トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルのルメリ・ハンの地下の謎のトンネルが人々を魅了

2024年03月18日 | 文化
3月18日 イスタンブルの中心、イスティクラル通りにある歴史的な建物ルメリ・ハンの修復作業が終わり、人々が謎のトンネルを見ようと集まってきました。トンネルはネオクラシック様式のファサードの下から入れます。

 Hurriyet

ルメリ・ハンの修復を監督したバギ・ジョシュクン氏は、ベイオール地区の活気ある雰囲気にふさわしい文化的芸術的事業に、このトンネルを利用する計画が進行中で、トンネルはさらに魅力あるものになるだろうと語りました。

ルメリ・ハンは1874年に、スルタン・アブドゥルハミド2世の「バシュ・マベインジ」(報道官)だったサルジャザーデ・ラグプ・パシャによって建てられました。

ルメリ・ハンは、「アフリカ・ハン」と「アナドル・ハン」とともに、オスマン帝国が支配した大陸の名を冠した3つの館のひとつです。伝承によると、これらの建物は秘密のトンネルで連結され、身分ある人々は建物間を秘密裏に往来できたそうです。

ルメリ・ハンの広範な修復工事は2017年に始まりましたが、工事中、作業員らが、建物の基礎を確認するために掘削したところ、何十年も瓦礫とゴミに埋まっていた通路が見つかりました。

1400平米に及ぶトンネルには、多くの部屋があり、想像力をかきたてられます。ジョシュクンに氏によると、トンネルの起源は謎ですが、ルメリ・ハンが建てられる前は、ここは木材置き場に使われていたのではないかという記録があるそうです。

1990年代以後は、ルメリ・ハンに、劇場やコンサートホール、アーティストの作業場、カフェなどがオープンしました。ハンにはバロック様式とオスマン時代の装飾が施されています。


トルコはチャナッカレの勝利109周年を祝した

トルコは第一次世界大戦中のチャナッカレの勝利109周年を祝し、「チャナッカレの勝利と殉教者の日」を記念して、全国で多くの記念式典やイベントが行われました。

 Hurriyet

文化観光省は、2018年以来の習慣に従って、「栄光、名誉、われらの歴史、われらのチャナッカレ」という記念テーマで式典を行います。

第一次大戦中、オスマン軍は、侵略してきた連合軍からチャナッカレを死守し、大きな損失を出しながら、数か月に及ぶガリポリ作戦で、見事に勝利しました。この作戦は究極的に、オスマン帝国の大勝利として歴史に残り、近代トルコの創設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクは、この戦いで初めて歴史に登場しました。

今週の初めから、トルコ全国で多くの人々が記念行進に参加し、戦死者たちに敬意を表明します。ガリポリ半島には、今年も多くの人々が集まりました。歴史的戦場や、戦死者の記念碑、記念館は式典のための準備が整いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サフランボルが国際的ネット... | トップ | 「気候変動は世界の安全保障... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

文化」カテゴリの最新記事