この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

サンマの蒲焼。

2008-10-31 23:45:09 | 戯言
 しばらく前のことですが、すき屋の牛丼と豚丼の違いがわからない、と記事で書いたら、あなたは牛肉と豚肉の違いもわからないんですか?というような主旨のコメントが寄せられたことがありました。
 自分は何も今食べた丼ものが果たして牛丼だったのか、豚丼だったのかがわからない、というようなことをいったつもりはないのです。それはわかりますよ。見た目が違うのだし、第一自分が注文したのだし。
 自分が言いたかったのはすき屋では現在牛丼と豚丼に五十円の差額があるのだけれど、その差額がつくほど味(わかりやすくいえば満足度)に違いがあるのだろうか?ということです。

 似たようなことをつい先日、サンマの蒲焼を食べたときにも思いました。
 たまにスーパーマーケットで売っている中国産のウナギの蒲焼を指してまるでサンマの蒲焼のようだ、と貶す人がいて、言わんとすることはわかるのですが、でも敢えて反論させてもらうとサンマの蒲焼は粗悪な例えに用いられるほど不味くはないと思います。むしろ美味しい。
 そりゃサンマの蒲焼を缶詰のままドンと食卓に並べられたら見た目は貧乏臭いけれど、それは調理の仕方でどうとでもなることであって、味とは関係のないことではないか、、、というようなことをサンマの蒲焼入り卵焼きを作っているとき、思いました。

 そのサンマの蒲焼の缶詰は一缶百円でドラックストアで買いました。今スーパーマーケットで中国産のウナギの蒲焼はいくらぐらいで売ってるんでしょう、仮に一パック八百円だとして、八倍の値がつくほど美味しさに差はないと思うのです。

 結局物の値段というのは満足度よりも希少性(市場での流通量、入手のしやすさ)で決まってしまうものなのでしょうね(まぁ経済学的には常識なのだろうけれど)。
 それがそのまますき屋での牛丼と豚丼の値段の差にも当てはまるのかもしれません。

 でもまぁ時代が時代ですし、我々はもっと賢い消費者になってもよいと思います。
 賢い消費者とはすなわち本質を見抜く消費者であり、本質とは食べ物でいえば味であり、栄養であり、満足度だと思うのです。少なくとも希少性ではない。

 というような偉そうなことを、『モダン・タイムズ』(伊坂幸太郎著)を購入する際、通常版より¥1000も高い特別版を選んだ自分に言う資格があるのかどうか、甚だ疑問ではありますが。汗。
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突撃!!我が家の晩御飯。

2008-10-30 23:56:04 | 日常
 昨日の夕食は失敗でした。
 外食をするか、それともおかずを買って帰って家で食事をするか、散々迷った挙げ句、フリーペーパーにうちの近所にシャレた洋食屋が出来たと紹介されてたので、そこに行ってみようと思ったのですが、場所の確認がテキトーだったのでたどり着けず、お腹がすいて仕方なかったので結局妥協してたまたま目についたうどん屋で夕食を取ることにしました。
 そのうどん屋、看板には創作麺とか書いてあったんですけど、お薦めメニューがごぼう天の入った肉うどん。
 あー、すいません、肉うどんにごぼう天を入れることがそんなにオリジナルティを誇れることなんですかね?創作麺とか謳うのであれば、自分がいきつけの、久留米にある創作麺料理屋を見習って欲しいものです。そこは『トマトスープうどん』(超美味)とか『キムチうどん』とか聞いたこともないような料理がメニューにあります。

 いきつけの創作麺料理屋のことはさておき、昨日の失敗を反省の材料にして、今日は家で料理にチャレンジしてみることにしました(さらりと今朝の朝食のことを流していますが、朝食はレトルトの中華丼で済ませました。それでも時間的に一杯一杯でした。すみません。って誰に謝ってるんだ。)。
 といっても実はやっぱり迷ったんですけどね、家で食べるか、外で食べるか。ずーっと仕事中にもそのことばかり考えて(仕事しろよ)、結局家で食べることにした、その決め手となったのは炊飯器の中にたんまりとあるご飯でした。とりあえずご飯を炊いておけば息子が餓死することはないだろうという母の愛ですな。でも炊きすぎだよ、ママン。
 
