トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「私が大統領選に出馬することはない」ギュル前大統領

2017年05月06日 | 国内
5月7日 ギュル前大統領が、エルドアン大統領に対抗して大統領選に立候補するのではないかという憶測を否定し、外国からの厳しい脅威に対して団結を促すメッセージを述べました。

 Hurriyet

「トルコはいま、対立と選挙に疲れている。トルコは前を見なければならない。トルコの利益を脅かす動きがある。多くの経済的要求と問題がある」と、前大統領は言いました。「みながこれに注目し、問題解決に努めなければならない」

最大野党・共和人民党のデニス・バイカル前党首が、最近決まった憲法改正に反対する人々の側の候補者の1人として、ギュル前大統領の名を挙げて以来、彼の名は政治談議の中心にありました。

ギュル前大統領は、バイカル氏のコメントには深い意味はないと言い、トルコはいま、非常に重要な問題を前にしていると言いました。「多くの問題を処理するために、政府もトルコも助力を必要としている。トルコは、歴史上初の、非常に深刻な、外国からの脅威にさらされている。この脅威を乗り越えるために、団結と冷静な行動が望まれる」

大統領の任期を終えた後、ギュル氏は政界からの引退を宣言しました。彼がAKPの会合に出席したがらないのは、政権与党との亀裂を示すものと考えられます。


トルコ航空が米国行きビジネスクラス乗客にラップトップを配布

最近、中東諸国とトルコからアメリカとイギリスに向かうフライトのキャビンに、大型電子機器を持ち込むことが禁じられましたが、トルコ航空は、5月6日、アメリカ行きフライトのビジネスクラスの乗客に、機内でラップトップを配るサービスを始めました。

 Hurriyet

イスタンブルのアタテュルク空港からアメリカへ飛ぶビジネスクラスの乗客は、携帯電話より大きい電子機器を航空会社の職員に預けた後、キャビンでラップトップを借用することができます。フライト中に借りられるラップトップはタッチ・スクリーン式で、使用者のプライヴァシー保護のために、ビルトイン・セキュリティ・システムです。

ラップトップのすべての操作は、シャットダウンすれば、自動的に消えます。トルコ航空は5月12日から、イギリスへ行く乗客にも、ラップトップの配布を始めます。アメリカとイギリスは、最近、イスタンブルを含む中東の空港から来るフライトに対して、携帯電話より大きい電子機器のキャビン内持ち込みを禁じました。トルコ航空はまた、3月から、アメリカ行きのフライトに、無料Wi-Fiのサービスを始めています。

・・・因みに、「ラップトップ」は膝に載る大きさのコンピュータで、「ノート・パソコン」は和製英語です。


「トルコの外交官や将校450人がドイツに亡命申請」ドイツ誌報道

ドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル」の報道によると、トルコの外交官、軍の将校、判事、その他の公務員約450人が、ドイツに亡命を申請しているということです。

 Hurriyet

同誌は、ドイツの「移民・難民連邦事務所」(Bamf)の情報として、ドイツに亡命を申請しているトルコの公務員の数は、その家族を含めて、約450人に達したと報じています。公務員たちは、在米のイスラム説教師フェトフラー・ギュレン運動に関係しているとして告発されています。ギュレンは2016年7月の未遂クーデターの首謀者として告発されています。

報道によると、亡命を求めている人々の中には、ベルギーに駐屯しているNATO軍の将校たちの他、あるアフリカの国のトルコ大使館の武官もいるそうです。総括すると、7700人以上のトルコ市民が、ドイツに亡命を申請していると、同誌は報じています。

昨年、承認されたのは、亡命申請者の8%に過ぎませんでしたが、2017年にはさらに増えるだろうと、Bamf当局は推測しています。トルコ公務員の申請受付手続きは何か月も放置されていましたが、Bamfは「ドイツ外事事務所」の査定報告に関して、申告のためのガイドラインを新しくしたと、同誌は言っています。

「ギュレン運動の支持者たちが組織的に告発されていることは明らかと見られる」とデア・シュピーゲル誌は報じています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする