に「神が曲げて作られたもの」とありますが本編では何のことを指すのでしょうか?テーマにある「自然」と「挑戦」とは何のことでしょうか?ガタカの最後の台詞「多分僕は家に帰るかもしれない」と主人公が言っていますが主さんはこれが対比表現だと気がつきましたか?最後のシーンはもろに対比表現でしたよね。登場人物も対比表現がいっぱいでしたね。指が6本の多指症のピアニストを登場させたのは作者はなにを伝えたかったのでしょうか?考察しがいがありますよ。まだまだ考察の旅を続けてください。お願いします。そして考察は感情移入せずに考えてください。妄想ではなく作品の中にある表現を根拠にしてください。もしこうならば〜などのifの世界を使わないでください。作者がそのifの世界まで考えているとは限りません。常識や確率は作者が決めます。現実の世界を基準に考えないでください。作品のテーマをもう一度考え直して見てください。テーマにあたる部分を作品を見直して本編から該当箇所を探してください。また映像作品、フィクションだとういうことを考慮して文学表現を見逃さないようにお願いします。

最後に私自身ここまで一つの作品を考察したことは今までありませんでした。作品をなんども見直すたびに新たな発見がありました。全て主さんのおかげです。本当にありがとうございました。


 まず思うのは勿体ない、ってことですね。
 この考察文ははうだつの上がらないブログのコメント欄に留めておくような内容じゃない、そう思いました。
 見ず知らずの他人のブログに長文コメントを書いてはいけないという決まりはありません(少なくとも当ブログにはないです)。
 ただ、これだけの考察文を書いて、もっと多くの人に読んでもらいたいという欲求が筆者であるツカサさんにはないのでしょうか。
 それが不思議です。

 さて、反論に移ります。

 結局ツカサさんを含め、証拠隠滅派の方々は、ビンセントが地球に生きて帰ることを前提に考察をしているんですよね。
 この段階で自分の考察とは相容れないのです。

 自分はビンセントはタイタンに行く途中、心臓発作で死んだと考えています。 
 元々医者からは30歳までしか生きられないという診断でしたから、そう考えたとしても何ら不自然ではないでしょう。
 
 しかし証拠隠滅派の方はこう反論するでしょう、30歳までしか生きられないという診断の確率は100%ではなかった、であれば奇跡的に一年間の宇宙旅行の間、彼の心臓は持つかもしれないじゃないか、と。
 そうですね、それは認めます。
 確かに彼が宇宙旅行の間に心臓発作で亡くなる確率は100%ではありません。

 しかしその場合彼の前に立ちはだかるのはもう一つの障害である極度の近視です。彼はコンタクトレンズなしではまともに物が見れませんでした。
 ろくにプライヴェートな空間がないであろう宇宙船の中で、コンタクトレンズを装着している人間がそのことを隠し通せるのってどれぐらいの帰還でしょうか。
 一日であれば難しくないでしょう。
 一週間であればあるいは出来るかもしれません。
 一ヶ月となると相当難しいでしょう。
 一年は、、、まず無理だと思います。
 コンタクトレンズを装着していることがバレるということはすなわち不適正者であることがバレるというのと同意です。
 DNAの詐称は『ガタカ』の世界では重犯罪です。
 例え心臓発作を起こさずともビンセントは犯罪者として地球に戻るのです。

 いや、コンタクトレンズを装着していることがバレるとは限らないじゃないか、ビンセントは一年間上手くそのことを誤魔化せるかもしれない、そう証拠隠滅派の方は言うかもしれませんね。
 奇跡が起こって発作が起こらず、さらに奇跡が起こってコンタクトレンズのことも隠し通せる、まさに奇跡のバーゲンセールですね。笑。

 まぁ、いいでしょう。
 奇跡的にビンセントはタイタンでの任務を無事に終え、地球に戻ったとします。
 問題はその先なのです。
 地球に戻ったその先はどうなのか、ということです。

