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今日の草履は、岩手県一戸町の女性のオーダー草履です。一昨日の「今日の草履」と色違いのこちらは、お母さんのお姉さん、つまり叔母さまへ贈られました。叔母さまの娘さんである従妹さんもご一緒にお訪ねになり、二組の母娘さんが揃って母の日草履を贈ったわけですね。最初は事情が呑み込めず固まった二人のお母さんでした。
4月9日からのノンストップ草履実演は、ちょうど一ヶ月で大型連休終了と同時に一休みです。お伝えの通り今年は桜の開花が一週間程度早く、GW突入時にはほぼ散っておりました。そのため角館の桜まつり特有の爆発的人出がほとんどなかったうえ、ツアーそのものの数も若干少なく感じています。このあと正式な人出が当局から発表されるでしょう。
おかげさまで角館草履の商いは平年通りに終えられました。やはりリピーターさんのお買い換え需要はとても大きいです。「桜を観に行きたいんだけど、どうしても出られないから草履だけ送って!」というご注文も複数でした。桜と武家屋敷が角館の観光二大看板は疑うべくもありませんが、「味」「技」「人」の三つが決して低い位置ではないと確信しています。
身近な人であればあるほど、私と知り合ってよかったなと幸せに感じていただきたい。
そういう生き方をしていると、自分が辛い時、苦しい時に、それを乗り越えていく力を周りから与えていただける。
舩津知穂(大同生命保険セールスレディ/MDRT成績資格終身会員)
私にとって「身近な人」とは日常の友人知人ばかりでなく、角館草履のご愛用者であり、新たにお買い上げくださった方であり、実演をご覧くださった方であると思っています。大それたことは言えませんが、「あなたに会えて良かった」の言葉をお一人でも多く言っていただけるよう、これからも精進を重ねて参ります。
2016年の桜まつり、および大型連休に角館を訪ねてくださったみなさま、そして草履実演席で出会った方々に厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございましたm(__)m
角館は長い冬が終わって桜が咲きだすと、一気に観光ピークを
迎えます。一年で最も閑散としている冬が、いきなり超繁忙期へ
変貌するのですからたいへんです(笑)
そしてこれが過ぎるとまた静かな角館へ戻ります。その象徴が
「新緑」ですね。
静かと云えど、人っ子一人歩かないわけではありません。
むしろこれからお訪ねくださるお客様は、実演席の滞在時間が
長くなります。むしろドラマはこうした空気から生まれますよ。
人生80年か90年か分かりませんが、そのいっときを
草履職人と共に過ごす。なにかひとつ想い出を創れなければ、
私の存在価値がなくなりますよ(笑)