この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

開けるべきか、否か。

2010-09-29 23:48:41 | 日常
 今日だけ一人暮らしです。
 一人暮らしといっても何のことはない、お袋が長崎のハウステンボスまで一泊旅行に出掛けたってだけですけどね。

 家に帰って夕食の準備が出来てない、風呂も沸いてないと、お袋のありがたみってものが身に沁みてわかります。
 旅行から帰ってきたら、せいぜいこれまで以上に親孝行をすることにしましょう。

 さて自分は、恥ずかしながらってわけではないんですが、一人暮らしをしたことがありません。
 うちから通える距離の大学に通ってましたし、今もうちから通える距離の会社に通勤しています(大学はうちから離れるべきだった、と今では思いますけどね。それも後の祭り。)。

 ですが、自分が一人暮らしをしたらどーゆー暮らしぶりになるか、だいたい想像がつきます。
 たぶん、というか、まず間違いなく、どーしよーもなく自堕落な生活を送ることになるでしょうね。
 基本、ものぐさな性格なので(正確にはものぐさだけど神経質な性格。我ながら縦と横。じゃない、盾と矛。)。

 なので今回の一日限りの一人暮らしも自炊などというまめなことはせず、レトルト食品に思いっきり頼りました。


   


 レトルトのカレー(イオンで九十七円だった。安いよね。)に缶詰のラーメン(蒟蒻麺。偶然にも昨日が賞味期限だった。)。
 風呂から上がって、さて、何分お湯で温めればよかったんだっけ、とカレーのパッケージの裏側の説明文のところを読んでいたら、「え?」と思うようなことが書いてありました。

 本商品は開封せずに温めて下さい。

 え?マジで?
 自分は今までレトルト食品を湯煎するときは、パッケージの封を切って温めてましたよ。
 何故かというと、温めてから封を切ろうとすると、パッケージについていた水滴(っていうか湯の滴?)がピッとはねて、アチチッ!みたいなことになっちゃうからです。

 まぁ確かに封を開けて温めているうちに、パッケージが倒れたりして、中身を鍋の中にこぼしたりしたらそりゃ悲惨ですけど、経験上、レトルトのパッケージは中身が下の方に集まっていて比較的重心が安定しているので倒れることはありません。

 何か他に開封して温めてはいけない理由があるんだろうか、と思ったのですが、説明文には「開封せずに温めて下さい」とあるだけで、その理由はどこにも書いてありません。

 さらに気になったのが缶詰のラーメンです。
 (自分なりの)常識で考えれば、缶詰のラーメンは開缶してから温めるべきです。
 開缶せずに温めたら、つまり温めてから缶を開けたら、悲惨なことになるであろうこと、容易に想像できます。

 しかし本当にそうなのか?
 レトルト食品が開封せずに温めるのが本当なら、缶詰も開缶せずに温めるべきなのでは?
 腹が減った状態でしばし考えましたよ。
 考えて、その結果、自分の常識に従うことにしました。
 レトルトのカレーも缶詰のラーメンもそれぞれ封を切り、蓋を開け、温めました。
 これまでの人生、説明文を読まずに過ごしてきたのに、今さら従ってたまるか!!

 そして自分は勝負に勝ちました。
 カレーは美味しく頂きました。
 ラーメンは正直、喰えんことはないかな、ぐらいでした。蒟蒻を材料にした麺って、何のことはない、ただの糸蒟蒻でした。

 それにしても気になるのはレトルト食品は温める際、パッケージの封を切るかどうか、です。
 皆さんはこれまでどうしてきました?
 レトルト食品を温める際封を切ってはいけないというなら、その理由は何なんですかね?
 あと缶詰は温める際蓋を取るべきなのかどうか、、、これはさすがに取るべきですよね。そうですよね?間違ってませんよね?お前は間違っていないと言って下さい!!