 ビンセントは宇宙に行くことが子供のころからの夢でした。
 そしてその夢を叶えるがためにジェロームと入れ替わったのです。
 ジェロームと入れ替わったのはあくまで夢を叶えるための手段であり、決してそのことが楽しかったわけではありません。

 証拠隠滅派の方に問いたい。
 地球に戻ったビンセントが亡くなったジェロームの代わりとして生きていくとしたら、それは何のためですか?
 二度目の宇宙行きが可能だと可能だと考えますか?やっぱり奇跡が起きて? 
 さすがにそれはもう奇跡の安売りのし過ぎでしょう。
 友もなく、夢もなく、いつDNA詐称がバレるのかひたすらおびえる日々。
 そんな日常をビンセントが過ごさなければいけない理由って何ですか? 

 自分はビンセントは宇宙で死ぬと書きました。
 しかし自分はそれを悲劇的な結末だとは考えていません。
 宇宙に行くことが子どものころからの夢だった男が宇宙に行って、そこで生涯を終えるのです。
 彼にとってこれ以上望ましい人生の終わり方はないと自分は思います。
 ビンセントが地球に帰還することは確率的に限りなく低いことだったというだけでなく、彼にとって必ずしも望ましいことではなかったのです。

 今述べたことがツカサさんへの反論になっているのかどうか、正直よくわかりません。
 テーマ的に難しいことは自分にはよくわからないのです。

 ただ間違いなく言えるのは、ビンセントが宇宙で亡くなることは決して悲劇ではない、ということを認めない限り、自分と証拠隠滅派の方々との考えの溝が埋まることはないでしょう。 
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自分の中の全米が泣いた!『マロ―ボーン家の掟』。

2019-04-24 21:57:19 | 新作映画
 セルヒオ・G・サンチェス監督、ジョージ・マッケイ主演、『マロ―ボーン家の掟』、4/20、Tジョイ博多にて鑑賞。2019年20本目。


 昨日の『ハロウィン』の記事で、ホラー映画は好きだけれど、ホラー映画の中で、登場人物が常識的に言ってあり得ない行動を取るのは嫌いだ、ということを書きました。
 たぶん、ホラー映画の作り手の中に、ホラー映画ファンはとにかく人がやたらと死ねば満足するのだろう、と考えている
人がいるんですよ。
 
 自分に言わせればやたらと人が死ぬだけのホラー映画って退屈で仕方がありません。
 残虐なシーンがあってもいい、人がたくさん死ぬのもいい、でも登場人物がただの記号でしかなかったら、何人死のうが心はまったく動かないし、恐怖も衝撃もあったもんじゃないです。

 そんなひねくれたホラー映画ファンの自分ですが、『マロ―ボーン家の掟』はめちゃめちゃ心が揺り動かされました。
 こういう作品と出会うために自分はホラー映画を見ているのだと思いました。

《ストーリー》
 忌まわしい過去を断ち切るために新天地アメリカにやってきた、ジャック、ジェーン、ビリー、サムの四兄弟と母親のローズ。
 しかしローズは長旅の疲れが祟り、帰らぬ人となってしまう。
 母のいない屋敷で兄弟たちは共に暮らしていこうとするが、一発の銃弾がその思いを粉々に打ち砕いてしまう…。

 本作をホラー映画として紹介しましたが、実は本作は純粋なホラー映画ではないのです。
 ではジャンルは何かというと、それを語ることすらネタバレになってしまうのです。
 よく練られた脚本だと思いましたよ。
 同様のアイディアの作品は他にもありますが、ここまで丁寧に作られた作品ってちょっとないんじゃないかなぁ…。

 自分は強力に推します。
 今年劇場で観た映画の中で断トツで1位です。
 でももしかしたら万人向けの作品ではないかもしれません。
 
 極力ネタバレはしたくないのですが、一つだけ自分が疑問に思ったことを尋ねさせて下さい。
 サムの母親ってジェーンなんですよね?
 違うのかな、、、自分はそうなのかと思ったのですが。。。


