トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

生産向上のための農業支援計画が始まった

2024年08月31日 | 国内
9月1日 政府は生産を向上させ、食糧供給の安定を確保するために、2025~2027年、トルコの何百万人の農業者たちを支援する計画が用意されました。

 Hurriyet

農作物に関する大統領府令が官報に掲載されました。この新計画は、農業生産の持続性と食物供給の安定を確保し、生産と品質の向上を目的としていると、イブラヒム・ユマクル農林相は言いました。

この新計画は、トルコの農業の「新時代の始まり」になると、ユルマズ農林相は言い、これは計画生産制度の最も重要な柱だと付言しました。

「農作物生産のために、3年間、支援が提供されることになったのは初めてです」とユマクル農林相は言いました。農林相によると、この新しい支援計画はシステムも簡略で、登録されている農業者はすべて、政府が提供する支援を受けられます。

また、この新システムでは、計画生産内の戦略的産物を生産する場合と、水不足の盆地での生産の場合には、付加支援が提供されると、農林相は言っています。

農林相によると、新しい支援計画は、トルコの必要に応じられるだけ国内の収穫を増やし、産物の品質を高め、また経費の増加や不安定な価格のような悪条件から生産者を守ることを目的としています。

計画生産内の産物としては、大麦、紅花、ヒマワリの種、小麦、キャノラ(ナタネの改良種)、インゲン豆、レンズ豆、コーン、ヒヨコ豆、綿、ジャガイモ、玉ネギ、大豆、マグサなどがリストされています。


トルコ全土で勝利の日の祝祭が行われた

8月30日、トルコは全国81県で、さまざまな展示や式典が催され、勝利の日の102周年が祝われました。

 Hurriyet

近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟アヌトゥカビルには、早朝から何千人もの人々が集まり、カーネーションを捧げました。

「今日、私たち家族は式典に出席するつもりです。まず、アタテュルクに敬意を捧げたいと思います。その後、広場のイベントに娘を連れてゆきます」と、アヌトゥカビルを訪れた1人の市民がメディアに語りました。

5月19日には220,000人が訪れたアヌトゥカビルには、「勝利の日」にも多くの人々が訪れるでしょう。勝利の日は、1922年、ドゥムルプナルの戦いで、トルコ人がギリシア占領軍に勝利した記念日です。

トルコ空軍のアクロバット・チーム「トルコの星」が、アヌトゥカビルの上空で息をのむような演技を披露しました。また、国防省は、全国のいくつかの港で、20隻の軍艦を公開しました。ドルマバフチェとチャナッカレの軍艦が多くの人々に注目されていました。

イスタンブルではべつの航空チーム「ソロテュルク」が、F-16戦闘機による航空ショウで市民らを魅了しました。チームはイエニカプ地区の上空で27分間の演技を行い、記録を破りました。

市内のヴァタン通りでは,大パレードと学生たちのパフォーマンスが行われました。地元メディアは、住居やオフィスに国旗を掲げる市民や、父親に肩車されて国旗を振る幼児の映像を放映しました。

タクシム広場で行われた式典には、ダウト・ギュル・イスタンブル知事とイクレム・イマムオール市長も出席し、共和国記念碑に花輪を捧げました。


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ISIL容疑者100人余がトルコで逮捕された

2024年08月31日 | 国内
8月31日 トルコは、今週、テロ組織をターゲットにした手入れで、100人余のISILのメンバー容疑者を逮捕したと、金曜、当局が発表しました。

 Hurriyet

何十人もが殺害された2017年のナイトクラブ攻撃を含め、トルコは、ISILによる数回の大きな攻撃を受けています。トルコは最近、首都アンカラや最大都市イスタンブルを含む各地で、手入れを行ったと、アリ・イエルリカヤ内相がXに投稿しました。8月初旬には99人が逮捕され、今週の手入れでは119人が逮捕されました。

2019年に「カリフ制」が崩壊して以来、ISILのメンバーの一部はトルコに帰国して定住しています。2023年6月以来、テロリスト・グループISILとの関係が疑われる3600人以上が逮捕されたと、当局は言っています。

国内当局によると、3月、モスクワのクロッカス・シティ・ホールで145人を虐殺した暗殺者2人は、ロシアに向かう前に、トルコで数週間過ごしています。


「イスラエルのガザでの残虐性が西岸にも」フィダン外相

「西岸でイスラエルがやっていることは、ガザで彼らがやっている残虐な行為と同じだ」と、金曜、ハカン・フィダン外相が言いました。

 Hurriyet

リュブリャナでのスロベニア外相との共同記者会見で、フィダン外相は、イスラエルの長きに及ぶ占領、抑圧、残忍性、虐殺を非難し、パレスチナの領内での犯罪を止めさせるよう国際社会を促しました。

「ネタニヤフの政府は火遊びをしている。彼は自分の職を維持するためだけにパレスチナ人を危険に曝している」と外相は言いました。

イスラエルは、10月7日のハマスの攻撃以来、国連安保理の即時停戦の要請にもかかわらず、ガザへの攻撃をつづけてきました。地元保健当局によると、「攻撃によって、40,600人のパレスチナ人の命が奪われましたが、その多くは女性と子供です。負傷者は93,800人に達します」ということです。

ガザの封鎖は人間としての条件を悪化させ、食物、飲料水、薬品の不足を引き起こし、ガザの地域の多くを荒廃させました。イスラエルはまた、大量虐殺で国際裁判所から告発され、南部のラファ市の軍事作戦を止めるよう命令を受けています。ラファ市には5月6日の侵略の前、100万人余のパレスチナ人が避難していました。


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