角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

新たな「章」へ。

2010年07月20日 | 家族の話


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
淡いブルー基調の花柄プリントをベースに、合わせは紫です。
目立つことなく静かなお洒落感とでも言いますか、ややおとなしめの女性にお勧めしたくなる配色ですね。今の梅雨時によく合っている気がします。平生地はこちらです。




当地も梅雨明けが宣言されました。その割にはジメジメ天気が続いているのですが、しばらくのうちに盛夏らしい暑さがやって来るでしょう。北東北の夏は短いといえ、それでも風物詩はたくさんあります。全国に名高い「大曲花火競技大会」は、今年100年を迎えるそうです。涙を流す人さえいる「大会提供花火」は、この100周年に相応しい醍醐味と聞きました。
いよいよ秋田も夏を迎え、新たな「章」に入った感じですね。

ずいぶんしばらくぶりの更新になってしまいました。7月は仕事以外でも多忙を極める予測があったのですが、叔父の入院も重なって予測を超えた感があります。
ひとつに、第二回「かくのだて絵燈籠夏祭り」の企画会議が大詰めを迎えています。今年のメインゲストは「よさこい」、3チームが角館で初披露をいたします。さらに詳細を詰めてからお知らせしますが、開催日は8月7日(土)に決まりました。お近くの方はぜひ遊びにお越しください。

そしてこの7月に、ふたつが新たな「章」に入りました。まず長女と次女が所属する角館高校飾山囃子同好会。3年生の活動が、6月最終週末の学校祭を最後に終わりました。先日総会と慰労会を開き、娘たちの最後の演奏と踊りを観ながらの粗宴です。確立された部活とは異なる同好会は、いくつかの面で難しさがありました。でも活動している生徒自身は、そんなことを気にも留めません。やるだけのことはやった三年間だったでしょう。

そして三女が所属する角館中学校女子卓球部。こちらは昨日で3年生の活動が終わりました。
6月の郡市総体を全勝優勝で飾った団体戦、そしてわが家の三女も進出した個人戦。この全県総体が17日~19日に行われました。団体戦は作戦が裏目に出たのか、予選リーグで敗退してしまいました。残るは三女の個人戦。1回戦、2回戦と勝ち抜け、いよいよ最終日の昨日。やはり上に行けば行くほど壁は厚いです。3回戦で負け、東北大会進出の夢は消えてなくなりました。

わが家の三人娘は、高校と中学でそれぞれ「章」が変わります。新たな章はもちろん“受験生”。気持ちを切り替えて臨んで欲しいものです。
それぞれの親の会を卒業する私とカミさんにとっても、それはきっと新たな「章」とは思うんです。よく聞くのが、『寂しくなるねぇ』の親の声。もちろん分からなくはないのですが、角館の草履職人には感慨にふける余裕はありません。夏の観光シーズンはもう目前、また明日から頑張りますっ。

コメント (2)
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