この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『虎に翼』の次回の展開を勝手に予想してみる。

2024-07-25 21:21:21 | テレビ
 『双影双書』の最終話が8月28日に更新されることはすでに書きました。
 自分は『双影双書』は、宵が叶国の皇帝となり、冠星が陰からそれを支える、そんな終わり方をするものだと思ってましたが、35話を読む限りはどうもそういう終わり方はしないみたいです。
 まぁ予想が外れたからといってそれで不快な気分になるわけじゃないです。
 物書きのはしくれとして、自分だったらこういう終わらせ方をするなと頭の中で想像するんですよね。

 ついでというわけではないのですが、『虎に翼』の次回の展開を予想してみたいと思います。
 あ、断っておきますが、自分は『虎に翼』をまともには見ていません。
 やっぱりサラリーマンがNHKの朝ドラを見るのはなかなか難しいものがあるのです。
 ただ、出かける際、お袋が見ているのをチラッと見るのと、あと、『虎に翼』はやたらyahooニュースで取り上げられるのでだいたいストーリーを知っているのです。
 『双影双書』同様、外れる可能性の方が高いと思いますが、その時は指を差して笑ってやってください。

 帰宅した虎子を待っていたのは意外な人物だった…。
 「美佐江さん、どうして…」
 動揺する虎子の言葉に微笑む美佐江。
 「おねぇちゃん、お母さんが返ってくるまで一緒に待っていてくれたんだよ」
 そう言いながら優未が屈託のない様子で美佐江にじゃれつく。
 「優未ちゃん、本当にいい子ですね。お手伝いの稲さんが急用が出来たみたいで、代わりに私が優未ちゃんと一緒に佐田さんの帰りを待っていたんです。どうかされました、佐田さん、顔色が悪いですよ?」
 「おねぇちゃん、今度、ご本を貸してくれるんだって。おねぇちゃんの家に行っていいでしょう、お母さん」
 「私が子どもの頃に読んでいた本が屋敷の方にあるので優未ちゃんにどうかと思って。優未ちゃん、是非いらっしゃいな」
 虎子はゆっくりと優未の方を向く。
 「優未、おねぇちゃんと大事な話があるから、二人きりにさせてくれるかな」
 「えぇ~、優未もおねぇちゃんと一緒にいたい」
 「ダメよ、優未ちゃん、お母さんの言うことを聞かないと。それに私も佐田さんに話があるから」
 「わかった、でもすぐには帰らないよね、おねぇちゃん」
 「もちろんよ、優未ちゃん」
 そして虎子は美佐江と相対するのだった。

 といった感じでストーリーが進行するのではないでしょうか。
 美佐江が優未にちょっかいを出すのは間違いないと思うのです。
 美佐江みたいなタイプは人のウイークポイントを突くのが上手いですからね。
 そして言うまでもなく優未は虎子の最大のウイークポイントです。
 美佐江によって虎子と優未の親子の絆が試される展開になると睨んでいるのですが、、、どうですかね。
 展開予想が少しでも当たったら、誰か褒めてください。笑。
 よろしくお願いします。
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7月スタートの新ドラマ、新アニメについて。

2024-07-13 22:36:16 | テレビ
 7月スタートの新ドラマ、新アニメもほぼ出揃った感がありますが、皆さんはどれぐらい見ていますか?
 自分は新ドラマの方は二本見ています。
 二本のうちの一本は当然言うまでもなく『新宿野戦病院』です。
 クドカン脚本作品は安定の面白さですね。
 間違いなく最終話まで見ると思います。
 ところで『新宿野戦病院』といえば、主演の小池栄子の英語がネイティブには聞こえないことがネットニュースに取り上げられました。
 個人的にはそんなことにこだわる人が多数いるってことに驚きました。
 彼女の英語がネイティブには聞こえないと言っている人のヒアリング能力ってどんなものなんでしょうか?
 英語圏の映画は吹替無しの字幕無しで見ているのでしょうか。
 自分はそういうしゃべり方をするキャラクターなのだとしか思わなかったですけどね。

