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松岡圭祐「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅹ 怪談一夜草紙の謎」~豊富な知識と人を思いやる気持ちが李奈を動かす!そして、、事件解決へ☆

2023-11-06 03:20:22 | 


松岡圭祐「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅹ 怪談一夜草紙の謎」読み終わりました。


もはや!

新人作家とは言い難い存在になった李奈

このシリーズも10巻になったのか~!

そう思うとなんだかうれしい

李奈の成長をずっと見守り続けている読者には

本当に存在してる「杉浦李奈」に思えてしまう

いや、

存在してる!

この心の中では


ラノベZ作家だった李奈が

事件に巻き込まれるごとに

人としても

作家としても

どんどん成長していく


もう

「売れない作家」

なんかじゃない!


李奈の「十六夜月」は

映画化も噂されるほどに


そんな李奈に

ベテラン作家の丹賀源太郎から

源太郎が主宰する「文芸塾」の閉塾の宴に

李奈を招待したいと

講談社の編集者「登紀子」を通じて依頼される。


なぜ面識のない源太郎から

そのような依頼を受けるのか?

疑問に思いながらも

登紀子の勢いに押され出席することになる。


広い境内を有する古い寺

その中にある武家屋敷が

源太郎が借りている家だった。

そこに集まる作家たち

そして

源太郎の息子で作家の「笠都」

笠都を通じて給仕役として来た

売れっ子女優の「美玲」

そして

売れていない「帆夏」

そして

そのマネージャー


武家屋敷に集まった9人


そして、、

事件は起こる


消えた2人


まるで神隠しにあったようにいなくなる。。


李奈は


この出来事が


「怪談一夜草紙」


と同じだと気付く


その事件の裏には・・


源太郎と笠都の親子関係のゆがみが関係


本にタブーとされる差別用語を使い

ある意味話題性のある作品を生み出す笠都


父の源太郎とは相反するその書き方を

源太郎は許さなかった。


しかし

その宴では

仲の良い場面も?


親子の関係をそう悪くないものと見なした李奈


しかし、、


悲しい結末を


李奈は導き出してしまう


そして

自分と両親の関係を考える。


両親と李奈との距離


今までそれを放置していたけれど・・


それでいいのか


と。


刑事にも頼りにされてしまう李奈


そして

誰よりも

人の気持ちを思いやる李奈


最後は犯人に制裁も



松岡さんのご自身の作品も


たくさん文中に飛び出して


最後の方の

白濱瑠璃と李奈の会話には

ちょっと笑っちゃいました


李奈の豊富な知識


そして


人の気持ちを思いやる心


今回も事件解決につながります


読者も勉強になります


次回作も楽しみ










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