 まぁ仮に間違っていたとしてもこれまでのやり方を変えるつもりはないですけどね。ものぐさで、神経質で、その上頑固なので。笑。
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また当たった♪

2010-09-27 21:43:28 | 日常
 先日の記事で今年はやたら試写会に当たりまくっている、と書きました。
 一月に『今度は愛妻家』、四月に『春との旅』、六月に『ヒックとドラゴン』、七月に『借りぐらしのアリエッティ』、そして九月に『悪人』と、九ヶ月間で五回も試写会に当たっているのですから、去年までの試写会連敗街道が嘘みたいな当たりっぷりです。

 ただ、『BECK』、『TSUNAMI』と続けて外れてしまったので(まぁ特別観たいって作品ではないからいいんだけど)さすがに連勝街道もストップしたか、と思いました。

 が。
 また当たっちゃいました。
 当たったのはゲキXシネの『蛮幽鬼』(なので正確には映画の試写会ではない)。
 これまで劇団☆新感線のゲキXシネは観たことがなく、それこそ試写会にでも当たらない限り観ることがなかったであろう作品なので、試写会様々です(ゲキXシネって観たことある人、います?っていうか、全国的に上映してるもんなんですかね?)。

 毎度のことながら試写会の連れはお袋で、お袋は「結構キャストが豪華やね」と言ってました。
 改めて見てみると、何とキャスト欄に堺雅人の名前が!!
 ふっふ~、いいでしょ、小夏さん♪
 と、名指しで自慢してみる。笑。

 その次の試写会は10/12の『桜田門外ノ変』です。
 果たして当たるのかどうか、、、まぁ観ても観なくてもどっちでもいい作品だけどね。
 というふうに気負わないことが試写会に当たる秘訣なのかもしれません。笑。 
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『十三人の刺客』、残虐だけど面白い!

2010-09-26 20:40:53 | 新作映画
 三池崇史監督、役所広司主演、『十三人の刺客』、9/25、ワーナー・マイカル・シネマズ・筑紫野にて鑑賞。2010年39本目。


 誰にでも相性が悪い映画監督がいると思いますが(いないって人、いる?って変な日本語だな。)、自分にとってそれが三池崇史だったりします。
 彼の作品を見たのは『DEAD OR ALIVE 犯罪者』が一番最初だったんですけど、これがもうまったく受け入れがたく、また続けて見た『極道戦国志 不動』がやはり受け入れがたかったので、以後見ていません。興味を惹かれる作品はあるんですけどね、『オーディション』とか。でも極度のビビリなので一人では見切ないんです。『オーディション』を一緒に見てもいいよ、という方、募集中です。

 というわけで、今回も最初はスルーするつもりでした。
 三池崇史は過去に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』という(変則的な)時代劇も監督しているので、似たようなものなのかなって思ったんです。
 それが鑑賞する気になったのは、テレビブロスの映画レビューで尋常じゃなく評価が高かったから。三人のレビュアーが全員★四つ、という高評価だった作品は過去に見たことない。
 自分はテレビブロスと映画秘宝のレビューにはそれなりに信を置いています。

 さて、本作の感想なのですが、、、面白かった!!鑑賞後にかなりのカタルシスを得られました。
 自分は三池監督のことを何となく、目的のためには手段を選ばない人ではなく、手段のために目的を選ばない人なのだと評していました。つまり、ストーリーを語るために描写があるのではなく、特定のシーンを表現するために(おざなりの)ストーリーがある、そんな創作スタンスなのかと思ってました(『極道戦国志 不動』の生首サッカーのシーンとか見たらそういう印象を受ける)。

 しかし本作では序盤の目を背けたくなるような残虐なシーンが、ただ単に残虐なだけでなく、きちんとストーリーに生かされてるんですよね。この脚本は上手いな、と感心しました(まぁ重箱の隅を突付けないわけではないけど。刺客たちは途中から武器を弓から刀に持ち替えるんだけど、最初から最後まで弓でひたすら射殺せばいいじゃん。そう思ったのは自分だけ?)。

 上手いのは脚本だけでなく、俳優陣の演技も素晴らしかったです。
 刺客を率いる島田新左衛門役の役所広司を始め、新左衛門と旧知の仲である明石藩側用人鬼頭半兵衛役の市村正親、中でも狂気の藩主松平斉韶を演じた稲垣吾郎の演技には目を瞠るものがありました。

 稲垣吾郎といえばかつてスマステーションの映画紹介コーナーの中で『ホステル』というスプラッター映画を指して、「こんな映画を観に行く人の気が知れない」「存在自体認めたくない」などと発言して、多くのホラー映画ファンから顰蹙、反感を買ったものですが(発言は正確な引用ではないです。『ホステル』に対する彼の発言を検索してもヒットしなかったので。ジャニーズによる圧力ですかね?)、ぶっちゃけ、『十三人の刺客』のスプラッター度ってそんなに『ホステル』と変わらないような気がするんですけど、そこら辺のことは彼はどう思ってるのか気になるところです。
 まぁプライヴェートではやっぱりスプラッター映画を毛嫌いしていて、仕事でこれだけの演技が出来るというのであれば、それはそれで大したものだと思いますが。

