読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

松岡圭祐の「万能鑑定士Qの短編集Ⅱ」今回も知恵がついて面白い☆

2012-12-28 02:07:06 | 



松岡圭祐の「万能鑑定士Qの短編集Ⅱ」読み終わりました☆



今回私の今までの読書ペース最短で読み終わっちゃった♪



それほど夢中になって読んだってことかも




この短編集は5つの事件から構成されてます。



一つ一つが読みきり(短編集なんだから当たり前なんだけど)なのでスゴク読みやすい





第1話 物理的不可能




金券ショップ店員 鴨嶺智久が高価な切手の売買を任される。



慎重に慎重を重ね切手を売主の元に運ぶ。



従兄弟の藤林兄弟にレンタカーを借りさせ、


その車にジュラルミンケースに入れた切手を積み込み運ばせる。



車のトランクに封印をし、


後ろから鴨嶺と保険屋の沢木が車でついていき、


見守る中運ばれる。





しかし!



売主の元について中身を確認すると・・



価値のない切手に入れ替わっていた!!





トランクに積み込む前に、


ジュラルミンケースにその居場所を確認するiフォーンを入れる時一人きりになった鴨嶺。




そのことで、


鴨嶺の仕業と疑いをかけられる。



売主側の鑑定家として来ていた、


凜田莉子。




鴨嶺の「自分じゃない」という言葉を信じて、


真相究明に乗り出す。




消えた切手は一体どこに?



そこには意外な仕掛けがあった。



まさか!




読んでいて思わず驚く!!




それを莉子はズバッと見抜く☆




またまた知恵を授かりました









第2話 雨森華蓮の出所





このシリーズを読んでる人にはおなじみだと思いますが、


今回、


あの!


雨森華蓮が出所します☆



詐欺師で、


しかし、


とても器用でどんなものでも、



本物と見間違うぐらいに精巧に作り出してしまう



そんな華蓮の技が、


今回莉子ちゃんを助けます!





莉子の店にやってきた笹倉沙季。


まだ十代の少女沙季は、


母親が経営する保育園が存続の危機になり、


曽祖父の大事にしていた古銭を売ることに。



その鑑定を莉子に依頼する。




その値段、


350万と沙季に告げる。



そこに登場した雨森華蓮もそれに同意した。



沙季は300万あれば保育園が助かると喜ぶ。






しかし・・



悪徳な古銭商に、


別物と入れ替えられてしまう。。






たった5万で売ってしまった沙季。






それを知った莉子は、



悪徳古銭商から取り戻そうとするが上手くいかなかった。





そんな莉子を助けよと華蓮が奮起する。





自分を信じ助けてくれた莉子。



その思いが華蓮を突き動かす!






気持ちいいぐらいの事件解決☆




そして、



ホッと心があったまる









第3話 見えない人間



牛込署で葉山警部の依頼に応えていた莉子。


そこで、


「父を探してください」という芳野里佳に会う。



葉山は飲んだくれていつも行方をくらましていた里佳の父を知っていて、


それを相手にしなかった。


里佳は「いつもとは違うんです。」と訴えるが聞き入れてもらえない。




莉子は里佳のことが気になり、


父の消息探しを、


週刊角川の編集者「小笠原」に頼むことに。





しかし、


里佳の父の消息は意外なところからわかる。



莉子は幼馴染みの琴帆の付き合いで、


エキストラのオーディションに参加する事に。



そこで行なわれていたオーディションの建物から、



莉子は事件解決の糸口を見つける☆





いつもながら莉子の鑑定眼には圧倒される!!









第4話 賢者の贈り物




坂城紫苑は、


兄達の犯罪に頭を悩ませていた。



いつも家の中で繰り広げられる犯罪計画。



そして、


その盗品の数々を前に喜ぶ兄達。



父親もそれをとがめる事もせず、


むしろ加担していた。



そんな家族達に嫌気がさしていた紫苑。




とうとう、


牛込署に駆け込み、


葉山警部に自分の兄達の犯罪を告白する。



それに応じて調べるといった葉山。



しかし、


葉山が調べると・・


紫苑の兄達は、


犯罪を犯していないという。




兄達が盗みを実行した日、


そして、


その家からは被害は出ていない。



紫苑が持ち込んだ盗品も被害届が出ていなかった。





「何かの間違いでは?」と紫苑は自分が嘘をいっているかの葉山の言葉に愕然とする。





牛込署で過呼吸で倒れた紫苑。



病院で臨床心理士の嵯峨敏也との出会いで紫苑は莉子を紹介される。



莉子と嵯峨は紫苑の言葉を信じて真実を追究する。




そこには意外な真実が!





家族に笑いが戻る事になったそのわけとは?




莉子の真贋が、


紫苑家族を救う☆







第5話 チェリー・ブロッサムの憂鬱




新種の桜を研究している、


准教授 久富の依頼で莉子は桜を鑑定する。



しかし、


莉子の鑑定は久富の意に叶わなかった。




莉子には「ソメイヨシノ」にしか見えないその桜は、



実は久富が品種改良した「ショクショクザクラ」だった。



品評会に出品したその桜、



「ソメイヨシノに似すぎている」という理由で評価されなかった。





そんな久富の思いが、


今回の事件へと発展する?




急に枯れたソメイヨシノ。



燃えるソメイヨシノ。





一方、


週刊角川の小笠原周りでもの不可解な事が!



モデルがなぜか続けて何人も、


急にショートカットにしてしまい撮影ができなくなるアクシデントが!




ソメイヨシノ、



ショートカット、



美容室・・




桜の不可解な事件に、



テロでは?



のウワサも流れ・・



編集者の小笠原もパニックに。




そして・・



莉子との約束のディナーのことも忘れてしまう。




当日、


事件解決の糸口をつかんだ莉子が小笠原の職場へ。




そこで、


仕事に追われる小笠原は、


莉子にひどい言葉を!!




飛び出す莉子。。



そんな自分を後悔する小笠原。。





莉子と小笠原の・・


初めてともいえる・・


こんなシーン。。




ドキドキものです





2人は仲直りできるのか?




そして事件の真相は?








今回も楽しませてもらいました♪



知恵はつくし☆



莉子の鑑定眼は回を追うごとにどんどん進化して、



スゴイ成長だなって思います




そして、


今回、


莉子と小笠原が険悪な感じになります!



けど・・


その先に進展が!





それは読んでのお楽しみってことで♪



次回もますます期待しちゃいます☆



待ち遠しいなぁ














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