 
 お気に入り度★★★★★、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ストレスがやたら溜まった『ハロウィン』。

2019-04-23 22:29:03 | 新作映画
 デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ジェイミー・リー・カーティス主演、『ハロウィン』、4/20、中洲大洋劇場にて鑑賞。2019年19本目。


 この日は4本映画を観たのですが、唯一『ハロウィン』だけ、冒頭の3分を観逃がしてしまいました。
 やっぱりキャナルから中洲大洋まで10分というのは今の自分にはきつかったです。

 ホラー映画が好きだ、ということはこのブログで一度ならず書きました。
 ホラー映画がなぜ好きなのかというとホラー映画にはホラー映画特有の感動と衝撃があるからです。

 逆にホラー映画の嫌いなところは残虐なところ、、、ではもちろんありません。
 ホラー映画が残虐で文句を言うのって、寿司屋に行って寿司ネタが新鮮なことに文句を言うようなものですよね。
 それって文句を言うことじゃない。
 
 じゃホラー映画の何が嫌いなのかというと、しばしば登場人物が常識的に言ってあり得ない行動を取る(その結果殺される)ことですね。
 例えばゾンビ映画では主人公たちがどうにかこうにか安全地帯に逃げ込むのだけれど、これといった理由もなしにその安全地帯を放棄し、別のところに移動しようとしてゾンビたちに囲まれて殺される、ということがよくあるのです。
 見ていて本当にイライラします(それがお約束だったとしても)。

 『ハロウィン』も相当イライラしましたね。
 例えばブギーマンの担当医は頭のイカれた男で、車に轢かれて気を失ったブギーマンをそのまま後部座席に乗せて車を発進させるんですよ。
 あれ、ブギーマンが目を覚ましたらヤバいことになるのでは、と思ったら、案の定目覚めたブギーマンに秒殺されるんです。
 アホなのかな、と思わずにはいられませんでした。

 アホなのはヒロイン(?)であるローリーも同じです。
 彼女はブギーマンを殺すためだけに40年間(!)ひたすら準備をしてきた、という設定なのですが、彼女が最終的に用意したトラップが火責めなんです。
 自宅の地下室にブギーマンを閉じ込め、火を放つのですが、それって絶対やっちゃいけない奴ですよね。
 だって火責めだとブギーマンの生死がわからなくなるじゃないですか。
 鎮火後の現場にブギーマンの死体が見当たらないのは目に見えてるのにどうしてそれをやっちゃうのかなぁ?
 
 そんな感じで自分は『ハロウィン』を観て、終始イライラしたのですが、そういう見方をしたのは何となく自分だけっぽいです。
 他の人たちは(知り合いも含め)本作を高く評価しているようです。
 ホラー映画なんだから細かいことはごちゃごちゃ言うな、ってことなのかもしれません。
 自分はそういう見方は出来ないのですが。


 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ゴールデンウイークってどこも人が多いんじゃなかったの?

2019-04-22 23:07:26 | 日常
 映画マラソンの記事の途中ですが、今日は都合により岡山旅行ネタです。

 ちょっと気が早いかもしれませんが、愛車クロスビーを車中泊タイプにトランスフォームしました。


   

 まず助手席のシートのヘッドレストを外し、一番前まで動かし、後ろに倒します。


   

 次にコンパネ(合板)をシートの上に置きます。
 コンパネの真ん中よりやや右にある丸いものはビー玉です。
 何とか水平を測れないものかと思ったんですよね。
 ちょっと無理でした。


   

