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鏑木連「見習医ワトソンの追求」~見習医の陽太郎が三品に命じられ死因の追求!それは犯罪を覚悟の使命だった?~

2024-08-03 03:28:18 | 

鏑木連「見習医ワトソンの追求」読み終わりました。

タイトルからして面白そうだったので読んでみました

読んでみて正解!

面白かった

鏑木さんの作品は他のも読んでいて

今回のこの作品には「疑薬」に登場した「三品」医師が再び☆

またまたいい味を出してくれています。


家入陽太郎は

父が経営するクリニックで

内科医として勤務していたが

ミスを犯し

精神的ダメージを受けて

自信喪失。。


そんな息子を父は

旧知の三品医師の元で医師としてのリハビリを勧めた。

三品医師の指導は

リハビリというには過酷で

修行?苦行?

のようだと陽太郎は思っていた。


そんな陽太郎に

ある時

重大な任務が与えられることに


何者か刺されて

救急で搬送されてきた

五十嵐夏帆は

有名なKAHO化粧品の広告塔であり

研究員であった。


その事件を追っていた

刑事「成山有佳子」は

事件の捜査で瀕死の夏帆に

犯人であるかどうかの確認を取りたいと

三品医師にかけあう。


その間に入ったのが陽太郎だった。


夏帆は手術を受けて

その手術は成功したはずだった。


しかし、、

なぜか状態は良くならない。。


髄膜炎?

感染症?

あらゆる可能性を考え検査するも

その答えは出てこない。。


刑事・有佳子の

夏帆の瞬きの反応で

目星をつけた犯人を指すも

答えはNOだった。。


その後

夏帆は死亡。。


その原因は

刺殺になるのか?


執刀医の志原の失敗?

それとも、、


三品が見据えていた

本当の死因


それを追求することになる陽太郎


下手をすれば犯罪になりかねない捜索


それも

有佳子の協力で切り抜ける?


医者と刑事が?!


この奇妙なバディが見つける

死因と犯人


でも


そこには三品の真贋が


一見

冷たそうで

陽太郎のことも

いじめているようにしか見えない三品


だけど

患者のことを一番に考え

その原因を追究する


それがわかるから

陽太郎も

怖さだけでなく

尊敬から動いてしまうんだろうとも思う


おどおどしている陽太郎に

頼りなさを感じながらも

有佳子は

信頼の置ける人だと感じて

違法捜査も見逃してしまう?


陽太郎も

刑事として真っすぐに事件と向き合う

そんな有佳子に惹かれていく



そんなバディが解決す今回の事件


難しい病名がいろいろ出てきて

その病気の原因の違いや症状の違い


鏑木さんすごいなぁ~。

と尊敬してしまいます。

医者は

こうやって

いろんな病気を患者さんとともに

戦って治していくんだなぁ。。


「人に一日でも一秒でも行きたい」

そう思わせる医者になるんだ。


と陽太郎に言う三品


その言葉を胸に

きっと

陽太郎はトラウマを克服して

いい医者になっていくんだろうなぁ


そう思いました。


陽太郎と有佳子のバディ


またシリーズ化して登場してくれないかなぁ

そう願わずにはいられない

今回の作品でした。


知らないことを知ることができて

すごーく得した気持ちにもなりました










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