 さて、二本見ているうちのもう一本は何かというと木村昴初主演ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』です。
 何となく面白そうと思って見たのですが、予想をはるかに越える面白さでした。
 原作もたぶん読むと思います。
 一つ気になったのは主人公の脛男の新連載作品で主人公が過去に好きになった女の子を思い出す切っ掛けは何なのでしょうね。
 現実の彼が彼女たちのことを思い出す切っ掛けとなったのは彼が盗作をした作品の、本当の作者を探さなければならないからですが、そんなことは書けるわけないのだし。
 まぁ気にするほどのことでもないのかもしれませんが。

 ドラマは二本しか見ていないのですが、アニメの方は結構第一話を見ましたよ。
 ざっと挙げていくと『逃げ上手の若君』『モノノ怪』『天穂のサクナヒメ』、それに『小市民シリーズ』です。
 どの作品も特に悪くはないと思うのですが、同時にどの作品も最終話まで見るかどうかよくわからないですね。

 皆さんも何かお薦めのドラマやアニメはありますか?
コメント (2)
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粒ぞろいだと思った『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』。

2024-06-15 13:16:39 | テレビ
 『世にも奇妙な物語 』はぶっちゃけ見たり見なかったりです。
 なぜ見たり見なかったりかというと、理由は単純、すべてのエピソードが面白いというわけではないからです。
 すべてのエピソードが面白かったら毎回見るんですけどね。

 そんなわけで、6月8日に放送された『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』も一つか二つ面白いエピソードがあればいいかなと思ってみたのですが、意外や意外、放送された四つのエピソード、すべて面白かったです。 
 すべてのエピソードが面白かったってこと、初めてかもしれないな。

 放送順に簡単なレビューを。

〇『追憶の洋館』
 作者が自分の書いた作品に取り込まれるというお話はよくありますが、よくあるお話を丁寧に仕上げていたと思います。

〇『友引村』
 いやー、このお話、怖かったです。
 何が怖いかって、これに協力していたら確実に不幸な目に合うだろうなと予想されるのに、協力せざるを得ないシチュエーションがまず怖い。
 先日観に行った『胸騒ぎ』と通じるものがありますね。
 ちなみに自分は『胸騒ぎ』のレビュー記事で、恐怖の存在が実在していると思えなければ怖くない、と書きました。
 では魂の入れ替わりといったオカルトネタは怖くないのかというとそんなことはありません。
 なぜなら人間は魂が何なのか、死とは何かといったことがまったく定義化できてないですからね。

〇『人類の宝』 
 作家の価値を決めるのは作家自身ではないというのはその通りだと思いました。
 バンクシーなんかも匿名じゃなかったら案外評価が下がるんじゃないですかね?

〇『週刊 元恋人を作る』
 ぶっちゃけ「元恋人を作る」ってオーダーメイドのラブドールを作るってことですよね?
 完全オーダーメイドのラブドールはまだないと思いますが、そのうち、背丈、体格、顔つき、髪の色、胸のサイズ、声、そういったものがすべて希望通りのラブドールも出来るかもしれませんね。
 っていうか、もうあったりして。笑。
 ちなみに自分はラブドールで有名なオリエント工業のショールームに行ったことがあります(以前はJRの博多駅近くにもあった)。
 幸いなことに、というか、残念なことに、ラブドールに魂を抜かれることはありませんでした。 
 まぁラブドールって一体70万円以上しますからね、魂を抜かれるのもなかなか大変です。

 『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』のレビューは以上です。
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2024年夏のアニメ・ドラマ注目作♪

2024-06-13 20:23:54 | テレビ
 2024年春スタートのドラマで見たのは『アンメット ある脳外科医の日記』、アニメで見たのは『戦隊大失格』だけでした。
 ドラマもアニメももう1、2本見るつもりだったんですけどね。
 ゴールデンウイークに旅行に行ったりして何かと忙しかったので、1本ずつ見るのがやっとでした。

 個人的にはそこまでハマっていませんが、『アンメット』、評判がいいみたいですね。
 自分はてんかんを持っているお医者さんに手術をお願いしたいとは(例え薬によっててんかんの症状を抑えられたとしても)思いませんが、これも差別になるのかな?