 そうそう先日の記事で書いていたように、この映画はお袋と一緒に観に行きました。
 もし先に自分がこの映画を観ていたら「絶対に観ちゃダメ!」と止めたと思いますし、観る前は「観ない方がいいんじゃないの?」とやんわり止めたりしたんですけど、実際鑑賞したところ全然平気だったみたいです。
 それどころか「(生首が飛ぶシーンは)もっと血飛沫が派手に飛ぶはずだよねぇ」などと冷静に分析してましたよ。
 残虐なシーンでは気分が悪くなるんじゃないだろうか、なんて心配してたんですけど、まったくの杞憂でした。
 この映画が平気ならホラー映画も平気なんじゃないの?と聞いたところ、お袋曰く、それとこれとは別、だそうです。
 むぅ、よーわからん。
 お袋と『オーディション』を一緒に観る日はまだ来そうにありません。笑。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』をDVDで見ました。

2010-09-23 22:38:52 | 旧作映画
 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』をDVDで見ました。

 自分はおそらくスティーグ・ラーソンのミレニアム三部作を最も低く評価する人間の一人です。
 いや、別に読むに値しないなんていってるのでなく、ただこの三部作に対してあまりに絶賛する声ばかりを耳にするので、そこまではないんじゃないかなぁという意味で。

 確かに面白いことは面白いんだけど、ヒロインのリスベットを襲う危機が何か作為的というか、無理矢理感が否めないんですよね。
 例えば『ミレニアム2  火と戯れる女』でリスベットは殺人事件の容疑者となるんですけど、その根拠が現場に彼女の指紋がついた拳銃が落ちていたから、なんです。
 自分は真犯人がどのようにして彼女に罪をなすりつけたのか、言い換えれば真犯人がどうやって彼女の指紋がついた拳銃を入手したのか、興味津々で読んでいきました。
 
 で、その真相が、偶然拳銃にリスベットの指紋がついて、偶然真犯人がその拳銃を入手して、偶然真犯人がその拳銃で凶行に至り、偶然真犯人が現場に拳銃を落としていった、というものなんです。
 すごいよ、この偶然の嵐。ありえんっちゅーの。

 そもそもリスベットというキャラクターは誰かの部屋に侵入したとしても、痕跡をまったく残さない、という設定なんです(彼女が意図的に残さない限りは)。
 そんな彼女がべたべたそこら中に指紋をつけたりしますかね?ましてや拳銃に素手で触ったりする?
 痕跡はまったく残さずとも、指紋に関しては頓着しなかった、というのであれば、そのキャラクター設定は破綻しているといわざるを得ません。

 他にもいろいろ感心しないことがあって、そんなわけで原作の三部作への評価が低いのです。
 なので原作の第一部を映画化した本作も劇場公開時には観に行きませんでした。
 今回鑑賞してみる気になったのは、三連休でこれといってやることがなかったのと、準新作であるにも関わらず一週間レンタルが八十円だったからです(ゲオはときどき信じられないぐらい激安のキャンペーンをするなぁ。おかげで近くのローカルなレンタルショップが潰れちゃったけど。)。

 で、鑑賞しての感想ですが、、、いや、悪くない。というか、異常殺人ものを取り扱った作品としては上出来の部類じゃないでしょうか。
 いくつか原作との改変点が見られて、それがことごとくよかったです。

 例えば、失踪したハリエットの残した暗号を解くのは原作では主人公ミカエルの娘なんですが(正確には暗号を解くためのヒントを与える役目)、映画ではリスベットが暗号解読に一役立ちます。
 また、ミカエルをはめた実業家の不正証拠を提供するのは原作では産業界の大立者ヘンリックであるのに対し、映画ではやはりリスベットがその役目を担います。
 どちらの改変もリスベットの重要性が増し、納得できるものです。

 それから原作のミカエルは初対面との人間ともまるで挨拶でもするようにセックスをする、セックス依存症のキャラクターだったのが(しかもそのことを正当化するために、長々と作者は彼のセックス観を説明していたが、正直読んでいて辟易した)、映画ではセックスをする相手がリスベットだけなので、このことにも好感が持てました。

