読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「雪煙チェイス」~証人の「女神」を探すため繰り広げられる雪煙チェイス☆脇坂は無実証明できる?

2016-12-04 03:32:00 | 
東野圭吾「雪煙チェイス」読み終わりました☆



前作「恋のゴンドラ」を読み終わってから



今作「雪煙チェイス」を読むのを楽しみにしていました♪



今の季節にピッタリ




「恋のゴンドラ」はスキー場を舞台にした「恋」



そして



今回の「雪煙チェイス」はスキー場で繰り広げられる



「鬼ごっこ」が読みどころ



・・って言っちゃっていいのか?笑





殺人犯の容疑をかけられた大学生の「脇坂」



そして



脇坂を助けるために一緒に逃げる?「波川」




脇坂が犬の散歩係を務めていた家の主人福丸老人が殺された



そして



その容疑がかかったのが脇坂だった。




既に犬の散歩係を辞めていた脇坂



しかし



福丸老人が殺された前日に



「福丸家」を訪れていた。



そして


そこで犬がすでに死んでいたことを悟る。



そして


懐かしさや後悔から犬小屋に置いてあった散歩用の


形見として持ち帰ってしまう。




そして裏口のカギの在処を確かめるため



鍵を触ってしまった。。



そして近所の人に遭遇。



そんな何気ない一連の行動が


脇坂を窮地に立たせることに




福丸老人が殺された日



脇坂にはアリバイがあった。




新潟にひとりスノボーをやりに行っていたのだ。




しかし!



それを証明するのが難しい。。




スキー場でたったひとりかかわった人☆




それは



ひとりで来ていた



女性だった。




つり気味の大きな目の美人



脇坂の好みの女性だった



その女性の写真を撮ってあげたのだ。




名前も聞かずその場で別れてしまった。




その時は


自分がそんなことに巻き込まれるとは思ってもいなかった脇坂。




容疑がかけられていることを



アパートの隣の住人で友達の「松下」が脇坂に知らせてくる。



アパートに刑事がきて


脇坂の部屋の家宅捜索により


凶器の紐が発見されたと



そして


波川と一緒にいた脇坂は


法学部の波川のアドバイスによって


「今は出ていかないほうがいい」



証人の「女神」を見つけに行こう




そういうことになり



脇坂と波川は



女神から聞いた



「ホームグラウンドは里山温泉スキー場」



・・を頼りに



里山温泉スキー場へ向かうのだった。





一方



聞き込みをしていた小杉は



脇坂と波川の2人が「里沢温泉スキー場」に向かっているという


有力な情報を得る。



そして係長の「南原」に報告したっところ


課長の大和田と相談し


警視庁一課の課長の「花菱」には内緒で


小杉と白川を現地に向かわせる。



一課にに手柄を奪われないため


こちらが先に容疑者を確保しろと。



花菱と大和田は同期で


大和田は出世した花菱を快く思っていなかった。



そんな個人的な理由で



一課を差し置いての捜査がばれるとまずいので


小杉たちは刑事ということを隠し脇坂たちを探すことに。






脇坂たちは女神を探そうとするも


分かっているのは顔とウエアだけという・・


なんとも心もとないもの。




それでも無実を証明するためには探すしかない。




スキー場で出会う




パトロール隊の「根津」



そして高野や千晶




スキー場を大切に思い



お客さんに楽しんでもらおうと



身を粉にして働いている人たち




そんな人たちの思いを知る。




そして


小杉刑事もまた



脇坂たちを探しながら




スキー場で夫をなくし女手一つで



旅館と食堂を経営する女将の話を聞き



スキー場の実態を知る。



そして


自分が刑事であり


上司の都合で働かされている


そんな自分を「盤上の駒でしかない」という小杉



その小杉に対し



女将の言った言葉




「一寸の虫にも五分の魂」




小杉にもやれることがある




そう気づかされる。




証人さえ見つかれば無実を証明できると小杉に訴える脇坂






そして




それを信じる小杉




しかし・・



一課の手は



容赦なく伸びてくる





女神は見つかるのか?!





脇坂と波川は




捕まってしまうのか?!




そして



真犯人を追う



小杉は






ドキドキハラハラが最後までとまらない




緊迫した中で



波川が脇坂に



無実が証明された暁におごってくれと要求する



「スペシャルキムチもんじゃ」



そこに



「ベビースターのトッピング」


を約束する脇坂




その2人の会話が笑えた




真面目に考え合させられることあり☆



面白さあり☆



そして


なんといっても


スキー場の様子が


ぱぁ~っと目の前に広がる



圭吾さんの文章力ににいまさらながら感動でした



私はスキーもスノボーもできないけど



やってる気分にさせてくれます




スキー場での



ゲレンデウエディングも



小説中の読みどころ☆




花嫁と花婿がスキーで滑ってくるって



想像しただけでワクワク




いろんなものがいっぱい詰まったこんな小説が



文庫で読めることにも感動




圭吾さんありがとうございます



そして



スキー場に込められた



圭吾さんの熱い思いもしっかり受け止めました☆




ぜひあなたもこの感動を体験してみてください



















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