 最後にこたつの敷布団をコンパネに敷いて簡易ベッドの完成🎵
 さて、この簡易ベッドで(最低)4泊の夜を快適に過ごせるのだろうか…。

 まぁ簡易ベッドが完成したことはどうでもいいんですよ(いいんかい!)。
 岡山ではケイビング(洞窟探検)をするつもりだ、ということはすでに書きました。
 本当は5月2日にするのが都合がよかったんですよね。
 4月30日は鷲羽山ハイランドに行くつもりだったし、5月1日は別の用事を入れていたからです。
 しかし電話で問い合わせたところ、5月2日は別のアクティビティーをするのでケイビングは出来ないとのことでした。
 ぐむむ、、、それでもどうしてもケイビングをしたかったので、予定を調整し、5月1日に申し込みました。
 よし、これでケイビングが出来る、と思っていたのですが、翌日になって業者から電話があり、5月1日にケイビングを申し込んだのが今のところ自分一人なのでこのままだと開催出来ないとのことでした(規定人数が2名以上のため)。

 いやいやいや、ちょっと待て。
 何でゴールデンウイークにアクティビティに申し込んだのに、規定人数に達さないという理由で開催出来ないんだよ。
 ゴールデンウイークってどこも人が多いんじゃなかったの???

 ゴールデンウイーク期間中、正確には5月1日、岡山県新見市近辺にいるという方は、ケイビングをしてみませんか?
 きっと楽しい思い出になるはずです。

 まぁ一応5月1日に人数が集まらなかった時のために4月30日にどうにか出来ないものかと画策中ですけどね。。。
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傑作とは思えなかった『シャザム』。

2019-04-21 21:09:07 | 新作映画
 デヴィッド・F・サンドバーグ監督、ザッカリー・リーヴァイ主演、『シャザム!』、4/20、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年18本目。


 映画マラソン2本目は全米大ヒットのアメコミ映画、『シャザム!』です。
 えっと、、、面白かったです。
 悪くはなかったかな。
 でも評価出来るのはそこまで。
 残念ながら個人的に傑作とは思えなかったです。

 なぜ傑作と思えなかったかというと、物語の展開や設定によくわからなかったり、雑だなぁと思うところがあったからです。
 
 よくわからなかったところ、それはまずなぜ老シャザムは自らの後継者としてビリーを選んだのかってことですね。
 ビリーが選ばれるまでに何百人、いや、もしかしたら何千人の候補者がいたわけですが、それらの候補者、言い換えれば落後者と選ばれたビリーとの違いがよくわからない。
 老シャザムはシャザムとして選ばれる条件をいくつか挙げていたようですが、どう見てもビリーが条件に見合う人間には思えない。
 多くの落後者がいる割にはビリーが選ばれたのはたまたまのようにしか思えず、何だかモヤモヤしました。

 ビリーは孤児で幼いころはぐれた母親をずっと探し続けているという設定です。
 母親がなかなか見つからないのは、彼女が旧姓で暮らしていたためなのですが、別人として生きていたとかならともかく、旧姓で暮らしているぐらいで見つからないというのはちょっと説得力に欠ける、、、かなぁ。
 アメリカではそういうもんだよ、と言われたら、そうなんですか、としか言えないですけどね。

 変身前と変身後で見た目が変わるというのはいいのですが、性格もまるで別人のように変わるのはあまり感心しないですね。
 変身前のビリーは親に捨てられたせいか、あまり子供っぽいところがなく、クールなイメージがあります。
 けれどそのビリーが変身したシャザムは完全なおバカキャラでビリーの面影はほぼありません。
 いくらスーパーパワーを手に入れたからといってここまで豹変するものかなぁと思いました。

 何だか重箱の隅をつつくような真似をしてしまいましたが、あまり深く考えなければそこそこ楽しい娯楽作だと思います。

 それにしても本作のデヴィッド・F・サンドバーグといい、『ハンターキラー 潜航せよ』のドノヴァン・マーシュといい、ほとんど実績のない、あったとしてもせいぜい一作しか監督作のない人間が、大作映画の監督を任され、それなりの作品を作ってしまうのですから、アメリカの映画界は器がデカいと思わざるを得ません。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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