 しかし、とりわけよいと思った原作からの改変点は、何といってもヒロインであるリスベットの外見(からのイメージ)でしょうか。
 原作では見方によってはローティーンにも見えるという設定だったのが、映画での彼女はとても十代には見えず(ぶっちゃけ見た目はドニー・イェン)、しかしそれがよかった。
 映画『悪人』でヒロインを演じた深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したことが記憶に新しいですが、自分にはあの映画での深津絵里の演技のどこがよかったのかさっぱりわかりませんでした。
 しかし、本作でヒロインのリスベットを演じたノオミ・ラバスの演技はすごいな、と思いましたよ。
 リスベットという複雑怪奇で魅力的なキャラクターを見事に演じていましたよ。まぁ原作とはイメージが異なりますが。
 彼女の演技を見るためだけでも本作は一見の価値があるといってよいと思います。
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一応やめといたら?とは言ったんだけど。

2010-09-21 21:56:09 | 新作映画
 今年は何だかよくわかりませんが、秋から冬にかけてやたら時代劇映画が公開されますね。

 『十三人の刺客』(9/25公開)から始まって、『大奥』(10/1公開)、『桜田門外ノ変』(10/16公開)、『雷桜』(10/22公開)、『武士の家計簿』(12/4公開)ときて、締めが『最後の忠臣蔵』(12/18公開)。そんなに日本人って時代劇が好きだったっけ?といいたくなるぐらいです。

 で、典型的な日本人であるうちのお袋が『大奥』を観たい、って言うんですよ。
 何となくテレビ版の『大奥』と勘違いしているフシが無きにしも非ずだったんですが、まぁいいんじゃないの、とテキトーに答えておきました。

 さらに『雷桜』も観てみたいとお袋。
 いいんじゃないの、とやっぱりテキトーに答える自分。

 さらにさらに『十三人の刺客』も観ようと思ってるとお袋。
 いいんじゃない、、、えぇ~~~?マジっすか???

 自分はたまにですがお袋と一緒に映画を観に行っています。そのことに抵抗はありません。
 といっても別にたくさんの(一緒に映画を観に行く)候補の中からあえてお袋を選んでいるというわけでなく、一緒に映画を観に行く相手がお袋しかいないというのが現状なんですけどね。

 ただ、何を観るかについては慎重に吟味しています。
 ホラー映画を一緒に観るってことはありえないですし(お袋が大の苦手)、過激なベッドシーンがある映画を観ることもありません(これは自分が親と一緒に観ることに抵抗があるから。『悪人』のベッドシーンですら落ち着かなかった。)。

 作品のジャンルとは関係なく、レイトショーにお袋がついてくることもないし、映画のハシゴをするときもそれは同じです。
 あと、うちのお袋は映画を観るために遠出をするのも面倒臭がりますね。うちから一番近いシネコンはTジョイ久留米(車で二十分ぐらい)で、二番目がワーナー・マイカル・シネマズ・筑紫野(車で三十分弱ぐらい)なんですけど、ワーナー・マイカル・シネマズ・筑紫野に観に行くのも嫌がります(シートの座り心地もあるようだけど)。

 そんなわけで、お袋と一緒に映画を観ることに抵抗はないといっても、実際今年になって試写会以外でお袋と一緒に観た映画は『トイ・ストーリー3』ぐらいです(ペア鑑賞の試写会はお袋と観ることになりますね。自分には誘う相手がいないので。)。
 
 そこにきて『十三人の刺客』ですよ。
 自分は観に行くつもりだったけど、間違ってもお袋を誘うつもりはありませんでした。
 あれは女子供が観に行く映画ではないですからね(出た、差別発言)。
 一応アクションシーンが過激みたいたからやめといたら?とは言ったんですが、北野武の『座頭市』も観に行ったことがあるから平気だってお袋は言うんですよ。
 あのさ、『座頭市』は武が一般層の観客の取り込みも狙った娯楽作だけど、『十三人の刺客』は監督があの三池崇史だよ、スプラッター的描写もあるって話だよ、絶対観ない方がいいって!!

 とは思ったけど、三池監督の映画を観てお袋がどんな反応を示すのかにも興味があったので、あまり深くは説明せず、お袋と『十三人の刺客』を観に行くことにしました。
 いやぁ、今度の土曜日が楽しみだ!!(←悪趣味)
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『ソフトボーイ』、ベタなコメディと思わせて・・・。

2010-09-20 22:47:15 | 新作映画
 豊島圭介監督、永山絢斗主演、『ソフトボーイ』、9/18、古湯映画祭にて鑑賞。2010年38本目。


 例えば『ロボコン』や『スウィング・ガールズ』、『シムソンズ』など、マイナーな趣味やスポーツで主人公の女の子が様々な困難を乗り越え、仲間たちとときにぶつかり、ときに手を取り合いながら、一生懸命に頑張る姿を描く、いわゆるガールズ・ムービーが好物だったりします(中には不出来な作品もあるけどね)。
 やっぱり女の子が必死になって頑張ってる姿には弱いのです。 
 そういうのを見ると「よし、自分も頑張ろう!!」と思えます。

 しかしこれが内容的にはさほど変わらずとも、主人公が男だと食指が動かないんだな。例えば『ウォーター・ボーイズ』とか『シコふんじゃった。』とかね。
 我ながら悲しいまでに本能に忠実というか何というか。笑。

 なので、佐賀県を舞台にした『ソフトボーイ』も佐賀県民としては一応気にはなりつつも、本上映の際はついつい観逃してしまいました。地元を舞台にした映画ぐらい、一応映画が趣味なんだから観に行ってやれよ!と思わないでもないです。関係者の皆様、ゴメンなさい。

 そんな非国民ならぬ非県民である自分のためではないでしょうけれど、上手い具合に古湯映画祭で上映されていたので『ソフトボーイ』、観てきました。

 県内に男子ソフトボール部がないのをいいことに、男子ソフトボール部創部=全国大会出場→女の子にモテモテという素晴らしい図式を描いたお調子者のノグチと彼に振り回される親友のオニヅカ(こっちが主人公)の青春コメディです。
 もうね、めっちゃベタなんですよ。
 例えば、九人目の選手がどうしても見つからない、もうダメだ、って皆が落ち込んでるときに(主人公の高校には全学年で三十人しか男子がいないという設定)、ノグチが「明日になったら奇跡が起きるかもしれないだろ!」って無責任にいってのけると、それに対し他の部員が「ないない」って突っ込んで、翌日にはアメリカから転校生がやってきて「マジかよ!」と全員で驚く、といった感じです。
 はっきりいって吉本新喜劇並みのベタさ加減といってもいいかもしれません。
 とはいっても、コメディにおいて展開がベタであることは必ずしも欠点とはいえないので、これはこれでいいんですけどね。

 などと思いながら観ていたら、最後の最後に「えっ!」と驚くようなオチが用意されていて、正直これにはやられました。あのオチは直前までわかんなかったなぁ。

 ツッコミどころはそれなりにあるんですが、まぁコメディなので大概はスルーしてもいいとして、あえて一つだけ突っ込ませてもらうと、ソフトボールって十人制じゃなかったっけ?(wikiにはそうあるけど)
 作中やたら九人九人って強調されるんですけど、鑑賞中そのことが気になって仕方がありませんでした。
 まぁ佐賀県のソフトボールは九人制なんだ!!って言われたらそれまでですけどね。笑。

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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『ディフェンドー 闇の仕事人』、六歳児の心を持つスーパーヒーロー。

2010-09-19 23:15:58 | 旧作映画
 ピーター・ステッビングス監督、ウディ・ハレルソン主演、『ディフェンドー 闇の仕事人』、DVDにて鑑賞。


 スーパーヒーローというものは得てして精神面が弱いものです。
 そりゃまぁそうでしょう、文字通り超人的な肉体を持つ彼らが精神面でも完璧であったら、それこそ完璧すぎてお話を面白くしようがありませんから。
 スーパーヒーローものとは、スーパーヒーローが精神的なトラウマを克服するお話である、といっても強ち間違ってないと思います。
 つまり、スーパーヒーローが精神的に弱いのは、それが彼らの宿命であるから、といってもよいのではないでしょうか。

 しかし、精神的に弱いのが常のスーパーヒーローであってもウディ・ハレルソン扮するディフェンドーほど精神的に弱いヒーローはいないでしょう。
 いや、精神的に弱いという言い方は正しくないかな、ディフェンドーの場合、オツムが弱いというべきでしょうね。何しろ彼は六歳児の知能しか持たない、知的障害者という設定なので。

 スーパーヒーローは元来様々な特殊能力を有するものと相場が決まっています。
 自在に空が飛べたり、掌から糸を飛ばしたり、銃弾を跳ね返したり、etc。
 中には『バットマン』や『アイアンマン』のように特殊能力を有さないスーパーヒーローもいたりはしますが、彼らには代わりに圧倒的な財力と科学力があるので何も問題はありません。

 スーパーヒーローの本場アメリカではそうした超人たちの活躍に飽きたのか、『キック・アス』や『スコット・ピルグラムVSザ・ワールド』、さらに『スーパー』など、ご近所ヒーローものが次々に公開されていますが、それでもディフェンドーほど何も持たないヒーローはいないはずです。
 何しろ彼には六歳児の知能しかないので(見かけはオッサンだけど)、やることといえばビー球をぶつけたり、パチンコ玉を飛ばしたりと、小学生の悪戯の域を出ないんです。
 それでも彼にはスーパーヒーローになりたいという願望だけは人一倍あるので、何度悪人にボコボコにやられてもそのたびに立ち向かっていくんです。そしてまたボコボコにされる。泣。

 でも彼のその必死な姿を見て、街の人々が少しずつ正義に目覚めていくんですよ。
 そしてディフェンドーがたまたま助け(てやっぱりボコボコにされ)た、ヤク中であとは野垂れ死ぬだけだった売春婦も彼に生まれ変わることを誓うんです。

 もうね、見ていて本当にハラハラドキドキですよ。
 例えば『アイアンマン2』なんか観ていても、どんな危機に陥ったとしてもどーせ最後はアイアンマンが勝っちゃうんだろうな、って思えるんですけど、ディフェンドーの場合そんな予定調和がどこにもないんです。
 最後の戦いに赴く彼の勇姿には不覚にも目頭が熱くなってしまいました。
 先日『悪人』を観たときはぶっちゃけピクリとも心の水面は揺れなかったんですけど、『ディフェンドー』はめちゃめちゃ感動しました。

 惜しむらくはDVDが字幕オンリーだったってことですかね。自分は普段DVDは字幕をオンにしての吹き替えで鑑賞しているので。
 まぁそれは瑣末といってよいですけどね。

 『ディフェンドー 闇の仕事人』(←この副題は余計、、、っていうか正しくない)、六歳児の心を持つスーパーヒーローに、あなたも心の水面を揺り動かされてみませんか?
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古湯映画祭に行ってきました。

2010-09-18 23:58:08 | 日常
 土曜日は古湯映画祭に行ってきました。

 実はここだけの話、自分は佐賀県人です。ふだんは福岡県人を自称してますけどね。
 なぜ自分が佐賀県人であることを隠しているかというと佐賀県人であることがバレるとネットでは迫害されるからです。
「やーい、やーい、佐賀県人!県内にあるパソコンを全部合わせても100台に満たないネット後進県め!目障りだから消え失せろ!!」
 まったくひどいもんですよ。佐賀県にあるパソコンを全部合わせたら1000台はあります。

 嘘です。
 今書いてあることを少しでも鵜呑みにした方は駅前のキャッチセールスには気をつけた方がいいと思います。笑。
 ただ、ふだん福岡県人を自称しているというのは本当で、それは佐賀県の鳥栖がどこにあるか知らない人に佐賀県の鳥栖がどこなのか説明するのが面倒臭いからです。福岡県の久留米といったら一言で済みますから。

 そんな佐賀県の鳥栖に住む自分なんですが、同じ佐賀県の富士町で行われる古湯映画祭にはこれまで一度も行ったことがありませんでした(車で一時間半ぐらいの距離)。
 その存在ぐらいは耳にして知っていたのですが、なぜだかこれまで行ったことがなかったのです。
 なぜ行ったことがなかったのか、我ながらよくわからないのですが(古湯温泉自体には何度か行ったことがあるのに)、ともかく今年は暇だったので(たぶん毎年暇ではあるんだけど)行ってみることにしました。

 古湯映画祭には行ったことがなかった、と書きましたが、それ以前に自分は映画祭自体行ったことがありませんでした。
 これもまぁ不思議な話で、一応映画鑑賞が趣味で、映画祭そのものは全国津々浦々いつもどこかでやってるですけどね。

 なので、温泉街で開かれる映画祭と聞いて、もしかして、温泉で映画の上映がされたりして、、、などと密かに想像していましたが、そんなわけもなく、上映は「フォレスタふじ」という生涯学習センターで行われました。
 観たのはやはり佐賀県を舞台にした『ソフトボーイ』(レビューは後日)。
 休憩を挟んで同作品の監督や出演者によるシンポジウムがありました。シンポジウムっていうと何だかお堅い感じですが、要は談笑会ですね。撮影の裏話などが聞けました。

