北森鴻の『顔のない男』読み終わりました☆
北森鴻作品を読んだのは初めてだったのですが、
ハマリました
読んでるとどんどん引き込まれてあっという間に読んじゃった
北森鴻のこの作品を読むきっかけになったのは、
前回記事にした、
乾くるみ「蒼林堂古書店へようこそ」の小説の中で紹介されてたんです。
人との関わりを持たなかった男の惨殺死体が発見される。
その男の正体がよくわからないことを」『顔のない男』と呼んでいた。
それでスゴク興味がわいたんです。
読んでよかった
空木精作の無残な死体。
この男の生きてきた顔がまったくつかめず、
刑事達はまったく進まない捜査にいらだつ。
原口と又吉は、
空木の部屋からあるノートを発見する!
そこに書いてあることをもとに空木の顔を追う。
しかし・・
それを追えば追うほど・・空回りしていく。
空木が探偵を名乗り調べていた事。
その接触した人たちになぜ空木は近づいたのか?
空木と接触した人物達が、
空木を殺した犯人を追う最中にも殺されていく。
スタンドプレーをする原口刑事。
コンビを組んでいた又吉は、
原口のやり方に疑問を持つ。
やがて、
もしかして・・
原口が犯人?!
そんな疑惑が又吉にわいてくる。
しかし・・
原口の捜査にはある仕掛けが潜んでいた。
空木が追っていた持田とは?
空木はなぜ持田を追っていたのか?
小説は、
色んな断面が見え隠れしながら進んでいく。
最後の意外な結末!!
まさか!そんな事になっていたとは!!
「なんで?」「どうして?」「どうなってるの?」
謎が深まれば深まるほどそれが知りたくなる☆
それがミステリの醍醐味ですよね
その読者の気持ちを上手く引き込んでくれる作品だと思います。
実は、
もう1冊北森鴻作品をゲットしました☆
来年はますます北森鴻にハマっていくかも