 『戦隊大失格』はそこまで面白いとは思いませんが、それでも毎週見ています。
 オープニングとエンディングは好きですね。

 2024年夏スタートのドラマでは(こちら)、注目作は何と言っても『新宿野戦病院』ですね。
 なぜ注目するのかというと、当然脚本が宮藤官九郎だからですが、彼って『不適切にもほどがある』がついこの間終わったばかりのイメージがあるので、もう新作ドラマが始まるの?と半ば驚いています。
 クドカンに勤勉なイメージはなかったですけどね。笑。

 あとは、『クラスメイトの女子、全員好きでした』がちょっと気になるかな。

 アニメの方は気になるものがもうちょっと多くて、『モノノ怪』「天穂のサクナヒメ』『小市民シリーズ【NUMAnimation】』『逃げ上手の若君』あたりは見てみようと思っています(少なくとも一話目は)。

 皆さんは2024年夏に始まるアニメやドラマで注目している作品はありますか?
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私的クドカンテレビドラマベスト5♪

2024-04-03 21:34:36 | テレビ
 3月29日に最終回が放送された『不適切にもほどがある!』ですが、面白かったですよね。
 実は、今クール、テレビドラマはこれしか見ていないのですが、逆に一本しか見ていないテレビドラマがこの『不適切にもほどがある!』というのは、自分の選択眼を褒めてあげたくなりました。
 というようなことは先日の記事でも書きました。笑。

 どのテレビドラマを見るか、そして見ないか、脚本家で決めることも多いです。
 今なら坂元裕二や野木亜紀子が脚本を担当しているドラマはまず見ますね。
 もちろん宮藤官九郎も。
 などと通ぶった発言をしていますが、宮藤官九郎脚本ドラマでも案外見ていない作品も多かったりします。
 彼はこれまでに20作ほどテレビの連続ドラマの脚本を担当していますが(単発物を除く)、まず彼の出世作と言える『池袋ウエストゲートパーク』を見ていません。
 まぁでもこれは仕方ないですよね。
 このドラマを、脚本はクドカンが担当しているのか、じゃあ見てみよう、といって見た人はいないでしょうから。
 その後の『ロケット・ボーイ』、『木更津キャッツアイ』、『ぼくの魔法使い』、『マンハッタンラブストーリー』、『タイガー&ドラゴン』までは見ています。
 しかしその次の『吾輩は主婦である』は見ていません。
 でもこれも昼ドラだったので仕方ないと思います。
 『未来講師めぐる』、『流星の絆』は見て、『うぬぼれ刑事』は見てなくて、『11人もいる!』は見て、『あまちゃん』は見ていません。
 クドカンの代表作と言っていい『あまちゃん』を見ていないのは、『あまちゃん』が朝ドラだったからです。
 フツーのサラリーマンはNHKの朝ドラ、見れないですよ、、、いや、見る人もいるだろうけど。笑。
 『ごめんね、青春』、『ゆとりですがなにか』は見て、『監獄のお姫様』は見てなくて、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、『俺の家の話』は見て、『離婚しようよ』と『季節のない街』は(配信ドラマなので)見てなくて、そして『不適切にもほどがある!』は見ました。

 で、ベスト5ですけど、1位が『俺の家の話』、2位が『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、3位が『タイガー&ドラゴン』、4位が『不適切にもほどがある!』、5位が、、、何にしようかな、とりあえず『ゆとりですがなにか』にしておきます。

