角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ひとまず終了です。

2008年06月02日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ23cm土踏まず付き〔4000円〕
実に21種類の布地を合わせてみました。こうした配色はさすがに初めてです。タイトルはキャッチコピーになぞらえて、「じんせいいろいろ草履」でいかがでしょう。
使用したすべての布地が、これまで上半期の「今日の草履」にベース生地として登場しています。少しずつ残った生地を合わせた「今日の草履」は、上半期の実演をご覧くださったみなさま、そして実演席を彩った草履たちへの感謝の意味もあります。

「今日の草履」は、東京からお越しくださった母娘ペアさんのお母さんのほうがお持ち帰りです。こちらの草履と出逢ってくださった縁、そして上半期最終日に実演と出逢ってくださった縁をお話しすると、おふたりとも笑顔が明らかに増しましたね。

神奈川県厚木市からお越しの女性ふたり旅。うちのおひとりが草履をとても気に入ってくださいました。好きな配色にサイズがなかったため、二足のオーダーです。
草履と出逢えたことで、『ここに入って来て良かったですぅ』。この二ヵ月半こうしたお言葉を何人もから聞かされ、縁の「楽しさ」と「ありがたさ」を毎日感じることができました。

昨日をもちまして、西宮家公開実演はひとまず終了です。この二ヵ月半ほとんどノンストップで務めてきましたから、オーダー草履を除いて数日は手を休めたいと思います。もっとも実演のお休みは在庫拡充の意味が大きいですから、決してダラダラしているものではありません。
一昨日東京の仕入部長から、間もなく日暮里仕入れとの連絡をいただきました。また新たな生地が入荷することを思えば、腕がなるのも事実です。

後半戦が始まりますと、あとは観光シーズン閉幕の十二月まで長丁場です。後半戦には、お盆、大曲の花火、角館のお祭り、そして紅葉があります。春の桜まつりが一年のピークなんですが、桜まつりは冬場の在庫で対応ができます。これからの長丁場は頼れる在庫がない分、日々の積み重ねが重要ですね。

後半戦も、どうぞよろしくですっ!

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