 さらに休憩を挟んで日韓ムービーアワード2009グランプリ作品である『えい、あの出来損ないめ!』が無料上映されたので鑑賞しました。昼間っから酒(マッコリ)をかっくらっているボンクラ親父四人組の話なんですけど、ぶっちゃけどこが面白いのかさっぱりわかりませんでした。

 ここで体力が尽きました。
 本当だったらこのあと『ヤッターマン』が無料上映されたので、それを観てから温泉に入り、そのまま古湯温泉に泊まろうか、なんて思ってたのですが、予定よりも早く体力が尽きたので、逆に家に帰ることにしました。

 古湯映画祭、思っていたよりもよかったですよ。
 ただ、遊び心が足りないかなって思いました。
 それこそお祭りなんだから、露店とかがもっと軒を連ねててもいいと思ったし、シンポジウム自体が撮影禁止なのはわからないでもないけど、シンポジウム終了後に出演者のサイン会、撮影会ぐらいのサービスはあってもいいんじゃないかなぁ。あと、どうせならそれこそ温泉に浸かりながら映画が観れたらオツなんですけどね(機材の関係で無理だとは思うけど)。
 ともかく来年もまた行こうと思いました。

 映画祭は明後日二十日までありますが、たぶん今日が一番の盛り上がりを見せるのではないでしょうか。
 何といっても『悪人』の李相日監督と出演者の満島ひかりがやってくるので。
 ただ、満島ひかり目当てで今日になってのこのこ出掛けても事前にパーティ券を購入していないと門前払いになるかもしれないので要注意です。
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『悪人』、う~~~ん、さっぱりわからん。。。

2010-09-17 23:50:47 | 新作映画
 吉田修一原作、李相日監督、妻夫木聡主演、『悪人』、9/7、Tジョイ久留米での試写会にて鑑賞。2010年37本目。


 今年は何だか試写会づいています。
 この九ヶ月で五本、二ヶ月に一本以上のペースで当選しているのですから、かなりのハイペースと言ってよいでしょう(東京なんかと違って、こちらはそもそも試写会の開催数が少ないですからね)。
 去年までの、応募すれど応募すれど落ちまくっていた連敗街道が嘘みたいです。
 さらに試写会で観た作品が(現時点での)今年観た映画のナンバーワンである『ヒックとドラゴン』だったりするのですから、試写会様々です。
 まぁ『TSUNAMI』の試写会はどうやら落ちてしまったようだけど、この作品が『ヒックとドラゴン』より上ってことはちょっと考えられないのでよしとしましょう。
 さて、話題作である『悪人』も試写会に当たったのでヨッシャ!とばかりに観に行ってきましたよ。

 実は、、、って勿体ぶるほどのことではないのですが、うちは朝日新聞を購読しているので、原作の『悪人』の連載が始まったときは興味津々で読んでました。
 何しろ「三瀬」だの「基山」だのめっちゃ馴染みのある地名が作中バンバン出てきますからね。興味が湧かないわけがない。
 しかし、、、それも長続きしませんでした。ぶっちゃけ言って面白くなかったからです(朝日新聞の連載小説が面白いと思えないのは昔からで、それは今もです。直木賞を受賞した宮部みゆきの『理由』ですら途中で読まなくなったので。今連載されている『獅子頭』も何が面白いのかさっぱりわからない。)。

 ところが途中で読むのをやめた小説が、いざ単行本化されると、著者の最高傑作との呼び声すら高く、評判が評判を呼んでベストセラー、さらにこのたびの映画化ですよ。
 別に自分の批評眼が絶対だとは思っていませんが、いや、どちらかというと世間一般とはズレている自覚すらありますが、そのズレがこうも大きいと何だか落ち込んでしまいます。
 
 なので今回の試写会は新聞連載時にはわからなかった『悪人』の面白さを理解し、自分のズレを修正するいい機会だと思ったのですが、、、映画を鑑賞しても『悪人』という作品のよさがさっぱりわかりませんでした。