 『俺の家の話』は最終一話前までは「まぁまぁ面白いドラマだったな」ぐらいの評価だったのですが、最終話にはこれまで見たテレビドラマでは受けたことがないほどの衝撃を受けました。
 『いだてん』、世間的な評価は高くないですが、個人的には一番好きな大河ドラマだったりします。
 『タイガー&ドラゴン』も傑作ですよね。
 正直、5位は『ゆとりですがなにか』でなくてもよかったです。

 次のクドカン脚本の地上波ドラマが今から楽しみです。
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続編は絶対ないなと思った『不適切にもほどがある!』。

2024-03-29 23:24:17 | テレビ
 阿部サダヲ主演X宮藤官九郎脚本のテレビドラマ『不適切にもほどがある!』が3/29の放送で最終回を迎えました。
 面白かったですよね。
 さすがはクドカンだと感心することしきりでした。
 1月スタートのテレビドラマって結局これしか見てないんですけど、唯一見ているテレビドラマがこれというのは我ながらさすがだ!と思いました(自画自賛)。
 余談ですが、うちのお袋は『不適切にもほどがある!』は見てなくて、『君が心をくれたから』、『春になったら』、『Eye Love You』、『リビングの松永さん』、「相棒」、『大奥』(途中まで)、「光る君へ』、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』を見ていたそうです。
 我が母ながらよく見る!と思わずにはいられません。
 お袋的に一番良かったのは『Eye Love You』とのこと。
 今度二階堂ふみに会うことがあったら、「うちのお袋が褒めてたよ!」と伝えるつもりです。笑。

 さて、話を『不適切にもほどがある!』に戻すと、ネットでは続編を期待する声も大きいようですね。
 確かに如何にも続きがありそうな終わり方ではありました。
 しかし自分は絶対に続編はないなと思いましたよ。
 なぜかというと続編が作られることがあれば、本シリーズの一番の謎であるタイムパラドックスについて触れなければならないからです。
 具体的に言うと、市郎と純子が阪神淡路大震災を経て、生き残るかどうか、です。
 実際最終回で市郎がどのような選択をするのだろうって思っていました。
 純子に地震が起こることを言うのかどうか。
 言わないという選択肢はないでしょう。
 しかし過去にあまり干渉渉し過ぎれば、孫である渚が生まれてこなくなるかもしれない。
 クドカンの用意した答えは、それには一切触れない、でした。
 賢明な答えだと思いましたよ。
 しかし続編が作られることがあればそういうわけにはいかないでしょう。
 震災を前にどう行動すべきなのか。
 市郎も純子や渚、それにゆずるなど、近親者を救うことぐらいは出来ると思います。
 でもそれでどうなるんです?
 自分たちだけが生き残っても、あの人も助ければよかった、この人は救えなかったのだろうか、などと重い十字架を背負うことになるのではないでしょうか。
 理想を言えば、市郎たちの活躍で一人の被災者も出さないことでしょう。
 でもそれはさすがにあり得ない決着で安易すぎます。
 だから、触れないことがベストだし、続編は作らない方がよいのです。

 まぁ今述べたことは一視聴者としてはそう思うというだけであって、脚本家であるクドカンにはまた別の答えがあるのかもしれませんね。
 もし『不適切にもほどがある!』の続編が作られることがあれば間違いなく見ますし、震災を前に市郎がどう行動するのかとても興味があります。
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2024年春のアニメ・ドラマ注目作♪

2024-03-04 20:28:31 | テレビ
 2024年の冬はアニメとドラマを見まくるつもりでした。
 という意気込みほどには見ませんでした。
 結局見ているのはアニメでは『僕の心のヤバイやつ(第2期)』、ドラマでは『不適切にもほどがある!』と『アストリッドとラファエル 文書係の事件録シーズン4』だけです。
 本当はもう一、二本見てもよかったんですけど、食指の動く作品がありませんでした。
 大切なのは量ではなく質ですし、これでいいのかなと思っています。
 
