この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

おかえり、キャンディマン。

2021-03-10 20:44:22 | 旧作映画
 昔のホラー映画が好きです。
 昔の、と言ってもクラシカルなホラー映画ではなく、1980年から90年(ぐらいの)のホラー映画が好きなんですけどね。
 CGなんてまだ影も形もない時代ですから、特撮はめっちゃチャチなんですが、その分創意工夫が凝らされてあって自分の好みなんですよね。
 ストーリーもシンプルで、かつ奥深いものがあって、今のホラー映画より心に響くものがあります。

 思いついたものを挙げていくと、まずはアニマルパニックホラーの傑作『リンク』
 チンパンジーのリンクの暴走を描いたホラーなのですが、怖いというより切ないんですよ。
 リンクがなぜ暴走したかというと飼い主である大学教授がリンクを処分しようとしたことが発端なので…。
 レンタルショップでも在庫を置いてあるところもあるので、もし見かけたら是非借りてみてください。

 続いて『フレイルティ― 妄執』
 これも傑作ですよ。
 神の啓示によって殺人を犯すようになった父親と、その手伝いを強いられる兄弟のお話です。
 低予算映画なのですが、何と言っても脚本が素晴らしい!
 この作品は以前はブックオフの500円コーナーでよく見かけたのですが、最近はあまり見かけなくなりました。
 あったら即買いだと思いますよ!

 最後に紹介するのが『キャンディマン』です。
 「キャンディマン」という『アンパンマン』に出てきそうなキャラクター名ですが、これもまためっちゃ怖いんですよ…。
 そして怖いだけでなく、切ないんですよ。 
 何しろキャンディマンが生まれた経緯が、白人女性と愛し合ったためにリンチで殺された黒人男性の成れの果てですから、ある意味愛のホラーなのです。
 う~~~む、切ない。

 その『キャンディマン』なのですが、去年アメリカでリメイク?リブート?が公開されました。
 リメイクにはあまりそそられるものはないのですが(リメイクがオリジナルより出来が良かった試しがないので)、日本で公開されることがあったら観に行くとは思います。
 でも公開されることはないんじゃないかなぁ。
 『キャンディマン』自体日本ではあまり知名度のある作品ではないですからね。

 まぁそこまではわかるんですよ。
 昔のホラー映画がリメイクされるのはよくある話なので。
 「え?」と思ったのが、『キャンディマン』のドキュメンタリーが製作されるという話を聞いてですね(こちら)。
 30年前に作られたホラー映画のドキュメンタリーって何?って思いました。
 リメイク版の『キャンディマン』よりむしろ気になるぐらいです。
 でもリメイク版の『キャンディマン』に輪をかけて見る機会は少ないでしょうね。
 
 ドキュメンタリーまで作られる『キャンディマン』ですが、Amazonでは1000円でDVDが買えちゃいます。
 騙されたと思ってポチっとしてください。
 たぶん眠れなくなると思います。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする