トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イズミルがガザ戦争にかんがみ、テルアビブとの姉妹都市をキャンセルした

2024年08月13日 | 国際
8月14日 イズミルの市議会は、テルアビブとの姉妹都市協定のキャンセルに満場一致で賛成票を投じ、基本的理由として現行のガザの紛争を挙げました。

 Hurriyet

この決定には地元政治家たちも賛意を表明しました。現政権・公正発展党(AKP)のイズミル支部長ビラル・サイウル氏も、声明文で議会の決定を賞賛しました。

「われわれの自己認識はトルコであり、イズミルである。われわれの兄弟はパレスチナであり、ガザである」とサイウル氏は言い、イズミルのジェミル・トゥガイ市長と、キャンセルに投票した議員たちに謝意を表明しました。「テルアビブと姉妹都市というイズミルの恥辱は、いま終わりました」

「われわれはつねに、あらゆる分野での外交を重視してきましたが、大量虐殺犯と兄弟であることは拒否しました。殺人的シオニストも、それを支持する共犯者も、われわれの味方にはなり得ません」

この決定は、AKPのカズム・エルテン議員も「歴史的」と賞賛しました。エルテン氏はまた、信念、文化、民族性を尊重する都市のみが姉妹都市関係を持つべきだと主張しました。


「国会議員2人と市長15人がAKPに入党する」同党副議長

国会議員2人と市長15人が公正発展党(AKP)に入党すると、8月13日、同党のハムザ・ダー副議長が発表しました。

 Hurriyet

「わがAKPは、根幹から生まれる力によって、つねに強く、新しく、活気溢れる、若い党です」と、ダー氏は、記者会見で言い、党の23周年のプログラムについて語りました。

「AKPは850万の市民を包括することによって、AKPファミリーを成長させていきます」と彼は言い、15人の市長と、少なくとも2人の国会議員が入党すると明言しました。「AKPはつねに政治の中心にありました。今後もそうありつづけるでしょう」

「サービス・キャラバンを利用すれば、だれでもわれわれと対話できます。今後もさらに入党者が増えるでしょう」とダー氏は付言しました。

この発表は、8月14日のAKPの23周年記念会の前に行われました。記念会には党の建設に関わった高級官僚や閣僚、元閣僚らが集まるでしょう。AKPの議長エルドアン大統領も出席する予定です。

記念会のテーマは「AKP;希望と行動と未来」です。「誇示感」を避けるために、テーマはシンプルにしたそうです。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィダン外相がイスラエルに「挑発的な行動」を避けるよう要請

2024年08月13日 | 国際
8月13日 トルコのハカン・フィダン外相は、月曜、アメリカのブリンケン国務長官との電話会談で、紛争をエスカレートさせかねない「挑発的な行動」を避けるよう、イスラエルに勧告し、中東の緊張の高まりに対する懸念を表明しました。

 Hurriyet

フィダン外相はブリンケン国務長官との電話会談で、ガザの恒久停戦のために、イスラエルにプレッシャーをかける必要があると強調したと、トルコ外務省のオンジュ・ケチェリ報道官がX で言いました。

2人は電話会談で、イスラエルとハマス間の交渉プロセスと、中東の緊張の高まりについて話し合ったと、ケチェリ報道官は言いました。「ハマスの政治局長イスマイル・ハニヤ氏の暗殺と、現行のパレスチナ人の虐殺は、イスラエルに平和を樹立する意志のないことを示していると、フィダン外相は語った」と、ケチェリ報道官は付言しました。

フィダン外相はまた、ハマスは以前から停戦に積極的な姿勢を示してきたと言いました。


アテネに山火事が接近。トルコはギリシアに助力を申し出た

週末、山火事がアテネに近づいてきたため、トルコはギリシアに助力を申し出ました。

 Hurriyet

外交ソースによると、トルコは山火事鎮火に助力するため、消防隊と機器を送ることをギリシアに申し出ました。ギリ氏は山火事の状況を見て、トルコに応えるだろうと、ソースは言っています。

必死の努力にもかかわらず、月曜、大規模な山火事がアテネに近づいてきたため、歴史的なマラトンの町を初めアテネ周辺に住む人々は家から逃げ出したと、当局は言っています。

北東部アテネのハランドリの町長は、テレビで、炎が近づいてきたため、周辺の人々に避難を命じたと語りました。当局は、マラトンを含む8つの村につづいて、日曜、少なくともアテネの北の5つの自治体と2つの病院に避難命令を出しました。

マラトンのステルギオス・ツィルカス町長は、町は「聖書の惨事」に直面していると言いました。マラトンはオリンピックの中心的競技である長距離走の名になっています。

長さ30キロ、場所によって高さは25メートル余の炎の壁が、アテネに向かって移動していると、ERT公共放送が報じました。アテネの中心に噴煙の匂いが漂い、厚い灰色の雲が、ペンテリコン山として知られるペンテリクス山を蔽っています。ペンテリコン山は首都アテネの上方に聳え立ち、アクロポリスその他の古代建築に使われた大理石の産出場として知られています。

呼吸器に異常をきたした8人が入院しました。当局は避難場所として、北部アテネのオリンピック・スタジアムを公開しました。「民間防衛隊が夜を徹して懸命に炎と戦っていますが、努力にもかかわらず、火は急速にひろがっています」と消防隊の報道官ヴァトラコギアンニスさんは言いました。ペンテリの小児病院と軍の医療施設は夜明けに避難しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする