読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

桜木紫乃「ブルース」~6本指で生まれ背負った過酷な人生の最期は最高のブルース~

2017-01-27 05:21:14 | 
桜木紫乃「ブルース」読み終わりました☆



父親は元々いなかった・・


母親は男を変え


男に狂い


化粧水を飲んで自殺未遂


果ては精神病院へ入り


一生を終える。





トイレに生まれたばかりの赤ん坊が捨てられるのが



日常茶飯事というすさんだ長屋の暮らし




手足に1本ずつ余計に生まれ持った指があった「影山博人」




そして


中学生ですでに女を虜にするテクニックを身につけていた!!




女を虜にし



のし上がっていく博人




手荒な方法も使う



だけど


見捨てられた女には


手を差し伸べる優しさがある



見た目が不細工な女「まち子」を自分の妻にし



自分と血のつながらない「莉菜」を本当の娘のようにかわいがる




そして・・



莉菜が撮った




博人の後ろ姿




これが賞を取る




月と博人・・




背中が語る



博人の人生が月と融合した




そして


莉菜を守るため・・



博人は!!





最期もやっぱりブルース






莉菜が博人に見たもの・・



「余計な」指を切り落としたという博人



しかし


莉菜は思う


無駄なものをみにつけて生まれてくる人間なんているのだろうか?




そんな莉菜へ



父からブルースのプレゼントだったのかもしれない。





博人の中には最期



きっと素敵なブルースが流れていたのでは?




そんなことを思った。





泣いてる君はぶるーす



原田真二の「てぃーんずぶるーす」のフレーズが出てきて


思わずYouTubeで聴いてしまった私




本当の「ブルース」の意味が


これを読んではじめてわかった気がします。




それにしても



博人のテクニックってどんななんだろ?




想像もつきません。



当たり前か^^>












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