角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

職人は几帳面!?

2012年08月27日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き〔五阡二百円〕
男性用に人気ナンバーワンは、どうしても紺系の配色です。草履のように「和」を代表するものには、紺がよく合うのでしょう。「今日の草履」も老若無関係にお勧めできますね。

しかし暑いです。ここが東海や関西ならいざ知らず、お盆が過ぎた秋田県で34℃ってなんですかね。明日は35℃といいますから、一ヶ月前の梅雨明け当時に戻った感じですよ。
地元民が合言葉のように言うのは、『お祭りまでなら落ち着くべ』。

滋賀県からお越しのご夫婦旅。奥様が布草履の経験者で、まだこれからも編み続ける気持ちでいるそうです。さすがにそういう人は見学の気合いが違いますよ。30分以上をじっくりご覧です。

ふと奥様がおっしゃるのは、草履を編むために使う小道具類。はさみ、ラジオペンチ、ニッパーなどの小道具が、いつも同じ位置に置かれているのを感心していました。『手を伸ばせば必ずそのものがありますよね。職人さんの仕事ってそういう気がします』。

そういう観点で評価されたのは、おそらく初めてと思います。言われてみると確かにそうですね。小道具の置き位置がたびたび変わることはありません。ですから見えなくして探すなんてこともないですよ。
職人気質=几帳面のように思われるのも、そういう様子からなのかもしれません。

しかししかし、今こうしてパソコンの前にいて、なんでしょうこの紙の山は。しばらく前に終わった、絵燈籠夏まつりや50歳同期会の資料まで放置されたままです。事務作業用のテーブルの上も同じありさま。
職人だからといって、「片付け上手」かどうかは別問題じゃないですかね。
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