 おかずを何にするか、それもまた考えました。久留米の弁当屋でヒレカツを買って帰るか、小郡のタコ焼き屋でタコ焼きを買って帰るか、もしくは自分で何か作るか。よほどタコ焼きを買って帰って、それをおかずに飯を食べようと思ったのですが(ほんとに思いましたよ)、最終的に自分で作ることにしたのは、ブログ仲間の雫石鉄也さんが朝食用のメニューをいくつか教えてくれたからです。それを朝食で実践するだけの技術は自分にはないですが、夕食ならば何とかなるかと思って、教えてもらったメニューを参考に自分なりに料理をしてみることにしました。
 ここで重要なのは「参考に」ってところですね。たまの料理だというのにオリジナルに挑戦してみたくなるのが素人料理人の悪い癖。笑。
 作ったのは缶詰のサンマの蒲焼を卵焼きで包んだもの。イメージでは鰻巻?ですかね。
 自画自賛になりますが、蒲焼のタレがそのまま卵焼きの甘味になって、想像していたよりずっと美味しく出来ました。
 やるじゃん、自分!!って思いました。
 といっても作ったのはそれだけなんですけどね。笑。

 さーて、明日の朝は頑張ってカップラーメン、作るゾ♪(おぃ)
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しばらく一人暮らし。

2008-10-29 23:24:07 | 日常
 兄貴の嫁さんのお父さんが亡くなりました。
 義理の姉の父のことを何て呼べばいいのでしょう?義父?これは確実に違うか。
 ともかく、葬式やら何やらの手伝いでお袋が駆り出されることになり(一番の仕事は姪っ子のなるみと甥っ子のたけひろの相手だな。笑。)、その間、ほんの二、三日ですが一人で過ごすことになりました。
 待て待て、そういうお前は葬式に行かなくていいのか、と突っ込まれそうなんですが、それは自分も疑問に思うんですよ。
 あれ?自分は行かんでいいと?って。
 そしたら、よくわかんないんですが、行かなくていいみたいです。
 親戚であることには間違いないんですが、義理の姉の父、微妙な関係ですね。
 平日に葬式に行くとしたら仕事も休まなくちゃいけないですからね。休めないこともないけどさ(どっちだ)。
 まぁ今度の週末にでも線香を上げにいこうかな、と思ってます。不義理はしたくないですし。

 そんなわけで、今日から三日間ほどは一人なんです。まぁ別に一人で夜中にトイレに行けないという年齢でもないので、構わないといえば構わないんですが、唯一困るのが食事。特に朝食。
 一応断っておくと、家事全般、まったく何も手伝わないってわけではないのです。ただ、こと食事に関しては上げ膳据え膳で食べさせてもらってます。
 お袋は専業主婦だというのもあるし、自分が料理をまったく嗜まないというのもあります。ともかく自分は料理をしない人なのです。

 そんな自分でも明日から数日は自分で自分に飯を食べさせないといけないわけです。昼はテキトーにデリバリーの弁当を頼んで、夜は外食で済ませるつもりですが、朝がねー、面倒臭い。
 コンビニででもサンドイッチを買ってきて食えばいいことだろうが、という人もいるかもしれませんが、まさにその通りなんですが、普段しっかりと朝から食べさせてもらっているので、サンドイッチじゃ物足りないんですよね。ご飯をしっかり食べたい。でも面倒臭い。でも食べたい。でも面倒。食べたい。面倒。
 うわぁ、自分で書いてて手に負えない奴!!って思いましたよ。
 仕方ない、一念発起して頑張って早起きして飯を作るか!!





 でも面倒なんだよな。。。
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最近のお買い物。

2008-10-28 23:20:01 | 日常
 地元のツタヤで予約していた伊坂幸太郎の『モダンタイムズ』と辻村深月の『ロードムービー』をゲットしました。
 
 それとは別に先日エッシャー展を観に行った帰り、天神のジュンク堂に寄って本を買い漁ってきました。
 やっぱりジュンク堂は在庫がツタヤとは桁違いで、天神まで出かけた際は久留米では手に入らないであろう本をついつい買ってしまうのです。

 収穫は次の四冊。
 ジョー・ヒル著『20世紀の幽霊たち』
 トム・ロブ・スミス著『チャイルド44』(上下巻)
 町山智浩著『アメリカ人の半分はニューヨークを知らない』

