読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

朝井リョウ「何様」~自分にハマる主人公が見つかるかも?!二人組を作れなかった私とか^^~

2017-10-26 03:13:18 | 
朝井リョウ「何様」読み終わりました。



水曜日の階段はきれい


それでは二人組をつくってください


逆算


きみだけの絶対



むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった



何様




の短編6編☆




その中の主人公に



「あ~それってある~」



・・・と思うあなたがいるかも




私にピタリとハマったのは


「それでは二人組を作ってください」


の主人公「理香」



名前も似てたりして



理香は


昔から


「二人組」を作れなかった。



学生の時って


よく体育とかでもあるよね?


「二人組を作ってください」


・・っていうの。



そういうとき・・


必ず作れなくて


余ってしまう。



私そうだったんだよね~。



べつに


ハブられてるとか


そう言うのじゃなくて・・



積極的になれないというか・・




きっと


「誰かの一番」ではなかった。




どこかのグループに


「入れて」と言えば入れてもらえる。



だけど


自分でも好んでその中に入ろうとはしなかった。



ちょっと


輪からはみ出て眺めていた


そんな存在。




姉と部屋をシェアしていた理香



姉が結婚することになり


その部屋をシェアしてくれる人を探していた。



やっと


シェアしてくれそうな友人を見つける。



しかし!



友人「朋美」は



他の友達と部屋をシェアすることになってしまう。



朋美が好きだと言っていたドラマの



部屋に似せた小物や家具をそろえた理香



そんなもので


朋美をかんたんに自分の方に引き込めると思っていた。




本当の友達って何だろう?





私は親友を失くした。。




…と思っていた。



だけど


相手は


私のことを


「親友」とは思っていなかった。



私はずいぶんその人の事を


「ひどい」と思ったけど・・



冷静になれば・・


それは私の一人芝居みたいなものだったのかもしれない。



理香を見ていて


そんな風に思った。



本物の



「二人組」を作るのは難しい。。






まっすぐに夢をかなえようとする「夕子」




間違った逆算から真実を見つける「有季」




花菜と亮博の「絶対」の違い




まじめにレールの上を歩いてきた「正美」




自分の不誠実さを「誠実」に変える一秒に気づく「克弘」






その中に



チラリ☆



・・とあなたが見えるかもしれない










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