今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
グレー基調の鷹プリントをベースに、合わせは黒基調の矢羽根プリントです。
実にシブい色調になりました。ご年配の男性はもちろんですが、案外お若い男性にもいけるんじゃないでしょうか。近年はお若い男性でも、普段着に作務衣という格好が多いですしね。
勇猛な鷹プリントはこちらになります。
梅雨の合間でしょうか、ここ数日の角館は真夏を想わせる高気温になっています。
その反面、武家屋敷通りの人影は思ったよりさらに少ない気がします。「嵐の前の静けさ」であってくれればイイのですが、天気だけこれから土砂降り続きというのは困りますけどね。
叔母の一連の仏事でブログ更新が遅くなっていました。一昨日初七日の法要を営み、少しずつですが元の生活に戻りつつあります。叔母は自身の病気がわかった後、『あんたは息子みたいなものだから、あとのことは頼むよ』という言葉を何度も言ってました。できる限りのことはしてあげたいと思っているんです。
この一年半叔母の闘病生活に立ち会って一番思うのは、「人それぞれの生き方」ですね。以前のブログでも触れましたが、叔母夫婦はとにかく「夫婦」というものに一途な生き方をしたと思うんです。生涯子宝に恵まれなかったことや、若い頃から病気がちだった叔父を想えば、自然とそういう生き方になったのは想像に難くありません。
考えてみると、誰にでも「一途」に向かえる何かがあるように思います。場合によってはこれから見つかる人もいるでしょう。まずフツーに考えて家族は大切です。連れ合いやわが子に対して、一途に思いやるのが一般的と思います。
でも世の中には、自身の家族よりも一途に向かう何かを持った人がいます。
東国原宮崎県知事、この人は完全に家族より「政治」に一途ですね。衆院選の出馬要請に対し提示した条件、並みの人間じゃないでしょ。
この条件を聞いた大物政治家のみなさんが、たいそうおかんむりのようです。そりゃあそうでしょ、何十年も国会議員を勤めた方々が、県知事三年生の下になるんですから。
まぁこの先どうなるのか、田舎で草履を編んでいる私なんぞには分かりません。それこそ草履作りに一途となって、終生この町に暮らすのが本分でしょう。
ただ想うのは、大きいことを言ってのけた東国原知事のほうに、そのまんまおかんむりを表して見せた国会議員よりは「一途」を感じましたね。