 基本的に図書館に置いてない本を選びました。単純に読みたいというだけなら、ジェフリー・ディーヴァーの新作『スリーピング・ドール』の方が『20世紀の幽霊たち』より上なのですが、『スリーピング・ドール』は図書館で借りれますからね。
 新聞の書評でやたら高い評価を受けていたのが『20世紀の幽霊たち』。タイトルに「幽霊たち」とあることからわかるように幻想小説です。ちょっと気になったので買ってみました。面白いといいけど、どうだろ?
 ちなみに著者のジョー・ヒルの父親はアメリカの著名な作家です。さて、わかるかな?(ヒント:ホラー小説の帝王といえば・・・
 一部の書評サイトでやたら熱烈に支持されていたのが『チャイルド44』。スターリン体制下のソ連を舞台に、連続殺人鬼を追う捜査官のお話です。さわりだけちょっと読んでみたんですけど、スゲーです。猫好きは読んじゃいけません。笑。
 町山信者だったので購入した『アメリカ人~』。現代アメリカを文化、経済、宗教、政治、さまざまな側面から切り取ったコラム集です。信者でなくとも買いだと思いますよ。
 この他本当はジェフリー・アーチャーの新作『プリズン・ストーリーズ』も買おうかと思ったんだけど、さすがにこれ以上積読を増やすのもなぁと思い、断念。アマゾンの評価も低いしね。

 今挙げたのはすべて小説(一冊コラム集)なんだけれど、最近はなぜだか漫画もよく買っています。コンプリート作家の小説が集中して発売される傾向にある、と前に述べましたが、漫画にも似たようなことがいえるのかもしれません。
 最近買った漫画は次の三冊。
 まず若木民喜著『神のみぞ知るセカイ』の二巻。現在週刊漫画誌で連載されている漫画の中で一番好き。二巻のヒロインである栞ちゃんはストライクゾーンど真ん中でした。自分の好みの女の子のタイプが知りたいという方はこの漫画を読んでみてください(どーゆー薦め方だ。。。)。
 同じ日に買ったのが宮下裕樹著『正義警官モンジュ』の六巻。この漫画、シリアスとギャグのバランスが絶妙なのだけれど、この巻ではお話が若干シリアスに偏よりすぎかな・・・?
 本日購入したのが『ガンスリンガー・ガール』の十巻。トリエラの「この人と一緒に、必死に生きて、そして死のう」という台詞には泣けました。イタリアガイドがついた初版本を入手できてよかった。
 
 漫画はともかく、小説はいつになったら読み終わるやら?とりあえず『モダンタイムズ』から読んでいて、面白いことは面白いんですが、重いです。いや、内容ではなく、文字通りの意味で。おかげで手首が疲れてます・・・。
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和田アキ子と木村拓哉。

2008-10-27 22:51:57 | 戯言
 最近ウチのお袋が懇意にしているメガネ屋からいろいろ胡散臭い情報を仕入れてきて困ってます。
 いわく、「芸能界の○○は実は在日韓国人である」とか、「テレビ局は某宗教に乗っ取られている」とか、「ユダヤ人が世界を牛耳ろうとしている」とか、そういうことですが。
 むぅ、、、我が母親ながら洗脳されやすいというか・・・。
 まず、出自と宗教を同じ括りで捉えてるところが間違っていますよね。出自は本人が選べるものでないのに比べ、宗教は基本的に自ら入信するものですから。

 自分は和田アキ子が嫌いです。
 和田アキ子が嫌いなのには自分なりの理由があります。
 何年か前、余命を計測する健康バラエティ番組があって、その中で和田アキ子が検査の結果、余命三年って診断されたんですよね。すると彼女は「三年で死んじゃうなんて嫌だぁ!!」みたいな感じでポロポロと涙を流したんですよ。
 大の大人がみっともない、とは思いましたが、だからといって別に嫌いにはなりませんでした。
 しばらくしてから別のバラエティ番組で彼女がプカプカと美味そうに煙草を吸っていました。で、取り巻き連中の一人(出川?)が「アッコさぁん、健康に悪いから煙草はよしましょうよ~」みたいなことをいったら、和田アキ子は「お前、うるさいんだよ」といった感じでそいつの顔に煙草の煙を吹きかけたんです(このエピソードの細部は正確ではありません。別にビデオに撮って繰り返し見た、というわけではないので。)。
 これにはカッチーンときましたね。お前はほんの数ヶ月前「死にたくない~」って泣き喚いただろうが。そのお前がなんで美味そうに煙草を吸うんだよ?そして煙を人の顔に吹きかける?
 それ以来自分は和田アキ子のことが嫌いになりました。
 彼女は在日韓国人なのですが(本人がそれを公表しています)、自分にとってそれはどーでもいいことです。はっきりいって瑣末ですよ。
 少なくとも彼女の性格の悪さに比べれば。

