読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

小川糸「さようなら、私」~心に巣くっていたわだかまりが、ちょっとしたきっかけで無くなっていくってことあるんだなぁ~

2016-09-03 03:56:02 | 



小川糸「さようなら、私」読み終わりました☆




美咲







美子




3人が抱えていた



心に大きく巣くっていた



「負」の感情。。





それが



ちょっとしたきっかけで




スッキリとして






新しい自分になっていく






美咲は



中学時代付き合っていたナルヤに再会し



ナルヤが生まれたというモンゴルへ行くことになる。





ナルヤの草原のような大地のやさしさ



中学時代とは違うナルヤにどんどん惹かれていく



モンゴルのおいしくないと感じる料理も




「生きる」ということに貪欲な・・



そして構えない



モンゴル人たちに触れて



職を失ったこと



不倫をしていたこと



笑わないと決めたこと



そんなことがどうでもよくなっていく







楓は



ホームレスになった自分の扶養を放棄した母が死んだこと



それに胸をなでおろしていた。



はずだった!



しかし・・



叔母から母の遺品である宝物を受け取り



それを開いたとき・・




そして


楓が生まれたカナダの自然が



楓の心のカギを開けていく・・









美子は



最愛の生まれたばかりの息子を亡くし



生きる気力を失っていた。




その時出会ったダリアに救われる。



「おっぱいの森」で出会った



おかまの店長



心に傷を抱えたそこで働く人たち




息子を亡くしたことで



夫との距離が遠くなってしまった美子に




「おっぱいの森」は




道しるべをくれる☆






その人にしかわからない「気持ち」




だけど




なにかしら傷を負った者は




その「傷」を治す力があるのかもしれない。




そして


人は


いつからでも



新しくやり直せる☆




新しい自分になれる





そういう勇気をくれる1冊です




短編で読みやすいですよ~。














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