 『僕の心のヤバイやつ』、陰キャの主人公と天然愛されキャラのヒロインのラブコメです。
 第1期では主人公はそれなりにヤバいやつだったのですが、話が進むにつれて段々と常識人になってきました。
 ラブコメは自分の苦手なジャンルだったのですが、これだけはついつい見てしまいます。
 見るたびにあんな発育のいい中学生がいるわけねー!と思っちゃいますね(なぜ断言する)。

 2024年の春アニメで見てみようと思うのは『烏は主を選ばない』『となりの妖怪さん』『戦隊大失格』ぐらいかな。
 まぁ三本あれば十分か。笑。

 ドラマの方はどうかというと、ぱっと見て気になるのは『アンメット ある脳外科医の日記』『RoOT / ルート』『イップス』あたりかな。
 今クールの『不適切にもほどがある』ほど絶対に見たいと思える作品はなかったです。

 『アンメット』は杉咲花演じる優秀な外科医が事故により記憶障害を負うが、それでも患者を救い、自分自身も再生していくというヒューマンドラマです。
 公式サイトには前代未聞の医療ドラマと書いてありましたが、設定がまんま『DOC 明日のカルテ』のまんまじゃん!と思ってしまいました(大事なことなので繰り返してみました、「まんま」)。
 ついでに言っておくと原作では主人公は杉咲花じゃないんですよね。
 その点については原作忠実主義の人はどう思うんだろう…。
 自分は気にしないですけどね。笑。

 2024年春に始まる新アニメ、新ドラマで楽しみにしている作品はありますか?
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『セクシー田中さん』について思うこと。

2024-01-30 21:16:38 | テレビ
 1月はバリバリドラマとアニメを見るつもりでした。
 が、週末は何やかやと忙しく、1月開始で見ているドラマは『アストリッドとラファエル4 文書係の事件録』と『不適切にもほどがある!』、アニメは『僕の心のヤバイやつ』の3本だけです。
 『アストリッド~』と『僕の心~』は前シリーズから見ているので、純粋に1月スタートのドラマで見ているのは『不適切にもほどがある!』だけってことになります。
 『不適切にもほどがある!』はさすがクドカンって感じのドラマでした。
 ハラスメントに対しては自分も思うところがあって、ひどくやつれて見える人に「痩せたんじゃないですか?」と聞くのも「セクハラ!」というのは如何なものかと思います。

 ドラマといって触れずにはいられないのは『セクシー田中さん』の原作者である芦原妃名子さんが自殺されたことですね。
 『セクシー田中さん』、好きなドラマでした。
 最終回を除いて。
 最終回は「何じゃこりゃ」って言いたくなるような終わり方でした。
 ただ、そのような終わり方になったのにはそれなりの事情があったようです(そのことについては割愛)。

 この件についてはいろいろ言いたいことがあるのですが、まず言いたいのは脚本家の相沢友子氏は悪くないということです。
 どの記事だったか、見つけきれないのですが、最初に(喧嘩を)ふっかけてきたのは脚本家の方だ、というコメントを目にしました。
 (相沢氏の投稿は読みましたが)そうじゃないと思います。
 一つのテレビドラマに脚本家として携わることになったが、最終話と第九話の脚本を執筆することは出来なかった。
 そのドラマが絶賛されたとしても、もしくは酷評されたとしても、自分の立ち位置をはっきりさせておきたいと思うのは人として当たり前のことなんじゃないでしょうか。

 今回の件で一人悪者を見つけるとすれば、それはドラマのプロデューサーでしょう。
 ドラマ化に際し芦原さんの出した条件を安請け合いしてしまった。
 おそらく、ドラマが始まれば芦原さんが折れる(妥協する)、ぐらいに考えていたのでしょう。
 でも芦原さんは折れなかった。
 だから話がここまでこじれたのでしょう。
 プロデューサーに責任がないということはないと思います。