 在日韓国人ではないか、という噂のある芸能人の一人に木村拓哉(とその嫁の工藤静香)がいます。
 自分の木村拓哉への評価は顔だけが取り柄の、ろくに演技の出来ない二流芸能人といったところです。ついでにいっておくと工藤静香に絵の才能はまったくないと思っています。彼女が芸能人でなければ見向きもされないでしょう。
 しかしそれらの評価は彼らが在日韓国人かどうかということとまったく無関係です。仮に彼らが在日韓国人だと判明したとしてもそのことによって評価がさらに下がる、ということはありません。
 一応断っておくと木村拓哉と工藤静香が在日韓国人であることを示す根拠で噂の域を出るものは今のところ見つかっていません。少なくとも一介のメガネ屋では見つけられるものではないでしょう。

 自分がそういったことにこだわらないのは、それが人間の本質ではないと思っているからです。どこの国に生まれたか、親の国籍がどこかなんてことは性別や血液型同様当人の選べることではありません。そんなことで一々差別するのは馬鹿馬鹿しいし、面倒臭いことですよ。

 今述べたことを、つまり出自に関する自分の考えをそのまま宗教に当て嵌めることは出来ません。
 なぜなら宗教は自らの意思で選ぶものだからですが、、、それに関しては長くなるのでいつかまた別の機会にでも。
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トーキョーゲーム。

2008-10-26 18:04:14 | 漫画・アニメ
 突然ですが問題です。
 理論上、麻雀の出上がりの最高得点は何点でしょう?

 先日の記事で「『コマンダーゼロ』が見つからない!うわぁあああん!!」と泣き喚いた自分ですが、よーやく見つかりました。押入れの奥の奥にあるダンボール箱の中にありました。よかった♪
 それと一緒に昔読んでいた懐かしい漫画が何冊か発掘されました(本当に発掘といった感じでした。笑。)。
 そのうちの一冊が現在週刊少年チャンピオンで好評連載中の『ギャンブル・フィッシュ』で原作を担当している青山広美が描いた『トーキョーゲーム』という麻雀漫画です。

 さて、冒頭の問題ですが、麻雀をルールを知っている方であればごく常識的にこう答えたのではないでしょうか。
 親の字一色・四槓子・大四喜・四暗刻単騎の出上がりで48000×4、192000点だと(大四喜及び四暗刻単騎をW役満とするならば288000点)。
 192000点、、、凄まじい点数ですね(実際にそんな役を上がった人間がいるとは思えませんが)。
 しかし、この答えはハズレです。
 では麻雀の出上がりの最高得点は何点なのかというと、その答えが『トーキョーゲーム』にあるのです。

 では何点なのかというと、、、その前に『トーキョーゲーム』がどんな漫画なのか紹介します(引っ張るなぁ)。

 後に「アンゴルモア・クラッシュ」と命名された超大型の直下地震によってすべての文明が崩壊した近未来の東京。そこでは「ハレルヤ」と呼ばれる不老不死薬が絶対的な価値を有していた。そして人々はそのハレルヤを巡って血と殺戮のギャンブル、通称「トーキョーゲーム」(要は麻雀)を繰り広げていた。ゴルゴダ・タワー(旧都庁)に君臨する支配者「椅子の男」を倒すべく、今、謎の男「アオイホシ」が「トーキョーゲーム」に挑む!