 そもそも事件の発端からして理解不能でした。
 三瀬の山中で増尾に車から蹴り出された佳乃が、彼女を助けようとする祐一に向かって悪口雑言を吐くんですよ。「アンタにレイプされたって訴えてやる」とか何とか。観てるこっちは「はぁ?」ですよ。祐一をボロクソに罵る佳乃の心理がまったくわからない。
 自分の無様な姿を見られたくなかったのか、それともパニックに陥っていたのか、もしくは増尾に車から蹴りだされた際、ガードレールに頭をぶつけて頭がおかしくなっていたっていう可能性もありますが、それでも山の中に置き去りにされて、下手すりゃ命の危険すらある状況であれば、そこに誰かが現れてくれたなら、それが例えダサい土木作業員であっても、自分をストーカーしていた男であっても、その人は天の使いか、白馬の王子じゃないですかね。
 それを悪し様に罵るか?
 う~~~ん、さっぱりわからん。。。

 事件の発端がまったく理解出来なかったので、そこから先どんな悲劇が起こっても、はー、そうなんだ、へー、こりゃまったく大変だね、ぐらいにしか思えませんでした。
 少なくともこの作品が現代社会の闇を照らすとか、本当の悪人とは何か?を定義するとか言われてもまったく同意出来ません。
 現代社会の抱える闇がこんな単純なものだとは思えなかったし、第一この作品を観て、祐一のことを悪人だと思う人がいるんですかね?

 ついでにいっておくと、本作のヒロインを演じた深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したんですけど、自分には彼女の演技はごくごくフツーのレベルにしか映りませんでした。もちろん下手とかいうわけでは全然ないのだけど、役者なら演じられて当然のレベルに思えました。

 そんなわけで本作への自分の評価は著しく低いんですが、それでも上述の通り深津絵里はモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞し、作品の興行成績もかなりいいようです。
 やっぱり自分と世間一般の評価、及び認識のズレは如何ともしがたいものがあるようです。

 お気に入り度は★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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三連休の予定。。。

2010-09-16 22:46:47 | 日常
 今週の土曜日から三連休ですね♪
 皆さんはどちらかに出掛けられますか?
 自分はですねー、どーしよっかな~、言っちゃおうかな~、実はですね~、三連休の予定、ま~~~ったくなし♪(前にも書いた気がする・・・。ま、気にすんな!)

 単に時間を潰すだけならツタヤから『CSI:マイアミ』の続きを借りてきて、さらにスーファミで『風来のシレン』をひたすらやり続ければ、三日間なんてあっという間なんですけど、三日の間やることがDVD鑑賞とゲームだけだと、お前は『ゾンビランド』の主人公コロンバスか!!と自分で自分に突っ込みを入れたくなるし、第一精神衛生上よくないので、何か予定を入れたい。入れちゃいたい。入れさせて頂きたい。ここは何卒(←「なにそつ」じゃなくて「なにとぞ」ね。ハイ、ここテストに出るから。)。

 で、上手い具合に十八日の土曜日に、『午前十時の映画祭』という企画で、マイフェイバリットムービーである『ショーシャンクの空に』のリバイバル上映があるんですよ。
 これはいい。
 これは是非とも観に行かねば(ビデオで何度も見てるし、DVDも持ってるけど、スクリーンで観たことはなかったので)。

 それでですね、どーせなら誰かと一緒に観たいなと思って、ミクシィの『ショーシャンクの空に』コミュで「一緒に観に行きませんか?そして鑑賞後、『ショーシャンクの空に』について語り合いましょう!」という内容のイベントトピックを今月の頭ぐらいに立てたんですよ。
 そしたら何と、上映二日前の十六日現在、一緒に観てくれるって人、ゼロ。零。O。ふっふっふ、騙されましたね、最後のは「ゼロ」じゃなくて「オー」ですよ、、、って騙してどーする。
 
 ともかく、一緒に観に行ってもいいよ~って言ってくれる人は現れませんでした。
 本当にそのコミュにはその日、『ショーシャンクの空に』を観に行く人はいないのか、それとも自分のトピックの立て方に問題があっ(て警戒され)たのか、どちらかはわかりませんが、いずれにせよ、めっちゃ凹みました(凹みやすい年頃なので)。
 何だか『ショーシャンクの空に』のリバイバル上映も観に行く気が失せちゃいました。

 もう三日間ひたすらゲーム三昧でもいっかな~(そんでもって世界がゾンビによって滅ぼされてしまえ)って思ってたんですけど、お袋から「こんなのがあるみたいよ~」と教えてもらったのがコレ、『古湯映画祭』!!
 話には聞いたことあったんですけど、そっか、今の時期にあってるんだ、、、知らんかった。
 
 というわけで、三連休は『古湯映画祭』に行ってこようと思います。
 世界がゾンビに滅ぼされなければね!!
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