角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

滞在型旅行。

2010年11月13日 | 地域の話


今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡円〕
赤茶基調の和柄プリントをベースに、合わせは金です。
やはり金を使うとゴージャスですね。サイズが24cmなので、お選びになるのは男性か女性か私も楽しみです。

二年越しの夢が、まもなく開花しようとしている男性がいます。私がこちらの男性と知り合ったのは今から三年と少し前、角館のお祭り直前の西宮家でした。男性はその後角館の住民となり、奥様共々お暮らしです。こちらのご夫婦は当ブログにたびたびご登場の、今では角館人より角館人のおふたりなんですね。(2007年9月23日のブログ2008年8月21日のブログ2009年12月24日のブログご参照)

角館生活にも慣れたであろう二年近く前のこと、男性が西宮家に私を訪ねて見えました。そこで熱く語るのは、「角館滞在型旅行」の提案だったんです。そこには、身寄りのない角館に暮らすことを決断した人だからこその視点があり、また角館観光業界が願う「滞在型」に魅力がありました。

男性はこのプランの説明を、多くの角館人にして回りました。賛同者をひとりでも多く募るための活動が、その後も延々と続くことになります。そしてこの想いが実を結び、NPO法人として間もなく第一歩を踏み出すところまで来ました。
男性が今日私を訪ねて見え、『なんとか動き出すことになりましたよっ』。そのお顔は安堵の表情ではなく、引き締まった「闘う男」の顔に見えましたね。

具体的なプラン内容は、またあらためてお知らせしたいと思いますが、私が関わるのは「草履教室」です。面白い展開になるかも知れませんよっ。
コメント
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