 まぁ文明が崩壊した世界で繰り広げられるサバイバル劇はそれこそ枚挙に暇がないぐらいありますが、この『トーキョーゲーム』で目新しいのはすべての争いが麻雀で決着する、というところでしょうか(まぁ麻雀雑誌に連載されていたからね)。
 
 特筆すべきは各階のフロア・マスターと呼ばれるゲームで言えば中ボスの存在。これが本当にどいつもこいつも尋常じゃない。笑。
 中でも最強のフロア・マスターである「サムライ」が凄まじい。
 で、麻雀史上最高得点はこのサムライからアオイホシがオーラスで直撃したアガリによるもの。
 その手役、リーチ海底・小三元・混一・混老・対々・三暗刻・三槓子・ドラ32(!)、おっと大事なことを一つ言い忘れてました、この対局は青天井ルールで行われたんですよね(だから理論上は、と断ったのです)。
 なので得点は、
三百七十八京三千二十三兆六千八百六十九億点(一億点未満切捨て)です。

 『トーキョーゲーム』、すごすぎ。笑。

 まぁ普通の本屋にはまず置いてないと思いますが、ブック・オフなんかで見かけたら是非手に取ってみてください。一読の価値はありますから。
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エッシャー展。

2008-10-25 22:30:29 | 日常
 福岡県立美術館へ《エッシャー 空間泥棒の挑戦》を観に行きました。

 エッシャー(マウリッツ・コルネリス・エッシャー)、誰でも一度は耳にしたことのある名前だと思います、無限に循環する水路や建物の外と中が繋がっている物見の塔など、騙し絵で有名な版画家です。
 騙し絵で有名、と書きましたが、今回の展示会では彼のそれ以外の作品も多く展示されていました。エッシャーって騙し絵だけの人ではないんだなぁと改めて思いました。
 しかしどの作品にも共通するのはまず何といっても緻密さです。
 彼の騙し絵も緻密さあってこそのものだと思います。それがなければただの子供騙しになってしまいますしね。
 それともう一つ共通するのは色使いの地味さ。ほんとなんでこんな地味な色ばかり好んで使うんだろう?と思える作品ばかりで、でもその地味さが自分には心地いいんですけどね。笑。

 ちょっとだけ気になったのは『scarab』というタイトルの作品が日本語では「コガネムシ」と訳されていたことです。
 scarabって「フンコロガシ」のことですよね?何で「フンコロガシ」じゃいけないんでしょうか?やっぱり語感が悪いから?まぁフンコロガシもコガネムシ科の昆虫であるから別に間違ってるってわけではないんだけど。

 あと気になったといえば展示会のタイトルの「空間泥棒の挑戦」っていうのがダサい、、、ですよね?だいたいエッシャーは何も盗んでなんかいやしないわけだし。他にもっとマシなタイトル案がなかったのだろうかと思わずにはいられませんが、かといって代案を出せ、といわれてもないんですけどね。「エッシャーの軌跡と奇跡」?「エッシャー 歪曲空間への誘い」?むぅ、ろくなタイトルじゃないや。汗。
 やっぱりエッシャーの作品ほど緻密でありながらそれでいて地味なタイトルを思いつくというのは至難の業みたいです。笑。

 ともかく展示会は11/30まで開催されているので近くに住んでいる方は是非一度足を運ばれてはいかがでしょうか。
 また今回の展示会の作品はハウステンボス美術館のコレクションらしいのでそちらの方に行ってみるのもいいかもしれません。
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映画についてあれこれ。

2008-10-24 00:04:23 | 新作映画
 映画についてあれこれ。

 まずは勝手にオチ予想。
 11/1公開の『ハンサム・スーツ』、実は北川景子と大島美幸は同一人物である。
 別に試写会で先行して観たわけではないですし、原作本を読んだというわけでもありませんが、かなりの確率でこのオチだと思います。
 映画は観に行くつもりはないので、鑑賞されたどなたかが答えを教えてくださると嬉しいです。