 ただ今回の件で一番間違っていたのは誰かというと、それは他でもない、亡くなられた芦原妃名子さんではないでしょうか。
 芦原さんは『セクシー田中さん』のドラマ化に際し、いくつか条件を出しました。
 その一つが「漫画に忠実であること」だそうです。
 どのような結末を迎えるかわかっていない作品であるのにドラマが原作に忠実であることなんてそもそも出来るはずもありません。
 「ドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様にすること」という条件も同様です。
 そのような条件を出すのであれば、ドラマ化を打診された際に「漫画が完結していないから」という理由で話を断ればよかったのです(芦原さん自身、話を受けたことを悔いているようですが)。

 また、最終話と第九話の脚本を執筆したことも間違っています。
 漫画の連載を抱えながら同時にドラマの脚本の執筆なんて出来るはずがありません。
 出来たとしてもまともなものになるはずがないです。

 でも一番間違っていると思ったのはやっぱり自殺したことです。
 自分がドラマの『セクシー田中さん』が好きだったのは、主人公が周囲の無理解や理不尽さに決してめげることなく、真摯に、そして前向きに生きていくところでした。
 原作は未読ですが、原作もそうだったんじゃないですか。
 それなのに原作者自ら主人公の生き方を、作品のテーマを、作品から読み取れるメッセージを否定してどうするんですかね?

 芦原さんが採るべき選択は唯一、思った通りにならなかったドラマには見切りをつけ、漫画の連載に全力を傾け、完結させ、ドラマも悪くはなかったけど、漫画の方が断然面白いよね、といわれるようにすることしかなかったのではないでしょうか。

 日本人は死者を鞭打つのを嫌うようで、今ネットを見回しても芦原さんを悪く言っている人はあまり見かけません。
 自分は生者は鞭打ってよいが、死者は鞭打ってはいけないという考えがよくわからないので、読んでもらったような文を書きました。
 ドラマの『セクシー田中さん』の結末には納得がいかなかったので、漫画が完結したら読んでみようかなと思ったりもしたのですが、それが出来ないのは残念です。
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最終回について一言言いたい。

2024-01-14 22:02:29 | テレビ
 2023年の秋のドラマもいよいよ最終回を迎えましたね!
 っていつの話をしてるんだ、と思われるかもしれませんが、自分が見ていた『DOC(ドック)2 あすへのカルテ』の最終回がつい先週だったので、この話題が出来なかったのです。
 といっても今クール、自分が見ていたのは『DOC(ドック)2 あすへのカルテ』の他に『セクシー田中さん』『おいしい給食シーズン3』だけですが(『おいしい給食シーズン3』はこちらでは地上波で放送されなかったので、配信で見ました)。

 『DOC(ドック)2 あすへのカルテ』、面白かったですよ。
 ただ、パート1が神ドラマすぎましたね。
 パート2も充分面白く、点数をつけるとしたら85点ぐらいは与えてもいいのですが、パート1は100点満点で130点ぐらいの面白さだったので、どうしても物足りない感じは否めません。
 っていうか、(ネタバレになりますが、)最終回で唐突にアルバが亡くなったのには、おぃおぃって思いました。
 先週までそんなフラグ、微塵も立ってなかったのに…。
 ガブリエルとエリーザの結婚式でドラマは幕を閉じたのですが、ガブリエルが故郷のエチオピアに戻らなくちゃいけないって話はどうなったんですかね。
 何かその話がすごく有耶無耶になってるんですけれど。
 鋭意製作中という噂のパート3で解決されるんでしょうか。
 まぁパート3が放映されたら見ますけどね。

 『セクシー田中さん』も面白かったです、最終話を除いて。
 12月に放映された最終話はいろいろ納得出来なかったですが、一番納得出来なかったのは笙野のお見合い相手である山根ふみかの扱いがひどかった、ってことですね。
 いや、具体的に二人がどういう別れ方をしたのか、話し合いをしたのか、ドラマでは描かれなかったのですが、だからこそ余計にいろいろと想像してしまうというか。
 いくら主要登場人物が落ち着くべきところに落ち着いたとしても、端役がボロ雑巾のように捨てられてしまっては(そんなシーンはないですが)、見ている側としては「よかったよかった♪」とは思えません。
 笙野と山根ふみかが別れるにしても、(放送時間が15分長くなったとしても)最低限そのシーンは描かないとね。

