この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『ハロウィンKILLS』、本当にイライラさせられたのは…?

2021-11-12 22:11:39 | 新作映画
 デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ジェイミー・リー・カーティス主演、『ハロウィンKILLS』、11/6、中洲大洋劇場にて鑑賞。2021年52本目。

 『ハロウィンKILLS』をハロウィンから一週間遅れで観てきました。
 そう、『ハロウィンKILLS』はハロウィンのシーズンに合わせて公開されたのです。
 何当たり前のことを言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、個人的に今年一番のお気に入り映画である『クリスマス・ウォーズ』は10月の公開でした。
 何でやねん、と思わないでもないですが、確かに『クリスマス・ウォーズ』はクリスマスシーズンに客を呼べるような映画ではなかったですけどね。
 それはさておき、ホラー映画を公開週に観損ねると、このまま観れずに公開が終了してしまうんじゃないかって思ってしまいます。
 実際『ハロウィンKILLS』を観に行った時、劇場内には自分の他に客は一人しかいませんでしたから。

 前作のラストで「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズを屋敷の地下室に閉じ込めることに成功したローリーですが、直後、屋敷に火を放ちます。
 マイケルを焼き殺そうとしたわけですが、正直「アホか!」と思いましたね。
 マイケルは火に弱いという弱点があるならともかく、そうではない以上、閉じ込めるのに成功したのなら、そのまま閉じ込めておけばよかったのに…。
 絶対次回作ではオープニングで炎の中からマイケルが復活するんだろうな、と思っていたら、案の定でした。

 火を放ったローリーは「アホか!」と思いましたが、ホラー映画を観ていると(それがお約束であっても)登場人物の行動にはしばしばイライラさせられます。
 例えば、屋敷の中に殺人鬼がいるということがわかっているにもかかわらず、何故か別行動を取る二人組、とかですね。
 何で一人になるんだよ、とツッコミを入れずにはいられません。
 本作ではそういうシーンが少なくとも二回はありました。

 ただ、本作を観ていて一番イラついたのは、そういう不自然な行動を取る登場人物ではなく、他でもない劇場内にいたもう一人の観客でした。

   

 写真でわかりますかね(普段上映中に写真を撮ることはありません)、前の席のヘッドレストに足を乗せているのが。
 それだけでも腹立たしいことなのに、その足がスクリーンにちらちら映るんです。
 これでイライラせずにいられましょうか。

 突然ですがここで問題です。
 このような場合、どういう行動を取るのが正しいでしょうか。
 次の三つのうちから選びなさい。
 1.一旦離席して劇場の外にいるスタッフに事情を話して、スタッフに注意してもらう。
 2.自分でその客のそばに行って直接注意する。
 3.世の中何が起きるかわからないので黙ってひたすら我慢する。

 この選択肢の中から選ぶとしたら、1.でしょうね。
 我慢するのは精神衛生上よろしくないし、かといって自分で直接注意して、危険な目に合うのも馬鹿々々しいですし。 
 
 しかし自分は賢くないので2.を選んじゃいました。笑。
 上映中堪忍袋の緒が切れた自分は無言のまま立ち上がり、男の座席の前の列に回ると、そのまま睨みつけてやりました。
 言葉を発するよりその方が効果があるかと思って…。
 実際男はヘッドレストから足を下ろしましたよ。
 そのことを確認してから元の席に戻りました。
 それから先は男の方からやってくるのではないかと戦々恐々となりながら映画を最後まで観ました。
 エンドロールが流れ出すとさっさと劇場を後にしました。

 というわけで、ホラー映画を観に行って、ホラー映画並みに怖い体験を(自ら望んで)してしまいました。笑。
 良い子の皆さんは決してマネしないでくださいね。

 お気に入り度★★☆、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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