 1800円の通常料金を払って映画を観る、ということがほとんどないので、いつもだいたい財布の中には何枚か映画の前売り券を忍ばせています(あとはレイトショーや映画サービスデーで観るようにしています)。一枚にまで減っていた時期もあったのですが、年末の公開ラッシュを控え、現在七枚にまで増えました。
 以下前売り券を購入した七作品(公開順)。
 『ハッピーフライト』(11/15公開)
 『トロピック・サンダー』(11/22公開)
 『ブラインドネス』(11/22公開)
 『SAW5』(11/28公開)
 『WALL・E/ウォーリー』(12/5公開)
 『地球が静止する日』(12/19公開)
 『007/慰めの報酬』(2009年1月公開)
 この内、ちょうど先行して公開される三作品の前売り券をコンビニで、後の四作品の前売り券を劇場で購入しました。
 前売り券は出来るだけ劇場で購入するようにしています。特典がつくことが多いというのもありますが、何よりコンビニで販売されている前売り券は共通の用紙にタイトルが印刷されているだけなので味気ないのです。
 しかし、劇場販売の前売り券にも難点があります。
 先日地元のシネコンのTジョイ久留米で『ハッピーフライト』と『地球が静止する日』と『007/慰めの報酬』の三枚の前売り券を購入しようとしたとき、売り子のおねーさんに「こちらのチケットは当劇場専用ですが、よろしいですか?」といわれました。
 他の二枚は全国共通だったのですが、なぜだか『ハッピーフライト』だけはTジョイでしか利用出来ない前売り券でした。
 こういわれると買えませんよねぇ、いくらTジョイで観る可能性が高いとはいえ。第一コンビニで売っている前売り券は全国共通なのだし。
 ほんとどうして前売り券って鑑賞劇場が限定されてるものがあるんでしょうか。これがミニシアターであればわからないではないですけどね。そこでしか上映されない作品の前売り券であればいくら劇場を限定されたって構わないですから。
 でも『ハッピーフライト』なんていう、全国津々浦々、どこででも上映される作品の前売り券は劇場を限定しなくてもいいだろうにって思います。
 まぁ、ここらへんは何かしら事情があるのでしょうね。
 映画業界に詳しいデヴォンさんならご存じかな?


 
 
 前売り券の特典はストラップが定番なのですが、写真は『SAW5』と『007/慰めの報酬』のもの。『SAW5』のストラップはこんなんもらっても誰も嬉しくないだろうと思えるほど素敵な出来栄えで、『007/慰めの報酬』に到っては今まで見たことがないほどチャチなストラップです。ほんとに天下の『007』シリーズの特典なのか?と疑いたくなること必至のシロモノです。まだしもグリコのキャラメルのオマケの方がマシなような気がします。
 まぁ映画の出来と前売り券の特典の出来とは必ずしも比例しないから別にいいんですけどね。
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日本で一番芸人を輩出する県。

2008-10-23 00:04:48 | 戯言
 最近目が悪くなったのか、パソコンの画面の字がぼやけて見えるようになりました。
 今も画面の上に表示されている「編集-gooブログ」という文字がブレて見えます。これはいけません。

 話は変わりますが、先日テレビであるお笑い番組を見ていたときのこと、その日は画面の右上にテロップで芸人の出身地が示されていました。
 最初のうちは「ふーん、この人、この県の出身なんだ」ぐらいに思っていたのですが、出てくる芸人、出てくる芸人、皆同じ県の出身なんですよ。
 いくらなんでもそんなことないだろーと思って画面をよく見たら、若手芸人を岩手芸人って読んでました。
 そりゃそうですよね、そんなに岩手出身の芸人ばかりいるわけないですよね。

 もちろん、これはネタですけどね。フィクションですよ。やだなぁ、もう。本当に岩手芸人って読み間違えるわけないじゃないですか。あはは、はは、、、はは、ははは、はぁ。ふぅ・・・。
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僕らのミライへ逆回転。

2008-10-22 00:01:25 | 新作映画
 ミシェル・ゴンドリー監督、ジャック・ブラック主演、『僕らのミライへ逆回転』、10/18、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2008年46本目。

 はっきりいって本作は映画好きの人間であれば悪口がいえませんよ。それぐらい映画愛に充ちた、映画好きな人は必見の映画です。

 ただ一つ気になるのは本作のタイトルについて。配給会社の宣伝マンの苦労が伺えますが、やっぱり巻き戻しと逆回転って微妙に意味が異なりますよね。他に案がなかったのかな?

 あと個人的な話になって恐縮なのですが、前の日の夜、ちょっとした格闘があって眠れなくて、さらにこの日は二本目の鑑賞ということもあって終盤の五分ぐらいうとうとして観損ねてしまったんですよね。
 DVD化された暁には再鑑賞したいと思います。いや、出来たらビデオ鑑賞がいいかな。笑。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)といったところです。

 次回鑑賞は当分先、、、11/15公開の『ハッピーフライト』かな・・・。
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