 『おいしい給食シーズン3』は最終話も含めて面白かったです。
 5/24に公開される劇場版第三弾「おいしい給食 Road to イカメシ」も楽しみです。
 シーズン4が製作されることがあったら、福岡でも地上波で放映してもらいたいです。
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『ブラッシュアップライフ』を一気見しました。

2024-01-08 09:32:41 | テレビ
 年末にニコバーに行った時、相手をしてくれたスタッフさんが、家にテレビがあったんだけど、テレビはつまらなくて見ないので売っぱらいましたと言っていました。
 その時、反論はしなかったんですが、正直に言えば、テレビがつまらないなんてことはない、テレビがつまらないのはつまらないテレビばかり見ているからだよ、って思いました。
 例えば『VIVANT』を見て、うわっ、このドラマ、つまんねーな!って思う人、いるんですかね?(自分は結末が気に入らなかったのですが)

 年末にスペシャルで放映されていた『ブラッシュアップライフ』を一気見しました。
 1クールで放映されていた連続ドラマを一気見するのって結構きついんですよ。
 何だかんだ言って10時間近くテレビの前に拘束されますからね。
 それなのに見ることにしたのは年始にたまたま見た、同じバカリズム脚本の『侵入者たちの晩餐』が存外面白かったからです。
 自分は面白かったのですが、『侵入者たちの晩餐』、ネットでの評判はそこまでよくないんですよね。
>脚本読んでよくも日テレはOK出したなと思うレベルで酷かった。
>ブラッシュアップライフが緻密で秀逸でとてもよかったので期待していましたが、脚本が浅すぎて学生映画かと思った。
>戻って掃除するとか、料理作るとか頭が悪すぎる。
 といった感じで散々なんですよ。
 いやいやいや、これ、コメディだよね?
 コメディならツッコミどころまで含めて楽しむのが本当じゃないの?
 っていうか、そこを突っ込むのであれば、そもそも高級マンションの鍵は簡単に合鍵が出来ないだろってところから突っ込むべきじゃないの?って思いました。
 ともかく、自分がそれなりに面白かった『侵入者たちの晩餐』が『ブラッシュアップライフ』に比べて全然ダメだというなら、逆に『ブラッシュアップライフ』がどれだけ面白いんだ、って話ですよ。
 というわけで前置きが長くなりましたが、『ブラッシュアップライフ』を一気見した次第です。
 
 さて、『ブラッシュアップライフ』の感想ですが、面白かったですよ。
 一気見出来た時点で一定以上の面白さではあるってことなんですけどね。
 ただ、、、前述したとおり、どれだけ面白いんだろうと期待値を上げるだけ上げて見たんです。
 自分からすれば75点をつけていい『侵入者たちの晩餐』が学生映画と思えるのなら、『ブラッシュアップライフ』は120点、いや、150点つけられるぐらいの傑作なんじゃないか、って見る前は思っていました。
 悪くはないけど、100点は越えないかなぁ。
 っていうか、『侵入者たちの晩餐』同様ツッコミどころは多々ありますよね。
 何度も生き直すことが出来るなら、それで金儲けを考えないのは不自然だろうとか、実業家になった元カレのことが最終的にほったらかしになっていただろうとか、機長が自分のフライトに愛人を乗せることはあっても、その存在をキャビンアテンダントに知らせるのはおかしいだろうとか、そもそも無条件に生き直しを選択させるのはどうなんだよとか、そういうことですが。
 いや、普段はコメディやシュールなドラマに突っ込むことはないんですよ。
 ただ、『侵入者たちの晩餐』にツッコミを入れる人が『ブラッシュアップライフ』を絶賛するのは何で?と思ったのです。

 ともあれ、一定以上の面白さではあったので、2024年も変わらずテレビドラマを見ていこうと思いました。
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