角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

夏の最後。

2011年08月05日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
青銅色の唐草は暫時仕入れた今夏限定でしたが、10足ほどを売り上げてほぼ終わりに近づいています。老若になかなかの人気で、今日の草履も黄色を組み合わせた若者向けにしたのですが、早速お選びくださったのは名古屋のおじさまでした。もちろんお似合いでしたよ。

暑さがとまりません。今日の午後、実演席での今夏最高33.5℃を記録しました。蔵の中と外気で2℃~3℃違うでしょうから、外から入ってすぐは『さすがに蔵の中は涼しいですね』と言われます。すかさず私が室温をお教えすると、『えっ、そんなにあるんですかっ!?』。
エアコンの設定温度が同じでも昼と夜で体感が異なるのは、こうした錯覚なんでしょうね。

どちらからお越しかでも体感は異なるようです。いつものように『暑いですねぇ』とお声を掛けると、『・・・それほどでもぉ』。訊いてみると大阪市からお越しでした。お言葉を借りると、当地は湿度が低い上に木陰が多く、街の景色にも隙間が多いと言います。それだけ風の通りが良く感じられて、大阪の暑さとは質が違うようですね。

閉店間際に入って見えたのは、釧路市からお越しのおじいちゃんと孫娘さんの二人旅。女の子は小学校3、4年生でしょうか。おふたりとも立派なカメラを首から提げて、ちょっとしたカメラマンといった印象でした。女の子はこの旅で、もう1000枚以上撮影しているそうですよ。

おじいちゃんに、『釧路と比べたらかなり暑いでしょ?』と訊いてみると、『今さっき女房へ電話したんですよ。そしたら釧路は20℃ですって。そっちは何℃くらいあるのって訊かれたから30℃は超えてるって言ったら、いや~、死んじゃうんじゃないの!? って言われましたよ』。

この暑さもあと僅か、お盆に近くなると最高気温が30℃以下になる予報でした。明日は私たち角館あきんど塾が主催する「夏まつり」です。夏の最後、暑さの最後を愉しく見送りたいものです。
お近くの方、ご都合の許せる方は、ぜひ遊びにいらしてくださいませ。午後6時~9時、立町ポケットパークが会場です。
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